サイキック族(遊戯王OCG)

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サイキック族(遊戯王OCG) - (2021/10/12 (火) 14:53:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/26(月) 12:06:15
更新日:2024/02/18 Sun 11:07:42
所要時間:約 6 分で読めます




サイキック族とはTHE DUELIST GENESISで登場した新種族である。

主にライフをコストに強力な効果を扱うモンスターが多いのが特徴で失ったライフはシンクロモンスターで回復するのが基本戦術。

サイキック族は下級モンスターに優秀な効果を持つモンスターが多く、サポートカードも優秀で既に一つのカテゴリーとして出来上がっている程である。

●目次

《比較的よく使われそうなモンスター紹介》

◆クレボンス
チューナーモンスター
800ライフをコストに相手の攻撃を無効にする効果を持つ。マシュマロンと違ってライフコストが必要だが貫通ダメージを無効にできるのが利点。
闇属性なのでサポートも豊富。
≧≦;

◆サイコ・コマンダー
チューナーモンスター
サイキック族が戦闘を行うとライフを最大500まで払い相手モンスターの攻守を払ったライフ分下げる効果を持つ。レベル3で実質攻撃力1900で運用できる素晴らしいカード。
地属性なのでナチュビや融合してガイアになれる。

◆メンタルマスター
チューナーモンスター

通称メンタマ(目ん玉)
またはメンマ

800ライフをコストに自分フィールド上のサイキック族モンスターをリリースしデッキからサイキック族モンスターを召喚することができる。
以前は自身をリリースできたが裁定変更により自身をリリースする事ができなくなった。
現在は1キルへの布石になるため禁止カード入りに。残念。

◆強化人類サイコ
一ターンに二度まで自分の墓地のサイキック族モンスターを除外して自身の攻撃力を500あげることができる。
サイキック族には珍しいライフコストを使わない効果。攻撃力1500のこのモンスターがいきなり攻撃力2500になるのは驚異である。

◆マックス・テレポーター
上級モンスター
海外からやってきたイケメン。
特殊召喚できないもののフィールドにいる間一度だけ2000ライフを払うことで、レベル3サイキック族を二体デッキから特殊召喚できる。

◆マジカル・アンドロイド
シンクロモンスター
自分のターンのエンドフェイズ時自分フィールド上サイキック族のの数だけライフを600回復する効果。
単体では使われたらウザい程度の効果だが、縛りがなくレベル5で攻撃力2400なので過去には広く使われていた。

◆サイコ・ヘルストランサー
シンクロモンスター
一ターンに一度自分の墓地のサイキック族を一体除外してライフを1200回復する事ができる。
強化人類サイコや後述のサイコ・チャージと相性が悪い。
効果は地味だが大切で現実なレベル7枠。

メンタルスフィア・デーモン
シンクロモンスター
おじさんの最強カード。
戦闘破壊したモンスターの攻撃力分ライフを回復する効果。更に限定的だが魔法・罠耐性もあり単体でも場持ちはいいが、スターダストが優先される傾向がある。納得いかん
昔は「あっゴヨウしますね^^」なんて悪夢も多かった……

ちなみにメンタルスフィアを召喚する時
「次のターン、私の最強カード、メンタルスフィア・デーモンで・・・」

なんて思ってはいけない

◆ハイパーサイコガンナー
シンクロモンスター
他のシンクロモンスターと異なりチューナー以外はサイキック族に制限されている。
サイコガン」だけにゴヨウされない3000の攻撃力に貫通+その分回復。つまり相手が守りに入っているときは割りと強い。
しかし効果に対する耐性がなく、ライフ回復の起動効果を持たないのでロックされると何もできないので注意。
/バスター・・・?そんなもんねぇよ。
WCS2009のバグによって禁止カードにされた。
ゲーム内ではあるが、あのDDBよりも先に禁止カードになったシンクロモンスターである。
ヒューッ!

