浅倉威/仮面ライダー王蛇

登録日:2009/06/06(土) 20:32:22
更新日:2020/05/23 Sat 22:10:45
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※日曜朝8時です。 ある意味人間の枠を超えた存在 かつての超光戦士 ここかァ、祭りの場所は… ばた足キック まさに外道 やべーやつ イライラするんだよ… カップ焼きそば カンフル剤 コブラ コブライマジン サイコパス シリアルキラー ド外道 ニヒル ビーストライダー・スクワッド ライダーキラー 人の皮を被った悪魔 仮面ライダー 仮面ライダーディケイド 仮面ライダー王蛇 仮面ライダー龍騎 劇薬 名悪役 変身中のライダーを襲う男 外道 好戦的 岡元次郎 平成ライダー 怪物の心を持った人間 悪のライダー 悪役ライダーリンク 悪食 戦いのみに生きる男 暴力の化身 極悪人 殺人鬼 活性剤 浅倉先輩 浅倉威 演者の怪演 濃すぎるキャラクター性 特撮 犯罪者 狂人 王蛇 生身でライダーの首を絞める男 脱獄ライダー 脱獄犯 萩野崇 貴様!それでも人間か!! 野良イダーズ


イライラするんだよ、こんな所にいると……。



仮面ライダー龍騎』に登場する、仮面ライダーシリーズ初の脱獄ライダー。
「あさくら たけし」と読む。

演:萩野崇



戦いが進まない事を快く思わなかった神崎士郎に戦いの活性剤として選ばれ、ベノスネーカーと契約して仮面ライダー王蛇となった男。

「イライラする」という理由だけで、相手を傷つけ、しまいには殺害まで行い裁判にかけられていた。
初登場時点では関東拘置所に拘置(勘違いしがちだが刑務所ではない)されていたが、ライダーの能力を用いて脱走。
担当弁護士の北岡秀一には自分を無罪に出来なかった事から、逆恨みしている(北岡の力でも10年が限界)。
なお、企画当初では死刑囚の設定だったらしいがボツとなった。

脱獄後はミリタリーショップの店員を殺害し強奪した蛇柄のジャケットを着用し(因みに裸ジャケット)、廃屋をねぐらにするなどホームレス同然で過ごしている。


少年期の家庭環境は不明だったが*1家を燃やして親を殺害。
その時に殺す筈だった弟が生きていると分かるや否や桃井令子を騙して呼び出させベノスネーカーに捕食させるという、人間とは思えない行動をとった。
なお、浅倉の凶悪な精神性は生まれながらにしてこれなのか、それとも家庭環境が悪く性格が歪んだのかは、ファンの間でも議論になることがある。
設定の相違点からあまり参考にはならないが、小説版では生まれながらの性格もあるが、母親もかなり狂っている。

性格は常にイラついていてかなり凶暴であり、仮面ライダーシリーズ随一の危険人物。
その異常性は秋山蓮や北岡秀一、霧島美穂などの多くの人物から「人間じゃない」とまで称されるほどである。

ただの狂人という訳ではなく頭も非常に回る狂人で、戦闘時にもその傾向がみられるほか、数度にわたり脱獄に成功している*2。殴るか殴られないと気がすまないらしい。
しかしその異様な強さから人気はかなり高い。


屈辱を与えられた相手は延々と追い回す蛇のごとき執念深い性格で、一時は城戸真司東條悟、そして全編に渡って北岡を狙い続けた。

尚、「ライダーの力で戦いを愉しむこと」が望みであるため、真司同様最後の1人になった時叶える望みを持っていない(理由は真逆であるが。強いて言えば既に叶っているともいえる。)。
むしろ戦いが続くよう願おうかと口にしていた。
生きるために戦う北岡とは対称的に、戦うために生きるという真逆の立ち位置といえる。

シザースガイといったそれまでのいわゆる悪役が、どちらかといえば陰湿で、かつ余り強くなかったのに対し、
終始ライダーバトルにおいて強さと凶悪さを撒き散らし、ライダーシリーズ屈指の強烈な印象を与えた。

