ラーの翼神竜

登録日:2009/12/27(日) 11:26:59
更新日:2019/12/12 Thu 14:57:56
所要時間:約 18 分で読めます






精霊は歌う。大いなる力、すべての万物を司らん。その命、その魂、そしてその骸さえも。



概要

ラーの翼神竜
原作英名…THE SUN OF GOD DRAGON
カード英名…The Winged Dragon of Ra
は遊戯王に登場するカード


原作・アニメで登場したもの

ラーの翼神竜
効果モンスター/星10
攻撃力?/守備力?
属性…神/種族…幻神獣族


マリク・イシュタールが使用。
神の中で最高ランクのカード。

グールズは世界に1枚しか存在しないカードであってもコピーして使用していたが、
このカードのコピーを使用すると
○発狂する
○廃人と化す
○召喚と同時に絶命
○決闘中のプレイヤー両方に神の裁きが下る
等、決闘どころではなくなっていた。

神の怒りと受け取れるが、見方を変えるとただのコピーのはずなのにとてつもなく凶悪な代物である……。


三幻神共通のモンスター効果・罠カードの効果を受けず、魔法は1ターンのみ有効という耐性を持つ。
さらに三幻神の中でも最高ランクのカードとされ、同じ神であるオベリスクやオシリスの効果をも受け付けない。
例外的に「神の進化」の効果を受けた神なら効果を与えられる。


能力

  1. 生け贄召喚の際に生け贄にしたモンスターの攻撃力の合計が攻撃力に、守備力の合計が守備力になる
  2. ライフを1になるまで削ってその数値を攻撃力・守備力に変換する
  3. ライフ1000ポイントを払うことで、相手モンスター1体(アニメGXにおいては敵モンスター全て)をあらゆる耐性を無視して焼き殺す

の3つ。
原作では2つ目と3つ目は墓地から特殊召喚時にのみ使用していたが、アニメ版では特殊召喚する場所を選ばないらしい。
一応、海馬が解析した内容でも不死鳥モードは蘇生が必要とは明言していなかったが。

但し、3つの能力全て把握していたのは闇マリクのみで、表マリク含むグールズのメンバーは神の耐性と攻撃力決定効果しか知らなかった。

攻撃名は「ゴッド・ブレイズ・キャノン」、
相手フィールド上に存在するモンスターを破壊する効果名は「ゴッド・フェニックス」。

これだけなら大して強そうにも見えないが……





以下、ネタバレ






まず大前提としてラーの翼神竜は、テキストに書かれている象形文字“古代神官文字(ヒエラティック・テキスト)”を読めないと起動しない。
これが読めないと、召喚してもいわゆる「球体状態(スフィアモード)」のまま。
戦闘にも参加せず、壁モンスターにすらなってくれない。

古代神官文字を読み上げることで初めてバトルモードへと起動し、読んだプレイヤーがコントロールを得る。
これを知らないと、わざわざ3体もリリースして召喚したモンスターをノーコストで相手に取られるという悲惨なことになる。4:0交換とは恐れ入る。

闇マリクによると、千年アイテムに何らかの関わりを持つもの以外は解読不能とのこと。
このカードを作ったペガサスもこの文字は解読できず、やむをえず丸写しにしたらしい。
そして同時になぜか海馬瀬人も解読できたが、その理由は後に明かされることとなる。




以下は海馬によるテキストの解読とそれぞれの解説。



1.「ラーは3体の生贄を束ねてその力を得る ただし神を従えし者、いにしえの呪文を天に捧げよ」

生贄に捧げたモンスターの攻撃力を得る効果。
フィールドの総攻撃力は変わらないわけだが、このカードは全モンスター中最高位の強力な耐性を持つので、リターンは十分だろう。
原作・アニメGXでは、召喚した後もフィールドのモンスターをリリースして攻撃力を吸収してるが、この能力に含まれているかは不明。

2.「神は地より蘇生する 再生の術と従者の命を与えよ 時はひとつであろうとも戦場の敵は炎によって屍と化す」

蘇生した際にプレイヤーのライフを攻撃力に変換する効果。
また、バクラ戦では場の全てのモンスターを破壊し~と語り実際にバクラの場のモンスター全てを焼き尽くして勝利しているため、
「戦場の敵は炎によって屍と化す」の文言通りの全体攻撃能力もあると思われる。

「プレイヤーと神との融合」と表現され、《融合解除》によってこの形態を解除できた。
融合解除をした場合はその時のラーの攻撃力分のライフを回復できる。一気にライフも元に戻り、更にラーの攻撃力を吸い上げる形でライフをデュエル開始時点以上に回復することも可能。

作中ではマリクはライフが1になるまで攻撃力に変換したが、
これはあくまで融合解除によってライフを戻せる前提で、ラーの攻撃力を極力高めるための処置。
本来ならライフをどれだけ攻撃力に変換するかは任意で調整出来る。

闇マリクはこの効果による1ターンキルを主な戦術にしている。

他の2つの効果と比べ、相手のライフポイントを上回る分のライフポイントを確保できれば
原作の神の無茶苦茶な耐性をもって相手を殴り倒せる能力である為、極めて強力。

この能力だけで神のカードと名乗るだけの強さはあると言えるだろう。
ついでに言えば、これに加えて自分のモンスターを生贄に捧げて攻撃力を更に上げることもできる。
このカード以上の攻撃力を得る方法は割と多いが、適当な蘇生カード1枚でアホみたいに強い耐性持ちで出せると考えると恐ろしい話である。


