芝浦淳/仮面ライダーガイ

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芝浦淳/仮面ライダーガイ - (2021/03/01 (月) 22:42:36) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/02(火) 19:54:19
更新日:2024/05/02 Thu 09:36:29
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俺たちライダーな訳でしょ?お互い潰し合うのがルールじゃん


仮面ライダー龍騎』の登場人物。大学2年生。21歳。

演:一條俊

大会社の御曹子。ゲームサークル『マトリックス』の部員であり、卓越したプログラミング能力を持つ。

初登場時は先輩達にコキ使われる下っ端のようなキャラだったが、実際は真司をして『最低最悪のヤツ』とまで言わしめた卑劣な人物。父親の会社の顧問弁護士である北岡からも本心では快く思われていなかった。

人の心を支配する事に喜びを感じており、残忍かつ狡猾で小賢しい上に我が儘かつ自信家とクズ要素がこれでもかと詰まっており、人生そのものをゲーム感覚で愉しみ野望を進めようとする凶悪な青年である。

それはミラーワールドでも同じ事であるが、ライダーバトルを単なるサバイバルゲームのような感覚で楽しんでいた事から彼の幼稚な思考能力と判断力が伺える。




仮面ライダーガイ


スーツアクター:水谷健

芝浦が変身する仮面ライダー。基本カラーはシルバー
契約モンスターは、サイ型の『メタルゲラス』。

メタルゲラスによって与えられる頑強な装甲とライダー中屈指のパワーを活かした接近戦・肉弾戦に加え、特殊カードを用いたトリッキーな戦術をも披露した難敵で、
龍騎ナイトライアの3人を同時に相手取りながら互角の戦いを演じた*1

総じてかなり高水準なスペックだが、芝浦の傲慢な性格もあって戦法はややゴリ押し気味で、トドメこそ刺されなかったものの、ナイトに一度事実上の敗北を喫している。そしてその傲慢さが最終的に命取りとなってしまう。

初期案ではライアとは役割が逆の善玉で、本来は手塚が変身する予定だったとの事である。
サイのイメージから優しく力強いキャラクターになるはずだった。

名前の由来は「鎧」の音読み.


銀のボディとメタルバイザーの赤い角は『人造人間キカイダー』に登場するグレイサイキングのオマージュ。
仮面ライダーBLACKRXが裏モチーフとなっている。一見わかりにくいが、よくよく見れば口の形状や首周りに面影を見て取れる。

契約モンスター


  • メタルゲラス
サイ型のモンスター。4000AP。
頭部のドリル状の角や両手の鋭利な爪を武器とし、鋼の皮膚に覆われた巨体による突進攻撃を得意とする。
仕草が可愛い。
映画『レッツゴー仮面ライダー』では歴史改変により仮面ライダーが消滅したせいか、ボルキャンサー共々ショッカーに捕獲されていた。処刑前広場では仮面ライダーBLACKと闘う。これはモチーフがブラックのサイ怪人と同じためと思われる。

【召喚機】


  • メタルバイザー
左肩アーマー前部に取り付けられている。
この中にカードを投げ入れることで、そのカードの効力を発揮する。
左右で形状は同じだがバイザーのある左肩のアーマーのみ赤い角が付いている。


【所有カード】


  • アドベント
メタルゲラスを呼び出す。4000AP。
モンスターを撃退した後の龍騎との初戦闘時に使用した。
反撃することに戸惑う龍騎をメタルゲラスが吹っ飛ばした。

  • ストライクベント:メタルホーン
メタルゲラスの頭部を象ったガントレット。2000AP。
角による刺突の他、としても使用できる。
ガイの主力武装、てか武器はこれしか無い。

  • コンファインベント
他のライダーのベントカードの効果を無効化する強力な特殊カード。
複数枚(最低でも2枚)所持していて劇中ではライアのファイナルベント、ナイトのガードベントを無効化した。
使えばほぼ無敵と言えるが、タイガが設定上所持している「リターンベント」はこのカードで無効化されたカードを再利用できる効果を持つ。


