斬魄刀

登録日:2012/05/18 Fri 09:50:35
更新日:2025/02/28 Fri 20:55:19
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斬魄刀(ざんぱくとう)とは、漫画『BLEACH』に登場する死神と破面仮面の軍勢が持つ特殊な刀のこと。


◆死神&仮面の軍勢の斬魄刀

斬拳走鬼のうち“斬”にあたる死神の基本武装。

(ホロウ)を斬ることで虚となってからの罪を洗い流し、魂を元の人間のものへと戻し尸魂界へと送ることができる(破面のものはこれができるか不明)。
ただし、洗い流せる罪は「虚になってからの罪」なので生前の罪は洗い流すことはできず、重罪の者は地獄からお迎えが来る。
普通の霊も斬れるが、大抵の場合、柄頭にある『死』と『生』の字を組み合わせたような判子を対象のおでこに押すことで済ませ、これを魂葬と言う。
死神が力むなど上手くいかなかった場合は魂魄が痛がる。

所持者の魂=霊力を元として形作られており、その形状や能力は全て異なる。
たいていはありふれた日本刀っぽい形状をしているが、中には特殊な形状をしているものもある。
霊力を元に構成されているため、刀身は所有者の霊圧に比例して大きさが変化し、護廷十三隊隊長クラスともなれば、刀身はビル並みに巨大になる。
しかし、そんな巨大な刃を戦場で振り回すのは効率が悪く、周囲も危険であるため、少なくとも席官レベルの死神ならば、霊力を調節して概ね一般的な日本刀の範疇のサイズに刀身を調整できる。
そのため、劇中に登場する死神の斬魄刀は、概ね同じくらいのサイズになっている。

だが、即席で死神となり、そういった技術もなければ霊力の扱いも不得手である黒崎一護は、当初は刀の大きさを調整できず、でかい包丁と呼ぶべきサイズにまで刀身が大きくなっていた。
さらに言えば、一切霊力を調節しない刀身は、霊力を調節した刀身よりも脆いらしく、「始解」開放前の一護の斬魄刀は、浦原喜助に「刀の形をした風船のよう」「簡単に砕けてしまう」と評された。
また、一護と更木剣八の戦いで「気を緩めると斬魄刀が脆くなる」と判明しているため、しっかりと気を張り、霊圧を込めることで、刀身の強度は上昇すると思われる。

例え破壊されても、所有者の霊圧によって自然に修復される。
流石に一定の時間がかかるものの、一護のように驚異的な霊圧を持つ所有者であれば瞬時に治す場面も見られた。

ちなみに、普通なら死神となった際に貸与される斬魄刀「浅打」に霊力を写し、自らのものとするため、同じ斬魄刀は2つと存在しない。
氷輪丸」が同時に2振り完成するという異常事態が起きた際には、中央四十六室より持ち主2人が果し合いを命じられ、実力的に劣る方が(本人には叛意など無かったにも拘らず)投獄された。(アニメオリジナルエピソードのため、どこまで公式かは不明、ただし「同じ“銘”の斬魄刀が過去に存在した」というのはあり得るとファンクラブで回答されている)

斬魄刀はそのままでも刀としての攻撃能力を有するが、死神特有の戦闘技術として2段階の能力解放が可能。

【始解】

斬魄刀の能力解放の1段階目。本体との対話と同調が必要。
解号と斬魄刀名を詠唱することで「解放」され、形状が変化し、固有の特殊能力が使えるようになる。
解号を唱えず解放すること自体は誰にでも可能であるが、鬼道の詠唱破棄と同様に解号を省略しても能力を存分に発揮できるのは熟練者に限られる。

解放後の形状や特殊能力は斬魄刀ごとに千差万別だが、能力ごとにある程度の系統に分類・識別することができる。
席官クラスの死神のほとんどが始解を習得しており、斬魄刀戦術の基盤とも言える技術である。