3.「時ひとつとして神は不死鳥となる。選ばれし魔物は大地に眠る」

ライフを1000ポイント払うことで、モンスターを破壊&破壊と効果への耐性を得る効果。
(原作では場に1体しか居ないので1体指名だが、アニメGXでは全てのモンスターを薙ぎ払った)
この効果と言えばやはり



だろう。

闇マリクはモンスターのダメージをそのままプレイヤーも体感する闇のゲームを仕掛け、
この効果によってモンスターごと城之内の精神を焼き尽くした
平たく言うと文字通り相手を殺しにかかった。おい、デュエルしろよ


闇のゲーム以外だと何の役に立つのか微妙な効果ともよく言われるが、
原作やアニメでは、現実と異なりバランス調整なんて概念から解放された異常耐性のモンスターが跋扈している。
そんなイカれたモンスター達の全てを問答無用で破壊出来るこの破壊効果は凄まじい強さを誇る。
更に不死鳥とされるようにこの能力使用ターンのラーには不死の能力が備わり、攻撃力0にも関わらずオシリスに戦闘破壊されず、攻撃力2000未満のモンスターを破壊する召雷弾も完全無効している(召雷弾に関しては神のランクがあるので不死鳥でなくても効かなかった可能性はあるが、闇マリクはドヤ顔をしている)。


来歴

バトルシティ編後、遊戯の手に渡る。

過去の記憶編ではディアバウンドを焼き殺すなど大活躍し、
他の神と共に光の創造神 ホルアクティとなり大邪神ゾーク・ネクロファデスを倒した。

漫画の闘いの儀では三幻神で唯一登場しなかったが、アニメでは三幻神をすべて出したいスタッフ陣の意向で登場。

オベリスク、オシリスと神を連続召喚したATMが絵札の三銃士を生贄に召喚。
ATMが古代神官文字を読みだした時は周りの誰しもが驚愕した。


総じて個々の効果自体はさほど強くも弱くもないが、原作の場合は神のランクという驚異的な耐性を持ちつつ瞬間的な高攻撃力でもって猛威を振るう。
「神のランク」がカットされたアニメの場合でも神自体の耐性はかなり強力である。

オベリスクがビートダウン、オシリスがコントロールなら、このカードは『クロック・パーミッション』と言ったところか。

遊戯王デュエルモンスターズGX」ではなんと紆余曲折あってコピーカードを遊城十代が使いこなした。
何気に遊戯に十代と三幻神の中で(片方はコピーとはいえ)唯一作品をまたいで主人公に使用されたカードである。
アカデミアの寮の名前に採用されているだけあって三幻神の知名度は高いらしく、
中でもラーは十代曰く「神のカードの中でも最強…そして、使うものによっては…最悪の神のカード」とのこと。

ただ『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』ではある枠組みから唯一ハブられてしまった。
展開上、ラーの翼神竜が該当する場面がないため仕方のない面はあるが……。



OCGではないもの

ラーの翼神竜
通常モンスター/星10
攻撃力????/守備力????
属性…神/種族…幻神獣族
テキスト
精霊は歌う。大いなる力、すべての万物を司らん。その命、その魂、そしてその(なきがら)さえも。

遊戯王DM4城之内デッキに付属していたカード。
こちらはアニメのイラストを再現している。
カードの色は通常モンスターの色に近い黄色でありシークレット仕様となっている。

下記のDM4版の効果を元にしてテキストが定められた。
アンデットを彷彿とさせるテキストなのはそのため。


ゲームオリジナル

GB版DM4でのみ「墓地のモンスターと、相手フィールド上のモンスター全てを、自分のフィールドに召喚する」という効果を持つ機械族モンスター。
原作と全く異なる効果なのはDM4発売時点でラーの効果が原作でも明らかにされていなかったため。
マリクの持つ「千年ロッド」の洗脳能力に合わせて強奪効果にしたのだろう。

DM8では「球体」(スフィア)、「通常」(バトル)、「不死鳥」(フェニックス)とそれぞれ別のカードとして扱われた。
神を名乗るだけあって通常形態、不死鳥形態共に異常なまでに強かった。

バトルモード:自分のライフを1にし、相手に「自分のライフ-1」ポイントのダメージを与える。
フェニックスモード:1000ライフ払い敵モンスターを全破壊(他のいかなるカードの効果によってもフィールドを離れない三幻神をも破壊可能)
+フェニックス形態のラーが墓地に送られた時、バトルモードとなって特殊召喚。

一見原作再現効果に見えるが、本作独自の仕様である「手札を任意のタイミングで墓地に送れる」と組み合わさると 完全に狂った強さ になる。
普通なら生贄3体を要求するラーだが、フェニックスモードを手札に引いた瞬間に墓地に捨てることで 完全ノーコストでバトルモードが降臨する
そしてバトルモードの効果により、自身のライフが相手を上回っていればその時点で勝利確定、仮に残っても鬼耐性のラーで悠々と潰せばよい。
実質的に ラーをどっちが先に引くか というゲームと化しており、8のバランスが劣悪だと言われる要因。

逆にこのカードがなければ本作はCPU戦の難易度調整が悪く理不尽なほどに難しいため、
劣悪な環境でロクにカードが揃わない中でルール無用のやりたい放題デッキに加えてLP面でもハンデをつけてくる相手に蹂躙されるだけになる。
場に出せればそんな状況でもなんとかしてくれるラーは まさに神とでも言える存在 だった。ある意味ラーの全盛期。
まあ、ただの運ゲーには変わりないが。