  • ファイナルベント:ヘビープレッシャー
メタルホーンを装着しつつ突進するメタルゲラスの肩に水平に乗り、その勢いのまま突撃し敵を粉砕する。5000AP。
この技でバクラーケンを倒した他、ナイトに止めを刺すために使用したものの、ガードベント装備の龍騎に跳ね返された。



《TV本編の活躍》


当初、『マトリックス』の部員達を人間心理を応用したゲームで死闘をさせ、更に『OREジャーナル』のコンピューターをハッキングして牛耳り洗脳ゲームを一般市民らに暴露させようとするが、島田の手によって逆にコンピューターをハッキングされ失敗に終わる。
更には上記の部員達の件で警察に逮捕されたが、取り調べを受ける際には肩書きを悪用して警察相手にもナメきった態度を取り、ほどなく父親のお得意様である北岡のコネで釈放された。

その後、なかなかバトルが盛り上がらない事に業を煮やし、一策講じる事で龍騎、ナイト、ライア、ゾルダ王蛇による大乱戦を演出。

自身も参戦し闘いを有利に進めるが、王蛇に一瞬の隙をつかれ、ゾルダの放ったファイナルベントへの盾(別名ガードベント*2)にされてしまう。


お前…! 俺が、ゲームを面白くしてやったのに…。

フン…、近くにいたァ、お前が悪い…!


駒にするはずが逆に駒にされた事で逆上。
瀕死となりながらも襲いかかる*3が、まるで相手にされず吹っ飛ばされてしまう。

容赦の欠片もない王蛇が続けてファイナルベントを発動、ベノクラッシュの怒涛の連続蹴りを食らい断末魔の叫びを上げて爆散した。


事前に浅倉をそそのかす際に「デビュー戦は大事」と語っていたが、皮肉にも自らの命でそのデビュー戦を演出することになってしまった。
王蛇によるライダー殺しの記念すべき初犠牲者である。
しかも他のライダーと違い死亡に際し何のドラマ性もなく爆散(2話で退場したシザースでさえ何故ライダーとなって戦うか、デッキが破壊されれば変身者さえあっさりと契約モンスターに食い殺されるという龍騎の戦いの厳しさが描写され、短い期間ながら強烈な印象を植え付けた)。
哀れガイ…。

ちなみに、これより少し前に未来のベッド相手である手塚から占いで「お前の身にトラブルが訪れる」と予言されており、(この際、「自分の事も心配した方がいい」と嫌味半分で言うが、正直お前が言うなである)芝浦は警察に逮捕されたことだと思っていたが、大局的に見れば、占いが示していたのは「自身の死」だったといえる。

しかしこの犠牲で新たに参戦した王蛇の攻撃性と残忍さが視聴者の皆様に伝わったことだろう。

契約モンスターだったメタルゲラスはガイの死に(悲痛な)咆哮を上げ、健気にも敵討ちをしようと王蛇を付け狙い、間違って浅倉に似た男性を車ごと殺害するなど王蛇に強い敵意をむき出しにしていた。
が、所持していた契約のカードで無理矢理契約させられ存分に利用されてしまうことに。ミラーモンスターは無理やり契約させられているだけで友情関係は存在しないはずだがエビルダイバー共々主人には懐いていたようでこのことは芝浦淳役の一條俊のインタビューでも語られている他、『POPEYE特別編集 仮面ライダー the40th コレクション』では主人の為に敵討ちしようとしたモンスターとして紹介された。

ちなみに当時の児童誌では輪にかけて酷い最後を迎えており、盾にされてそのまま死亡し、なんのドラマもなくメタルゲラスを取られている。
ネットによく出回る画像の台詞が下記。

