断末魔の叫び

登録日:2011/04/11 Mon 15:44:27
更新日:2025/03/31 Mon 15:21:49
所要時間:約 40 分も喋れます





だん-まつま【断末魔・断末摩】
息を引き取るまぎわの苦痛・状態。または死ぬ直前のこと。

つまり断末魔の叫びとは「死ぬ間際の叫び声」のことである。
「断末魔」そのものは叫びや言葉の意味ではないので注意。

「断末魔」とは「末魔が断ち切れる」という意味。「末魔」はサンスクリット語の「マルマン」の漢語訳である。
古代インドの人々は「人体には「マルマン」という『命をつないでいる急所』が何箇所かあり、これが切れると人は苦痛とともに死ぬ」と考えていた。



断末魔の叫びとはその苦しみの為にあげるのか、はたまた生への渇望からくるものか…だが確かにそこに彼らは生きていた。

この項目では彼らの生きざまを凝縮した(?)断末魔の叫びを取り上げていきたい。
なお項目の都合上、死の直前ではない台詞(戦闘不能等)も含みます。
また、命乞いについては別項目で取り扱っている。



《主な断末魔の叫び》


悲鳴

苦痛であるため悲鳴を上げるのは当然ではあるが、その中でも特徴的なもの。

ウボァー

もはや誰もが知る伝説級の叫び。ファイナルファンタジーⅡにおけるラスボス皇帝が主人公らに敗れた際に発する。
その予想外な断末魔の叫びに余韻をぶち壊されたプレイヤーもいるのではなかろうか。GBA版ではミンウ一行が倒した善の皇帝のウボァーから続けざまに悪の皇帝のウボァーというWウボァーが披露される。
ディシディアではさらに堀内賢雄氏の素敵ボイスによる様々なウボァーが聞ける。KOされた時は勿論のこと、シアターモードでのストーリームービーの皇帝退場シーンがコスモスサイド10人分用意された結果、
連続再生すると 通常より気合の入ったウボァーが10連再生される今世紀最大のウボァー祭り となった。
キャラのボイスサンプルには本編で使われなかったパターンのウボァーが収録されている。
かくして、見事にプレイヤーの腹筋をBREAKさせた。
ちなみに学園ハンサムにも、サッカー部員がキャラの一人に顎で刺殺された時の断末魔として使われている。


ぬわーーっっ!!

これまたRPG界では有名な叫び。ドラゴンクエストⅤの主人公の父パパスがゲマによって灰にされる間際に発せられる。
あの強かったパパスが息子を人質に取られ、無抵抗のまま嬲り殺される姿は、当時多くのプレイヤーに衝撃を与えた。


ひでぶっ!!

言わずと知れた代表的断末魔。出典は北斗の拳
原作ではハート様のみだが、アニメでは第一話のジードを始め様々なキャラが発している。
全く意味のない文字の羅列というわけではなく、「ひでえ(痛え)」と悲鳴を上げている途中で体が破裂して語尾が変化して「ひでぶ」になったとされる。このような「悲鳴+語尾変化」の断末魔は他にもいくつかある。
類義語に「あべし!!」「たわば!!」「ちにゃ!!」「あわびゅ」「いってれぼ!!」「うわらば」等もある。

またこれに限らず北斗という作品自体が雑魚敵が死にまくる作風であり、アニメ版では声優陣の迫真のアドリブもあって
この項目で述べられている主な断末魔の叫びの種類は大体網羅されている(雑魚役は千葉繁や佐藤正治が多い)。

それまでの悪役は特に断末魔を上げることなく無言で爆裂死していたのだが、このハート様の「ひでぶ」が受けたため、
以後の悪役は珍妙な悲鳴を上げつつ死ぬのがお約束と化した。つまりは、『北斗の拳』の作風の一つを確立した偉大なる断末魔と言える。

ファンアイテムとしても名高いPS版「北斗の拳 世紀末救世主伝説」には、一部の雑魚敵の秘孔を突き切ったタイミングで敵の口上が最大4種類の断末魔に分岐するという「秘孔&リアルタイムあべしシステム*1」が搭載された。
一例を挙げると
「やめて て、て、やめて、とめて、やめて、とめぴゅー!!
「やめておけ!! キ ギ、ギギギギギッ、ギムネマー!!
「やめておけ!!キサマに勝 か、か、かんぴろばくたー!!
「やめておけ!!キサマに勝ち目はねえ!! ねぇ?ねぇ?ねぇっすかねぇーーー!!


うっ ぐぺぺぺぺーっ!

ファイナルファンタジーⅣ序盤、イベント戦闘のサハギンの断末魔の叫び。
気弱な王子ギルバートが今は亡き恋人の霊に励まされ、勇気を見せるイベントでこれである。
しかし今作においてはまだ序の口である。


グ………パァー!

同じくファイナルファンタジーⅣにおけるゴルベーザ四天王が一人、スカルミリョーネが発する迷句。
一度倒した後卑怯にもバックアタックを仕掛けたにもかかわらずこのザマである。
こいつはアンデッドなので、毒ガスか何か吐いてるのだろうか?
ますだおかだの岡田ではない。
くぱぁでもない。


グガゲゴ!

またもファイナルファンタジーⅣからの出典。磁力の洞窟のボス、ダークエルフの断末魔の叫び。
FF4TAではまさかの復活を遂げるが敵にとどめを刺されるなど無様さ倍増。


グ…ズ…ギャアアアム!!!!

またもファイナルファンタジーⅣからn(ry
ラスボスのゼロムスの断末魔の叫び。
出てきた時はあんな格好いい事言ってたのに…どうしてこうなった。
DS版では堀川りょうによるボイス付き。

ぎにゃぁぁぁぁ!!

FINAL FANTASY Ⅷより、ライバル的存在のサイファー・アルマシーの断末魔の叫び。……と言っても死んではいないのだが。
彼との最後の戦闘でG.F.オーディンを所持しているとオーディンがいきなり現れ、即死技の斬鉄剣で倒してしまう……と思いきや「斬鉄剣返し」でこれを一蹴する。
しかしそれから戦闘が進むと現れる、タイトルを超えてG.F.として乱入してきた謎の男の斬鉄剣を防ぐことはかなわず、この叫びと共にぶっ飛ばされ敗北。
序盤から終盤まで何度も刃を交える一応イケメンの一応ライバルが、最後の最後で脈絡なく登場したゲストキャラの闖入者に倒された挙げ句にこの死ぬほど情けない叫び声を上げるという謎の展開で、サイファーのネタキャラとしての立場を確固たるものとした。
サイファーがゲスト出演したキングダムハーツⅡでもしっかりネタにされた。

ちなみに海外版では「Ergwahhhh!!!」になっており、こっちもかなり変。



主にDQシリーズの名もなき兵士らが亡くなる時に発せられる。
特にダメージが大きい場合は「ぐぶっ…」だったり、
テンションの高い奴は「ぎょえーーっ!!」になることも。
DQ2のムーンブルクの王様の断末魔は「ぎょえーーっ!!」だった。
・・・王様なんだからさぁ・・・もうちょっとマシな悲鳴上げさせてあげてよ・・・。
またDQ5のパパスの「ぬわーーっっ!!」もDQ界では有名な断末魔。


ぐぼォォォォ…

初代聖剣伝説のラスボス、ジュリアス第二形態を倒すと見られる。
しかし直後に3戦目が待っているという罠。さらにヒロインとの別れも待っているという悲恋。


グエーッ

ドラえもん漫画内漫画のキャラオシシ仮面の叫び。
スランプに陥っていたフニャコフニャオ先生の生んだ迷キャラ。


ヤッダーバァアァァァァアアアアア

ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風に登場したチョコラータの断末魔の叫び。
詳しくは本人の個別項目に譲るがそのあまりの外道ぶりを断罪するが如く、漫画にして7ページ半、アニメにして30秒、計122回の無駄無駄ラッシュを浴びた末に発せられた。
独特な叫び声は多いジョジョだが、最期となると主張・恨み節の類が多いため、それなりの話数を割かれた個性のある敵が叫びしか許されず死ぬのは割と珍しい。


おぼろしゃぁぁぁぁぁっ!?

銀魂の登場人物が時たま放つ断末m……あ、ごめんこれただのゲロだわ。


ン゛ッン゛ッン゛ーー!

洋TPSでお馴染みデッドスペースの主人公アイザック・クラークが発する断末魔の叫びである。
かなりインパクトがある断末魔で、中には彼の断末魔の叫びをききたいが為に買う人も…


イ゛ェアアアアアアアアアアアアアア!

アマチュア製作のアクションアドベンチャーゲーム「呪いの館」で主人公が発する断末魔の叫び。
ミスした際に放たれるこの叫びの虜になった者は多く、某動画サイトで人気を博した。
ちなみに叫ぶ際は倒れた姿勢から昇天してゆく。


あうううううううん

バイオハザード4での主人公レオン・S・ケネディの断末魔。表記にはブレがあるが「あうぅん」とかだいたい同じ感じ。
首が飛ぼうが岩に飛ばされようが同じ断末魔でお亡くなりになる為幾度となく聞くことになり、さらに断末魔とは思えぬ間の抜けた響きは一度聴いたら耳に残ること間違いなし。
一部でカルト的な人気を誇り、某動画投稿サイトで死亡集もUPされている。
リメイク版であるバイオハザード RE:4では残念ながら変更されてしまった。


◎<ヴァー

コナミのシューティングゲームより、AC版「沙羅曼蛇」のラスボス、ゼロスフォースが撃破された時の断末魔の叫び。
目玉のような外観からは似つかない声のせいでよくネタにされ、転じてゼロスフォース自体の愛称も「ヴァー」もしくは「ヴァー様」と称される。
実は当初はそんなに注目されなかったものの、「グラディウスⅤ」で採用されたことで一気に知名度が上がった。本作では大量に登場するため、いやと言うほど聞くことができる。
オトメディウスにおけるバーサスミッションのラスボス「Z.F.F.(ゼロスフォースフォーチューン)」でも採用。

オゴォォォォォォォォォッッッッッ!!

半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!などに登場するエッグモンスター、てんりゅうの断末魔の叫び。
これだけだと普通に見えるがてんりゅうとは黒子が操る不思議な龍という祭りのねぶたみたいなキャラであり、発された理由に至ってはてんりゅうは からまった・・・・というなんとも情けないもの。
同シリーズには何とも言えない断末魔が色々あるので機会があれば確かめてみるのも面白い。


アバーッ!?

ニンジャスレイヤーで頻繁に発せられる断末魔の叫び。そこから派生し、ヘッズ*2の間では登場後短時間で死亡する事を「即アバ」と呼ぶ。
「グワーッ!」よりもはるかに重篤なダメージを受けた場合に発せられるため、ソーマト・リコール*3すらも拝めぬ即死めいたアトモスフィアを醸し出す。
死んでいなくともニューロン破壊や内臓破裂等でオタッシャ重点である。
この断末魔の叫びを発した者がニンジャであった場合、大抵は下記「サヨナラ!」に続き、爆発四散する。ショッギョ・ムッジョ*4
ちなみに原語では“Ooooff!?”。これを「アバーッ!?」と意訳した翻訳チームのセンスのイカレっぷりに、思わずドゲザ。


うーぁ うーぁ ぅーぁ…

ストリートファイターⅡあたりで男性キャラがやられた時のボイス。主にWeb上や動画サイトのコメントなどでこう書かれ、エコーを表現している。
実はオリジナルのアーケード版では「うーぁーっ…」と1回だけだったのだが、スーパーファミコン版で上記の3回になり、一気にメジャーになった。
カプコン系のアーケードゲームでは割と耳にする形式だが、中々じわじわくるものがある。


ぬわあああ!ぬわー ヌワー

そんなストⅡに登場するガイルのボイス
……ではなく、セガの戦国大戦に登場するUC酒井忠世の撤退台詞。カプコンじゃないよ。
どういうことかは彼のカードイラストか動画を見てもらえるとわかる。(戦国大戦 ガイル で検索すると何故か出てくる)
要するにストⅡ風に悲鳴がエコーで響くというもの。メーカーすら違うじゃねぇか。
演じた最上嗣生もカードイラストを見て全てを察したらしく、この撤退台詞はセルフエコーである。
勝利した時の台詞も「国に帰るがいい、お前にも家族がいるだろう」だし良く怒られなかったものである。


負けたッスー 負けたッスー 負けたッスー 負けたッスー

格ゲーの中でも燦然と輝く断末魔と言えばワールドヒーローズだろう。
連続判定の必殺技でKOするとやられボイスが何度もこだまする仕様となっている。
これをラスプーチンの「秘密の花園」で行ったものなら、髭もじゃ親父に花園に連れ込まれハートマークを飛ばされながら断末魔を挙げる事となる。
女にやればセクハラ待ったなし、男にやれば完全にハッテン場♂。
ちなみに試合が終了した後の勝利台詞は「さあ、恥ずかしがらずに私の愛の花園で一夜を明かすがよい」、完全に事後である。


ぐ…がああっ…!

ファイアーエムブレム 聖魔の光石に登場する敵国の将軍ヴァルターの断末魔の叫び。
ファイアーエムブレムシリーズはその性質上、戦場に立つユニットでさえあれば敵味方問わずそのほとんどに断末魔が存在するゲームだが、
その内容は主張や辞世の句が圧倒的多数派であり、苦悶の声一言だけというパターンはかなり珍しい。
ましてヴァルターは初登場からイカれた発言を連発する濃いキャラであり、そんなキャラの最期がこれというのが余計に異質さを感じさせる。
この手の死に台詞を残すのは他だと「暁」のイズカ、「新・紋章」のルーベンと、人間的に食えなさそうな輩たちが僅かにいる。


……ぁ……

ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡及び続編のファイアーエムブレム 暁の女神に登場するイレースのロスト時のセリフ。
儚い外見ながらかなりの健啖家で魔術師なのに不必要な力が伸びるという特徴的な彼女だが、その断末魔は短い悲鳴のみ。FE全キャラで最も短い断末魔である。
蒼炎及び暁は、仲間になる一般ユニットにも深いキャラの掘り下げがなされており、状況によって断末魔が変わることも多い。
しかし彼女だけは終始その断末魔が変わることはない。特に彼女は出撃可能ステージが最も多いという特徴も持つのに最初から最後まで断末魔が変わらないというのはなかなかおもしろい。


いやあああぁぁぁぁぁっっ!!!

ファイアーエムブレム 風花雪月に登場するイングリット=ブランドル=ガラテアの断末魔の叫び。
CV採用以降のFEは、従来の「死に際の台詞」とは別に、HPが0になった瞬間の断末魔も収録されており、これはそちらにあたる(↑はいずれもCVなし)。
イングリットのそれは、普段の凛々しくも可愛らしい印象からあまりにかけ離れたその真に迫った叫びから、
「死にながら収録した」という賞賛を送られるほどのものとなっている。
その迫真っぷりは文字だけでは説明しきれないので、どんなだよと思った方はぜひ一度聞いてみてほしい。
なお、「ファイアーエムブレム無双 風花雪月」でも相変わらず迫真の叫びだが(相対的には)若干控えめになった。その代わりに元々結構いい叫びをしていたリンハルトの断末魔が強烈になった。


きゃぁああああ!!!
いやぁぁあああ!!!