WCSバージョン

※ただし初出はWCSへ繋がる系譜のNDSソフトである「NIGHTMARE TROUBADOUR」。

効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族
攻:????/守:????
このカードを通常召喚する場合、自分フィールド上に存在するモンスター3体をリリースしアドバンス召喚しなければならない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードを魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にする事はできない。
このカードの攻撃力と守備力は、このカードのアドバンス召喚のためにリリースしたモンスターの 元々の攻撃力・守備力を合計した数値になる。
特殊召喚されたこのカードは、エンドフェイズ時に墓地に送られる。
このカードが特殊召喚に成功した時、 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●1000ライフポイントを払って発動する。 フィールド上に存在するモンスター1体を破壊しゲームから除外する。
●ライフポイントが1ポイントになるようにライフポイントを払って発動する。 このカードの攻撃力・守備力は払った数値分アップする。


神の効果耐性は対象をとるもののみ。他の神よりも攻撃力にムラが大きく扱いにくい。
特殊召喚時の効果にスキルドレインを使用されると大変。

ぶっちゃけ通常召喚する価値はそんなにないので「アンデットワールド」で種族を変更し、
豊富な蘇生カードを使って特殊召喚を繰り返す戦術が有効である。

使用者マリクのイメージにもよく合う。

最大の欠点はアンデット族がわざわざラーを召喚せずとも勝てるぐらい強いことか。

変わった所ではライフを100にできることを利用し、
名推理やモンスターゲートから特殊召喚をして自らライフを削り大逆転クイズに繋ぐと言った使い方も可能。

余談だがゲームの大会決勝マッチ二戦目で登場。
そのデュエルでは負けたが。
でも優勝したよ!やったね!




OCG

そしてこの度、オベリスクに続きVジャンプに収録されることが決定。

闇のデュエルでなければ三幻神最弱とまで言われていたため、極端な効果変更は無いと思われた。
さらに以前のオベリスクの原作再現度の高さがさらに期待を集めたのだった。

そして『遊☆戯☆王』のバトル・シティ編、その大トリを飾った大ボスモンスターであるラーがOCGで使えるようになるという事で、
当時既にOCGを卒業していたファンすらも「カードだけは手に入れたいなー」等と楽しみにしジャンプを買う者も非常に多かった様だ。
またWCSバージョンに近いものを想定し、それに合わせたデッキをあらかじめ作っていたものも少なくなかった。

だがコンマイは…悪い意味で弾けた

期待しすぎたのがいけなかった。


結果













原作再現を期待した人は驚愕注意
















ラーの翼神竜
効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。
(1):このカードの召喚は無効化されない。
(2):このカードの召喚成功時には、このカード以外の魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(3):このカードが召喚に成功した時、100LPになるようにLPを払って発動できる。
このカードの攻撃力・守備力は払った数値分アップする。
(4):1000LPを払い、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

Vジャンプ2010年2月号に付属していたカード。
原作者高橋和希先生の書き下ろしカードである。
躍動感あふれるイラストはすごくかっこいい


…のだが、効果はすごく弱い
そもそも原作でマリクが行った原作コンボがほぼ不可能
  • 効果耐性 →召喚無効されない、召喚成功時に他のカードを発動できないのみに オベリスクにすらあった対象指定耐性がなぜかオミット
  • 墓地から何度も特殊召喚 →そもそも特殊召喚が一切出来ない
  • 生贄の攻撃力を吸収&生贄の追加 →完全に消滅
  • ライフを攻撃力に変換すると問答無用で100になるまで払わないといけない
  • 神をも葬る破壊効果 →オベリスク含む耐性持ちには無力 しかも破壊によるトリガー系効果にもことごとく引っかかる

ラーより下位の神であるオベリスクでさえ備えていた能力が尽く失われている。
設定上は同等なハズの邪神アバターにもやられる。というか他の邪神にも負ける。


「巨大化・収縮の影響を受けても、元々の攻撃力が0になった後、支払ったライフ分攻撃力がアップする」という特殊な裁定がある。(11/11/07現在)
そのため、誘発効果で攻撃力・守備力の上昇量が決まり、その後は永続効果として攻撃力・守備力が上昇し続けるようなイメージとなる。
という特殊な裁定で攻撃力を維持出来るにも関わらず弱い。

もはやラーとは言えない悲惨な効果に多くのデュエリストが嘆き悲しむ中、あるプレイヤーから
「コイツが『ライフちゅっちゅギガント』とか言った名称なら、使い難いが面白い効果のモンスターとして受け入れられたかも知れない」
とコメントされ、それを切っ掛けに目の前にある惨めなヲーラーから目を逸らすため様々な呼ばれ方をしている。下記はその一部。

  • 「ヲーの翼神竜」
  • 「ライフちゅっちゅギガント」
  • 「コピーカード(いろんな意味で)」
  • 「ヲーのよく死ぬ竜」
  • 「コラー

またこの悲劇はファンはもちろん、当時遊戯王を引退していた原作・アニメファンにも知れ渡り…

  • 「なぁにこれぇ」
  • 「まるで意味が分からんぞ!」
  • 「これが…ラー?」
  • 「こんな偽りのカード!」「文字通りラーのコピーカード」
  • 「次回 「ラー死す」、デュエルスタンバイ!」
  • 「こんなの『ラーの翼神竜』じゃないわ!『ヲーの翼神竜』よ!」
  • 「おい、マシな調整しろよ」「おい、原作読めよ」
  • 「不死鳥は 再び墓地より 甦…らない、だと…!?」
  • 「ふざけんな金返せKONMAI!」「500円ドブに捨てたようなもん」
  • 「インチキ効果もいい加減にしろ!」
  • 「鼻をかめるだけティッシュの方が価値がある」「神のカードならぬ紙以下のカード」
  • 「さすがの闇マリクもこれならバルバ使うわ」
  • 「OCG化マダー?」
  • 「これのどこをラーと呼べと?」「そのままだと強すぎるとはいえこれは…酷い」
  • 「ラーに期待していた人全てを裏切った」「よくもまぁラーをこんな産廃効果に出来たもんだ」
  • 「あれだよ、まだ不死鳥とか球体形とか残ってるんだ多分…(震え声)」
  • 「ラーはもっと強いヒエラティックテキスト版が世界のどこかに存在するんだ」
  • 「カズキングの無駄遣い」「ラーを作ったカズキングと原作で大活躍したラーに謝って欲しい」