王蛇「じゃあ、まず おまえから しんで もらうか。」
ゾルダ「みんな よけろ。おうじゃだけはゆるせない!」*4
王蛇「やれるものならやって みろ!」
ぐいっ!
ガイ「なに?」
エンドオブワールド!
王蛇「おまえがくらえーっ!」
ガイ「ぎゃーっ!
ガイは、おうじゃのたてがわりにされてしんだ。
おうじゃは ガイのモンスターを てに いれた。なにを たくらんで いるんだ?
龍騎「なんてやつだ!」
王蛇「はっはっは、ゆかいだぜ。」
(おわり)



TVSPでの活躍》


仮面ライダーベルデこと高見沢逸郎の誘いに乗り、ライダーバトルの障害となっている龍騎とナイトを襲撃する。
なお、TV版の時よりも若干髪が伸びている。

終盤まで生き残り地下駐車場戦にも参加。
ベルデがナイトにより倒された後生身になった真司と蓮を襲おうとするが、ミラーモンスター・ディスパイダーの吐いた糸に捕まって身動きが取れなくなり、そのまま足からむっしゃむっしゃと美味しく頂かれた。

ろくに抵抗も出来ず一方的にモンスターによって喰い殺されたライダーはガイのみであり、本編同様惨めな最期だった。
断末魔なんても(ry。


《劇場版》

劇場版では既に脱落者となり未登場。
だがメタルゲラスは王蛇の契約モンスターになっていた(どういう経緯かは不明)。



劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』では、王蛇の相手としてライアと共にディエンドに召還される。



KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT

仮面ライダートラストという名前になり、ゼイビアックスに脅迫されたモトクロス選手、ブラッド・バレットが変身する。

ライダー同士の戦いをスポーツの試合と思い込まされるが、それ故にスポーツ選手として正々堂々とした真っ向勝負を心情としていた。

ブラッド・バレットは試練に勝つ!

同時期にゼイビアックスに利用されていたスティング(ライア)とは違い、眼前のキャモ(ベルデ)の死を経てなお最後までレンの説得とゼイビアックスの甘言との間で葛藤していた。

結局、自身の名誉のためにウイングナイト(ナイト)/レンを倒そうとするも、結果的にゼイビアックスに見放され、
原作と同じくストライク(王蛇)に盾にされ、トルク(ゾルダ)のファイナルベントで致命傷を負い、ベノクラッシュで爆発した。


その後のセリフ

俺は負けない…いつでも勝つ!ブラッド・バレットは試練に勝つんだ…!ブラッドォ……

しかしこの後アドベント空間へ。

原作と違って融通の効かない単純かつまっすぐなキャラクターだっただけにその退場は哀れに映ったとか……。


RIDER TIME 仮面ライダー龍騎




殺し合うなんて、最高の愛情表現じゃない?



本編と同様、芝浦がオリジナルキャストで変身。
若手の石橋(シザース)や戸塚(タイガ)と組んで、真司と手塚のチームと小競り合いを続けていた。
開始4日目で真司のチームに同盟を申し出るが、実は手塚は芝浦側に寝返っており、真司らを罠に嵌めて他3人のデッキを奪ってしまう。
直後王蛇、ゾルダの乱入で戸塚が死亡するも構わず逃走。

そして、手塚を加えて勝利の食事会をしている最中で、味方の石橋を手塚と共謀して刺し殺してしまう。

…さらに、カットが切り替わると、視聴者は信じられないものを見る。




芝浦と手塚が裸でベッドで抱き合っている衝撃のシーンだ。


…どうやら、極限状態の中に置かれた影響で「そういう」関係になってしまったらしい。
通称ユナイトベント。奇しくもエビルダイバーとメタルゲラスは獣帝ジェノサイダーのパーツである…
別世界での手塚に似た人物親友が見たらどう思うだろう

敵同士で愛し合うことに手塚が戸惑う一方で、芝浦はノリノリで吐いたのが上記のセリフ。
この本編からのあまりの変貌ぶりに、多くの視聴者が戸惑いを見せる一方で、同時に「ライダーバトルをゲームとしか捉えなかった芝浦が愛情を学ぶとは」と感心の声も寄せられていた。
一方で、本編の回想シーンにてクリスマスに男2人で街中を歩く手塚もそういうヤツなんじゃないか、という疑惑も…