【攻撃性能による分類】

  • 直接攻撃系
    • 刀の形をある程度留めたままの形状の変化が主。
    • 攻撃性能が単純に強化されるが、鬼道系のような特殊効果は基本的に付与されず搦手に弱い傾向にある。
    • 阿散井恋次の「蛇尾丸」や市丸ギンの「神槍」などが該当。
  • 飛び道具系
    • 慈楼坊の「劈烏」のように遠距離攻撃できることが特徴で、隙が少ない。
    • 刀で攻撃を受けられなくなる分、間合いに入られるとつらい。このため、あえて始解を使わずに戦う死神もいる。
  • 鬼道系
    • 作中で最も多く登場した斬魄刀。刀の形状変化はそれほど大きくないが、特殊効果によって相手を攻撃する。以下でさらに分類する。
    • 流水系:水を操って敵を攻撃する。志波海燕の「捩花」など。
    • 炎熱系:灼熱の炎を操る。山本元柳斎重國の「流刃若火」、黒崎一心の「剡月」など。
    • 氷雪系:冷気で敵を凍らせて攻撃する。日番谷冬獅郎の「氷輪丸」、朽木ルキアの「袖白雪」など。虎徹勇音の「凍雲」もおそらく該当するものと思われる。
    • その他:雷や風を操る斬魄刀や地形を変動させる斬魄刀、相手の霊圧を吸う斬魄刀なども登場しているがいずれも正確な系統名は不明。
    • 一護の「斬月」は、「自身の霊圧を斬撃に乗せて飛ばす」のが主な能力であるため鬼道系に分類されると考えられる。
  • 生物系
    • 卯ノ花烈の「肉雫唼」や刳屋敷剣八の「餓樂廻廊」のように、刀がなんらかの生物に変化する斬魄刀。
斬魄刀が使い手を認めていないなどの理由による「不完全な始解」、あるいは能力に制限がかかっているケースもあるため、複数の形態を持つ斬魄刀も存在する。
例えば綾瀬川弓親の斬魄刀は「始解すると蔦が相手を絡め取って霊力を吸い上げ、蔦に咲いた花を弓親が咥えることで自身の霊力に変換する」という鬼道系の能力だが、弓親の所属する十一番隊では鬼道系の斬魄刀を卑下する風潮が根付いているため、自身の斬魄刀が鬼道系の能力を持つことを隠したい弓親の意向により、本来の名前である「瑠璃色孔雀」ではなく、あえて瑠璃色孔雀が嫌う藤色にちなんだ「藤孔雀」という名前を呼んで始解することで本来の能力を発揮させず、始解をしても刀身が湾曲した四枚刃に変化するだけの直接攻撃系だと周囲に見せかけていた。

【対話と同調】

斬魄刀本体の存在を認識し、その名を知る行為。斬魄刀の本体が存在する死神の精神世界で斬魄刀の本体と対話を行う。
斬魄刀には意思があるため、斬魄刀との同調を深めることで死神自身の実力も向上する。

【常時解放型】

斬魄刀は普段は封印状態にあるが、常に始解状態を保つものも存在する。そういった斬魄刀を「常時解放型」と呼ぶ。
今の所、一護の「斬月」と更木の斬魄刀がそれに該当し、一護の場合、初めて開放して以来常に始解状態を保っている。

更木は霊圧が大きすぎて封印できず、最初から解放状態となっている。その上名前も知らない例外中の例外……と思われていたが、千年血戦篇においてまさかの「常時解放型という分類はないかもしれない」という発言が飛び出した。
実際は名前を呼ぶことで形状が変わっていたため、普段よく見る形はただの封印状態に相当する形態だった(但し卍解かもしれず、ここらは曖昧のまま不明)。

【二刀一対型】

基本的に護廷十三隊士に支給される斬魄刀は1本だけであり、故に始解/卍解をしても刀自体の数は増えない。
が、稀に2本で1つの斬魄刀、通称「二刀一対型」の斬魄刀も存在する。
この設定が明かされた時点では、京楽春水の「花天狂骨」と浮竹十四郎の「双魚理」しか存在しないと語られていた。