それぞれ悠久の車輪の「ネメシア」「ナンティ」の台詞。
前者は元気で明るいエルフ、後者は幼気で少し気弱なワーウルフであるが、それぞれ撤退時の台詞が迫真過ぎるものとなっている。
…とまぁそれだけならうるさいだけで問題無いのだが、実はこれは撤退台詞
おまけにふたりとも打たれ弱いコスト1のカードなのでゲーム中、ゲーセン内に何度も悲鳴が響き渡る
しかもネメシアはストーリーで良く敵として登場。ナンティは便利な能力を持ち使用率が高かった。
挙句このゲームは撤退してなんぼのゲームバランスなので…後はお察しください。


オァァアアアア!!

同じく悠久の車輪より。情けない撤退台詞だがこの断末魔をあげるのはネクロポリスシナリオの主人公ダルタニア
小林智美(サガシリーズのパッケージイラスト等を手掛けるイラストレーター)の描いたイケメン吸血鬼で、ストーリー中も常にノブレス・オブリージュを厳守した紳士。
そんな彼の撤退台詞が小物染みていた事はプレイヤーに大人気。
後のリメイクカードで撤退台詞が「フハハハハハ!」と笑い声に変えられたのは彼のキャラにはあってるが、落胆した車輪の子も多かった。


ホイィーーーーーーーー!!

League of Legendsに登場するチャンピオンの一人、メカ乗りのヨードル*5「ランブル」が発する断末魔の叫び。
関智一のスネ夫寄り愛らしい演技でコミカルにポンコツタイタンから上空に射出されながらのこの断末魔なのでやたら印象に残りやすい。
しかも少しすると「……ぁあああっ!」とフェードイン気味に落下してくるのも密かに笑いを誘う。


う゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛

黄金の絆に出てくるキャラクターサディアスの叫び。
中盤~後半に掛けて主人公と戦うライバル的な存在、性格は不敵でキザなイケメン野郎であるが、その叫び声は非常に情けなくて大人気。
しかもこれ本来は項目通り断末魔の叫びなのだが、設定ミスでダウン時のボイスになっており、何度も何度も「う゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛」と叫ぶ。
その迫真の悲鳴はアピールされまくった開発費とその割には出来が悪いことから、4億の叫びと揶揄されている。
そしてこの声を演じたのはなんと現在大活躍している声優・古川慎である。
この頃はまだ一介の専門学校生であるが演技力に問題はなく、この台詞も気合が入りすぎている+使い所が悪いだけであり悲鳴としては合格点と言えるだろう。
主人公のライバル役に抜擢される時点で、当時からもかなり期待されてたのかもしれない。
なお、古川は後に上述のイングリットの親友であるシルヴァンを演じるが、彼の断末魔は迫真ではあるが残念ながら普通である。


オォォォ……オォォォォォォォォォ! …………………………。

Fate/Grand Order』第一部の敵である魔神柱の1柱、バルバトスの悲鳴。
仮にもボス格の敵でありながら、第一部最終決戦の大規模レイドバトルで真っ先に狩られたことから「レイドバトルの獲物」としてのキャラ付けが定着し、ハーゲンティとゼパル*6と並ぶネタキャラ扱いの彼であるが、
イベント『レディ・ライネスの事件簿』において単独でレイドバトルの獲物として出現した際、死亡時にかなり長い悲鳴を上げることから、一分一秒が惜しい人類悪マスターたちからは「断末魔が長い」と言われてしまう羽目に。

イベントが復刻された際には悲鳴もスキップできるようになった。これだけで十分酷いのだが、不具合でスキップがデフォルト設定になっており、おまけに公式で告知されるまで誰一人そのことを不具合だと認識していなかった。もちろん修正を求める声も皆無。


アア゛ーゥ!!

多数の作品で断末魔の叫びとして流用される音響素材「ウィルヘルムの叫び」。単独項目参照。


グオォォオオオオオ!!!!!!

ファイナルソードの主人公の断末魔の叫び。
ボイス自体は主人公の背格好にしてはやたら野太い事以外に特筆すべき点はないが、問題はその断末魔は高所から落下した際にのみ流れること。
そのくせ妙にプレイヤーの心に残っている理由はその落下する場所がやたら多いため。
特に走ってないと置き去りにされる動く床浅瀬で溺死するオアシスの水辺は大抵の人が引っかかる難所と言えよう。

今日もどこかでこの断末魔と気の抜けたようなゲームオーバーSEが流れていることだろう。


ムワアアアアアア!

トーマス・スピンドラー氏が演じるワリオのやられボイス。
マリオパーティ、マリオパーティ2で聞くことができる。
なぜだか妙な魅力がある断末魔のようで、ニコニコ動画でミーム化してしまった。
なお、マリオカート64マリオカートアドバンスでもトーマス氏はワリオを演じているが、
この独特な断末魔を聞くことはできない…が、チャールズ氏の演技がこなれるにつれ、
別の面白断末魔も増えていった。


ノーン!日本の新型機だ!
そんなバカな!?うぉあああ!
助けてくれ!死にたくねぇーっ!

荒巻艦隊シリーズの1つ、「紺碧の艦隊」序盤に登場した重爆撃機B-30パイロットの台詞。
日本軍による真珠湾攻撃、パナマ運河攻撃の報復とすべく照和17年4月18日中国大陸から日本本土を空爆したが、後世日本軍は前世の教訓をもとに新型迎撃機蒼莱を開発しており実戦投入を兼ねてスクランブル出撃させる。
B-30乗組員は高空から襲い掛かる蒼莱を視認していたが「とぼけるな、俺たちは今高度1万を飛んでるんだぞ!」「しかしもへちまもあるか。俺たちより高く飛べる日本機などあるはずがない!」と確認を怠っていたため迎撃が遅れ真っ先に攻撃を受けた3番機が上記の台詞と共に火を噴き墜落、他の機体も弾幕を張るも悉く撃墜され帝都上空に侵入した部隊は全滅した。
同エピソードが漫画2巻目、OVA3話と早いこともありのこのシーンはぺジテのガンシップによるバカガラス奇襲と共に高速戦闘機による爆撃機部隊迎撃シーンの金字塔として非常に有名。


おあーっ!?

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONより、ルビコンのパッチV.VII(ヴェスパー・セブン)スウィンバーンの悲鳴。
字幕としては、奇襲を受けた際・命乞い中に攻撃を受けた際・撃破された際*7の3通りの際に出るが、実際は撃破時以外は「ぐわっ!」程度に短いボイスとなっている。
なお、英語表示の場合はそれぞれ異なる字幕になる。
+ 詳細
状況 日本語字幕 英語字幕
背後から奇襲を受けた時 おあーっ!? Gah!
命乞いを無視され攻撃された時 Agh!
撃破された時 EAAARGH!


そんな…私は…企業だぞ…!? 最後の…プランを…

ヴァァァァァァァァァァァァッ!!!!

同じくARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONより、本作の悪役筆頭・V.II(ヴェスパー・ツー) スネイルの最期。
最早人間の物とは思えない、悪霊のような叫び声は必聴。一方で、実際には上の台詞までしか字幕表記はなく、「最後の…プランを…」が表示されたままこの叫びが響く*8
ここに至るまでさんざん621(プレイヤー)を侮蔑し、悪行を重ね、挙句の果てに621を「害獣」呼ばわりまでしてきた男がケダモノのように醜く叫んで死ぬ、という最期は因果応報と呼ぶに相応しい。
聞けば聞くほどスカッとする、リプレイミッションで何度でも吐かせたくなる絶叫は「悪役100点満点」としてプレイヤーからの評価が高い。
演じた手塚ヒロミチ氏曰く、この断末魔に合わせて爆発音のSEを本来より長くしてもらえたそうな。



別れの言葉


サヨナラ!

ニンジャスレイヤーにおけるニンジャが(主に外的要因で)死亡し爆発四散する直前に断末魔の叫びめいて発するアイサツ。*9
オーディオドラマ版やアニメイシヨン版では、このコトダマが発せられる前後に奥ゆかしいシャクハチ・サウンドが響く。
実際のところ別に誰かに別れを告げているわけではない定型文的な別れの言葉であるが、とあるエピソードでは死に瀕したニンジャがこの言葉の前に別れを告げる相手を前置きして爆発四散したこともある。


バイバイキーン!

おそらく日本の子供が生まれて最初に耳にするであろう断末魔の叫び。
それいけ!アンパンマンばいきんまんがアンパンチでふっ飛ばされたときに毎回発する「お約束」の断末魔の叫び。


……相棒。それじゃ、またな。

ACE COMBAT 3 electrosphereの登場人物、キース・ブライアンの最期の言葉。
彼といえば同作最大級の迷シーンにして迷台詞「挟まっちまった!」が有名だが、その直後に主人公に「俺を狙え!」と通信を入れてくる。
ナイトレーベンの驚異的な機動力が削がれた状態なので好機ではあるし、ゲームを進めるためには彼もろともナイトレーベンを落とさなければならない。
一定のダメージを与えると再度キースから通信が入り、背後で警告音が鳴り響いている中、驚くほど冷静な声で上記のセリフを発し通信が途絶える。



ダメージの詳細解説


目が、目がぁぁぁ!?

天空の城ラピュタムスカのあまりにも有名なリアクション。
余裕しゃくしゃくの姿からバルスの光により上記のセリフを吐きながら転げ落ちる。
目のダメージ自体で死んだわけではないが、結果的にはこれが最期の言葉である。


AMSから、光が逆流する!
ギャァァァァァァァッ!!

ARMORED CORE for AnswerからCUBEの断末魔の叫び。
詳しくは彼の項目へ。


体がぁーーっ!!

ストリートファイターⅣの新キャラ、アベルのKO時の台詞。
その意味不明さとキャッチーさが密かに人気。
裏設定ではベガの代替ボディとして改造されているため、ダメージによって体に得体のしれない異常が発生しているとのこと。


ン? な なんだ からだが
おれの おれの からだ があーっ!

真・女神転生に登場するカオスヒーローの断末魔の叫び。
この時の彼は功を焦っていたのか、LAW勢力の力により閉ざされた扉を前に立ち尽くすも主人公の手から封印を解くためのデビルリングを奪い、道を開く。
しかし、力に満悦するも耐え切れずに爆死してしまう。力を求めた乾いた魂の、力に溺れたゆえの最期であった。

ちなみに敵対するルートで直接手にかけた際にはこんな断末魔ではなく、切ない辞世の句を残して倒れる。


ああ~♥ 気持ちいい~♥♥ うひひっwww
いい~♥ 気持ちだっははっ♥♥ あひひっwww

アニメ北斗の拳のトキの初登場シーン『北斗有情破顔拳』で葬られたカサンドラの看守二人の反応。原作では「いい気持ちだ~~~ちにゃ!」
普通の断末魔は体の痛みを訴える台詞を上げることが多いが、トキの有情拳は相手に痛みを与えず死ぬ間際に天国を感じる、
その為ありえない方向に身体中が捻じ曲がっていくのにアヘ顔でよだれを垂らし上記の台詞で爆死する様は
トキの慈悲深さより北斗有情拳へのおぞましさを覚えた人も多いとか。

爆発的に有名になったのは北斗の拳(2D格闘)の影響であり、興味のある人はジョインジョイントキィ・テーレッテー中野TRF辺りを調べてみるべし。


なかなかやるな…ぐふっ

ファイアーエムブレム トラキア776に登場する味方ユニットの剣士シヴァの死亡時の台詞。
敵からの痛手を「なかなかやるな」と表現するまではよくあるが、そのまま倒れるのに移行するというのはやはりレアケースである。
その唐突さからプレイヤーの間では「なかなかやる程度の相手に討ち取られた」というシュールな印象が先行してしまった。


なんなんだ!?この力は…あたしが直撃を受けている!?

機動戦士ガンダム 逆襲のシャアより、レズン・シュナイダーがラー・カイラムの機銃で撃墜された際に言った最期の台詞。
オールドタイプでありながらニュータイプや強化人間に引けを取らないパイロットの腕を持つ彼女であったが
まるで先読みされたかのように機銃を当てられ、何が起こったかわからずに混乱していることがうかがえる。
その後、要因になったと思われるサイコフレームのサンプルはある役目を果たす…。


げげっ!罠だったのか…

三国志大戦3に登場する横山光輝先生のLE司馬懿の撤退台詞。
かの名セリフ「待て慌てるな、これは孔明の罠だ」をアレンジした台詞なのだが、原作では見切った罠に自分が引っかかった事でネタになっている。「げげっ」という情けない台詞もイカす。
挙げ句復活台詞が「今度は引っかからんぞ」であるが、プレイヤーの操作自体では再び「げげっ!」と引っかかってしまう。
残念ながらリブート後は撤退時「ぐぅ…罠であったか」復活時「軍勢を勢ぞろいさせよ」と多少マイルドになったが、罠に掛かること自体は変わってない。それと声が石田彰の美声になった。


何だぁ!?俺がやられたっての!?
しょうがねえ、こうなりゃコンティニューだ!そうすりゃヒットポイントも全回復だっての、ヒャハハハ!!
それでレベルを上げりゃ、日本どころか世界制覇も出来るっての!!ヒャハハハ! ヒャーッハッハッハッハ……!!

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONSの敵キャラの一人、テンザン・ナカジマの最期。*10
自身が元々「バーニングPT」というゲームの全国大会で優勝するほどの腕前を誇っておりその腕を買われて戦争に参加したため、軍人としての心構えはなっておらず道徳心も薄い。
更に機体に搭載されていたゲイム・システムの干渉を受け戦意が無尽蔵に高揚し、正気も失っている。
そのため機体が破壊されてもゲームとの区別がついていなかったために脱出しようとせず、そのまま機体と共に爆死した。
重要なのは、主人公リュウセイ・ダテも元バーニングPTプレイヤーでオタク気質、前述の全国大会で戦ったこともある顔見知りであるため、この醜く哀れな結末が「主人公のif」の側面を持つというところ。
ちなみにこれはリュウセイ以外で倒した場合の台詞で、リュウセイが倒した場合は冒頭の部分が「馬鹿言ってんじゃねぇ!」になり、アニメ版では倒された際に正気を取り戻してリュウセイに「この戦争ってゲームで同じ目に遭う」という旨の発言をしてやはり高笑いと共に死亡する。

なお、このあと彼は戦うためだけの改造人間に成り果てて再び敵として立ちはだかるため、結果的にコンティニューは1回許されている。


ずれとるー!