しかし、リュウガの介入によって手塚が疑心に駆られ、結局二人で殺し合うことに。
コンファインベントでライアのファイナルベントを無効化し、ライアにヘビープレッシャーをブチ込んで致命傷を負わせた。


致命傷を負った手塚だったが、同時にかつての記憶を取り戻し、真司の下に駆けつけ息絶える。
手塚がもうこの世にいないことも知らず、手塚を探し求める芝浦。




どこに隠れてる!手塚!!俺の愛を受け取ってくれよ…!そうすればあんたは、俺だけのものになる…そうだろ!

ハッハッハッハ…!!



もう完全に本編の面影がない。敏樹いい加減にしろ。



だが、そこに真司と融合したリュウガが現れる。




城戸か……?




手塚は…死んだ!
代わりに俺が愛してやるよ……。


その雰囲気と漆黒のリュウガの姿に違和感を覚えながらも、デッキを振りかざし「変身」する芝浦。
だが、力の差は歴然としており、圧倒的な力で一方的に叩きのめされ、ドラゴンライダーキックを食らいガイは敗北。
そのままリュウガに足蹴にされたまま、苦悶の表情を浮かべながら消滅したのだった。



【立体化について】


ライダーフィギュアでの立体化については食玩やガチャガチャ等の細かいものを除けば、過去のものは装着変身・キューブリック(トラスト名義で6体セットのうちの1つとして同梱)。

最も近いものは2011年4月に発売されたfigma(仮面ライダートラスト名義)。

どれもデザインの再現度は好評で、特にfigmaはストーリーを知らない美少女フィギュア愛好家が集まるfigmaスレにて「原作は知らないけど格好いいから買ってみようかな」というレスも多かった(同じくデザイン面ではファムが好評だった)。


その他のフィギュアスレでも度々龍騎シリーズコンプの一環として名前が挙がることが多く、S.I.C.やRAH、フィギュアーツでの商品化が待ち望まれている。

そして遂にフィギュアーツでの商品化が決定した。
figmaに対抗して作られた面もあってか出来も良好である。
魂ウェブ商店限定ということで、現在は超プレミア品になっている。



【余談】


実はガイのデザインは、上記の通り元々は手塚が変身する前提でデザインされた。*5
着ぐるみが出来た時点で、「敢えて逆にした方が面白いのでは?」と急遽ポジションが逆になったとの事。

カードを投げ入れるシーンがインパクトがあるが、実はアレは着ぐるみのミス。
肩アーマーがデカすぎて左肩にあるバイザーに右手が届かないという事態に陥り、頭を抱えた所、フッとカードを投げ入れるというアクションを思いつき、採用された。
結果としては大成功だったのは言うまでもないだろう。

12年後には新たな盾?仲間が加わった。
その翌年にも更に2人増えた。

芝浦を演じた一條氏は、『龍騎』の出演以降も『おみやさん』等でのドラマでも刑事役・犯人役などあらゆる役をこなしてキャリアを積み、
現在では若輩ながらもベテランの領域の俳優さんである。
RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』への出演が決まったことと前後してネット上のガードベントネタを知り、
イベントでの壇上トークでそのことを語り面白いネーミングだと評していた。
そんな一條氏には奥さんと二人のお子さんが居るのだが、息子さんはガイのやられっぷりが辛くてそのシーンだけ飛ばして見ているのだとか。
逆に娘さんはガイがやられるシーンを嬉々として見ているらしい。
もっとも、同作品では新たにユナイトベントというネタが生まれてしまったのだが……
…そして奥さんは、そのシーンをちょっとハァハァしながら見てたそうな…ええんか…

なお、台本を読んで例のシーンを演じると知った際は「頭が真っ白になって先の内容がしばらく入ってこなくなった」とのこと。
…まあそりゃそうだ。



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