…文字通り阿鼻叫喚の地獄絵図が展開され、悲痛な叫びが各地で上がったのである。ちなみにこの厳選したおびただしい数のコメントだがこの数だけでも実際にはほんの僅かである。
また中には本当にカードと抗議文をコンマイに送りつける人が現れたりと、様々な波紋を呼んだ。

当時の遊戯王OCGでは三幻魔やら某最強の地縛神やらがカード化される際に弱体化されており、それなりにブーイングや文句は出ていた。
意味不明なぶっ壊れカードをそのままOCG化できないとはいえ、ここまで弱体化するばかりか効果自体もほぼ完全な別物になったのはあまり例がない。
ラー程の騒ぎになったのはやはり例を見ない(ラー以後の弱体化カードでもほとんどないと言える)。
やはり「原作の大ボスポジション」且つ「原作者描き下ろしのイラスト」からの残念カード化だったからだろう。
原作効果は大きいのである。


「紛い物を使った者が不可解な死を遂げた」という設定を持つこのカード自身が変死体となるとは誰が予想できたであろうか。



あまりの酷さにこんなガイドラインも作られたほど。
マリク「ラーの攻撃力は生け贄にしたモンスターの合計となる!」←ならない
マリク「不死鳥は 再び墓地より 舞い戻る」←舞い戻らない
マリク「ししゃしょしぇい!」←ぢぇきにぁい
マリク「神に魔法・罠・モンスター効果は通じない!」←通じる
マリク「ワンターン・キル!」←される側
マリク「ゴッド・フェニックス!」←したらATK0に
マリク「まさにデスゲーム!」←自分が
バクラ「ラーなんぞ墓地に置いときゃ怖くねぇんだよ!」←正解

どうしてこうなった。




以下、真面目に考察
  • このカードは特殊召喚できない
論外。


  • このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。
ガエル雲魔物等の展開力のあるデッキならば出せなくはない。
しかし、その場合でもオベリスクの巨神兵D-HERO Bloo-Dの方が安定する。


  • (1):このカードの召喚は無効化されない。
  • (2):このカードの召喚成功時には、このカード以外の魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
神の宣告、神の警告等に無効化されず、召喚成功時に他のカードの発動を封じる効果。
決して悪い効果ではないが、それ以外のタイミングでの除去には無力。
強制脱出装置等といったフリーチェーンの除去カードを投入しているデッキも多い為、過信は出来ない。
そもそもオベリスクやオシリスと違ってこのカードは召喚後のフォローが必須な為、少々物足りない耐性である。


  • (3):このカードが召喚に成功した時、100LPになるようにLPを払って発動できる。このカードの攻撃力・守備力は払った数値分アップする。
例え8000のライフでもこの効果を使った瞬間100になる。
原作では「支払うライフを任意調整可能」なのに、こいつの場合はそんなことは無くプレイヤーが瀕死状態になるまでとことん吸う。
1ターンキル級の攻撃力を出すには意外と手間がかかり、そこまでやってヴェーラーやスキルドレインでも使われたら、目も当てられない。というか月の書1枚で乙である。

この効果は原作効果では唯一強いと言われていた効果なのだが、理由は2つあった。
まず、原作のラーの自分の場に居るモンスターを吸収して攻撃力と守備力を上げる能力は、特殊召喚したそのターンにも使えた。
つまり、瞬間的に"7999+場のモンスターの攻撃力の合計"という強烈な攻撃力を叩き出してワンショットキルを狙えたのだ。
ついでに言えば、原作で持っていた神のカード特有の無茶苦茶な効果耐性があるので、対処手段がかなり限られるのも追い風であるといえる。

さらに、この蘇生カード1枚が超攻撃力モンスターに早変わりする能力だけでなく、
フィールド上のモンスターをリリースないし吸収した状態で融合解除すれば、
吸収したモンスターの攻撃力をそのままプレイヤーライフにする強力な回復ソースにも出来る(オマケ要素でもあるがラーは場に残る)。
こうした要素が強力と言えた。

なので特殊召喚できない上に、耐性もなく、大抵のデッキで800ポイントのバーン等が積める当時の環境とこいつでは、
自滅の要因になりやすい。

YU-JYOライフ・ストリーム・ドラゴン、ライフチェンジャーを使えばあるいは……
リリース3体展開した挙句にこいつら用意するのは面倒どころじゃないが。


  • (4):1000LPを払い、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
回数制限もなく、悪い効果では無いのだが、 (3)の効果と併用する事が出来ない の大きな欠点。
ディアン・ケトが除去に早変わり!