手順を誤ると少女達が容赦なく死んでいく脱出ゲーム「やばたにえん」シリーズの登場人物、八神恭子の断末魔の叫び。
シリーズ第三作「やばたにえん酸」では振り子のように吊り下げられた剣の下で磔にされた状態で登場。
すぐ横にあるスイッチを押すと近くの扉が開閉するが、それと連動して剣が振り下ろされ彼女の顔を切り裂いてしまう。
…が、恐ろしく速い斬撃だったためかこの時点では死んでおらず、拘束を解く鍵を持っていれば救出も可能。
しかし拘束を解かずに大きな振動を与えてしまうような事をすると、上記の叫びと共に顔面がずり落ちて死ぬ事となる。*11


俺が・・・負ける・・・?
燃える・・・燃えてしまう
ファンタズマ・・・
俺が・・・消えていく・・・
これは・・面倒なことに・・なった・・

ARMORED CORE PROJECT PHANTASMAに登場するライバルキャラ、スティンガーの最期の言葉。
カスタムAC「ヴィクセン」に搭乗して主人公と幾度となく衝突するが、最終的には新型兵器「ファンタズマ」と融合して主人公を抹殺すべく閉鎖施設「アビス」に主人公を呼び出す。
そこで戦闘し、敗北した末にこの断末魔が出る。
事あるごとに「俺は面倒が嫌いなんだ」とアピールする御仁であるが、その最期においても自分自身が消えていく事象を「面倒な事」と嘆くのであった。


人名


親しい人物


ああっ、ひ、火がっ…母さん!!

機動戦士ガンダムの最終話付近が出典。恐らくは学徒動員だったのだろう名も無きジオン兵の最期の言葉。表記は場所によって揺れる。
彼は功を焦ったのかアムロとシャアの間に割り込むも「な…なぜ出てくる!!」とアムロにあしらわれた末、脱出することもかなわずザクIIの爆発に巻き込まれて命を散らす。
フィクションのモブキャラの死に様でありながらも「人が死ぬ戦争の痛み」を伝えたいという何かを感じざるを得ない。


アメリアーーッ!!

機動戦士Ζガンダムより出典。
ティターンズのパイロット、カクリコン・カクーラーが大気圏突入時にバリュートを裂かれ大気圏で燃え尽きた際に発した言葉。
恋人の名前を叫ぶケースはありそうで意外とないような。
ちなみに上述の叫びは新訳ZでTV版は「アメリア…!」といった演技。



悟空ーーーっ!!

ドラゴンボールクリリンの断末魔の叫び。
フリーザのサイコキネシスに捕らわれ、兄弟弟子であり親友の悟空の名を叫びながら爆散。
アニメ版では爆発の瞬間に体が膨らんでおりよりエグさが増している。

しかし、この残虐な行為が孫悟空超サイヤ人覚醒への最後のひと押しとなるのであった。


アンドルフおじさぁぁぁん!!

スターフォックス64アンドリュー・オイッコニーの撃墜時の台詞。
ラスボスであるアンドルフの甥っ子であることを鼻にかけている彼らしい絶叫である。
後のシリーズでもネタキャラ街道を邁進する、彼の始まりのセリフとも言える。
苗字については言わずもがな。
なおこの台詞を言った場合でもルートによっては再登場するものの、そちらの時は単なる悲鳴となる。「うわああああ!!!」


ゼットォーン…ゼットーン

ウルトラマン最終回「さらばウルトラマン」より、ゼットン星人の断末魔の叫び。
理論上はスペシウム光線と同威力を出せる火器マルス133による銃撃を受け消える間際、最後の力を振り絞って自らが育てた最強の存在ゼットンの名を呼び、そしてウルトラマンをも破る最強の怪獣が現れる……。
なお、説明している通りこれは「ゼットンを使役するゼットン星人の台詞」であって、かの有名な「ゼットンの鳴き声」ではない。が、この叫びを加工して流用したのが、直後に出てくるゼットンの鳴き声なので、そういう意味ではどちらでもある。


アベル……帰れなくて、ごめんね……

ファイアーエムブレム外伝およびEchoesでの、ペガサス三姉妹の長女のパオラの散り際の台詞。
妹を追いバレンシア大陸に渡り、そこで故郷の恋人アベルに帰れなかったことを伝える悲しい台詞…

…と書きたいがアベルと恋仲なのは妹のエストであり、パオラにはアベルに対する恋愛感情があるという設定はない。
どうやら三姉妹の散り際の台詞をプログラムミスしたようだ。
+ 三姉妹の死亡時の台詞
  • パオラ
アベル……
帰れなくて、ごめんね……

ああ……
アカネイアに……帰りたかったな……

  • エスト
姉さま……
ごめんなさい……
エストの台詞は次女のカチュアに言わせても問題ないので、三姉妹の台詞を1つずつずらすと違和感がなくなることがわかる。
しかし、愛憎ドロドロ好きな加賀Dの手により片思いしてるという公式設定になってしまい、
次作の紋章の謎にてエストはアベルに突如別れを告げ、アベルもまたエストを追って行方不明と後味が悪いことになってしまっている。
断末魔の間違いがその後の登場人物の行く末にものすごい影響を与えてしまったという特殊例である。


…ディアドラ…ユリア…

ファイアーエムブレム 聖戦の系譜の重要人物であり大ボスでもある、グランベル帝国皇帝アルヴィス最期の台詞。
自らの血の宿業を祓おうと大きな罪を背負うも、結局それを覆すことができなかった彼の脳裏に映るのは、今は亡き妻とその間にもうけた娘の姿だった…
そしてこの台詞をセリスで聞いていた場合、成すことができる肉親の霊との再会を経てこの台詞の意味を知ることになる…のだろう。

没台詞の場合は「セリス…ユリアを頼む……私を…ゆ…」と、
より直接的にセリスに託す意味合いを持ち、誰に謝罪の言葉を投げかけていたのか色々な解釈ができそうな流れになっている。


あぁ!チョコラータ!ヂョゴラーダァァー!

ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風に登場したセッコの、アニメで追加された台詞。
詳細は項目に譲るが、チョコラータが先に負けたことを察し「そんなカスもう好きじゃなくなったよッ!ぜーんぜんねェェェェッ!」と掌を返して暴走。
しかしブチャラティの攻撃で会話や呼吸がままならなくなり、よろけてゴミ収集車の中に倒れ込みながら切り捨てたはずの相方の名前を呼ぶ。
そしてそのままプレスされ、二人仲良く燃えるゴミとして回収された。


徐…倫…

ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャンのアニメで追加された、空条承太郎の台詞。
自身を除く生物以外のものを無限大に加速するメイド・イン・ヘブンを発現させたプッチ神父の攻撃に対しアナスイのダイバー・ダウンとスタープラチナ・ザ・ワールドの連携で時を止めて反撃しようとする承太郎。
だが最愛の娘徐倫を攻撃と防御に使われ『二手』も遅れた承太郎は、娘を守ったがためにプッチ神父を仕留め切れずに頭を切り裂かれ、ただ一言娘の名前を呼び斃れた。

ホワイトスネイクにDISCを奪われた際にも「お前のことは…いつだって大切に思っていた……行け!!徐倫 血が少し出てるだけだ……後からすぐに行く…」と自身よりも娘のことを案じていた。
この家族愛が徐倫に伝わったことによって、徐倫がDISCを奪い返し死人同然となった承太郎を蘇らせ最終決戦へと間に合わせたのだが、皮肉にもその家族愛によって再び命を落とすことになったのだった。
なお、原作では止まった時の中で二手目に気付いた時の「うおおおおおおおおおおおお」という咆哮とプッチ神父に対して放ち届かなかったオラオララッシュが最期のセリフとなっている。


小早川大尉どの 愛しておりました…

山川純一のホモ漫画地獄の使者たちに登場する旧日本軍の陸軍兵・嶋本が上官で恋人の小早川大尉に向けた最後のモノローグ。
敵に囚われ、衆人環視の中で恋人とのセックスを強要され最後は処刑される運命という極限状況の中で、軍人として最後まで戦い抜き、敵の手で殺されずに恋人と死をともにする選択をした二人。
その最期は、人の生き死にとは何かを考えさせるものであった。


宿敵に対する言葉


グハ!…クソ!こ、こんな所で!ノクトー!あいつだけは…

SFCソフト「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」に登場するボルク・クライ大尉の最期。
ボルク自身は優秀なパイロットかつ指揮官であるが様々な思惑に振り回され、最後には基地を襲撃され命令を無視しながらもガンダムに乗る事に。
だがジオンの激しい攻撃により部下は全滅、自身も宿敵の名前を叫びながら死んでいくという最悪の結末となった。
ただし彼の叫ぶ「ノクト」というのは先程まで戦っていたジオン兵ではなく味方であるはずのクソ上司の事
こんな状況になっても戦うことをやめなかった名も知らぬイフリート乗りには彼なりに敬意を持っていた例と言えるだろう。

と言いたいところだがこのゲームはマルチエンディングであり、この台詞はラスボスに敗北した場合。
ラスボスに勝利した場合は生き延びることができる。
またサイドストーリーズでは必ず生き延びるどころか、逃げ出したノクトが死亡するというエンディングになる。


曹操ー!!

三国志大戦の蒼天航路馬超の撤退台詞。宿敵の名前を叫んでいる。
…のだがこれ「撤退台詞」なので、敵に曹操がいなくても叫ぶし、むしろ味方にいても叫ぶし、焼かれても毒死しても流されてもその辺の槍持った女の子に突っ込んで迎撃されても「曹操ー!!!」と叫んで散っていくしでやはりネタになった。
ただし曹操が馬超にした仕打ちは酷いもので蒼天航路の原作では彼の家族が皆殺しにされている為、恨むのは尤もであるが、それでもこの迫真の台詞は原作ファンにもネタにされてしまった。
新装後はどうなるのかとある意味期待されていたが、さも当然の如くリブート後もこれだった。森久保祥太郎氏の声で叫んでくれるぞ!


我!関羽なり!!

三国志に登場する呂蒙が死ぬ間際に放った一言。
こちらはどの媒体で叫んだかと言うとなんと三国志演義での台詞である。
宿敵である関羽を卑怯な手で倒してしまったせいで、酒の席でその関羽の霊に乗っ取られ孫権の胸倉を掴んで叫んだあと、全身から血を吹いて死亡した。なので厳密には呂蒙の台詞ではない。
三国志演義自体が蜀贔屓かつ関羽と言えば神に等しい存在の為、それを打倒した呂蒙がめっちゃsageられたからであり、狡猾で残虐な性格にされた挙句死すらも他人に乗っ取られてしまうのであった。
詳しくは呂蒙の項目を参照してほしい。

非常にインパクトの強い台詞であるが、現在のメディアでは呂蒙もまた有能で魅力ある人物に書かれている事が多い為、このような最期を遂げることはない。
日本での三国志の基本となる横山三国志でも有能な将として書かれ、最期も史実通り病死である。
ちなみに実際の断末魔…というか遺言は「葬儀も質素に行うように」という、彼の人柄を表すような潔いものであった。


お前…まさか!!

関羽繋がりで、三国志大戦に登場する潘璋の撤退台詞。名前は言ってないがほぼ個人を指すのでこの項に記載する。
潘璋は呉に所属する武将で、関羽討伐戦にて活躍。
演義ではその関羽が持っていた「青龍偃月刀」を譲り受ける…が、そのせいで「関羽の仇」として、黄忠を始めとした名将に狙われまくる。
そして最後には逃げ込んだ民家の先で関羽の息子関興と鉢合わせとなり、呆気なくやられてしまった。
なのでこの台詞は「お前…まさか、関羽か!!」と続くのだろう。
恐らくはその関興があの宿敵「関羽」に見えたのか、それとも演技通り関羽の亡霊に出会ったのか、とにもかくも自分が殺したはずの人間の姿を見て命を落とすこととなった……。

と言いたいがやっぱり撤退台詞なので、潘璋さんはどんな奴に倒されても、それどころか自分に倒されても、むしろ毒とかで死んでも関羽の幻を見て果てるというシュールな状態になってしまった。


ふっ……鹿狩り、相成れり…

戦国無双5の毛利元就の台詞。
このゲームの元就は宿敵である尼子に対し特別な感情を抱いており、特に若武者である山中鹿助は「鹿」と呼びながらも好意を抱いていた。つまりこの場合の鹿は鹿助の事である。
そんな彼を懐柔し尼子旧領をかすめ取ろうとしたのだが、反骨精神溢れる鹿助は幽閉場所から脱出。それにより毛利内でも「尼子討つべし」の空気となり、結果月山富田城での戦いとなる。
尼子は同盟を組んでいたはずの織田軍が撤退したこともあり覚悟を決め、玉砕した。
しかし鹿助は最後まで諦めず単身元就に立ち向かい、彼に致命傷を与えた。
だが勝利の余韻に浸っている間に毛利軍の鉄砲兵が鹿助を狙撃。鹿助は果て、それを見た元就は嬉しそうに上記の台詞を呟き生命を散らすのであった…。

ちなみに史実では月山富田城の戦い時点で元就は死去している。長生きは無双シリーズの常である。


仁……頼む…

Ghost of Tsushimaに登場する竜三の台詞。
彼は元々は主人公仁の幼馴染である。
だが侍として責務を果たすと共に裕福な生活と送ってきた仁と、貧乏の生まれであり明日の飯にすら困る彼との間には埋められない何かが存在していた。
竜三は仁の事を友と想いながらも、ナチュラルに誰かに優しくできる「余裕」のある彼に対して嫉心妬を抱いていたのである。

そんな折、竜三は敵である蒙古についてしまう。仲間を食わすためと、何より仁に勝つために。
最初は説得をしていた仁であったが、竜三の不意打ちによって囚われた結果大事な人物を奪われる事となり、完全に離別。
更に竜三も仲間であった対馬の人間を焼く等、生き残るために引き返せない所にまで堕ちていた。
二人の溝が広がる中戦いは続き、最後は一騎打ちにまで発展し、仁は竜三を討ち取った。
致命傷を負い、息も絶え絶えとなった彼が言ったセリフが上記のもの。
その懇願は「早くトドメを刺してくれ」という意味か、それとも「助けてくれ」という意味かは不明。
だが、既に蒙古の下で悪逆を働いた幼馴染に対して、仁は介錯をしてやった。

裏切り、仇であったがそれでも旧友であることに変わりはなく、竜三殺害後の仁は台詞では平穏を保ちながらも、彼を殺した感触を忘れようと必死に手を振り払っていた


貴様が何と言い逃れようと事実は変わらぬ 口封じしたところで無駄だ
その薄汚い命をもって罪を償う時が必ずくる

鬼滅の刃に登場したご奉行の台詞。
彼は半天狗の回想に出てきた人物で、その登場シーンはたった2ページの5コマ
しかし嘘に嘘を重ねて罪から逃れようとする嘘つきの男に対し正面から向かい合い、彼を論破しながらも毅然たる態度で断罪しようとした。
だがその後嘘つきの男は「鬼」である半天狗となり、ご奉行の寝込みを襲撃する。
人の身で鬼に敵うこと無くご奉行の体は血に染まるが…最期の最期まで半天狗の方を睨みつけ、上記の台詞を吐いた。
死に瀕しても恐怖の感情はなく、命乞いでも、ましてや相手に対する罵声や恨み言でもない。
最期まで「ご奉行」としての言葉を残した彼の想いは、時間が掛かるものの大正の世に叶うこととなる。



新しいご友人…
贈り物をくれるのですね…
素敵だ…

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONより、オーネスト・ブルートゥがご友人たる主人公を相手に素敵なステップを踏み(死闘を繰り広げた)、敗れた際の言葉。贈り物とは「死」である。
一応彼は重度の虚言癖を備えた人格破綻者と称される人物でありその言葉の多くには嘘偽りが多いはずでこのセリフも本意かは不明なのだが、死に際の声色からはただの建前のようにも思えない。
いずれにせよ、嘘だろうが本当だろうが傍迷惑な狂人には違いなく、真っ当な人間には理解し難い人物であることに変わりは無いが…。
なお日本語版と英語版では若干演技が異なり、日本語版では最後の「素敵だ…」が語尾に(ニチャア)を付けたいほど後引くキモさだが、英語版では割とあっさり「Thank you…」と言っており、狂人性の違いが見える。


やつの…霊気の(たま)を全身で受けて
ロケット噴射みたいに加速をつけたのか…
やる ねェ

幽☆遊☆白書より、戸愚呂(弟)浦飯幽助桑原和真と戦い、幽助の霊丸を背に受けて超加速してきた桑原の霊剣に腹を貫かれた時の断末魔…
なのだが、この時は訳あって超絶手加減をして戦っていた上に負けたフリをした。まあそれでも終始戸愚呂優位だったのだが。
戸愚呂(弟)の人間性と底知れなさをうかがわせる名台詞でもある。詳細は個別項目にて。



敬愛の対象


ショッカー軍団、万歳!!