なお、「花天狂骨」は解放する前から太刀の「花天」と脇差の「狂骨」に分かれており、春水は解放しなくとも二刀流で戦っているが、「双魚理」は解放前は1本の刀であり、始解すると刀が分身するかのように2本になって形状が変化する。
檜佐木修兵の「風死」も、解放すると2つの小さな鎌を鎖で繋げた所謂鎖鎌っぽい形態になるが、「2本の鎌」ではなく「1つの鎖鎌」という扱いだったのか、二刀一対型にはカウントされていない。

一護の「真の斬月」は完全に刀の形状なので、二刀一対と言えなくはないが、刀と鞘が2本の刀へ姿を変えたものなので、卍解時には1つに戻る。

卍解(ばんかい)

斬魄刀の能力解放の2段階目。本体の具象化と屈服が必要となる。
「卍解」の掛け声と斬魄刀の真の名を叫ぶことで解放されるが、必ず叫ばないといけないわけではない。
また、始解時に斬魄刀が破損していても問題なく卍解可能。
  • 形の変化(双王蛇尾丸、龍紋鬼灯丸)
  • 更なる特殊能力の付加や強化(花天狂骨枯松心中、神殺槍)
  • 実体化させた本体の召還(黒縄天譴明王、金色疋殺地蔵など)
  • 衣を纏う(天鎖斬月、白霞罸)
などを伴う。

いずれの卍解も始解の能力・特性を強化したものか、何かしらの関連性がある。
  • 主に破壊力と使い勝手が両方とも向上する:千本桜景厳、天鎖斬月、神殺槍
  • 動きは大振りになるが破壊力も飛躍的に向上する:黒縄天譴明王、龍紋鬼灯丸
  • 破壊力と汎用性がトレードオフの関係:雀蜂雷公鞭
  • 固有の特殊な能力が大きく強化される:金色疋殺地蔵、花天狂骨枯松心中、観音開紅姫改

名称も始解の名前を含んだものが多く、フルネームのようになることが多いが、雀蜂→雀蜂雷公鞭のように読みが変わる場合もある。
また、肉雫唼→皆尽のように字面が変わっただけで読みは全く変わらない例、流刃若火→残火の太刀や袖白雪→白霞罸のように一部が残ってほとんど違う名前になる例もある。

戦闘能力は一般的に始解の5〜10倍と言われており、その強大さ故に斬魄刀戦術の最終奥義とされている。
もっとも、この倍率には個人差がある模様で、白哉の「千本桜」の場合、始解時では千本の刃であったのに対し、卍解では数億の刃に増加しているので、単純計算で千倍以上に力が増大したことになる。
従って、5~10倍というのはあくまで目安に過ぎないということであろう。

卍解に至るには才能のある者でも10年以上の鍛錬が必要とされ、使いこなすにはさらに多くの年月が必要となる。
浦原が開発した「転神体」を用いた修行なら、かなり過酷なものの期間を大幅に短縮することが可能だが、
劇中でこれを用いて卍解を習得したのは浦原とチャンイチだけなので、普通の隊長格でも卍解習得に至れるのかは不明。

【具象化】

対話の際、死神が精神世界に赴くのではなく、斬魄刀の本体を死神のいる世界に呼び出す。
そして具象化した斬魄刀の本体を倒すことを「斬魄刀を屈服させる」と言い、これに成功して初めて卍解を修得できる。

物語開始時の護廷十三隊隊長は基本的に習得していて隊長となりうる者の資質の1つとされるが、更木剣八という例外が存在するなど、就任に必須というわけではない。

副隊長以下の隊員で修得している者もいる。
死神全体の中では卍解習得者は極めて少なく、長年・何十年副隊長をやっていても卍解を習得できない者も普通にいる。
副隊長ですらそうなのだから、より大きく実力の開いた三席以下では、余程の何かがなければまず習得不可能と思われる。
どれだけ斬魄刀との関係を深めようともそれは同じである。
どこか理不尽に感じるかもしれないが、これに関しては「器でない者」が過ぎた力を持つ危うさや後に明かされる地獄の設定を考えると、難易度が高いのはむしろ当然かもしれない。

