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斬魄刀

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斬魄刀 - (2015/01/24 (土) 09:49:03) の編集履歴(バックアップ)

登録日： 2012/05/18(金) 09:50:35
更新日：2024/04/05 Fri 19:51:27
所要時間：約 6 分で読めます


斬魄刀(ざんぱくとう)とは、漫画『BLEACH』に登場する死神と破面、仮面の軍勢が持つ特殊な刀のこと。



◆死神、仮面の軍勢
斬拳走鬼のうち“斬”にあたる死神の基本武装。

虚を斬ることで虚となってからの罪を洗い流し、魂を元の人間のものへと戻し尸魂界へと送ることができる(破面のものはこれが出来るかは不明)。
ただし、洗い流せる罪は“虚 になってからの罪”なので生前の罪は洗い流すことは出来ない。重罪の者は地獄からお迎えが来る。
また、通常の霊も斬ることも出来るが大抵の場合、柄頭にある『死』と『生』を組み合わせたような判子を対象のおでこに押すことで済ませ、これを『魂葬』と言う。
死神が力むと魂魄は痛がるらしい。

所持者の魂(霊力)を元として形作られており、その形状や能力は全て異なる(上位互換の能力もあるが)。通常の形状はごくごくありふれた日本刀。
持ち主の霊力に比例して大きくなり、護廷十三隊隊長クラスの死神ならその大きさはビル位になる。なので持ち易いように大きさを調整している。
黒崎一護は霊力の扱いは不得手なので大きさは調整出来ない。また、斬月開放前の斬魄刀は浦原喜助曰く『刀の形をした風船のよう』とのこと。

東仙要のように他人の斬魄刀を所持している死神も稀にいる。



【始解】
斬魄刀の能力解放の一段階目。本体との対話と同調が必要。
解放と共に形状が変化し、固有の特殊能力が解放される。
解放後の形状や特殊能力は斬魄 刀ごとに千差万別だが、能力ごとにある程度の系統に分類・識別することができる*1。
席官クラスの死神のほとんどが始解を習得しており、斬魄刀戦術の基盤とも言える技術である。
隊によっては『鬼道系はカス、直接攻撃系が至高！』など特色が存在。

対話と同調とは、斬魄刀本体の存在を認識し、その名を知る事。斬魄刀の本体が存在する死神の精神世界で斬魄刀の本体と対話を行う。
本体はその死神の霊力と同じなので斬魄刀との同調を深めることで死神自身の力が遥かに上昇する。

斬魄刀は普段は封印状態であるのだが、常に始解状態を保つものも存在する。そういった 斬魄刀を『常時解放型』の斬魄刀と呼ぶ。
今の所、一護の『斬月』、更木剣八のものがそれに当り、一護の場合、初めて開放して以来常に始解状態を保っている。
剣八は霊圧が大きすぎて封印できず、最初から解放状態となっている。その上名前も知らない例外中の例外。

刀身は基本的に1本だが、2本で1組の二刀一対型の斬魄刀が存在する。
この二刀一対型の斬魄刀は今のところ京楽春水の『花天狂骨』と浮竹の『双魚理』のみ。
檜佐木の『風死』は二刀一対では無いのか？とよく言われるが真相は不明。解放後の形状が鎌だから違うのか…？



【卍解】
斬魄刀の能力解放の二段階目。本体の具象化と屈服が必要となる。

形の変化(巨大化)、更なる特殊能力の付加などが伴う。基本的に始解の能力・特性を強化したものである場合が多い。
戦闘能力は一般的に始解の5〜10倍と言われており、その強大さ故に斬魄刀戦術の最終奥義とされている。
また、卍解修得者は斬魄刀の名を呼ぶ事なく始解することも可能。皆普通に始解するとき名前言ってるけど。
ただし卍解に至るのは才能のある者でも10年以上の鍛錬が必要とされ、使いこなすにはさらに多くの年月が必要となる。

護廷十三隊隊長の就任のための必須条件の1 つであるが、副隊長以下の隊員で修得している者も居る他、更木剣八という例外も存在する。

具象化とは、対話の際に死神が精神世界に赴くのではなく、斬魄刀の本体を死神のいる世界に呼び出す事。
そのため卍解修得者は例外なく尸魂界の歴史に永遠にその名を刻まれる。

要はドラゴンボールにおける超サイヤ人みたいなもの。


具象化した斬魄刀の本体を倒す事を斬魄刀を屈服させると言い、これに成功して初めて卍解を修得できる。

卍解した斬魄刀は非常に強力だが、解放した霊力に比例して刀自体も巨大になるので、
力・動きを完全に制御し使いこなすには会得してから更なる鍛錬が必要とされる。
また、卍解状態を持続するには莫大な量の霊力が必要であり、隊長格の死神といえど長時間保つことは難しい。
また、使用者の意思に反して卍解が消滅すると言うことは、その死神に卍解を維持するほどの余力が残されていない事、
即ちその死神が瀕死の状態である事を意味する。

卍解状態で斬魂刀を破損すると、二度と元の完全な状態に直すことはできない。
実際、恋次の『狒々王蛇尾丸』は白哉戦で破損した刃節は壊れたまま、
一角の『龍紋鬼灯丸』も形だけ無理やり修復したものの能力は著しく劣化している。
例外は狛村の『黒縄天譴明王』で、本体と刀のリンクが強すぎるため刀が壊れると自分も傷つくが、傷を癒せば破損も直る。
涅は「改造（なお）している」ので問題ないらしい。


【浅打(あさうち)】
自らの斬魄刀の名を知らない死神の斬魄刀。形状はまんま日本刀。
朽木ルキアや阿散井恋次など真央霊術院に在学中に既に持っていたため、入学時に渡されるのかもしれない。


ただの名前のない斬魄刀だと思われていたが、実は全ての斬魄刀の元になる超重要アイテム。
製作者は零番隊、「刀神」二枚屋王悦。全ての死神はこの浅打に自分の魂を写し取ることで己の斬魄刀を作り上げる。
霊術院に在籍していなかった剣八も死体から奪った浅打を使っており、この手順を踏まずに己の斬魄刀を完成させたのは一護のみ。
だがそれは同時に一護の斬魄刀が不完全なものということでもある。
現時点で詳細な作り方は不明だが、死神たちの魂魄を重ねて作られた虚を、王悦は浅打と似た成り立ちだと発言している。


◆破面
破面(アランカル)の持つ斬魄刀。
死神のそれとは異なり、開放前であっても日本刀の形状をしていないものがあったりする。
また死神の柄や鞘のカラーリングは割と統一されているが破面のものは個々により違っている。更に回想と現在で形状が異なっているものもある。

破面化する際に、虚としての肉体と能力の『核』を刀状にして封印したもの。


【帰刃(レスレクシオン)】
斬魄刀を解放し破面としての肉体に虚の能力を回帰させたもので、解放前から戦闘能力は数倍に上がり、それまでに受けた傷も回復する。

解放した斬魄刀は破面の体の一部であるため、解放した斬魄刀を体から切り離すなどで解放前の姿に戻った場合、失われた斬魄刀の一部は二度と元には戻らない。
また卍解と同じく、意思に反して解放状態が解かれた場合、破面が瀕死であることを意味する。


【刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)】
十刃どころか破面でウルキオラ・シファーしか解放する事が出来ない二段階目の刀剣解放。
藍染惣右介にすら見せておらず、読者の間ではこの状態のウルキオラは第三十刃以上の戦闘力を持ち、現十刃最強と言われている。





(冥ω殿)「追記・修正したくば俺を倒すことだな…」

(冥ω殿)「行くぞ！『卍解』！！」






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