仮面ライダー』の悪役・地獄大使の断末魔の叫び。
この断末魔を最後に長年仮面ライダーが戦い続けたショッカーは壊滅した。
まぁ、この後にゲルショッカーとの戦いが始まるんですけどね。
ショッカーが滅びて長い時が経った『新 仮面ライダーSPIRITS』で3度目の死を迎えた際も、この叫びを上げて散った。

テラーマクロー!!
『仮面ライダースーパー1(ワン)』前半に登場する悪の組織「ドグマ帝国」に所属する怪人の断末魔の叫び。
ドグマの怪人達は他組織の怪人と比べても忠誠心が強い者が多く、最期にドグマの王・テラーマクロの名を叫んで爆死するのがお約束であった。
+ 例外
  • ギョストマ:黙って死亡。体内に潜んでいたギョストマの方が本体で、そっちはテラーマクロの名を叫んで爆死。
  • ムカデリヤ:裏切者。最期の叫びは「残念だ、死にたくなーい!!」
  • 死神バッファロー:大幹部メガール将軍の正体。最期の叫びは「ドグマよ、永遠なれー!!」
  • カイザーグロウ:テラーマクロ自身が怪人化。最期の叫びは「ドグマは永遠なりー!!」

ゼクス王、バンザーーーーイ!!

新機動戦記ガンダムWのオットー特尉が満身創痍ながらじゃじゃ馬のトールギスに搭乗し、敵司令部へと特攻。
ゼクスに心酔する彼らしい最期だったと言える。


ハマーン様!ばんざぁああいっ!!

機動戦士ガンダムΖΖに登場した薔薇の貴公子、マシュマー・セロの断末魔の叫び。
自機と同じまたはそれ以上の性能を持つ複数のドーベン・ウルフに襲われ、身動きできない中でウルフの一機を道連れに爆散…緑色の閃光と共に消えていった。
彼のハマーン様愛がうかがえるセリフである。


ガフッ
ゴブリン王国
バンザーイ!!

ロマンシング サ・ガ3マスコンバットに登場するゴブリンキングおよびゴブリンプリンスの断末魔の叫び。
王国あったんか…だいたいキングかプリンスのどちらかより、ほかの兵力が全滅してしまうのでなかなか聞けない。


オレルアンに 栄光あれ!!

ファイアーエムブレム 紋章の謎の第2部に登場する味方ユニット、オレルアンの若き騎士ロシェの断末魔の叫び。
ここに至るまでには、かつての主君であったハーディンのやり方に対する疑問と苦悩に悩まされていた経緯があり、味わいのある台詞になっている。
そして、味方ユニットの断末魔は「敬愛する者」「辞世の句」がかなり多く、こういう台詞は敵将になりがちで珍しいパターンなのが特徴。
2部のロシェは一旦敵として登場して説得できるという経緯なのだが、逆に敵として死んだ場合は仲間の騎士たち共々「ハーディン様…」である。


お許しください!Dr.ヘルぅぅぅぅぅ!

OVA・マジンカイザーよりあしゅら男爵の断末魔の叫び。
地獄王ゴードンと一体となり、全身全霊をかけてマジンカイザーと激闘を繰り広げるも敗北。
体を十字に両断され、死を悟った彼(彼女)が最後に発したのは主君への詫びの言葉だった。
文句なしの極悪人のあしゅらだが、Dr.ヘルへの忠義には一片の歪みもなく、最後の最後までヘルのために尽くそうとした姿には多くのファンが心を打たれた。
この言葉自体は過去に何度もマジンガーに敗北する度にヘルに謝ったときに発せられたものと同じだが、その重みはまるで違う。


兄貴ィ…!

超兄貴における自機・イダテンの舎弟でオプション扱いとなっているアドン・サムソンの断末魔の叫び。でいいのだろうか。
一定以上の攻撃を受けたり障害物に引っかかって挟まったりするとこのセリフと共に撃沈する。
しかしスクロールする画面と共にどこからともなく流れてくる。

ラングリッサーシリーズの隠し面で登場する際はアドンがよく言っている。
というかラングリッサーシリーズは敵味方全員に断末魔の台詞が用意されているので、兄貴面だけでも「もう、ダメだ…」「敵ながら…ナイス…ボディだ…」「僕はアドォーン!」「私も目覚めましたぁ!」といったようなセリフが用意されている。しかも使い回しが殆どない。


ジーク・ジオン!

ジオン公国軍に所属する人々の合言葉。意味は「ジオンに勝利を!」というもの。
一般兵から将校まで、この台詞を言って死んでいった者は多い。
特にIGLOOにて散々ジオンというものに振り回されカスペン大佐が
最期に学徒兵を庇った際に口走った「ジーク・ジオ……!」は様々な思いが詰まった名台詞と言えるだろう。
既にジオンは負けて何が勝利だと言わざるを得ない状況だが、この戦いに関しては「生き延びること」が勝利であると同時に
ジオンは戦争以外にも宇宙開発などの過酷な「戦い」を繰り返し、勝ってきたという自負を彼は持っていることの現れである。
その言葉はわかりにくいものの、庇ったオッゴに対するエールとも言えるだろうか。

他方その台詞は「狂信の証」とも成り得る。
例えばエギーユ・デラーズもまた「ジーク・ジオン」と言って死んでいったが、その寸前の言葉は腹心である人間にほぼ特攻を命じ、挙げ句「儂を宇宙の晒し者にする気か!」と彼の忠誠心を突いて煽っている。*12
更に時代が進み、ネオ・ジオンやテロリストにまで落ちぶれてなお「ジーク・ジオン!」と叫んで死んでいく兵士たちにはもはや哀れさしか感じないであろう。



声優


ちぃぃぃぃぃばぁぁぁぁぁ!!!!!

スニークブラザース兄エルダーが魔空監獄崩壊の際に発した断末魔の叫び。
CVの千葉繁氏はかつて北斗の拳で同様のアドリブを混ぜ込もうとしてNGが出されたが、20数年の時を越えてOKを出したスタッフGJ。


わっ!たっ!!べぇぇぇぇぇ!!!!!!

アニメ版北斗の拳にてケンシロウ渾身の岩山両斬波を脳天に食らった牙大王(cv渡部猛)の断末魔の叫び。
同じ北斗の拳という現場で渡部氏がおkで千葉氏がNGだった理由は未だ判明していない…。
一説にはこういったお遊びを許可してしまうと、みんなが挙ってやり出して悪ノリが始まるからと言われている。*13
もしも千葉氏の分もOKしてしまうと当然他の人もやり始めるだろうし、他の人がやり始めた後でNGを出そうとすると「何であいつらだけ!」という文句も断りにくくなる。
なので予め先手を打って抑えたというのが無理のない推測だろう。

というかそもそも千葉氏が最初にやってたけど後からやった渡部氏がOKだったのではなく、渡部氏のが面白かったのでならば自分もと千葉氏も追従したという、まさにyoutuberの悪ノリみたいなものが発端なので、千葉氏だけが止められるのは別に不思議でも何でも無い。
規則に於いてもちゃんと言及してなかったから最初は見逃すけど、おこぼれを狙ってやり始める次回から厳しく対処するというのは普通の企業ならどこでも当たり前にやってることである

ちなみに千葉氏はモヒカンの断末魔で「どうか命ばかりは、いのちば!!」を使っている。「ちば」単体の断末魔でないからOKだったのだろうか。
ただし原作でも同じモヒカンが「どうか命ばかりは」という命乞いのセリフを発しており、セリフを中断してからの断末魔はさほど違和感がない。


自分の名前


ここにはないが名乗り口上が最期の言葉という何とも言えないケースも。

デッドリーフです! サヨナラ!

上記『サヨナラ!』のバリエーション。まんまとアンブッシュを食らい瀕死のデッドリーフ。
余りの未熟さに呆れたゲンドーソーの「せめて名乗れ!」に応えて。


て…て…天敗星の……

聖闘士星矢に登場する冥闘士、天敗星トロルのイワン。*14
名乗り口上の途中で氷河のダイヤモンドダストを喰らい、駆け抜ける氷河に向けて。
結局ここから先は言えないまま倒れ、「トロル」は「冥衣分解装着図」で、「イワン」はVジャンプで判明した。


それじゃあ、さらばだ人類! さらばだ海賊!
黒髭は死ぬぞ! くっ、はははははははははははは!!

Fate/Grand Order第三特異点に登場する黒髭の最後の言葉。
同盟者であるヘクトールに出し抜かれ致命傷を負うが、最後の力でアステリオスの命を救い、自身が誰より尊敬し焦がれた海賊に看取られながら笑って消滅した。
FGOでは面白キモヲタおじさんとして知られる黒髭だが、その本質はあくまでカリブの海を股にかけた英傑であることを知らしめる最期。


ケンシロウ、俺の名前を言ってみろ!
俺は北斗の伝承者ジャギギギギギィヤァァァ!!

劇場版北斗の拳におけるジャギの断末魔の叫び。原作及びTV版では「きさまの地獄が目に見えるわ!!はは…はははばば…ばわ!!」という断末魔だった。
本作ではケンシロウシンに倒されるシーンを拳王と共に観ており、その際拳王から「北斗はお前が拾えばいい、(伝承者の座が欲しいなら)くれてやろう」と言われた時から北斗神拳伝承者を名乗り始める。
北斗神拳伝承者の座に対して固執しているらしく、今際の際にも拳王から伝承者の座を譲られた事をケンシロウに自慢し、そして上記の断末魔へと繋がる。
CVがTV版の戸谷公次氏から大塚周夫氏に変更されており、狂気漂う怪演は必見。


「ペイィィィィィン!!!」
「フィアァァァァァッ!!!」
「ジ・エンド!!!」
「フューリー!!!」

MGS3に登場するコブラ部隊隊員達の断末魔の叫び。決着が付くとそれぞれのコードネームを叫び、隠し持っていた小型爆弾で自爆する。
わざわざ爆弾を用いて自爆するのは、コブラ部隊は結成当初は非公式の極秘任務に就いており捕虜となる事も死体を残す事も許されなかったからとされており、
本編中においては敵地でもないのに自爆する理由について「帰る部隊も国もない彼らが抱いた覚悟の証ではないか」とも考察されている。
なおジ・エンドは普通に交戦して倒す他にも老衰という形で戦わずして決着が付くルートもあるが、老衰死を確認した後に「ジ・エンド!!!」と叫んで自爆する。まだ生きてたんですか?
また、作中では既に故人であったザ・ソローはあるシーンで亡骸が確認できるので自爆はしていなかったようである。
そして公式がはっちゃけまくっているシークレットシアターにおいてはザ・ボスがかつてのコードネーム「ザ・ジョイ!!!」と叫んで自爆したりもする。


言ったろうが!あたしはさ…キャラ・スーン!!

『機動戦士ZZガンダム』最終回にて、キャラ・スーンが死亡する直前に言った台詞。
ジュドーとハマーンの決闘を邪魔させまいと殿を務めた彼女は量産型キュベレイを相手に奮闘する。
だが多勢に無勢であり、側近の片割れも撃墜され後がないと悟るとヘルメットを脱ぎ捨てて特攻、
量産型キュベレイ一機を道連れに果てた。
この時よく見ると…?


おれは最期の最期まで雲のジュウザ!!

北斗の拳の登場人物、雲のジュウザの最期の言葉。
拳王軍を足止めするために単身ラオウに挑み、善戦するも秘孔「解唖門天聴(かいあもんてんちょう)」を突かれてしまう。
これは質問に対し意志とは関係なく口を割らせる秘孔で、逆らおうとすれば全身から血を噴き出して死んでしまうというもの。
ラオウはジュウザから南斗最後の将の正体を聞き出そうとしたが、ジュウザは強固な精神力で回答を拒み、「拳王の…ク・ソ・バ・カ・ヤ・ロ・ウ…」と答えラオウを激怒させる。
この時点でジュウザの肉体は崩壊を始めており、ラオウが怒りに任せて拳を振り下ろす前にジュウザは上記のセリフと共に全身から血を噴き出し絶命した。
その壮絶な死に様とジュウザの生き様をラオウは「敵ながら見事であった」と評し、背を許した黒王号も亡骸を埋葬しようとする仕草を見せた。


うぐおおおあああ!? なああにィィイイイッ!
ば…ばかなッ!………こ、このDIOが……… このDIOがァァァァァァ~~~~~~~~~~ッ

ジョジョの奇妙な冒険より、第3部のラスボス・DIOの断末魔の叫び。
死闘の末、空条承太郎のスター・プラチナの一撃でスタンドが受けたダメージが反映され、真っ二つに割れて砕け散りながらの絶叫。
人間ディオ・ブランドーだった頃からプライドの塊でなにかにつけて「このディオ(このDIO)」と言いがちであったが、最期まで彼らしい清々しいまでの断末魔。
そして承太郎は、再生も望めず朝日と共に塵になるのを待つだけとなったDIOに、たった一つの単純(シンプル)な敗因を告げるのであった。



神名


ゴウランガ

『ニンジャスレイヤー』第二部クライマックスにて、外国人観光客がキョート城の不浄なるビームに生命力を吸収され灰となりながら叫んでいる。
「ゴウランガ」とはインド神話のクリシュナのゴウディヤ・ヴァイシュナヴァ派における化身の名で、
特筆すべき点としては この作品において「ゴウランガ」は登場人物が離れ技をする度に地の文=サンがテンション高く使用する称賛の言葉であるため、
登場人物による断末魔の叫びとしての使用にヘッズが軒並み困惑した ということであろう。



最後の主張


駄目です隊長!間に合いません!!うわあああああああ!!!!!!