補助無しでこの効果を使うならば、攻撃力アップ効果が使えないので、攻撃力0のモンスターを場に晒す事となる。
3体のリリースとライフ1000ポイント払った結果→モンスター1体破壊と攻撃力0のモンスター1体
正直言って割に合わない。
裁きの龍なら条件さえ整えばノーコストで特殊召喚可能、さらに同じライフポイント1000で盤面全破壊。おまけに攻撃力3000が残る。比べるだけ悲しくなるとまで言われた。

原作の耐性無視もなくなってしまった。
マスタールールの頃は召喚時に優先権でスターダスト・ドラゴンを破壊できたが、現在では不可能である。


この手のカードは実用性を無視して原作・アニメのようにあのラーを使える事を求める人も多いのだが、
「特殊召喚出来ない」の一文のせいで再現度としても最低の部類
印象的だった何回でも蘇生して襲いかかってくる姿が再現できなくなったため、最早ラーとは言えないのである。
特殊召喚さえできれば耐性以外の効果の自体はなかなか再現できている方なのである(召喚成功時の能力が特殊召喚時にも使える必要があるが)。

ただ多かれ少なかれ弱体化が必要なこと自体は理解できなくない。
というのも元々遊戯王名物のマッチキルカードである「自爆スイッチ」の存在から、(ライフが相手と7000差ある場合に発動できる互いのライフを0にして勝敗をドローにするカード。)
ワンキルしつつマッチキルの条件を満たせるこのカードのOCG化は絶望的と言われていたのだ。
特に当時は既にシンクロを筆頭とするの特殊召喚カードの猛プッシュにより生贄はもちろん、ラー自身を特殊召喚する方法も十分に豊富だったので、
このままお手軽特殊召喚ワンショットキルカードを刷るのはまずいと考えても仕方のないことである。

とはいえ例え原作やアニメそのままの効果だと強すぎると判断されたとしても、せめて「死者蘇生」で「特殊召喚」はできるようなマシな調整はできなかったのかと考えるのがデュエリストとして自然であろう……。

この頃はアニメ・原作の神と名のつくカードがことごとく酷い改悪を受けていたため、ラーはそれを象徴するカードとなってしまった。
「『神』と名のつくカードはゴミ化する」という風評はその後も続いていくことになる。

よほど(悪い意味で)反響が大きかったのか、三幻神で最後にカード化されたオシリスが程良く強い性能となったのも何とも皮肉な話である。


結論(下に行くほど絶望である)
  • オベリスクでおk
  • オシリスでもおk
  • 地縛神のほうが遥かに強い。使用者不明の地縛神のほうが強い。
  • ブラック・ローズやトリシュで終了
  • オネストで終了
  • モグラやカタストルで終了
  • ミラフォや炸裂装甲で終了
  • ヴェーラーで終了
  • そもそも地割れに落ちるし、強制脱出でも死ぬ
  • 月の書で攻撃が止まる&攻守が0に
  • 眠れる巨人ズシンでOKしかもノーマルレア&強固な耐性&戦闘強い&使ったのは通常モンスターばっかの貧乏チームモブ

という現実からラーを使う者は皆無という現実であった*1


























神は言っている。「ラーの翼神竜」はこのまま無残な結末で終わらないと。






















ラーの翼神竜-球体形(スフィア・モード)
効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、
自分フィールドのモンスター3体をリリースして自分フィールドに召喚、
または相手フィールドのモンスター3体をリリースして相手フィールドに召喚しなければならず、
召喚したこのカードのコントロールは次のターンのエンドフェイズに元々の持ち主に戻る。
(1):このカードは攻撃できず、相手の攻撃・効果の対象にならない。
(2):このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「ラーの翼神竜」1体を、召喚条件を無視し、攻撃力・守備力を4000にして特殊召喚する。

まさかのスフィア・モードがOCG化。
自分か相手のモンスター3体を生贄に召喚され、本体を召喚条件を無視し攻撃力4000で特殊召喚できるようになった。実に5年越しの救済措置。

召喚権を使って3体除去することが可能とラヴァゴのような効果を持つ。
意味☆不明な呪文を唱えなくても自分のフィールドに戻ってくるため、古代神官文字が読めない決闘者でも安心である。
この召喚条件は舞戦を再現しているともとれ、わりと散々だったラーの翼神竜の救済カードとしてはかなり頑張っている方。

戻ってきた後は攻撃されず、対象に取られない強固な壁になってくれるが、無論それだけではない。

自身をリリースすることで、攻守4000となったラーを呼び出すことができるのである!

特殊召喚時にはライフコストを払えないものの、
逆に言えばライフが減らないため、そのままでは噛み合わない効果となっていたLP1000使っての除去効果も使いやすい。
神縛りの塚で戦えば、同じ三幻神の一角であるオベリスクと対等の存在になれるのである。

このカードの使い方としてはタイミングがあえば除去要員として、
それ以外ではこのカードを墓地に送ってファントム・オブ・カオスでコピー等をするのがいいだろう。
蘇生効果でこそないが、ラーの翼神竜(球体)を墓地に送るという戦術でマリクごっこがそれなりにできるようになったともいえる。


ただし強引に特殊召喚しているため召喚時耐性は働かず奈落に落ちる
ついでに相変わらず球体になっても特殊召喚はできないため、重いことにも変わりない。

また、なかなかない例(全くないわけではなく実例もあるが)が、
相手もラーの翼神竜を使用していた場合、「待ってたよ、もう一人のボク」的な感じで渡した球体形から相手がラーを召喚してしまうので注意。
加えて昨今はリンク召喚の実装によってサクッと墓地に送られてしまうので、無理に対策をするよりは壊獣かなんかの亜種だと思って割り切ってしまうのも手。
アドバンテージ的にはこちらが上回っていることだし。



それでも今までのリスクとリターンがあまりにも釣り合わない状態からは脱し、やっと他の神と並ぶことができる存在になったといえよう。
また壊獣と異なり、あくまでもアドバンス召喚であることを利用し、「連撃の帝王」や「ライバル・アライバル」で相手のターンに召喚し、
実質的な2:3交換の除去に変える、という使われ方が編み出されている。