そのため、卍解修得者は例外なく尸魂界の歴史に永遠にその名を刻まれることになるのである。

卍解は非常に強力だが、解放した霊力に比例して巨大化したり、制御が難しくなったりするため、完全に使いこなすには会得してからも更なる鍛錬が必要。
また、卍解は隊長格級であれど大きな負担を与えるので常時卍解して戦い続けることは難しい。
もちろん激しく傷ついたり弱ったりすると卍解の維持・発動が難しい場合もままある。
卍解による消耗具合は個人差があり、砕蜂のものは普段3日に1回と非常に大きいのに対し、一護は戦闘が終わっても平然と卍解状態を維持している。

なお、卍解状態で斬魂刀を破損した場合、始解や封印状態での破損とは違い、修復されない。
そのため、一度破損した部分はずっと破損したままということになる。
例えば恋次の「狒々王蛇尾丸」の場合、白哉との戦いで破損した刃節は以降もずっと壊れたままらしい*1
破面のエドラドとの戦いでかなり損傷した一角の「龍紋鬼灯丸」も、見た目だけは修復されているが、実際には破損部位はそのままとのこと。
ただし斬魄刀の特性によってはそうでない場合もあり、狛村の「黒縄天譴明王」は本体と刀のリンクが強すぎるため、卍解のダメージが自分にも反映されるが傷を癒せば破損も治る。
一護の天鎖斬月は「死覇装部分も含めて卍解」「死覇装の破損具合は一護の霊圧の残量と連動」という特性があり、霊圧が回復すると服の部分だけ治る。
マユリ様の場合は「改造(なお)している」ので問題ないどころか、能力・形状すら別な物も生み出している。
その他、卍解の一部が斬魄刀の能力による生成物で構成される場合も生成物の部分は何度消失しても最終的には自力で復元可能である模様。

さらなる例外として、「起こった事象そのものを拒絶する」織姫の能力であれば卍解時の破損も修復可能。
ただし、初めて天鎖斬月が壊れた時には織姫はその場におらず、一護の強化や斬魄刀を作るためなどの理由により霊王宮へ向かうこととなった。

始解同様、斬魄刀が認めていないと十全に能力が発揮できない例もある。

浅打(あさうち)

自らの斬魄刀の名を知らない死神の斬魄刀。形状はまんま日本刀。
ルキアや恋次など真央霊術院の生徒、自分の斬魄刀がない死神に一時的に貸与される。

当初は未熟者が扱う棒切れのようなものだとされていたが、千年血戦篇にて全ての斬魄刀の元になる超重要アイテムと判明した。
上記の説明は斬月のオッサンによるもので、とある理由から浅打を知らないオッサンが適当に解釈したか、知ってはいたが説明を大きく端折っただけだと思われる。

製作者は零番隊所属・〝刀神〟二枚屋王悦
詳細な作り方は不明だが、死神たちの魂魄を重ねて作られた虚を、王悦は浅打と似た成り立ちだと発言している。

霊術院に在籍していなかった更木は死体から奪った浅打を使っており、浅打を用いずに己の斬魄刀を完成させたのは一護のみ。
だがそれは同時に一護の斬魄刀が曖昧なものであるということをも示している。

破面(アランカル)の斬魄刀

破面化する際に、虚としての肉体と能力の『核』を刀状にして封印したもの。
銀城の見解通りなら、元をたどれば魂魄の「亡くした中心」に由来することになる。

死神の斬魄刀とは異なり、開放前であっても日本刀の形状をしていないものがあったりするが大体は刀。
また死神の斬魄刀の場合、柄や鞘のカラーリングは割と統一されているが、破面のものは個々により違い、更には回想と現在で形状が異なっているものもある。

斬魄刀の形状のバリエーションも豊富で、人型、斧型、棍棒型など色々ある。
解放の仕方も、死神以上に個性のあるものになっている。
なお、解放前から斬魄刀の一部能力を扱う破面も存在する(これが始解に相当する可能性が高い)。

このように、死神の斬魄刀とは性質が全く異なるが、全く共通点がないというわけでもない。
作中に出てくる成体の破面は、基本的に大虚以上に属する虚だった節がある。
そして、大虚は多数の虚を共食いをした果てに誕生する存在であることが作中で語られている。
その大虚の魂が死神化するということは、奇しくも多数の死神の魂を重ねて作られる浅打と同質の存在となることを意味していると捉えられる。