もしかすると女が出来たせいかな?
いっひっはっはっはっはうわぁぁぁぁぁ!!

超時空要塞マクロスより、主人公部隊の仲間の1人柿崎速雄の死に様。上がTVシリーズで下が劇場版。
片や緊急離脱に失敗して死亡、片や移動中に軽口を叩いていたら長距離狙撃で撃墜され死亡といずれも呆気なく死ぬためネタにされている。
見事な断末魔だが、実際には主人公・一条輝の反応「柿崎ぃぃぃ!!」*15の方が代名詞扱い、という部分が最大の特徴。


アッシマーがっ!

機動戦士Ζガンダムブラン・ブルタークの断末魔の叫び。カミーユを討つ瞬間の隙をアムロに突かれ自機の名を叫びながら爆死。
アッシマーの性能を120%活かし高レベルのニュータイプであるカミーユとクワトロを翻弄する技量、
新訳Zでの超作画、強化人間への同情心も見せる人格なども含め
アッシマーへの愛着が分かるこの断末魔はもう一つの名セリフ「散弾ではなぁ!」(新訳Z)と共にブラン少佐を語る上で欠かせない台詞となっている。


カミーユ、貴様は俺のッ………!!

機動戦士Ζガンダムにてジェリド・メサが怨敵カミーユ・ビダンに敗れ爆死した際の断末魔の叫び。
お互いの大切な人の命を奪い奪われ合った二人の結末が呪詛の如きこの台詞なのはΖガンダムという作品を象徴していると言える。
ちなみに監督の富野由悠季氏によれば、「貴様は俺の…」の後には「全てを奪った…!」と続くつもりだったらしい。

一方でTV版ほど因縁のない新訳Zでは何てことのない悲鳴が断末魔となっている。


私だけが死ぬわけがない…貴様の心も、一緒に連れて行く…カ…カミーユ・ビダン…!

機動戦士Ζガンダムの最終回にて、パプテマス・シロッコが死闘の果てにウェイブライダーでコクピットごと貫かれた際に言った台詞。
しかし本人はタダでは死なんとばかりに文字通りの断末魔の叫びとも言える力を放ちながら事切れ、ガンダム史上悲惨な展開を迎える事に…


化け物か!?

機動戦士ガンダムF91のラスボス、カロッゾ・ロナシーブック・アノーの駆るF91に翻弄された末にコクピット部分まで接近され、自滅する直前に言った台詞。
宇宙服なしで宇宙空間に出る貴方も大概と言いたいところであるが、いくら鎧で身を纏い、無益な虐殺を繰り返しながらも心は弱い人間のままだった鉄仮面らしい最期と言えよう。
エンディングのF91と鉄仮面の顔が重なる描写も、そんな「化け物」同士の対比を表している。


アンタはカッコよすぎるんだよォー!

新機動戦記ガンダムWに登場するアレックスの台詞。
アレックスというのはルクレツィア・ノインの育てた部下なのだが、腕はともかく性格は最悪であり、降伏した無抵抗の相手を虐殺するという蛮行を行っていた。
ただし無駄な殺しをする事自体は問題であるが敵に対して非情というのは戦争をする兵士としては当たり前であり、また腕前もありノインに対する忠誠心は持っていた。そういう意味では「優秀な兵士」だったと言えよう。ただ作品がそのような「優秀な兵士」を否定する作風なので…。
そんな彼らを制したのはゼクス・マーキス。じゃじゃ馬トールギスを扱う凄腕に加え階級も見事なものだが、その綺麗すぎる考えは一般の兵士たちには受けが悪かった。
そういう意味でアレックスはゼクスの実力をなめて掛かっていたのだが、結果つるんでいたミュラー共々瞬殺された。
この褒め言葉のような捨て台詞は、それだけの腕を持ちながら自分たちのように非情にならずに戦え、挙げ句憧れの上官であるノインの恋人という「カッコよすぎる」男に対しての悲痛な叫びとも言えよう。


ウフフフ……!ボクは…ボクはねぇ!!

機動戦士ガンダムSEEDの終盤の敵キャラ、クロト・ブエルの台詞。
前述のジェリドと並ぶ「肝心なところまで言えずに終わる」タイプ。
強化された身体を維持するための劇薬の薬効が切れて久しく、ほとんど精神崩壊していた彼は、この台詞を言い終わる前に愛機と運命を共にしたが、
撃墜されなければ「自由が欲しかったんだ…」と続けたとされている。


何で! 大事な書類がないんだよー!

機動戦士ガンダム THE ORIGINにおける、シャア・アズナブルの最期のセリフ。
重要なのはこの断末魔が一年戦争前に発されたものだということ。
成長しザビ家への復讐を誓ったキャスバル・レム・ダイクンことエドワウ・マスは、テキサスコロニーでの隠遁生活の中で瞳の色以外が自身と瓜二つという青年シャア・アズナブルと出会う。
士官学校に入ると言うシャアに対し自身はルウムに進学すると話して空港に同行して、そこで入れ替わることを画策し実行する。

キシリア機関にダイクンの遺児エドワウ・マスの動向は察知されており、宇宙船内部に仕掛けられた爆弾により「キャスバル・レム・ダイクンことエドワウ・マス」は謀殺される。
そしてまんまと入れ替わった、我々の知るところのシャア・アズナブルは「大事な書類」を手にし、士官学校へと入学したのだった……


勝ったぞ!

機動戦士ガンダム 第08MS小隊より、ノリス・パッカードの決死の特攻に成功した際の、勝利宣言めいた断末魔の叫び。
自らはグフ・カスタムのコックピットを引き裂かれ絶命しながらも、最後の量産型ガンタンクの破壊に成功。
彼を撃破したシロー・アマダをして、「負けた…」と敗北感に打ちひしいだ。


こ、こんな宿命(さだめ)ぇぇぇぇぇっ!!
それも私だぁぁぁぁぁ…………!!

第2次スーパーロボット大戦OGに登場するユーゼス・ゴッツォの断末魔(上は戦闘時、下はその後のイベント)の叫び。
ショックのあまり裏返ってませんかといいたくなるやられ台詞の後、錯乱のち彼の代名詞である「それも私だ」を持ってくるという二段構えである。
しかしこの時の彼は、初の「それも私だ」を言い放った時と違い、自らの運命を変えようとして失敗し、超越者の仮面すら割れたような有様であった……


いやだー、死にたくないー………… ぐあーっ!

サ・ガ2秘宝伝説に登場したアシュラの断末魔の叫び。
前作では塔の高いところの大ボスだったというのになんという小物臭…
まあ、本作での正体は秘宝の力でパワーアップした1匹のゴブリン(ザコモンスター)なので妥当か。


な なにをする きさまらー!

ロマンシング サ・ガでねんがんの凄い武器アイスソードを手にした聖戦士・ガラハド(仲間入り可能キャラであり、主人公によっては初期メン)と遭遇したプレイヤーが「殺してでも うばいとる」を選んだ時の断末魔の叫び。
(なお、プレイヤーPTが1人だった場合、ちゃんと「きさまら」が「きさま」になるという地味な差分がある)
選択肢を選ぶと、本当に戦闘シーン抜きでこの台詞とともにガラハドは殺害され、あとには全滅シーンのBGMと彼が死んだという事実だけが残る…。
この断末魔と流れるような展開に加え、攻略本で「これからの展開が楽しみだ」と書かれたり、半熟英雄で「ガラハドのけん」としてセルフパロされたり、ネット普及前からネタとして名高かった。

一方、リメイク版のロマンシング サガ -ミンストレルソング-ではこの台詞は出てこない。同様の選択をしてもイベント死で片付かず、ガラハドとの戦闘に突入するからである。
「この盗人め! 正義の刃、覚悟しろ!!」とアイスソードから吹雪をぶっ放して返り討ちにしようとする勇姿を見せ、プレイヤーを大いに驚かせた。
しかしHPは低めの短期決戦型なため、やられるときは「うおおおぉーっ!!」と出オチ気味にやられる。


グフッ
……無念なり!

ロマンシング サ・ガ3のマスコンバットにおいて、前述のゴブリン以外の指揮官がやられた際の台詞。
台詞そのものは平凡だが共通の台詞となっているため、プレイアブルキャラで指揮官となるミカエルハリードもやられるとこのまるで似合わない台詞を発する。


死…に…た…く…な…い…
死にたくな――い――い――い――い――

METAL MAX2、同リメイク版に登場するラスボス、バイアス・ブラドの断末魔の叫び。
死というものをひたすら恐れた末に迎えただけあって執念が感じられる伸び具合に。


カリフォルニア州、明日は晴れなのよ~~

『霊NO少年ギー』より妖怪電話魔。憑りついたテレカを拾って電話をかけた人間を話し相手としてあの世に連れ去る妖怪で、
電話ボックスの中にまで近づいてきた所を咄嗟の機転で アメリカの天気予報 に電話をかけられてテレカを使い切られ、消滅しながらの断末魔。
自分のではない主張の例。後述の「内容のない単語」にも近いか。


人殺しー

ファイアーエムブレム紋章の謎より、モブ敵将の一人である盗賊ダールの断末魔のそう言われると返す言葉もない非難
FEシリーズの最後の言葉は味のあると言ったが、大したバックボーンのない盗賊山賊は非常にあっさりしてることがほとんど。
だが他の盗賊は「ううっ…よくも…」「おぼえていやがれ!」など真っ当なあっさり系であり、こんなシュールな言い分をするヤツは他にいない。
ちなみにリメイク版の新・紋章の謎ルナティックでは大幅強化され、ダールに人殺しになられてしまうこともしばしば。
なお、肝心の台詞については「人殺しー。」と句読点が追加された


やな感じ〜!

アニメポケットモンスターシリーズより、言わずもがなムサシコジロウニャースロケット団3人組が吹っ飛ばされる時のお約束。
ちなみに、発端は担当声優のアドリブである。


お疲れさーん!打ち上げは8時からだよー!

ビーストウォーズリターンズより、(腹筋)破壊大帝メガトロンの断末魔。……うん、断末魔。
世界広しと言えど、断末魔に打ち上げの確認をした悪役は彼だけだろう……。

これは本作が本来の陰鬱なストーリーを明るくすべくシリアスを保たず、他の出演者を出し抜くほどの面白いアドリブを各自で考えるような流れが発生していたという背景がある。
ちなみにオーディオコメンタリーによると、本当に8時から打ち上げをしたらしい。


負けたッスー

ワールドヒーローズパーフェクトの登場人物、シュラの負け台詞。
これ単体なら普通の負け台詞として特に印象に残る事もない。だが本作はコンボ系の必殺技でフィニッシュを決めると敵の体力が0になった時点でKO扱いとなるが技は最後まで続き、KO後も1ヒットするたびに負け台詞が入るという仕様がある。
そのためシュラがコンボ系の技で負けてしまうと、状況次第では「負け負け負け負けたッスー」などという世にも奇妙な断末魔に変化してしまう場合がある。
それを聴きたいがためにシュラをコンボ技で仕留めようとするプレイヤーが多くいたとか。


わたしのまけだ

メタルマックス2の敵キャラクターであるガルシアの最期の言葉。
ガルシアは主人公たちの悪事をでっち上げたうえ吹聴して回るような粗暴かつ卑劣な性格で、決して潔く負けを認めるような人物ではなく
あまりにもちぐはぐかつあっさりとしたセリフからプレイヤーに強い印象を残した。
どうやら開発期間の都合で仮のセリフとして設定していたものが製品版まで残ってしまいこうなったらしく、リメイク版では修正された。


よくも私を殺したわね

刀語より、主人公の姉・鑢七実の最期の言葉。
生まれつき全身をあらゆる病に冒されながらも弟をこよなく愛し、彼の手で殺されるためだけに悪逆無道を働いた七実。
にもかかわらず、最期の言葉はなぜか恨み節であった。
というのも、本来は「よく私を殺したわね」と言うつもりで、本人は「あれ?噛んじゃった…かな?」と考えながら死亡した。
…が、あるいはこれは、彼女の中に潜んでいた「生きたい」という願いの表れだった…のかもしれない。



うわーーーっ死にたくない!!逝きたくないーーー!!
ち ちくしょう…………

DEATH NOTEより、主人公である夜神月の断末魔の叫び。
新世界への神「キラ」となって理想の世界を作るため邁進する夜神月。
Lを継ぐ者ニアにより追い詰められながらも、自身の計画が成功したと思い込み、彼に対し勝利を確信して正体を明かす。
だが魅上のミスからニアに出し抜かれてしまっており失敗、逆にSPKと日本捜査本部に囲まれ一転して窮地に追い込まれ、更に松田の銃撃で重傷を負う。
仕込んだノートも奪われ万策尽きた月は、傍観者を公言するリュークに縋ってノートを使うよう求めるという無様を晒すが、そんな月を見限ったリュークは言う通りにノートを取り出し……「夜神月」と書き入れ、見せつける。
デスノートに名前を書かれた者は、40秒後心臓麻痺によって死ぬ……デスノートを使い神になろうとした大量殺人犯の夜神月は、死神によって引導を渡され生き汚く足掻き、叫び、そして敗北感とともに死を迎えたのだった。


ミシガンは転んで死んだ 伝記にはそう書いておけ!