◆アルティメットサイキッカー
融合モンスター
ゴヨウされない攻撃力とガンナーの貫通効果とメンタルスフィアデーモンの回復効果を持つ。さらにカードの効果で破壊されないという豪華仕様。しかしバウンスや除外には無力。
融合素材はサイキック族シンクロモンスター+サイキック族モンスターと限られているものの、サイキックデッキなら問題なく出せるだろう。


《よく使われそうな魔法紹介》

◆緊急テレポート
デッキまたは手札からレベル3以下のサイキック族を特殊召喚する速攻魔法。非常に使い勝手が良いため制限カードになった。→準制限に緩和。

◆最古式念導
フィールド上にサイキック族がいるとき、フィールド上のカード一枚を破壊し自分は1000ライフダメージを受ける通常魔法。汎用性が高いからか外国ではウルトラレアに格上げされている。

◆念導増幅装置
サイキック族のライフコストを無効にできる装備魔法。クレボンスに装備したら戦闘破壊されない壁に、ディストラクターに装備すれば擬似的なハーピィの羽箒になる。

◆脳開発研究所
サイキック族効果のライフコストをカウンターで肩代わりするフィールド魔法。さらに一ターンに一度カウンターを乗せサイキック族の召喚を行える。
このカードがフィールドを離れた時持ち主は乗っていたカウンター×1000ダメージを受ける。「レインボー・ライフ」とコンボが可。
《よく使われそうな罠紹介》

◆サイコ・チャージ
自分の墓地のサイキック族を三体デッキに戻し、カードを二枚ドローする罠カード。海外ではウルトラレアである。

◆サイコ・ヒーリング
自分フィールド上のサイキック族の数×1000ライフを回復する罠カード。最低で1000、最大で5000ライフを回復できるのはノーマルとは思えない性能。
ディアンケトなんて目じゃないぜ!


《その他相性のいいカード》

ラーの翼神竜
ライフ回復と特殊召喚に優れるサイキック族ならとんでもない攻撃力の神を生み出す事が出来る。
そこ、パーシアスでおkとか言わない

◇シンクロ・フュージョニスト
シンクロ素材に使うとデッキから融合をサーチ。

ミラクルシンクロフュージョン
シンクロモンスターを含む融合にのみ使えるミラクル・フュージョン。
その上、セット状態で破壊されたらドロー出来るオマケ付き。

《主なサイキック族テーマ》

νサイキック
後述の余談にもあるが、「LPを削ったり増やす」のではなく「一時的に除外したり除外ゾーンから帰還させる」といった展開方法を主軸としたモンスター群。
初期のサイキックよりも人間的なデザインが多いのも特徴。

ガスタ
俗に言う「端末世界」テーマの一つ。シンクロ召喚主体の鳥獣族混成テーマ。
ミストバレー湿地帯に住む鳥使いの一族で、 美少女が多いのが特徴。
近未来的・機械的デザインの多いサイキック族に吹き込んだ新たな風であり、ここからSFとは少し違う系統のサイキック族も登場し始める。

霊獣
同じく「端末世界」テーマ。ガスタ出身のとある人物が戦乱後に作り直したガスタの後継団体で、 ガスタと同じく美少女揃い なのが特徴。
融合を使わずに除外によって融合召喚を行い、自力で融合解除して除外から帰還するという除外サイキックに似た挙動を行う。

PSYフレーム
バニラモンスターの「PSYフレーム・ドライバー」とそれを強化するPSYフレームギアというサポートメカ達を用い、除外とシンクロ召喚を駆使して戦うテーマ。
除外サイキックの挙動に加えて「手札誘発で相手を妨害しながら特殊召喚」というメタビートの要素を併せ持つ。
特にΩとγはテーマ外でも高い汎用性から悪用されまくって規制されたほど。
「緑色主体のメカや超能力者」というデザインは初期のサイキック族に近く、混ぜても全然違和感が無いほど。

クロノダイバー
機械族混成のテーマ。ワールドプレミア初出で、元々の名前は「TIME THIEF(時間泥棒)」。
近未来的な装備に身を包む怪盗団で、リューズ、リダン、パーペチュアの3人が様々な便利ツールを用いて戦う。
エースモンスターのリダンをメインとし、相手ターンに除外ゾーンへ逃げたりデッキトップを奪ったりと、まさに怪盗の様なテクニカルな戦術を行うテーマ。