登場したデュエリストパックが塩い内容だったこともあり高騰していたが、2018年のレアリティコレクションで再録され、これまでよりも手に取りやすくなった。

そして……



ラーの翼神竜-不死鳥(ゴッドフェニックス)
効果モンスター
星10/神属性/攻撃力4000/守備力4000
このカードは通常召喚できず、
このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードが墓地に存在し、「ラーの翼神竜」がフィールドから自分の墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。この効果の発動に対して効果は発動できない。
(2):このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1000LPを払って発動できる。
フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。
(4):エンドフェイズに発動する。
このカードを墓地へ送り、自分の手札・デッキ・墓地から「ラーの翼神竜-球体形」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

スフィア・モードに続きゴッドフェニックスもOCG化。

オリジナルのラーがフィールドから墓地に送られると、自身を墓地から強制的に蘇生させる効果を持つ。
ラーを墓地へ送る方法だが、スフィア・モードから特殊召喚された時に激流葬やデストラクト・ポーション等を使うのも良いが、
破壊効果を自身に使って自爆すれば、他にカードもいらないので一番簡単。これがホントの自爆神
通常形態からライフ1000ポイントで不死鳥に変化の原作ごっこができるようになった。
なお、別に破壊でなくてもいいのでリリースしたりシンクロ素材で墓地へ送っても良かったりする。

スフィア・モードの存在を考えても依然として重いラーをフィールドに出し、
さらにあらかじめ自身を墓地に置く必要があるため、スフィア・モードほどの汎用性はない。

しかしひとたびフィールドに出すことができれば、そのターンに墓地に戻ってしまうとはいえ
  • 他のカードの効果を受けない超耐性
  • 1000LPを要するが回数制限なし&対象を取らない&墓地送りの単体除去
の2種をそなえた4000打点という、単体のスペックだけ見ればオシリス、オベリスクを凌ぐレベルであり、
派生形という形ではあるがラーはようやく「最強の神」の称号の面目躍如を果たしたと言えるだろう。
ついでに、何気に原作の不死鳥よりも強化されている(単体除去→ライフが続く限り除去、攻撃力0→素で4000あるので殴れる)。

ちなみにこのカードの登場により、このカードを墓地に落として球体を召喚すれば球体→ラー→不死鳥→球体→…という転生サイクルが可能となる。
OCGとして「幾度も蘇る神」を再現したのだろう。

ただし球体のSS効果は墓地には対応していないので、
ラーが手札・デッキにないとその時点でいったん止まってしまう。バ「ラーなんざ墓地に置いときゃ怖くねえんだよ!」

単体だとお荷物の素のラーを複数枚デッキに入れるか、何らかの手段でデッキか手札に回収するか、デッキのラーを使い切る前に勝負を決めたいところ。
永続魔法「熱き決闘者たち」でバトルモードを引き戻し続ける、なんて手段もあり。
もしくは貪欲の壺なんかで戻してあげよう。

また、神縛りの塚があると素のラーを墓地に送りにくくなり不死鳥が出しにくくなるのも難点。
塚自体はラーと好相性なので発動タイミングには気をつけたい。

しかし球体も不死鳥も召喚条件を無視しすぎである。召喚条件を厳しくしすぎた本体の尻拭いともいえるが
ラー本体が召喚条件の厳しさに比してどうにも釣り合っていないスペックなのは、
「簡単に出せたら不死鳥が出まくって困る」というスーパー後付け擁護によって納得のいくものになった…かもしれない。

ただ、ラーをそのままエラッタしてほしかったという意見もあるが。
肝心の死者蘇生や攻撃力アップ、生贄攻撃力吸収効果との関係性は潔くカットしたようだ。


ちなみに素のラーについてだが、ライフを能動的に100まで削れるため「九十九スラッシュ」「魂の一撃」との相性が良い。
減少したライフについては相手の方が潤沢なら「ロスタイム」である程度戻せる。



余談

原作では圧倒的な強さで暴れ狂ったラーの翼神竜だが、実は原作のコイツを単体で見てみると、
  • 基礎攻撃力0、リリース三体の合計で攻守決定
  • 罠無効、魔法は1ターン有効
  • 特殊召喚時にライフを払って攻撃アップor1000ポイントで単体除去
  • 三幻神最強の耐性(魔法カードは有効)
と、耐性を除けばそこまで壊れた能力ではない(原作でも「生贄封じの仮面」があれば不死鳥以外はほぼ封殺)。
加えてこの能力の場合、速攻つきのワンターンキル&ゴッドフェニックスにいずれもライフが必要ということもあり、劣勢からの巻き返しには全く向いていない。
原作のコイツが強かったのは、
  • ラーの効果が対戦相手にほとんど割れていなかった情報アドバンテージ
  • バトル・シティのルールで大半の除去カードが禁止扱い
  • 召喚されたのが全て闇のゲーム
  • 徹底的にラーの召喚と死者蘇生の使い回しに特化した専用構築のデッキ
という背景がある。
城之内戦ではジャッジキルで勝利したとはいえ、召喚時のマリクのターンでは

城之内:LP1600、場にギルフォード・ザ・ライトニング(攻撃力2800)
闇マリク:LP2400、場にカードなし、手札に伏せられるカードもなし

という普通に考えて絶体絶命の状況であり、ラーを呼び出しても

ライフ変換による速攻→自前だと2499止まりなのでライトニングの攻撃力に届かず、手札がないため後続のモンスターが出せない
不死鳥→ライトニングは除去できるがそれだけ
結論:どっちにしても返しのターンは無防備。モンスター引かれたらダイレクトアタック直撃