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONより、ベイラムグループ子飼いのAC部隊「レッドガン」の総長であるG1ミシガンの最期の言葉。
彼はいわゆる鬼軍曹系で口汚いものの仲間思いで器の大きいリーダーであり、独立傭兵である主人公C4-621に対してさえ仲間の証として「G13」の番号を与えて部下同然に接していた。
しかし独立傭兵という立場の常、物語後半では選択制のミッションとしてミシガンの抹殺依頼「レッドガン部隊迎撃」が出現。
その依頼に挑むと、レッドガンの大部隊を率いたミシガンと戦うこととなる。
死闘を覚悟したミシガンは「直近に自殺の予定がある者だけ付いてこい!」という言い回しで部下達に撤退を促すが、部下達は逃げもせずに死地に付き合い、621はそんな彼らを殲滅することとなる。
この戦闘中ではプレイヤー目線では区別のしようもない下っ端のことすら名前と人となりを認知して言葉をかけるミシガンの人徳がこれでもかと描かれるが、その末に敗れたミシガンはこの発言と共に散る。
一見すると意味がわかりにくいが、要は「ミシガンは事故死した」、だから「仇討ちなどは考えるな」という意味であろう。
621に対しても聞かせているつもりがあるのであれば、「恨むつもりはない」というニュアンスがあるようにも見える。
「伝記に書け」というのも暗に生きて帰れと言っているともとれる*16。実際彼は何かと部下に生きて帰る事を(ユーモアを交えながら)しきりに強調している。


私の店…私の店だ
私以外に誰がこの店を守るんだ
私の店…私の商品…私の売り上げ…
私の…お客さま…
いらっしゃいませ…

デッドライジングより、ゾンビアウトブレイクにより正気を失ってしまったサイコパスの一人、スティーヴン・チャップマンの最期。
物語の舞台となるショッピングモール内にあるスーパーマーケットの店長で、元々は気弱ながらも仕事熱心で客思いの好人物だった。
しかしゾンビアウトブレイクとそれに伴う騒乱によって発狂、疑心暗鬼に陥り、多数の刃物を取り付けて武装したショッピングカートと散弾銃で侵入者を襲撃するようになった。
仲間を救うための薬を求めて入店してきた主人公フランク・ウェストの事も暴徒だと思い込み、「ここは私の店だ!」と絶叫しながら襲いかかってくる。

撃破すると死の間際にわずかながら正気を取り戻したのか、弱々しくも穏やかな口調で店を守り抜く強い決意を語りながら事切れる。


ドブカス……がぁ!」

呪術廻戦より、禪院直哉の(人間としての)断末魔の叫び。
直哉は呪術師の名門である禪院家に生まれた中でも現存している中でトップクラスの高い実力を誇っていたこともあって、選民思想の男尊女卑にがっつり染まっており、一族の中でも呪力の低い双子の妹たちである真依真希を侮蔑していた。
だが真依の最期の力で生み出された妖刀と「(禪院家を)全部壊して」という遺言を受け取り、天与呪縛として覚醒した真希はそれを叶えるために大暴れ。
直哉も顔を思い切りブン殴られ死んだものと思われた。

だが詰めが甘かったのかかろうじて生きてはいたものの、真希によって負わされた致命傷により呪力を練ることができず這いずることしかない。
そこに一般人である真衣・真希の母が包丁を持って現れ、それによって止めを刺された。
こうして直哉は「ドブカス」と侮蔑していた女たちに殺されるという、因果応報の末路を迎えた。

しかし呪力によって死ななかった呪術師は死後に呪霊化する……それは直哉も例外ではなかった。


忍者(しのは)極道(きわみ)は 忍者(にんじゃ)極道(ごくどう)だ!!!

忍者と極道より、第4章の敵組織である割れた子供達の首魁・ガムテの最期の一言。
彼は主人公の忍者(しのは)とは単純に敵として、ガムテの上に立つ破壊の八極道の首魁である極道(きわみ)は「父親」にして殺してでも超えるべき相手として因縁を持ち、また二人が互いに敵と知らぬまま友人として接しているという事実を知る唯一の人物でもあった。
二人が友人同士である事と読書感想文コンクールの授賞式のために二人が総理官邸を訪れる事を偶然知ったガムテは、二人をまとめて殺す絶好の機会と捉え割れた子供達を率いて爆弾テロを実行。仲間と共に官邸内にいた人々を殺して回るが時限爆弾は爆発寸前の所で極道(きわみ)に回路を切断され、ガムテ自身も忍者(しのは)との死闘の果てに瀕死の重傷を負う。
この時ガムテは絶大な力を得る代償として5分で死に至る「地獄への回数券(ヘルズ・クーポン)2枚服用(ギメ)」を使用していたため、ただ死を待つばかりであったが、そこに極道(きわみ)が現れる。
世界情勢すら揺るがしかねない大規模テロだった*17が本命の爆弾は不発、忍者(しのは)極道(きわみ)も殺せなかった。だが極道(きわみ)はガムテが仲間達と共に上げた「孤独の叫び」を賞賛し、ガムテに「なにか言い遺すことは?」と問いかけるが、それに応えてガムテは上述の言葉を叫んだ。
その「最期に放った一撃」は他人に感情を持てない極道(きわみ)をして怒りとも哀しみとも喜びともつかぬ顔を浮かべさせる痛恨の一撃となり、それを見たガムテは「遂に心の底から極道(きわみ)を認めさせた」と満足したような笑顔と涙を浮かべて事切れた。
同時に忍者(しのは)もこの真実を知ってしまい、忍者(しのは)極道(きわみ)の友情が壊れ忍者(にんじゃ)極道(ごくどう)となった、物語の大きなターニングポイントとなった一言である。

また、本作のタイトルは連載開始当初は二人の主人公の名前を取って忍者(しのは)極道(きわみ)と読ませていたが、読者の混乱を招くという理由で現在の忍者(にんじゃ)極道(ごくどう)に改められた。
ガムテの断末魔は二重の意味でタイトル回収をした言葉でもある。



高笑い

主に悪役に多いパターン。
自らの死をも厭わず受け入れるように笑い声をあげるパターンと、最期の足搔きを宣告し「勝負に負けて戦いに勝った」ように笑いながら死んでいくパターンがある。
後者は大抵の場合主人公補正によってぬか喜びに終わってしまうのが多い。


…クク、ククク

この兵器は、すでに地球に向けられている…。
もう、だれにも止めることはできん!

ファーッハッハ!!さらばだッ、エックス/ゼロ!

ロックマンX4より、4度目の敗北を喫したシグマ
しかし彼の占拠していたファイナルウェポンは地球に向けられ発射態勢に入っており、シグマは勝利宣言のごとく上記のセリフを挙げ、高笑いを遺して散っていった。
ファイナルウェポンはジェネラルの犠牲をもって停止し、辛くも地球破壊という最悪のシナリオこそ免れたものの、この戦いはエックスとゼロに深い心の傷を残すのであった。



ワタシヲ タオシテモ イズレ、ドコカデ ダレカガ
カナラズヤWWW(ワールドスリー)ヲ フッコウサセルコトデショウ!

キョーーーーーーーー!! キョキョキョキョキョキョキョ

ロックマンエグゼ2より、WWW残党・プラネットマンの消去(デリート)間際のセリフ。
ロックマンの勧誘に失敗した上で撃破されてしまうも、WWWが復活することを予言し、まるで悪魔超人の如き奇抜な高笑いを上げながら爆散したのであった。
そして彼の予見通り、続編である3でWWWは最初の復活を遂げる。



ふはははは……見ろ! ち…地球が燃えるぞ…すべてが消えてゆく
ふ ふはは…あはははは…

クロスボーン・ガンダムよりクラックス・ドゥガチの最期。
コクピット内で炎に包まれながら、紅蓮の炎に焼かれて消える地球の幻を見ているかのように狂喜するドゥガチ。
直後、幻であろうとそんなものを見せるわけにはいかないと、キンケドゥの駆るX1によって介錯される。



ふ・・ふふ・・・
ふははははは! ははは!
”正義”の力でも消せぬ炎があることを知るがいい!!
はははははははは!!!

METAL WOLF CHAOSより、「りっちゃん」ことアメリカ合衆国副大統領リチャード・ホークの断末魔の笑い。なおアメリカ国内で起きた大規模クーデターの首謀者でもある。
ラスベガスにて大統領との一騎打ちに敗れ、宇宙ステーションに場所を変え究極兵器に乗り込んでの再戦でも負け、最後っ屁として地球に向けて巨大ミサイルを撃とうとするがそれも止められてしまう。
ミサイル爆発の余波で吹き飛ばされたリチャード機は地球の引力に引かれつつあったが、マイケルは危険を顧みずリチャードの救出に向かい、これまでのリチャードの悪行*18すら赦そうとする。
しかしリチャードはマイケル機に掴まれた腕を自ら吹き飛ばして彼の赦しを拒み、上記の高笑いと共に流れ星となって燃え尽き消滅した。

マイケルの赦しを受け入れていれば生き延びた可能性もあったのだろうが、安っぽい改心など御免だと言わんばかりにマイケルへの反骨と自らの悪を貫き通した姿はユーザーからも一定の支持を得ているようである。
まごう事なきバカゲーの本作だが、このシーンに限ればかなりシリアス。



ハッハッハッハ…フハハハハハハハハハ!ウワァーハッハッハッハッハッハ!

映画プレデターにおいて、狩猟宇宙人プレデターがダッチ・シェイファーとの死闘の果てに致命傷を負わされ、左腕のガントレットに仕込まれた自爆装置を作動させた際に発した声。
無論ガントレットのカウントダウンを見たダッチもそれを察したのか即座に逃げ出し、
爆発に巻き込まれずに済んでいる。
ちなみにその後も続編は作られているのだが意外なことにプレデターが笑ったのはこの一作目のみ。



<<分からんか!
分からんか100万人だぞ!>>
ウワァーハハハハハハハァ フフ…フフッフフッフハハハハハハハハ……!!!

ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWNより、マティアス・トーレス艦長が自身の計画を潰され、自らを焼き尽くす紅蓮の炎の中で放った言葉。100万人は彼が核で殺す予定だった民間人の数である。
一応、100万人を殺すことで国家に戦争をやめさせ、戦火に苛まれる1000万人を救うというのが彼が掲げたお題目だったが、この死に際の一言により1000万人の部分はただの建前だったことが分かる。
いずれにせよ、その必要性も先行きも全く不透明な100万人の死を望む思想なぞ、真っ当な人間に分かろうはずも無いが…。
なお、日本語版と英語版ともに非常に役者の演技がノっており、テンション爆上げな狂人の高笑いを見事に演じきっている。


イャハハハハハハハ!
アーハハハハハ!
ウォウウォウアォォ!
ハハハハハハ!
ハハハハハ!
ハハハハハ!
ハ ハ ハ ハ ハ !
ハ ハ ハ ハ

デッドライジングより、ゾンビアウトブレイクにより正気を失ってしまったサイコパスの一人、アダム・マッキンタイアの断末魔の笑い。
物語の舞台となるショッピングモール内にあるアミューズメントパークで働くピエロの男性。
(真っ当な意味で)子どもが大好き、自分の芸で人を楽しませるのが大好きという性格で、ピエロは彼にとってまさに天職だったと思われる。
しかしゾンビアウトブレイクによって子ども達がゾンビに食い殺され、さらに自分の手でゾンビ化した子どもを殺してしまった事で発狂。
人形を子どもに見立て、施設内を通るスペースコースターに乗せて高速で走らせている*19
コースターを止めに来た主人公フランク・ウェストを妨害するため、チェーンソーや投げナイフを駆使して襲いかかってくる。

撃破すると、倒れ込んだ先に不運にも得物のチェーンソーが転がり込んでしまい、腹をズタズタに裂かれてしまう。
初登場時から狂ったテンションで話しかけてくる彼だが、腹を裂かれている最中も狂った笑いを上げ続け、笑いながら作中屈指のグロテスクな死に方をした。
その笑い声は文字起こしが極めて困難なほど狂気的。是非自分の耳で確認していただきたい。


HAHAHA……
HAHA……HAHAHA……
HAHAHAHA……
HAHAHAHAHAHAHA!
HAHAHAHAHAHAHA!
HAHAHAHA……
HAHA……HAHAHA……!サヨ……ナラ!

『ニンジャスレイヤー』第四部シーズン5に登場したニンジャ、ブギーマンの断末魔の笑い。
神出鬼没の怪盗めいて、古今東西のレリックを収集する正体不明の存在だったがカタナ社が開催する博覧会「マジェスティック・エキシビション」に出現したところ護衛の攻撃に会い負傷、更に追ってきたニンジャスレイヤーとの交戦を余儀なくされ負傷の影響が拭えず劣勢となり、ついにはツヨイ・スリケンをその身に受けてしまう。
致命傷を負ったブギーマンは何を狂ったか7ツイート*20にわたって狂笑したまま体を引き裂かれ爆発四散した。
結果だけを見れば呆気ない幕切れとも取れるが、爆発四散直後の描写言からその本質は未だ滅びていない可能性が高い。
いずれにせよ、ネオサイタマには彼が遺したレリックという新たな災いがもたらされることとなった。

辞世の句


ようやく私は……長い夢から……目覚めたようだ……
王子……許せ……
私は、自分の中にある恐ろしい悪魔と戦っていた。
だが、私は弱すぎた……必死に逆らったが……勝てなかった……
だから、王子の手で殺してほしかった……これでやっと救われたのだ……
王子……どうか……ニーナを……ニーナを頼む……
彼女に……伝えて……ほしい……
私は……あなたを……最後まで……愛していた……
どうか……許して……ほしいと……

ファイアーエムブレム紋章の謎にて、1部では自軍の一員だが2部では「暗黒皇帝」となってしまったハーディン最後の言葉。
アカネイア帝国皇帝となり、愛するニーナと結婚するも、ニーナの心はいまだかつての恋人カミュに向いており、
それに気づいてしまったことで自室で酒浸りの生活を送っていたところでガーネフの闇のオーブに心を支配され、
暗黒皇帝となった彼は大陸を支配せんと暴虐と恐怖政治の限りを尽くし、マルス達との死闘の末死に際に闇のオーブから解放された。

ただ、ここまでに挙げた台詞のように普通なら2行かそこらの尺である死亡台詞の枠でこれを喋るので、長すぎだろと冷静にツッコんでしまったプレイヤーもいるかもしれない。
あとSFC版では容量の都合か第1部でのターバン姿になって正気に戻ることもネタにされてる。
リメイク版ではちゃんと皇帝のグラフィックのまま正気に戻る。

彼に限らずファイアーエムブレムシリーズのストーリー上の大ボスはその立場上、長く、味のある最後の言葉を残すことが多い。それをどう受け止めるかが主人公たちとプレイヤーにゆだねられている。


やっぱりオレはまけるうんめいにあったのか
ほねおりぞんのくたびれもうけであった……
夢、破れたり…

がんばれゴエモン でろでろ道中 オバケてんこ盛りに登場する大ボス、カブキ64の辞世の句。太字の部分はボイス。
ゆき姫救出絵巻」でコテンパンにやられ、「奇天烈将軍マッギネス」「獅子重禄兵衛のからくり卍固め」ではカラクリばでーやハイテクで生身の肉体を捨てて蘇り、
尚もゴエモンたちへの復讐に明け暮れたものの、今作でも敗北は避けられなかった。

…のだが、この台詞の直後に海坊主から『ご ん』と金棒で殴り潰されるため、台無し感が強い。
そう簡単にシリアスには決められない、それがでろでろ道中の作風である。


用意されたレールの上の人生だったが
おまえ達人間のおかげで
まぁ
最後の方は
多少
やりごたえのある
良い人生であったよ

鋼の錬金術師に登場するアメストリス国大総統キング・ブラッドレイの最後の言葉。
軍事政権の独裁者、家庭でのよき夫にして父、人類の敵たるホムンクルスの一員など多様な顔を持っていた彼は、
生まれた時から、ホムンクルスの首魁を含む、他の誰かが敷いたレールを進むことしか許されない人生を送ったが、
そんな彼の残した言葉は、満足とまでは言わずとも、戦いの中で少しは納得して死ねることを、敵である人類に感謝するものだった。

物心ついた時には大総統候補として教育され、その身体に賢者の石を注入されてホムンクルスとなった彼は、
身分も能力も与えられたものだと自嘲しつつも、自身の妻(と彼女を見初めた自身の目)だけは「自分で選んだ」と自信をもって語り、
「妻に遺す言葉はないのか」と問われた際には「私とあれの間に余計な遺言など要らぬ。王たる者の伴侶とはそういうものだ」と言い切り、
死の間際にあっても微塵も揺るがない妻への信頼、そしてたとえ傀儡であっても「王」であることの誇りを見せつけた。


わが生涯に一片の悔いなし!!