恐らく『龍騎』という作品から、王蛇の暴れっぷりを連想する人も多いのではないか。



しかし、囮に使っていたとはいえ、モンスターに狙われてた少女、浜崎実加を守ったこともある。
悪人には悪人なりのポリシーがあるという事だろうか。

誰も必要とせず本能のまま生きる浅倉にとって、実加は目的のために利用していただけの何でもない存在である。
だが実加にとって、手を差し伸べ笑顔を見せた浅倉は心の拠り所であり、それはこれからも変わらないだろう。

手渡された花の意味を理解できず、病室から見つめる実加に背を向け浅倉は立ち去る。
2人の思いが交わることはなかったが、この時の浅倉がどういう思いだったのか、それは誰にも分からない。

ただ、モンスターのための囮なのでその後は用済みのはずだが、事件解決後わざわざ病室を訪れているため何らかの感情はあったと思われる。
あるいは人権派の弁護士と言い、自分の目的のために利用した人物は命までは奪わない方針なのかもしれない。


(このエピソードは浅倉による苦情が殺到したため急遽書かれた脚本で、元々は浅倉が大暴れする話だった)



本人曰く、泥を食ったことがあるようで、そのことから自分の家を放火した後の彼の生活がよく伺える。

そのこともあってか、生卵をそのまま飲んだり、ムール貝のパスタを殻ごと食ったり*3、トカゲを焼いて食う*4描写がよくみられ、
彼の悪食っぷりは「コレクッテイイカナ?」の一言もなしに他人の食べ物を奪うことなどから、某悪食鬼を優に越している。
貝殻をバリバリ噛み砕くシーンは北岡や吾郎ちゃんもドン引きしている。

だが、一度カップ焼きそばを食べるシーンがあり、彼がわざわざお湯を捨てたのかと話題にあがった。
他にも誰もいない状態の北岡法律事務所に侵入して、前の回で吾郎ちゃんが作っていた餃子とヨーグルトを食べるシーンがあるが、
これに関しても浅倉がわざわざ餃子を焼いたのかと話題になっている。
また、車に乗る際には悪人にも関わらず助手席で律儀にシートベルトをして乗っている。

上記のトカゲやカップ焼きそばの時に神崎士郎が現れ、その時は彼に未開封のカップ焼きそばや食いかけのトカゲを分けるという行為に出ており、
自分が望んだ状況をくれた神崎には感謝の念はあるようだ。
結局断られたけど。

過酷な環境で生活してきたからかとんでもない生命力の持ち主であり、生身で車の爆発に巻き込まれても生還したりミラーワールド内で消滅寸前まで戦ったり…こいつやっぱり人間じゃねえ。


劇中で令子が所持していたプロフィールによれば、(途中で辞めているが)高校に通ったり仕事をしていた時期もあるようである。
よくこんなイライラする人を採用したものである



小説版ではよりキチガイに拍車がかかっており、彼に限ったことではないが日曜朝のテレビでは絶対に放送できないような猟奇的な殺人事件を何十件と繰り返した極悪非道な人物。

例)生まれていきなり成り行きで母親を殺害、まだオムツが取れたばかりの頃に児童施設で友達や先生を殺し、
  ホームレス生活を始めれば育ててくれたおっさんを虐殺。
  殺した相手の腹を切り裂いて腸を取り出し投げ捨てる。
  コンビニに現れ、店員の喉を切り裂く。ついでに店にいた全員を殺す。
  などなど…
流石井上敏樹である。



かつては弟の名前を名乗りながら、名門私立探偵をやってるノーテンキラキラな超光戦士だったが、
例の決戦の後、変身能力や仲間を失って心が荒み、今のようになったという説もある。


一部のファンからは「浅倉先輩」と呼ばれ、慕われている。
また、これだけ悪辣非道な人物にも関わらず、意外にも子供のウケはよかった模様で、
放映当時、萩野は小学生から手書きで「ちょっとこわいけどけっこう好き」という内容の手紙を送られた。
作中での浅倉は場面によってはちょっとどころではない怖さを見せているが。