破面はそもそも鋼皮(イエロ)と呼ばれる硬い皮膚が鎧のような効果を発揮するため、戦闘時に必ずしも斬魄刀を用いるとは限らない。
と千差万別である。
なお、帰刃後でのみ剣術を操る者は今のところ登場していない(初戦時のウルキオラなど近いタイプはいるが)。

虚の能力を閉じ込めたものっぽい説明がなされているため、死神の斬魄刀解放前~始解と違って壊れた時に治るのかは不明。

【固有能力】

恐らく始解に相当すると思われる。
解放前から破面が持つ能力だが、ただの虚でも特殊能力を持つことが多く、破面の斬魄刀は虚の能力を封じ込めていることもあって恐らくはそれが由来となっている。

斬魄刀を解放せずに使えるため手頃に使える。そのためか帰刃の下位互換扱いだったり、何かしらの関係がある場合が多い。
作中ではヤミーの巨大化、バラガンの老化、グリムジョーの黒い爪、アーロニーロの変化能力などが登場している。
ドルドーニのように斬魄刀名を彷彿とさせる名前の技がある場合も。

帰刃(レスレクシオン)

刀剣解放の1段階目。
斬魄刀を解放し破面としての肉体に虚の能力を回帰させたもので、戦闘能力は解放前の数倍に上がり、帰刃するまでに受けた傷も回復する。
解号と斬魄刀名を詠唱することで行われるが、必ず言わないといけないわけではない。

マユリらの考察によると、死神の卍解に匹敵する能力であるらしい。
習得条件は今のところ不明。死神の斬魄刀のように本体がいるかどうかも不明。
能力は帰刃前から持っている固有能力を強化したものか、何かしらの関連性がある。

死神の斬魄刀解放との最大の違いは、刀を変化させるのではなく刀と一体化するというところにあり、厳密には変身に近い。
また、虚時代の能力を回帰させているためか容姿も霊圧も共に虚時代に近くなる。
そのため解放後に必ずしも武器を所持しているとは限らず、素手で戦う者も多い。

解放した斬魄刀は破面の体の一部となる。
解放した斬魄刀部分を体から切り離すなどして解放前の姿に戻った場合、失われた斬魄刀の一部は二度と元には戻らない。その場合は再度帰刃しても切り離した状態のままとなる。
あくまで斬魄刀部分さえ無事なら問題なく、単純な怪我なら問題無い。

本来は破面が使用する能力だが、虚化を習得した東仙も使用した。

刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)

十刃どころかウルキオラ・シファーしか会得した者がいない、2段階目の刀剣解放。
藍染惣右介にすら見せておらず、謎が多い。

帰刃の上位互換であるというところは卍解と同じだが、千年血戦篇において「卍解より上」に相当する形態であることが確定した。

「禍禍しい霊圧」「卍解っぽい」「虚化一護をも圧倒する」など、やたら強そうなアトモスフィアをただ1人出していたため、読者の間ではこの形態のウルキオラは第三十刃以上の戦闘力を持ち、現十刃最強なのではないかと言われたり言われなかったり。

一護は虚化しても帰刃状態のウルキオラにすら打つ手がなかったため、これに至った破面は第二階層以外も全体的に能力が向上する可能性もある。
最上級大虚(ヴァストローデ)が元々隊長以上と言う割に破面になっても(特種能力を考慮しなければ)帰刃してもなお圧倒しているようには見えなかった辺り、これを習得しないと中級大虚(アジューカス)以上は大幅なパワーアップはしないのかもしれない。
また、対抗した完全虚化一護の肌が白かったことから、ウルキオラの肌が白いのはこの形態を会得した影響ではないかという説もある。

ウルキオラが黒翼大魔の名前通り、より悪魔を連想する姿に変身したところから察するに、虚時代の姿ではなくモチーフそのものに変身する可能性もある。
ここらは他に会得した者が登場していないため謎のままである。






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最終更新:2025年02月28日 20:55

*1 「明らかにそれどころじゃない壊れっぷりだっただろ」というツッコミはしてはいけないのだろう