「世紀末覇者・拳王」こと、北斗の拳の主要登場人物ラオウの辞世の句。
拳王軍を率いて世紀末の無法の荒野に一定の秩序をもたらし、幼い頃に実弟トキと交わした約束をその拳をもって果たし、
愛するユリアを求めて南斗の軍やケンシロウと壮絶な戦いを繰り広げ、最後はケンシロウとの一騎打ちに臨み、死闘の果てに致命の一撃を受ける。
心に哀しみを刻むために殺したと思われていたユリアも実は生きており、ケンシロウとユリアには幸せに暮らす事を望みつつラオウはトキが待つ天へ還る事を選択。
上記の辞世の句を叫びつつ全闘気を空に向けて放ち真っ白に燃え尽きるシーンは、北斗の拳でも屈指の名シーンである。
登場初期から苛烈な暴君として覇道を進み、話が進むにつれて孤高の求道者・あるいは一人の愛情深き人間としての一面も描かれるようになったが、
己が求める物は力ずくでも手に入れ、自分の意志は強固に貫くべしという思想は一貫してブレておらず、実際そのように生きてきたラオウらしい辞世の句と言える。


悔いはない………
心からお前の成長が見れて良かったと思うよ
おれはお前に出逢うために一万数千年もさまよっていたのかもしれぬ
さら……ば…だ…!!

ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流に登場した柱の男ワムウが風に散り行く中で言った台詞。
ジョジョが投げた火炎瓶シーザーのバンダナについた炎を、風の最終流法(ファイナルモード)渾楔颯(こんきつさつ)」でズタズタに切り裂く。
しかし気化した油とバンダナの炎を吸収し収縮させてしまったため、体内で爆発。首だけになるという致命傷を負ってしまう。

それでもまだ力は残していたものの、敵であるJOJOから敬意を払われたことでそれもJOJOを守るために使ってしまう。
そして最期は「戦闘の天才」が自らの完敗を認め、宿敵の成長を見届けたことを感謝し風になったのであった。


地球の奴らめ覚えていろ!ヤプール死すとも超獣死なず!怨念となって必ずや復讐せん!!

ウルトラマンエースの宿敵にして今やウルトラ戦士の因縁の相手となったヤプール(巨大ヤプール)が光線の撃ち合いの果てに敗れた際に言った台詞。
直後に倒れ爆発四散するのだがその台詞の通り怨念を糧に超獣は出現し続けるのであった…

元ネタは勿論「板垣死すとも自由は死せず」から。


かんけいない。まだ、しにたくない。
だって、不公平じゃないか。なおらないびょうきのからだなんてぜったいにこーへいじゃない・・・
あたしにだって、けんりがある しあわせになれてもいいはずだ!
まだしねない、だってわたしは まだ
しあわせになってな い じ ゃ な  い  かぁああああああああ!!

パワポケ12のラスボス、デウエスの断末魔の叫び。
作中の黒幕「6人組」の一員。オカルトテクノロジーの力をも有する最強の電子生命体。
チート的存在且つ「神」を自称する不遜な性格により既に他の「6人組」の手にも負えなかった彼女だが、デンノーズと協力者のカオルにより自身が運営していた呪いの野球ゲーム「ハッピースタジアム」を利用される形で消滅する。
元々は過去作のヒロイン寺岡薫の深層意識が死後電子生命として分離した存在で、表層意識の方が前述のカオル。
彼女の行動原理は寺岡薫の心の根底にあった「幸せになりたい」という願望。それを叶えるべく大勢の人々を「喰った」結果、その影響でもはや何が幸せなのかすら分からなくなってしまった

最期は表層意識たるカオルに「周囲に溶け込めず勉強ばかりしていた」「死の病から生き延びようと必死だった」「そんな人生でやっと見つけた想い人すら他人に譲った」と指摘。
そして「お前がいつまで経っても幸せになろうとしなかったから私が代わりにやろうとした」「なのになぜ邪魔をした」とカオルに問うも「…私たちはね、もう死んでいるのよ。」と返され、「幸せ」への未練を絶叫し消えていった。


俺は… てめえが妬ましかった
イラつくぜ… 野良犬に… 憧れたんだ…

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのラスボスの1人、イグアスの言葉。
企業所属の荒くれ戦闘部隊レッドガンの精鋭である彼は、同じ第4世代強化人間の独立傭兵である主人公C4-621を「野良犬」と嘲って敵視し、いろんなところで勝負を仕掛けるが悉く失敗。しかし技研都市で621に敗れた後、その意識・人格を黒幕のオールマインドに統合されてその一部となっており、己の命と尊厳すらも失ってなお、最後の最後で621の前に立ちはだかる。
最終的には主であるはずのオールマインドを含めたあらゆる横槍を押しのけた、どこか清々しい決戦の末に、機体が限界を迎えたことを悟った最期の瞬間、これまで頑なに否定していたであろう本心を吐露するのであった。


ウフフ…ソレ(・・)をされちゃあ
コレ(・・)しか…ないわねェ――――…

嗚呼――――… やられたぁ……

忍者と極道より、繰田孔富邪樹右龍に討ち取られた際の最期の言葉。
文面だけだとちょっと気の抜ける感じだが、至って大真面目である。
前提として、孔富と右龍は特撮作品「ネビュラマン」の大ファンであり、孔富は作中に登場する怪獣に強い憧れを抱いている。

死闘の果てに右龍の暗刃が孔富の首を切断するが、孔富は地獄への回数券(ヘルズ・クーポン)の超回復と執念でどうにか首を繋ぎ止め、戦闘を継続しようとする。
そんな孔富に対し右龍が取ったのは、ネビュラマンの必殺技「ネビュリウム光線」の構えであった。
右龍曰く、ネビュラマンに登場する怪獣は「故郷から拉致されて見世物にされたり」「普通の人間が事故で怪獣化させられたり」「平穏に暮らしていたのに故郷を人間に滅ぼされたり」、
理不尽な不運によってどうしようもなく追い詰められた者達だという。そして怪獣達の暴れっぷりは、どんな境遇でも力強く足掻く生き様なのだという。
右龍から見た孔富の暴れっぷりは紛れもなく怪獣のソレであり、兄である左虎を殺された時に感じた怒りに匹敵するほど格好良(カッケ)ェと思えるほどだった。

ネビュリウム光線とは、そんな荒ぶる怪獣に手向ける鎮魂の技だという。
怪獣に憧れ、自らの体をぶった切ってまでして怪獣めいた異形の肉体を手に入れ、東京中を麻薬(ヤク)漬けにする未曾有のテロを決行した孔富。
そんな自分がある種の敬意と共に鎮魂の技の構えを向けられたとあっては、怪獣冥利に尽きるという物なのだろう。
孔富は穏やかな笑みを浮かべ、ヒーローごっこの悪役が如く、自らの敗北を受け入れたのだった。


フ・・・フフ
風が・・・
吹いて・・おる・・

ゼルダの伝説 風のタクトのラスボス大魔王ガノンドロフの最期の台詞。
前作時のオカリナでハイラル王国を侵略するも時の勇者との死闘に敗れ封印、後年封印が解けて今度は全土陥落寸前まで追い詰めるも神の介入によって強引に封印
再び封印が解けるも彼を無理やり封印した影響で世界は僅かな土地を残して水没し、征服したかったハイラルも海の底で現代人にはすっかり忘れ去られているという踏んだり蹴ったりな生涯を送りながらなおもハイラルの復活を狙い征服を企てている
そんな異常とも言えるレベルで彼がハイラルに執着する理由は「」であった。
曰く「故郷の砂漠は昼夜問わず過酷な風が吹き死を運んでくるが、ハイラルの風は死とは違うものを運んでくる。そんなハイラルの豊かな風にどこか羨望の感情を抱き、追い求めていたのではないか」とのこと。

物語の終盤でゼルダ姫の身柄を確保、それを救出に来た風の勇者を下して遂に神器トライフォースを完成させ、どんな願いも叶えられる権利を得る
当然「沈んだハイラルの浮上とその支配」というかねてからの悲願を叶えんとするが、待ち伏せていたハイラル王に権利を横取りされ「ハイラルの完全な消滅と大海原で生きる人々の希望あふれる未来」という真逆の願いを叶えられた事で最後の最後でついぞハイラルは手に入らず。
自分の呪われた運命と因果にもはや笑う事しかできないガノンドロフであったが、その傍らで勇者と姫は故郷である「海」に帰還するべく再び彼と対峙する。
それを見たガノンドロフは「すでに滅んだも同然な水まみれの世界の未来と希望」が「自分の欲した在りし日の豊かなハイラルの風」を超えうるようなものか見定める為に全てを失った過去の亡霊として未来を築いていこうとする子供たちの最後の試練を務めるべく立ち塞がる。
死力を尽くした戦いの末、彼らのトリックプレイによってついに額をマスターソードで貫かれ、石化。今際の際にどこからか吹いた風を感じて力尽きる
彼の感じた風が故郷の死の風なのか、それとも豊かなハイラルの風なのかは定かではないが…その最期は笑みをたたえた穏やかなものであった

ちなみに他の作品でガノンドロフ(ガノン)がラスボスを務めるものもあるが、最期の台詞は基本的に勇者たちに対する呪詛に加えて末ずえの再起と復讐を鬼の形相で誓うようなもの。他作品とは全く異なる断末魔の叫びを遺したガノンドロフである。


灯の……絶えし路傍に……ただ雨な……

ニンジャスレイヤーより、アマクダリ・セクトに所属するニンジャ、ファイアブランド=サンの辞世の句。
ニンジャスレイヤー=サンと交戦するも力一歩及ばず敗れ、「ハイクを詠め」という言葉に「俺を殺したからといって何も変わらんぜ」と悪態を吐きつつ呼応したもの。

本作で詠まれるハイクとは、我々の世界でも普及している文学的な定型詩の他にニンジャのイクサで敗れた者が詠む辞世の句という意味合いもある。大抵はハイクを詠む間もなく爆発四散してしまうのだが
作中には彼以外にもハイクを詠んだ者が何人かいるが、多くは珍妙な出来の物*21ばかりだった。そんな中でファイアブランド=サンのハイクは俳句の体裁に則った正統派かつ情緒にあふれる物で、
しかも彼の人物像はと言えば面倒見の良い部分もあるが冷酷で荒っぽい軍人気質。少なくとも高い教養を感じさせる素振りは全く見せてこなかった。
そんな悪のニンジャが死に際にこんなハイクを詠んだのだから、当時の実況TLはギャップ萌えめいた驚きの反応で溢れ返っており、ファイアブランド=サンへの評価を大幅に上方修正するヘッズも多く見られた。
ハイク一つで「粗暴な中ボス」から「カラテも教養もある真の強者」へと成り上がったのである。

このハイクの解釈については諸説あるので、気になる方は本編を読んでみる事をお勧めする。

疑問


お?

スパイダーマンのグリーンゴブリンがダーマを殺そうと企み土壇場で避けられた時に発した言葉。
これにより一部視聴者の腹筋を破壊した。


なんじゃこりゃああああ!?
…死にたくねぇよ…
なんで死ぬんだよ、俺…

名作刑事ドラマ「太陽にほえろ!」にて、松田優作演じるジーパン刑事の言葉。
自分が致命傷を負って血まみれであることに、後から気づいた時の叫び。
何よりその印象強さからよくパロディされることで有名。
もっとも「なんじゃこりゃあ」だけで後半部分の存在は忘れられがちだが、あまりにも悲しみに溢れた名文句として人気は高い。


 な   ぜ    だ!
 無の力を手に入れたのに……
 無とはいったい……うごごご!!

またしてもFFから(ry
FFⅤエクスデス先生の渾身の叫び(?)
しかしこの後に出てくるネオエクスデスの自己紹介台詞のかっこよさは異常。
これと言い「カメェェェッー!」と言い先生のネタ率が妙に高い気が…

またFFⅧアルティミシアはエクスデス先生をオマージュしたのか「うごごご…」と最終形態登場の流れがそっくりである。


…父上… 流し斬りが完全にはいったのに…

ロマンシング サ・ガ2にて、バレンヌ帝国の第一皇子・ヴィクトールの辞世の句。
七英雄クジンシーによって引き起こされた帝都アバロンへの襲撃の際、帝都の留守を任された彼はクジンシーと対峙、得意とする大剣技・流し斬りを浴びせるも力及ばず、
クジンシーの必殺技「ソウルスティール」で生命力を根こそぎ奪われたヴィクトールは、モンスター討伐から帰還した父親レオンと弟ジェラールに発見され、この言葉と共に事切れる。
物語序盤のターニングポイントであり、特にフルボイスで描かれるリメイク版では見るからに悲壮なシーン……なのだが、
「流し斬り」とかいう簡素なネーミングの技がえらく強調されることがシュールに受け取られ、プレイヤーから長年ネタにされ続けている。


俺の出世はどうなるんだぁぁぁぁぁ!

五星戦隊ダイレンジャーより、ゴーマ幹部ザイドス少佐の最期の言葉。
物語終盤ダイレンジャーに敗れた彼は、自分も知らなかった正体である泥人形の姿に戻り崩れ去ったのだが、
その間際、この期に及んでまだ出世に拘るこのセリフを発し視聴者にインパクトを与えたのであった。


何の光ィ!?

機動戦士ガンダムΖΖにてラカン・ダカランが突如ザクⅢ改の自爆と共に発生した謎の光に飲み込まれた際の断末魔の叫び。
もしかしたら「何の光だ?」とか言いたかったのかもしれないが、「光」で終わる台詞だった為に妙に間抜けな印象の残る断末魔として愛されている。
「咄嗟に抱いた印象をそのまま言葉に出させる」富野節ともとれる。

……なお、本来の断末魔は「何故だ!? あれには子供が乗っているんだぞ!!」という主張。
だがそれでもジュドーに止まっている暇なんてなかった。


何だとー!