仮面ライダー王蛇


スペック
身長200cm
体重98kg
パンチ力250AP(12.5t)  
キック力400AP(20t) 
ジャンプ力ひと跳び40m 
走力100mを5秒 



主なスーツアクター:岡元次郎
浅倉が変身する仮面ライダー。イメージカラーは
契約モンスターはベノスネーカー。

浅倉の闘争心・攻撃的な性格・手段は選ばない凶暴性・生身での格闘能力・生命力の高さなどによって、スペック以上の力を発揮し、執拗に標的を襲撃する。
剣とキックを主体としていることは龍騎とリュウガと同じだが、防御系のカードは一枚も無い為、強引に攻められると圧されやすく、
遠距離攻撃にも弱く、実際、劇中でもその様に追い詰められ、他のライダーの介入などが無ければ倒されていただろう場面もあった。
圧倒しやすいが圧倒されやすくもあるという良くも悪くも攻撃力重視のライダーと言える。
変身直後に首をぐるりと捻ったり腕をしならせるなど特徴的な動きが見られる。

契約のカードを複数所持しており、作中で倒したライダーのモンスターとも契約し、ガイのメタルゲラス、ライアのエビルダイバーも従える。
これに伴いガイとライアのカードも使用可能になった。
勘違いされやすいがコンファインベントやコピーベントはライアやガイのデッキに元々付属していたカードであり契約したことで手に入ったカードではないため未所持。
結果的に、他のライダーよりも使えるカード数が多いという地味に大きいアドバンテージを手に入れている。
ただメタルゲラス、エビルダイバー由来のカードにガードベント等の防御カードは無い為、防御面の貧弱さは変わらない。
後述するベノバイザーが杖状であることや複数のモンスターを使役できる事から、本来は召喚士タイプでデザインされていたのでは?と考察する声もある。

契約しているモンスターを合体させるカード、『ユナイトベント』でベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーを合体させて
『獣帝ジェノサイダー』にすることが出来る。
その反面、複数の契約モンスターにエネルギーを与えなければならないので維持コストが大きいという弱点もある。
まあ、人間を平気で食べさせる浅倉にとっては大した問題ではなさそうだが……。

と思っていたら、第31話・第32話では餌の供給が追いつかずに契約モンスターに殺されかけていた。
秋山蓮曰く「モンスターが契約違反を望んでいるとしたら?それくらいの抵抗なら出来る」とのこと。
エビルダイバーとメタルゲラスは主人を殺した浅倉を殺したいと望みつつ出来ない状況のため、契約を逆手に取ろうとしたのか。

なお、主契約であるベノスネーカーのみと契約が切れた場合、メタルゲラスやエビルダイバーへの契約移行が理論上は可能だが、作中では、そんな機会はなかった。
仮にそうなっていた場合は、銀色の王蛇や紅色の王蛇なんかが見れたかもしれない。


劇中では多くのライダーを倒したが、テレビ本編においては、他のライダーの攻撃で相手が弱っているところや身代わり行為、
または初心者ゆえに戦闘経験の低さから勝利したために、正当なやり方で勝ったことはない。
ただし、殺害時はそういう条件だっただけであり、真っ向勝負で対戦相手を圧倒するシーン自体は数多く描かれている。
その容赦の無さ極悪っぷりもあって、神崎にとっては「うってつけの人材」であり、デッキをわざわざ届けてあげたりと目をかけられており、
多くのライダーを減らすことに成功した。
本編で4人、TVSPで1人、外伝で3人殺害の文字通りライダーキラーとしての記録は余程の事が無い限り破られる事はないだろう。


契約モンスター


  • ベノスネーカー
コブラ型モンスター。5000AP。
浅倉同様に凶暴な性格をしており、口から放つ毒液と頭部両脇のベノハーシュと呼ばれる刃を武器に戦う。
毒液は他のライダーのガードベントを溶かしてしまうほどの強力な威力を持つ。
浅倉が逮捕された際に助けに現れたりすることはあるが、普段の浅倉がライダー相手に戦うことにしか興味がなく、
基本的に野良モンスター退治などには無関心な為、長期間餌を与えられず不満を抱くこともあり、
メタルゲラス、エビルダイバーと共に浅倉を捕食しかけた事がある(一応この時は「待て」と言うと大人しく引き下がった)。


  • メタルゲラス
サイ型のモンスターで、もともとはガイが契約者だった。4000AP。
頭部のドリル状の角や両手の鋭利な爪を武器とし、巨体を活かした突進攻撃を得意とする。
ガイには心を開いており、契約が無効になり主人が死んだことに悲しみの咆哮を上げ、
その途中浅倉に似た男性を車ごと間違って殺害しているなど敵討ちを行った。
契約が無効になった途端主人をおいしくいただいたボルキャンサーはこいつを見習うべきである。
二回目に襲撃した際に逆に契約させられた。雑誌でも主人(ガイ)のために敵討しようとしたモンスターと紹介されている。