と、完全に手詰まりである。
実際次のターンにギアフリードを引かれている。闇のゲームでなかったら負けであった。

もっとも、神を出さなくてもラヴァゴを蘇生して殴ればデメリットを考慮しても完全に戦況は一変していたが。
こちらの場合、城之内は2ターンの間マリクの場にラヴァゴがいる状況で耐えきれれば一応勝てる。

次のドローがギア・フリードなのでその後もモンスターを城之内が引き続ける中で、
マリクが(ボーガニアン等のバーンカードを除いたうえで最終ターン以外で)モンスターを召喚・特殊召喚しなければよい。
一番手っ取り早いのは墓荒らしを引いて万力魔神バイサー・デスを壁にすることだが。

結局のところ、作中でマリク自身が散々口にしていた「ラーの前には誰も勝てない」という神のカードへの過信が一番の敗因だろう。
ただ「エースのカードを決め、それを徹底的にサポートする」というデッキ構築の考え方自体は非常に理に叶っている。

ついでに原作のオシリス・オベリスクを見ると、

オシリス→攻撃力・守備力2000以下のモンスターは出てくる端から除去
オベリスク→条件さえそろえばフリーチェーンで攻撃力∞

と、単体ではラーより強い。

結局のところ、ラーの翼神竜というカードは他の神と違い、周囲のサポートを最大限に受けてこそポテンシャルを発揮する神だということになる。
というか三幻神の中だと、4000打点を素で持っているオベリスクが安定して強いのだが。


デュエルリンクスにて

ぶっちゃけ球体・不死鳥抜きのラーはどうしようもない雑魚である。だが、そんなラー(単品)に希望の光が差した。
それがアプリゲーム「遊戯王デュエルリンクス」である。
このゲームならではのシステムにより、ラーは少なくとも「使えなくはない」レベルへと進化を果たすことができた。そう、使えなくはないのである。大事な(略)。

主に2つあるが、まずポイント制度。
デュエルリンクスに限らずゲーム版ではもっぱらデュエル内容によってポイントが設定されているのだが、その中に「LP超ギリギリボーナス」というものがある。
これはLPが100以下の時に獲得できるボーナスで、火の粉ですら死ぬ条件下なのもあって結構なポイントがゲットできる。
普通なら狙ってそんなLPにするのは困難なのだが、ラーなら召喚するだけでその状態に持っていける。
とりわけデュエルリンクスの場合、要約すると「ドロップアイテム1個ボーナス*2」といえるものとなっており、恩恵が目に見えてわかりやすい。
更に現在配信されているラーはプレミアム加工されたカードなので、召喚するだけでもプレミアムカードボーナス(アドバンス召喚ボーナスと合わせて0.5個分)が増える。また、神のカードは出すだけでさらにもう1個分ボーナスがつく。
よって、召喚・発動して勝利できれば最低でも2.5個、召喚して1ターン後に勝利したなら逆転ボーナスも乗って丸3個分ドロップボーナスがつくおいしいカードといえる。このゲームはデュエリストレベル20でもURをドロップする上に強化抜きなら攻撃力1500程度しか出してこないので、狙い撃ちにしてやるといい。

もう一つがスキル制度。
デュエルリンクスでは、キャラクタに1つ「スキル」という特殊能力を設定できる。これに関してはアニメのVRAINSでも使われているため、そちらを見てもらえるといい。
このスキルにはLPが一定値減るごとに発動できるというものがある。この条件はダメージ・コスト問わないため、ラーを召喚することで手っ取り早く満たすことができる。
ただし、このタイプは次のドローフェイズに特定のカテゴリのカードをドローできるあるいは手札のカードを特定のカテゴリのカードと交換できるというものが大半なので、ほぼ役に立たないのだが。
しかし一つだけ、ラーとのコンボが有効なスキルが存在する。それは、「ライフコスト0」。
1デュエルにつき1度だけ、ライフが999以下の時という厳しい条件であるが、あらゆるライフコストがゼロになる。しかも発動ターンだけながら回数制限なし。
つまりモンスター破壊効果が無制限に使える。全盛期たる原作でもやらなかった暴挙である。とはいえ、3体までが上限であるが。
ついでに、二重召喚などデビルフランケンを呼び出す準備があれば、究極竜までご降臨となる。
まあ、揃いも揃って効果耐性がないので何かしら罠を張られていたら途端にピンチになるのだが。

色々面倒が残っているのは確かだが、うまく決まればなかなか面白いと思われる。なので、チャンスが来たら以下のようにテンションを上げて挑もう。
リシド「私はラーの翼神竜を召喚!そして、その効果により、ライフを100残して全て攻撃力・守備力に変換する!」
「さらに、スキル『ライフコスト0』を発動!これでこのターン、ライフコストなしで効果を発動できるわ!」
梶木「とどめに、ラーの効果を発動じゃ!お前の場のモンスターはこれで全滅じゃあ!」
三人「「「ラーの翼神竜でダイレクトアタック!!」」」

闇マリク「ぐああああぁぁぁ!?」

…あれ?
うん、まあ、なんだ。肝心の闇マリクは件のスキルが使えないのである。
それどころかマリクが習得するスキルは「前のターンに受けた戦闘ダメージ分だけ攻撃力を増加させる」だの
「お互いにターンエンド時、自分の墓地のカード×100のダメージを受ける」だのダメージに関わるものが多い。
もちろんラーとの相性は最悪
仮にも一度はマリクの手駒だった人間が2人もライフコスト0を使えるのは、もはや嫌がらせに近いといえる。

また、今のところ未実装であるが、大逆転クイズが出れば孔雀舞も使い手となれる可能性がある。
彼女はスキル「香水戦術アロマタクティクス」によって条件なしでデッキトップを確認できるため、少なくとも大逆転クイズを確実に決めることができる。
相方の黒いペンダントは既に存在しているので、前述通り大逆転クイズさえ出れば条件は満たせる。
最大の難点は、LP削りはラーでなくてもいい点であるが。