三国志大戦1のR関羽の撤退台詞。
文面だけ見れば関羽にしては多少情けないくらいでさしたるネタでもないのだが、実際のボイスは「ニャンダトー」と気の抜けるような声となっていた。
2にて排出停止となったがなぜかボイスが新録されており残念ながら「ニャンダトー」は聞けなくなった。


何だこいつは!?

同じく三国志大戦のUC曹仁の台詞。
威勢のいい武将が敗れた際に相手の正体を疑問視するのはよくある事なのだが、こちらも発言者が魏の名将。その割には情けなさすぎる。
更に上記の馬超のように誰に対しても同じことを言うが、こちらはUCで手に入りやすいということもあり特にあちこちで敵の正体を探っていた。
残念ながら3では排出停止になった上、元々Rだった曹仁がそのまま上位互換になったので聞く機会は激減、リブート後はもはやなかったことになっている。
しかし、英傑大戦においてなぜか迷言製造マシーンと化した赤染衛門の撤退台詞に選ばれてしまいまさかの復活


私が敗れるとは…一体何者だ…!

Wonderland Warsに登場するロビン・シャーウッドの撤退台詞。
基本的に彼のデザインコンセプトは「正義の味方」であり、落ち着いて物腰やわらかな言動ながら悪に対しては容赦はない。
仲間に対しても声を荒げることは無く、問題児の多いwlwのキャストの中でも優等生。
…のだがやられた時はこの自信家っぷりである
とはいえ彼の基本戦術は森や見えない距離からの長距離射撃、すなわち闇討ちスナイパーである為、射撃をすり抜けてあまつさえ自分を討ち取る相手に驚くのは自然のことだろう。
だがゲームシステム上討ち取った相手はしっかりと表示されるし、何なら兵士にやられても「一体何者だ…!?」と言って斃れてしまう。
一見シュールな台詞に思えるが、相手の姿や名前はわかったとしても自分を討ち取るだけの力の正体はわからない為、理にかなった台詞である。
また今際だからこその台詞は、いくら正義を謳ったところで結局は『ロビン・シャーウッドは賊』である証拠とも言える。ネタだけにするには惜しい台詞と言えよう。


な、なんでオレより強い奴が世の中にこんなに…いやがるんだ…気に…入らねえ…!!

ハドラー親衛騎団が一人、フェンブレンの台詞。
親衛騎団とは、卑怯で姑息で地位ばかり気にする小物ハドラーが幾多の死闘を繰り返しとなった際、彼を元に生み出された新たな配下達である。
どいつもこいつも元となったハドラーと同じくもしくは漢女。仲間内の結束は硬いだけでなく気持ちの良いほどに正々堂々で、敵にも敬意を払う奴らである。
…がフェンブレンだけは昔のハドラー成分が残っており、傲慢で残酷、圧倒的に自分より弱いチウを甚振ったり、自らのプライドの為にスタンドプレイに走るなどの問題児であった。
しかしそんな彼であっても、弱いながらも仲間を庇うチウを「立派だよおまえは」と褒めたり、スタンドプレイ直前には仲間に謝罪とけじめを見せてたりとところどころで漢らしさを見せていた。
彼の台詞は一見傲慢な台詞であるものの、自分より強い存在がたくさんいること自体は認めていた。その上で彼は現状に満足せずに、だが命乞いや泣き言は言わず「気に入らねぇ」と吐き捨てたのだ。
彼本人はどうにも仲間内では浮いている認識であったようだが、実は仲間たちも彼の性格は理解していた。奥の深い断末魔と言えるだろう。


なんてなん……おかしいやろが なんて――

呪術廻戦より、呪霊として復活した直哉は再び真希と邂逅。
人間の肉体から解放されて更なる進化を遂げた直哉だが、そこにイレギュラーが混ざったことにより真希も鬼神とされるほどの覚醒を遂げた。
直哉は領域展開でイレギュラーともども真希を倒そうとするも、その領域は「呪力を持つ者の動きを封じ衰弱させる」というもの。
そのため呪力を一切持たない真希は領域に認識されないということが理解できず、疑問の中で祓われたのだった。


私は……どこから生まれ……どこへ行く……のだ……?

ゴルゴ13に登場する超人兵士、ライリーのモノローグ。
ペンタゴン主導のプロジェクトによって生まれたライリーの父はゲリラ戦の天才と呼ばれる兵士、母は天才的頭脳を持つアスリート。
この二人の遺伝子を掛け合わせて生まれたライリーは科学的トレーニングと状況に応じた薬物投与によって超人的な身体能力と戦闘力を持っている。
既にいくつかの実戦で結果を出しているが、世界最強を証明するにはゴルゴ13との直接対決を制しなければなるまいという結論に至り、
偽の依頼*22でゴルゴをカンボジアのジャングルにおびき寄せて戦いの舞台をセッティングした。

戦いは持久戦の様相を見せるが、最終的にはゴルゴが放った閃光弾の音でライリーが悶絶した所をゴルゴが撃ち抜くという形で決着する。
眉間を撃ち抜かれてもなお負けを認めないライリーだったが、死の間際に上述の疑問が浮かぶ。
研究室で生まれ、親の顔も愛も知らず育ち、兵器としての性能と実績でしか期待も評価もされない。
強くなる事と戦う事のみを強いられ続けてきた彼の疑問に答える者は誰もいない…


その他


セニョリータ

覚悟のススメ葉隠覚悟vs血髑髏戦より。
力量差を悟り逃亡を謀る血髑髏だったが、「勝負に二度目などない!」と腹部を攻撃が貫通。死に際に発したのは、悲鳴どころかもはやただの単語だった。
断末魔に内容のない単語を叫ぶというパターンは、ギャグ漫画を中心に意外と少なくなかったりする。


へメロペカペカ

海皇記より、マリシーユ・ビゼンの辞世の句。
この謎の言葉が意味するところは…無い
今際の際に、他の者達が遺した辞世の句に対抗して、じゃあ私は意味の無い言葉を遺そうかと語り、看取ってくれている者達の名を今一度呼んでから、本当に意味の無い言葉を口にして逝ったのである…。
最後まで飄々とした人物であった。
あえて自分の意思で意味の無い言葉を紡くという、先述の例とは一味違った珍しいパターン。

(殺人虹光線)
(超音波メス)

言葉を持たぬ者の武器にして断末魔。昭和ガメラシリーズに登場する怪獣たちが発する。
前者はシリーズ第2作に登場する敵怪獣「バルゴン」、後者は第3作の「ギャオス」の発する特殊な光線であるが、
ガメラとの決戦に敗れた際、バルゴンは琵琶湖の底から、ギャオスは火山の火口から、それぞれ最期の叫びとしてこれらの技を空へと放った。

なんかもう断末魔の叫びでも何でもない気もするが、
作中で「バルゴンの断末魔だ……」とか「ギャオスの断末魔だ……」とか言われているし、死に際なのは変わらないので断末魔なのは間違いない。
放映当時のチビッ子たちは、この台詞で断末魔という言葉を覚えたとか何とか。
中々にインパクトのある演出だったらしく、平成ガメラシリーズのギャオス戦でもオマージュされている。

(悲鳴)

こちらはゴジラシリーズより。ゴジラの逆襲にて、記念すべきゴジラの最初の敵怪獣として
登場したアンギラスが死闘の果てにゴジラに喉を噛み千切られる致命傷を負わされた際に発した断末魔。
何の変哲もないただの断末魔なのだが怪獣だけにその音量は凄まじく、大阪城にヒビを入れた程。


俺が、必ず──
──お前を、救ってみせる。

Re:ゼロから始める異世界生活の主人公、ナツキ・スバルが正体不明の敵の前に、ヒロインもろともなすすべもなく惨殺されたときのセリフ。
しかしその時、彼に与えられた『死に戻り』の力が発動。時間を遡り蘇生したスバルは、何度も死に続けながらこの言葉を有言実行することになる。
そのため、彼は「断末魔の言葉を口にしたが生きている」という世にも珍しいケースである。
このセリフは以降もスバルの決めゼリフ的な扱いとなり、その後もちょくちょくこの言葉と共に死亡する。主に自殺で。
ちなみに最初にこれを言った時、スバルは死に戻りの能力を自覚していなかった。なんならあと数回死ぬまで気付かなかった。


(映画の登場人物が銃で撃たれたりナイフで刺されたりして死にそうな時)
(死ぬ前に一言二言言うもんだけど)
(私はなんて言おうか)

『地獄で会おうぜ…』

(地獄なんてないからダメだ)

『猫になって…』

(バニラスカイ見てないと通じないか)

『お母さん……』

(お母さん…)
(ああこいつにも自分と同じでお母さんがいるんだなって共感できる)
(これから死ぬ奴が母親を思って死ぬのはいい感じなんじゃないか ベタだけど)

(よし決めた)
(死ぬ前の最期の一言は『お母さん』にしよう)

「ファイアパンチ」より、トガタのモノローグ。
アグニの復讐を、彼を「主人公」とした映画にするため行動を共にしてきたトガタ。しかしトガタは最後の最後で、その身を捨ててアグニを助け、彼の炎で焼死した。
燃え尽きるまでの僅かな時間、苦しみから気を反らすため上のようなことを考えていたトガタ。
だが、実際にその口から出た言葉は…


イートーマキマキ……イー……トー……マキ……マ……キ……

映画「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」に登場する悪役・ナポギストラー1世の最後の台詞。
ナポギストラーの独裁を阻止すべくサピオの父ガリオンが開発したコンピューターウィルスを保存したディスクを、
ドラえもんとのび太の手により口の中に放り込まれた事でウィルスに侵されてしまう。
ウィルスの効果で「糸巻きの歌」を歌いながら「イメコン*23」のせいで感染した配下のロボットともども自壊していくのだった。
最後に倒れながらも虚ろげな声でなお歌い続ける姿はなかなかのトラウマもの。

ちなみに漫画版は最後まで元気に歌いながら家来や兵器たちと共に踊っているうちに地面に倒れヒーテ ヒーテ トントントン」と言いながら、
本来自分の命令で動いていた戦車に轢かれてプレスされるという皮肉な最期を遂げた。


そうか……!
オマエは……さいもん……だったのか!

ACE COMBAT 3 electrosphereの、ゼネラル-ウロボロスルートにおけるアビサル・ディジョンの最期の台詞。
ディジョンは10年も前に爆発事故で肉体を失っており、しかしその直前に彼の記憶や思考がエレクトロスフィアにコピーされてAI化した人格として存在する状態であった。
エレクトロスフィア内のディジョンは監視カメラを通じて肉体を持つオリジナルのディジョンやその恋人ヨーコが爆死する様を目撃しており、
肉体を失ったが故に二度と人前に姿を見せられない事、エレクトロスフィア内には自分と同じくAI化された人格データが存在しない事で孤独感に苛まれ人格が歪んでいく。
そして「全人類を電脳化して肉体から解放する」という建前の元に同志を募りクーデター組織「ウロボロス」を結成、世界への一方的な復讐を始める。
その道中で主人公をもスカウトして勢いづくが、主人公の裏切りに遭ってウロボロスに関わる全てを失ってしまう。*24
そして現実世界への物理的な干渉手段である自身の戦闘機も損傷し戦闘機ごとエレクトロスフィアに逃げ込むが、同じく戦闘機ごとエレクトロスフィアに殴り込んできた主人公と最後の戦いに臨む。
そしてエレクトロスフィア内でも重篤なダメージを負ったディジョンだが、消滅寸前に出た言葉は主人公や世界への怨嗟でも愛する女への追憶でもなく、ニューコムの科学者サイモンの名だった。

一見すると意味不明な言葉だが、実は本作の真相に繋がる重要な伏線だったりする。



もしかすると追記・修正が出来たせいかな?
いっひっはっはっはっはうわぁぁぁぁぁ!!

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最終更新:2025年03月31日 15:21

*1 一見ふざけてるように見えるがこれが公式名称である。

*2 ニンジャスレイヤーに熱狂する読者のこと。

*3 走馬灯のこと。

*4 諸行無常のこと。

*5 ホビット、妖精、獣人をかけ合わせたような種族

*6 他のキャラクターに骨の髄まで利用されつくした魔神柱たち

*7 普通に撃破した際と見逃すフリをして倒した場合とで、断末魔を上げる直前のセリフが異なってくる。

*8 英語版では「One...last...plan... EAAARGH!」と全て表記される。そして日本語版にも引けを取らない良い叫びが響く。

*9 首を切断されるなど、どう考えても喋れないような状態でもこのアイサツをしてから爆発四散するため、ニンジャ本人ではなく憑依したニンジャソウルが叫んでいるのではないかとも言われる。

*10 テンザンは元の『OG』から登場しているが、その頃はこの台詞はなかった。

*11 ただし、あるエンディングに到達するためには彼女の顔をずらす事が必須になったりする

*12 しかしスーパーロボット大戦シリーズにおいてはジオンが存在しないため「地獄で会おうぞ ガトー」と言いながら突撃し、口ぶりとは裏腹に彼の道を切り開いた。

*13 ケンシロウ役の神谷明氏も北斗百裂拳などの連打の声を入れる際、最後に「ア~タタタタタタタタタ…終わった~!」という掛け声を混ぜてることは有名だが、こちらは言われないとわからないくらい自然。

*14 まるで敗北する運命を背負った悲惨な宿星かと思えてしまうが、本来の字義は「天をも敗る(破る)星」

*15 実際にはTV版でも「柿崎ぃ!」くらい、劇場版では叫んでもいない「柿崎!」で、叫んでいるのは後年の作品で盛られて付いたイメージとされる。

*16 ACVIのACやMTには脱出装置が搭載されており、限界まで戦わない限りは生きて帰れる余地がある。「レッドガン部隊迎撃」にも脱出したMT隊員が登場する。

*17 日本の内閣官房長官、経団連会長、警視総監、統合幕僚長、米国大統領が立て続けに殺された

*18 「肥大化しすぎたアメリカを憂い、無能な者は駆逐し有能な者だけが生きる美しい国を作る」という彼なりの理想があったようだが、人身売買をしたり都市に毒ガスを散布したり巨大兵器で市民を蹂躙したりとやりたい放題であった

*19 血の付いた人形を子どもと思い込んでおり、「ゾンビに捕まらないようにするため」という彼なりの理由がある。企画段階では子どもの死体を乗せる予定だったようだが…

*20 ニンジャスレイヤーはTwitter/Xにて連載されている小説である。

*21 「二刀流/イアイドーに勝てなかった/生まれ変わったら勝つ」とか「キョート城の上に/鶴が飛んでいた」とか。ただし、現実基準だと珍妙に見えるが作中では正統なハイクな場合もある。

*22 某独裁者を支える地下組織を殲滅するという正当性がある依頼で、ゴルゴも疑念を抱かなかった

*23 簡単に言えばテレパシーでロボットを動かす装置

*24 レナの精神汚染、空中空母スフィルナの喪失、そして有名な「挟まっちまった!」イベントも起きる