  • エビルダイバー
エイ型のモンスターで、もともとはライアが契約者だった。4000AP。
水中活動だけでなく飛行能力を合わせ持ち、王蛇を乗せての飛行も可能。
ライアにはやはり心を開いていたらしく、死後は浅倉をつけ狙うが、逆に契約させられた。


  • 獣帝ジェノサイダー
ユナイトベントの効果により上記の3体が合体して誕生するモンスター。7000AP。設定上は直接呼び出すアドベントも存在する。
メタルゲラスを基点に首にベノスネーカー、背中にエビルダイバーが合わさり、竜に似たキメラ型となっている。
口から吐く光弾は、1発で複数のライダーをまとめて吹き飛ばす。

スペック自体はミラーモンスターの中でもかなり強い部類だが、合体前と比較すると、機動力が鈍重になり、
倒されると王蛇はブランク体に戻ってしまう(契約モンスターを一気に全て撃破されたことになるため)、といった弱点がある。
後にエビルダイバーとメタルゲラスの契約者である手塚と芝浦もユナイトベントした。



【召喚機】


  • 牙召杖(がしょうじょう)ベノバイザー
コブラを模した杖型の召喚機。普段は所持しておらずいつの間にか手に持っている。
コブラの頭を模した部分にカードスロットがあり、そこにカード装填することでカードの能力を発揮する。
設定上は毒を注入したり、刺突武器として使う事もできるが劇中未使用。



【所有カード】


  • アドベント
ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーのいずれかを召喚。
設定上はジェノサイダーのアドベントカードも存在するが、王蛇はユナイトベントで召喚していたため劇中未使用。


  • ユナイトベント
ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの3体を融合させ、ジェノサイダーを召喚する。


  • ソードベント:ベノサーベル
ベノスネーカーの尾をイメージした黄金の突撃剣。3000AP。
主武装として好んで使っている。
斬撃よりも主に殴打や刺突といった攻撃方法がメイン。


  • ストライクベント:メタルホーン
メタルゲラスの頭部を象ったガントレット。2000AP。
盾としても使用できる。
24話でナイトサバイブと戦うために装備しようとしたが、王蛇の手元に届く前にナイトサバイブのダークブレードに弾かれた。

  • スイングベント:エビルウィップ
エビルダイバーの尾を模したムチ。2000AP。
高圧電流が流れている。


  • ファイナルベント
ベノクラッシュ:ベノスネーカーが毒液を吐き、その勢いに乗って王蛇が連続蹴りを放つ。6000AP。
通称ゲロキック。バタ足キックの元祖でもある
劇中ではガイ、ライア、インペラー、TVSPではシザース、RIDER TIMEではタイガを倒している。

ヘビープレッシャー:メタルホーンを装着して突進するメタルゲラスの肩に乗り、その勢いのまま敵を粉砕する。5000AP。

ハイドベノン:エビルダイバーの背に乗っての波乗りアタック。5000AP。


ドゥームズデイ:ユナイトベント時の必殺技。
ジェノサイダーが腹部を開き、そこから小型のブラックホールを発生させ、王蛇がきりもみキックでその中に敵をぶち込む。8000AP。
この時、ファイナルベントのカードは専用の物を使用する。

なんともエグくどのライダーよりも威力が高い技だが、発動までの時間が長い上に、発動中はジェノサイダーは動けずに隙だらけになってしまうなどデメリットが多い。
そのため、成功したのは最終回のみ。と言っても肝心のゾルダには避けられ、マグナギガがほとんど動けないため成功したようなものなのだが。
劇場版に至っては発動中にドラグブラッカーの体当たりでジェノサイダーが転倒させられ技が決めらず、直後にジェノサイダー自体が撃破され王蛇もブランク体にされてしまうという始末。

ゲーム等では爆発演出がよくあるが、劇中では吸い込まれる描写だけである。

余談だが『空想科学読本15』でこの技を考察したとき、柳田理科雄氏は「浅倉は昭和なら間違いなくショッカーにいるべき人材」と評していたがそうとしか言いようがない。
事実、ショッカーの怪人であるキノコモルグは、服役中の凶悪犯という人材がベースとなったモンスターである。
肝心のドゥームズデイの考察?察せ。