メタルフォーゼ
竜剣士に関連するテーマで、バイクや車両等に乗って戦う戦士達をモチーフとする。
ペンデュラム召喚と融合召喚を主体としたビートダウンデッキで、 ペンデュラムギミックを使うなら余程ひねくれたテーマじゃない限り何でも合わせられる と言われるほどに挙動が素直かつ汎用性が高いのが特徴。
誰が呼んだか「白ごはんの様なテーマ」。特にエレクトラムは一時期低迷していたペンデュラム主体テーマを再び環境に押し上げる程のパワーを持っていた。

Kozmo
クロノダイバーと同じくワールドプレミア初出の機械族混成テーマ。
下級のサイキック族を除外し手札から上級機械族を出す制圧戦術を得意とする。
が、このデッキの特徴はそれだけではない。詳細はリンク先を参照。

P.U.N.K.
日本伝統芸能とサイバーパンクをミックスしたテーマ。能楽、雅楽、人形浄瑠璃、浮世絵をアメコミチックにアレンジしたド派手なデザインが特徴。
メインデッキ内のモンスターがそれぞれ特定種類のカードをサーチし、相手の動きに応じてカウンターを取っていく先鋒をメインとしている。

◇ジャックナイツ
「星遺物」関連テーマの一つ。遠い未来にて世界を支配している謎のアンドロイド騎士達の集団。
自身と同じ列にいるモンスターに対し有利を取ったり追加で恩恵を得たりと、モンスターの位置が重要なテーマとなっている。

◇ミュートリア
融合と除外を主体とするワールドプレミア出身テーマ。
実験サンプルの異形の化け物達が暴走し、様々な存在を侵食し手のつけられない怪物へと進化していく…というSFホラーをモチーフとしている。
下級モンスターを上級の強力なモンスターに「変異」させ、そこから耐性や妨害持ちの融合モンスターへ「進化」させていく、デザインに沿った回し方を行う。

《アニメにおいて》

遊戯王5D's

新規種族だが、超能力デュエリストの十六夜アキは植物族使いなどあまりフィーチャーされず、
おじさん(ディヴァイン)が使用していたのだが…

おじさんが喰われたためサイキック族の生産も止まってしまった。
登場時期が遅ければエスパー絽馬の使った人造生命体機械はこの種族になっていただろう。
フォートレスを恐れることもなかったろうに。


シンクロ召喚台詞

「心の深淵に燃え上がる我が憎しみの炎よ、黒き怒濤となりてこの世界を蹂躙せよ!シンクロ召喚!現れろ、《マジカル・アンドロイド》!」


「逆巻け、我が復讐の黒炎!シンクロ召喚!来い、《メンタルスフィア・デーモン》!」

《余談》


DT10弾にて登場した新テーマ、ガスタは鳥獣族とサイキック族を中心に構成されている。

そしてEXTREME VICTORYから登場した沈黙のサイコウィザードなどは、これまで以上に除外をテーマにしたサイキック族モンスター群であり、除外サイキック、次元サイキックまたはνサイキックとして今までと違ったアプローチのデッキが組めるようになった。

初期の頃やνサイキック系統はSFチックだったりレトロフューチャーなデザインのロボット、ミュータント、サイボーグ等のデザインが基本で、全体的に緑色のカラーリングが特徴だった。
「機械族じゃね?これ」「魔法使い族だろこれ」「獣族だよねこれ」「水族っぽいな…」「戦士族で良さそう」「どっからどう見ても悪魔族じゃん」な見た目をしているものも居たが、一括してサイキック族であった。

そこからは上述のサイキック族主体テーマ「ガスタ」の登場により、『魔法とは少し違う独自の異能を使う人間』もここに含まれるようになってきた。

現在は前者の系統(近未来的、メカニカル)が「PSYフレーム」「kozmo」「電脳堺」「ジャックナイツ」、後者(人間型、異能者)は「ガスタ」「霊獣使い」等が該当。
また、「メタルフォーゼ」や「クロノダイバー」の様な近未来的な装備に身を包む人間タイプも着々と増えている。
サイバース族共々「なんかよくわからないからとりあえずここに入れとけ」という感じで割り当てられている雰囲気のあるモンスターも存在し、わかりやすい例は抽象的な風貌をした紋章獣エクシーズ等。





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