なおなんだかんだで除去が苛烈になりつつあるリンクス次元で生贄3体を要求するラーを召喚する方法だが、
同じく闇マリクイベントで入手できたラーの使徒を使えば案外なんとかなる。

OCGではパッとしないこのラーの使徒だが、リンクスでは召喚や特殊召喚*3で一気に3面を埋め尽くし、
その後に二重召喚でも唱えればラーの召喚にこぎつけられる。

加えてラーが手札に来ていない状態でもラーの使徒は壁として機能し、
更に「スリーカード」の条件も満たせるのでラーの使徒のみでもある程度戦うことができる。
――というかラーの使徒&スリーカードが普通に有力コンボなのでラーが出るまでもないことも多いのだが。

なおラーを入手するためのイベントでは、デュエリストレベル50のマリクを1回倒す必要があった。
この闇マリク、なんと第1ターンから球体形を召喚しているというインチキ仕様。
1ターンを迎えればATKDEF4000のラーが降臨し、ゴッド・フェニックスでこちらのカード3枚を破壊してATK4000で殴ってくるのである。
そしてライフは4000しかないのでそのままゲームオーバーというとんでもないクソゲーを制覇しないと、ラーは入手できないのだった……。



「コマンドを入力!←!→!A!B!」
「助けて!クリボール!」

「ダにぃ!?ラーが守備表示になっただとぉ!?」


とまあ高いATKと破壊効果だけでやっていけるほど世の中は甘くなかった。
ラーの弱点は例によって耐性の無さで、特にリンクス次元における優秀なフリーチェーン魔法エネミーコントローラークリボールは最大の対抗手段として働く。

こちらのターンが回ってきたら寝ているラーをシールドクラッシュ等の除去カードでどかしてしまえば、
マリクのデッキは下級モンスターばかりの貧弱なデッキになるので、ビートダウンで圧倒できるだろう。

とはいえ、これは要するに「初手にラーの効果除去と攻撃をしのげるスペルスピード2のカード」と
「ラーを除去できるカード」が揃っている必要があるため、初手が悪いと何度も不死鳥に焼かれる羽目になる。

もっとも、闇マリクLv50には何度でも挑戦できるため、勝てる手札が揃うまでやり直し続ければいい話なのだが。
そのため、手札を引き直せるスキル「リスタート」の使い手で挑むのがいい。
なお、たとえ相手の場にモンスターがいても先攻1ターン目のバトルは行えないことには変わらないので、戦闘以外で処理するようにした方が確実である。

ただし、イベント自体が有限な上にLv50はランダム出現なので、運悪く未入手で終わってしまった人もいると思われる。
ついでに、上記のラーの使徒も二枚はイベント中でのドロップでの入手が必要となっている(一枚は他の手段で入手可能)。

ちなみに勝利すると突然プレイヤーのもとにラーの所有権が移り、呆然とする闇マリクを見ることができる。なんかかわいそう。
一応マリクの方にもラーは残っているのだが、なんとそちらは複製品状態らしく、あくまで神のカードといわれたオリジナルは勝者の手に渡るのである。

なお、後にオシリスの天空竜の入手イベントも発生したが、こちらは単発イベントな上に人形Lv20という驚異の入手しやすさとなっている。
参考までに、このゲームのネームドキャラのデュエリストLv20というと戦略的にはようやく裏守備表示で出すことを覚えた程度で、攻撃力はせいぜい1500程度という有様である。
イベント期限もなく、負けてもそのうち再出現する。

しかし、そんな不遇なマリクにとうとう光が…当たったら消えちゃうかもしれないので、闇が差した。



待ちに待った時が来たのだ。Vジャンプ幻滅神が死産でなかった事の証の為に、再び幻神獣の威光を掲げる為に!
遊戯王よ!私は帰ってきた!!



復刻された同イベントにて、漫画版に存在して3形態出てもなお実装されていないあの能力が遂に解放された
そう、「ラー召喚のためにリリースしたモンスターの元々のステータスの合計分だけラーのステータスをアップする」スキル、「生贄を束ねる力」が実装されたのである。

入手条件は改めてマリクLv50を破ること。
デュエルリンクスの初期LPはメディア版同様の4000、平均1400くらいのモンスターを捧げてやれば1キルも可能。
LPに余裕があればさらにゴッドフェニックスでモンスターを消し飛ばせる。

勿論蘇生不可なことと耐性がないことは相変わらずであるが、
少なくとも従来のネックだった高攻撃力とモンスター破壊の両立不可(しかも1キルに及ばない)は解消された。

また、ラー自身のLP→ATK変換能力もこのスキルも「ステータスがアップする」効果であるのもポイント。
つまり、この2つはバッティングせずに同時に使用できる*4

当然ゴッドフェニックスは使えなくなるが、状況次第とはいえ単独の能力だけで1万前後に到達するモンスターというのも相当である。
さらに状況が限定されるが、二重召喚&アトランティス&カタパルト・タートルなんて出されたら、もはや耐性の有無なんて関係ない。
ちなみに、元々の攻撃力なので、ラーの使徒では4000に到達できないので注意。

え?結局マリクLv50が倒せなくて入手できなかった?知ら管。
とか言ってたらその後、闇マリクがゲートでいつでも戦えるようになった。
現在はその「自由に挑めるマリク」を「闇遊戯で」倒してもラーがもらえる。しかもレベルは問わない


「追記・修正せよ! ラーの翼神竜!!」

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