  • スチールベント
相手の武器を奪う効果がある。超全集や設定では王蛇が所有しているとされているが、実際に使用したのは龍騎サバイブとオーディンであり王蛇が劇中で使用することはなかった。
良くも悪くも浅倉らしいカードである。


  • ガードベント
カード装填の必要なしで使用できる(演出が省略されていただけの可能性もある)が、劇中では一度しか使わなかった。
詳細は不明だが、ゾルダのファイナルベントを防いだため、5000GPはあると思われる。相当ボロボロだった為本当に5000GPギリギリの数値かもしれない。




仮面ライダー王蛇サバイブ


『ホビージャパン』で連載されている、S.I.C.を用いたジオラマ小説『HERO SAGA』の
『MASKED RIDER RYUKI EDITION -アドベントカレンダー-』に初登場した、IF世界の王蛇が進化した姿。

ナイトが所持するサバイブ『疾風』のカードを奪いサバイブ化した。
ベノバイザーが「ベノバイザーツバイ」に変化し、契約モンスターのベノスネーカーも「ベノヴァイパー」に変化している(作例がないため姿は不明)。
作例で手にしている「ベノサーベル」はスイングベント(エビルウィップ)にも似た、より禍々しい形状に変化しており、その威力は龍騎のスーツをも容易く切り裂くほど。


さらに『アドベントカレンダー』ではストーリー中に自分が倒したライダー全てのモンスターと追加契約している。
ベノヴァイパー、メタルゲラス、エビルダイバー、ボルキャンサー、デストワイルダー、ギガゼール、バイオグリーザ、ブランウィング、
さらにトリックベントで呼び出したダークウィングの分身、近くにいた龍騎のドラグレッダーを巻込みユナイトベントで融合させた。

その結果生み出されたのが『ジェノサバイバー』というキメラモンスターである。
なんとそのAPは15000。
仮面ライダーオーディンのゴルトフェニックスを遥かに超える。

しかしドラグレッダーが反抗してベノヴァイパーと争い、合体により破壊力が増した2体の攻撃はミラーワールドを大きく揺るがし空間に亀裂を生じさせた。
これによりミラーワールドが崩壊の危機に陥り、現実世界にも鏡やガラスにヒビが入るなどの影響を及ぼしてしまう。
動揺した浅倉の声も届かず為す術もない状況だったが、最終的にその場に現れたゾルダのファイナルベントにより葬り去られた。

そして、ナイトまでも消え去る様子を目の当たりにした龍騎は、その姿を黒く変化させ…


必殺技:ポイズントルネードクラッシュ(9000AP)

『MASKED RIDER RYUKI EDITION -IFの世界-』で使用。
名称的に龍騎サバイブの「ドラゴンファイヤーストーム」に類似した技と思われ、文章でも毒液を撒き散らしながら疾走し体当たりする描写となっている。

最終話にて、ただひとり生き残った王蛇サバイブがオーディンに対して発動したが…


ジェノサバイバーとの必殺技は不明。





以下、TV版のネタバレ










TV本編では蛇の如く執念深さとしぶとさで終盤まで生き残るが、士郎に北岡の脱落を聞かされる。
その事実を認めぬまま北岡を探すが、結局見つからず(北岡はその時入院していた)、大量発生したモンスターで苛立ちを解消しようとするが、逆に苛立ちが高まっていった。

その後、これまでの暴挙により射殺もやむなしと判断した警察によって廃墟に追い込まれる。
しかし、ふとガラスを見るとそこにはゾルダが。

浅倉は喜びながら即座に変身して強襲、互角な戦いを繰り広げた末に、ドゥームズデイによってマグナギガを消し飛ばし、ゾルダを倒す。
が、地に伏したゾルダの変身が解けたのを見て愕然とした。
そこにいたのは宿敵にして好敵手であった北岡ではなく、その助手の由良吾郎だったのだ。

苛立ちが頂点に達した王蛇はひたすら叫ぶ。



「何故だ…何故だ…何故だ……!!!」



その後、変身を解いて、苛立ちをぶつけるかのように警察に向かって特攻し、弾雨の中に飛び込み射殺された。
よく間違えられるがナイトがオーディンとの最終決戦に挑んだのは最後の一人となった後の為、浅倉が死亡したのは時系列的には最終回ではなく第49話前後と言うことになる。

しかし、大量の警察に囲まれたにも関わらず狂気的な笑みを浮かべ、鉄パイプを拾い上げて特攻して行く姿は、最後まで視聴者に浅倉の恐ろしさを感じさせた。
と同時にその姿はどこか哀れさを感じされるものであった…怪物と言われた男は最期まで恐ろしい怪物として死んだのか?
それとも、自分の望みが叶わぬことを知った哀れな男として死んだのか?
それは浅倉自身にもわからぬことであろう。



最終話の「ライダーバトルのない平和な世界」にも登場。
真司が起こしたバイクを「邪魔だ」と蹴り倒し、去り際に「イライラさせるな……」と言うなど、相変わらず不機嫌そうだった。
ただ犯罪は犯してないようなので、そんなに悪い人じゃないのかもしれない。




劇場版での活躍


ある女性を殺しており、その妹である霧島美穂に付け狙われている。

中盤、ファムと戦闘になるがその強さからファムを圧倒するが、突如現れた仮面ライダーリュウガに劣勢になり、
しまいには「ユナイトベント」したジェノサイダーさえ失う。
そのため、ブランク体になった瞬間、ファムによってデッキを破壊され、最後はファムの首を笑いながら掴み締め上げたが、
自身が消滅していることに気が付き獣の様な声をあげながら完全消滅した。


まさかの劇場版で最初の脱落者となった(といっても最初から半分以上脱落してるが)。
デッキを破壊され消滅というのはTVシリーズで自分が倒したあるライダーと同じ最期だった。

ちなみに、この時のブランク体はCG処理による色変えであったため、色が黒くなった以外デザインは通常の王蛇と同じだった。




TVSPでの活躍


須藤雅史によって捕まり牢獄に囚われ、デッキを北岡に取られるがミラーワールドから呼び寄せたベノスネーカーを使って奪還、脱獄した。

そして、捕まった恨みを晴らす為に龍騎と戦っていたシザースを強襲し、程なくして撃破。
その後、高見沢逸郎を中心にしたライダー達に参入し、龍騎とナイトを追い詰めた。


戦う場合も戦わない場合もTVSPが終わるまで生存している。




□TVSPコミカライズ版での活躍


こちらの世界では多少展開が異なり、シザースと最後まで共闘している。
脱獄に利用したものはペットボトルの水ではなくヘルメットのゴーグル。

戦う場合は最終的に荒廃した世界でナイトサバイブが唯一人生き残り、王蛇は敗れ去っている。


戦わない場合は龍騎サバイブがコアミラーを破壊(この時点でナイトも生存している)。
王蛇を含めライダー達は(一部を除き)苦しみながら消滅する。

映像版と異なりバッドエンドではなく、街頭の大型ビジョンに浅倉の無期懲役が確定したことと、それに対する北岡のコメントが映った。




□『仮面ライダーディケイド』での活躍


第19話:『響鬼の世界』で鳴滝(というかキバーラ)が召喚。
何故か仮面ライダー凍鬼が使う音撃金棒・烈凍(色違い)を持っていた。

相変わらずイライラしていたが、バケガニの封印を解いただけで出番が終わってしまう。
一応ご本人。


オールライダー対大ショッカー:キックホッパー(矢車想)と共に何処かの世界で登場。

海東から雑魚ライダーと言われ、大ショッカーと戦うように誘われるが、
「その大ショッカーとやらに入れば毎日が祭りだな!」と、逆にキックホッパーと共に大ショッカーに荷担する事にした為、
ディエンドが召喚したライア、ガイと戦う事になった。なぜ本編で因縁のあるメンバー呼んだんだオメェは
というかこの二人がそんな話を聞いたら寝返るに決まってるじゃないか。何を考えてるんだ海東は。
DC版ではライアとガイとの戦闘シーンが更に追加された。
ちなみに海東はパンチホッパーも同時に呼んでいる。


どちらも本人が声を演じたが、声というかテンションが当時とかなり違っていた為、予告では「本人?」と勘違い扱いされた。

結局、ディケイドとは戦えていないどころか顔を合わせてすらいない。




□『超電王&ディケイド 鬼ヶ島の戦艦』での活躍

ディエンドに呼び出され、リュウタロスに憑依されてしまう。
リュウタそのまんまの言動で、天真爛漫にはしゃいで跳ね回る姿は「不気味すぎる」「ある意味危険映像」と専らの評判。




ガンバライドでの王蛇


第4弾から参戦。
最高ランクのLR(レジェンドレア)として登場するも、なぜかLR唯一のコウエイ指定スキル持ちでの登場となった。ゼンエイにガイを置けと…!?
SR(スーパーレア)のカードも強力だが、全て相手同調スキルかつデメリットも大きいスキルを持っている。(シャバドゥビ弾からは相手同調はなくなった)

かつて旧弾の高レアカード3枚は、ほとんどがデメリット持ち、内LRを含めた2枚がコウエイ指定と扱いづらかった。



だが、そんな王蛇も見放されてはいなかった。



なんとシャバドゥビ3弾で再びLRに帰り咲いたのだ。
しかも高ステータス&強力スキル&最高必殺威力4000&新必殺技「ドゥームズデイ」を引っ提げての参戦となった。

ちなみに前述の強力スキルの内容は「ゼンエイのときコウゲキ・ひっさつ+200 あいてのボウギョ-200」である。

相性も攻撃的な浅倉威=王蛇の性格を表している攻撃&必殺ベスパ。


余談だが、王蛇が参戦したシャバドゥビ3弾は「巳(蛇)年」である2013年に初めて稼動した弾である。



□『仮面ライダーブレイブ ~Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!~』での活躍

仮面ライダーエグゼイド』における鏡飛彩/仮面ライダーブレイブが主役のスピンオフに登場。 『浅倉威』としては15年ぶりの復活である
自分と同じ野獣系のライダーを率い『ビーストライダー・スクワッド』を結成。
飛彩の部下であるさつきの買い物袋から魚を取り出して 生で 食べる相変わらずの悪食ぶりを披露し、サバを望んでいたのか21年ぶりにあの台詞を披露。

実は本来の浅倉ではなく、データを再現して生み出された複製のようなものだった。
浅倉を演じていた萩野氏は「俺が出たらドラえもん北斗の拳のキャラ出すようなもんじゃねえの?」と突っ込んでしまったらしい。

ちなみに、今回の王蛇のスーツアクターは高岩成二氏である(本来のスーツアクターがエグゼイドの30分前の番組に出ているため)。次郎さんは高岩さんのライバルをやることも多い平成作品、そのスーツアクターに高岩さん起用はなかなか皮肉が効いている。




□オール仮面ライダー ライダージェネレーション

ワールド1のボスとして登場。
常に自分の中にあふれる闘争心を戦うことで解消する為にライダーたちに戦いを挑んでくる。
のり気ではない相手には襲い掛かったり警察官のライダーには自分が凶悪犯であることを理由に戦わせたり口車を駆使して戦う。
どの媒体でも果たせなかったゾルダとも完全決着をつけることもできる為、基本、戦えば満足して倒される。
スーパー1やストロンガーは戦いを挑めば即時OKで戦ってくれたりと浅倉にとって割と恵まれた環境だった…かも?
尤もライダーによってはそのどうしようもない精神性をするどくつっこまれたり、哀れまれたりなどずばっと言われてイラつくこともあり、
特にフォーゼと戦う為の詭弁に彼とダチとなると言ってしまった為、戦いの後、
ダチになるというのは嘘と言ってもダチであろうとしたフォーゼのせいで気分が台無しになって倒されるという心身ともに敗北したと言える最期を迎えた。
まあ、フォーゼ自身、不本意な結果であったが。
如何な浅倉も「全てのライダーと友達になる男」には形無しであったということだろう。


RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

謎の女性・サラによってミラーワールドに招集されたうちの一人。
スーツアクターはもちろん次郎さん。
「龍騎」当時からビジュアルが様変わりしており、ボサボサ髪とヒゲを伸ばした浮浪者状態。それでもジャケットの下に服着てるあたりある程度常識的にはなっている。
誰が呼んだか通称「三期仁さん

真司たちが記憶を失っていたにもかかわらず、なぜかこの時点で明確に『龍騎』当時のことを覚えており、「また祭りが始まるってか」と嬉しそうに呟いて真っ先に王蛇に変身。
その後は蓮が仮面ライダーナイトに変身したことで彼と戦っていたが、その最中に乱入してきたゾルダが王蛇を攻撃してきたデッドリマーを撃退する。

当時を覚えている浅倉にとってはゾルダは因縁というにも余りあるライダーであり、割り込まれたイライラから襲いかかろうとしたが、変身解除した吾郎がなぜか自分を「先生」と呼んでついて来ることに面食らう。
当然のごとく追い払おうとしたが吾郎の方が折れなかったため、結局「お前は最後に殺すことにする」と妥協してそのまま行動を共にすることになった。

その後も手塚チームと芝浦チームが交渉(という名目でのマッチポンプ)をしていたところへと乱入。映って10秒も経たないうちにベノクラッシュでタイガを殺害するとんでもない登場をしてのける。
一気に乱戦となる中でゾルダを従えてかつての如く大暴れを繰り広げ、最後はゾルダにエンドオブワールドを発射させて自分以外全員を一網打尽にし、ご満悦な様子で戦いを終える。
が、脱落が続いたことでライダーが減り、戦う相手が見つからずイライラを募らせ始める。
そんな矢先、EP3にて真司の肉体を掌握した仮面ライダーリュウガが出現。
嬉々として戦いに臨み、『EPISODE FINAL』とは一転して互角の勝負を繰り広げるが、真司の奪回を狙うナイトが乱入。ファイナルベントの直撃を受けて吹っ飛ばされて追い払われ、さらに吹っ飛ばされた先でゾルダのギガランチャーを食らって致命傷を負う。

吾郎の目的は北岡の敵討ちであり、最初からこのために浅倉の近くにいたのである。
砲撃により炎上しながらもすぐさま突撃し、リボルクラッシュベノサーベルによる刺突でゾルダを抹殺したものの自身も変身解除されその場に倒れてしまう。

だが、それでもなお死んでおらず 直後に始まったリュウガとナイトの戦いに突如乱入。生身でベノサーベルを振り回し、真司を庇った蓮を刺殺した。
その直後、ついに限界を迎え、これだけ暴れておきながら戦いへの未練を叫びながら消滅した。

これによってミラーワールドで生き残ったライダーは真司=仮面ライダー龍騎、ただ一人となり……。



なお、今作でもライダー3人を殺害しており、さらにはかつて辛酸を舐めさせられたリュウガを相手に互角に渡り合うなど、尋常ではない戦闘能力と相変わらずの大暴れを見せてくれた。






□その他

あまりに凶暴かつ好戦的、卑怯卑劣残虐の三拍子そろった悪の化身のごときキャラクターのため、非常に動かしやすいのもあり
前掲のゲーム作品など派生作品ではしょっちゅう悪役として登場している。
ヒーローショーでも三井グリーンランド(当時)で開催されたファイズショーハカイダーシャドームーンと一緒になって暴れまわるわ、
東京ドームシティのブレイドショーで「カードバトル」という単語に反応して「リバイバルベント」*5引っ提げて生き返るわ、
挙句よみうりランドのゴーストショーではついぞつけることのできなかったゾルダとの決着をつけている。


なお『てれびくん』の全プレビデオ、『龍騎VSアギト』に出てくるミラクルワールドの浅倉は同姓同名の似ている他人です。
あんな明るくて正義感に溢れた人が浅倉な訳ありません。

仮面ライダー電王』の劇場版『俺、誕生』において萩野氏が声を演じるコブライマジンが登場。
スタッフ曰く配役は偶然らしいが、同じ蛇モチーフということもあってコブライマジンのシルエットは王蛇によく似ている。本当に偶然なのだろうか。

上述した浅倉を象徴する服装の蛇革ジャケットだが、番組側から用意された衣裳ではなく実は浅倉役の萩野氏の私物である。
放送当時の荻野氏は街を歩いていたところ、番組を見た子供たちと出くわした際に泣かれるのはまだしも、「殺されるー!」と叫んで逃げ出され、これが原因で職務質問を食らったことがあるという。不動産屋に転職したら壁に人埋まってないか聞かれる蟹刑事よりもヒデェや。



なるほど、追記・修正するのは面白いな…。イライラがすっかり消えた……。

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