勇者(DQⅣ)

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勇者(DQⅣ) - (2016/09/15 (木) 18:32:26) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/08(日) 12:14:59
更新日:2024/04/23 Tue 10:28:23
所要時間:約 5 分で読めます







2150枚あります。はぐれメタルヘルム107個いただきましょうか。





ドラゴンクエストⅣ導かれし者たちの主人公。
だが、Ⅳはオムニバス形式となっているので初登場はFC版は第五章、リメイクは追加された序章になる。
シリーズでも屈指の不幸な人物。

CV:金丸淳一(男勇者・CDシアター)

ドラゴンクエストⅣはゲーム開始時に勇者の性別を決められる。

デフォルトネームはないが説明書やDQ6でのゲスト出演時を見る限り男勇者は「ソロ」が一応の公式扱いのようだ。
小説版では「ユーリル」、ゲームブック版では「ユウ」、CDシアター版では「レイ」

女勇者の方は「ソフィア」


男勇者は緑髪の長髪と質素な服装をした青年で、シリーズで屈指のイケメンと名高い。

女勇者は露出度の高い服装に、『ブロッコリー』と称される奇抜な髪型をしている。

両者共に耳にスライムピアスを付けており、チャームポイントと言われている。

歴代の中でも特に寡黙な主人公。
歴代の主人公にはなんだかんだで喋る機会があるが、4の主人公は混乱した時を除けば「……!!」ぐらいしかない。
一応ホフマン等と会話をしているようだが……。


『デスコッド』でも男勇者はシンシアと会話していて一切喋らない。
女勇者はペラペラと会話してくれるのだが。



・設定


あの……私の住まいは山奥です……。

私、よく苦労人って言われてしまって。でも一応、正義の味方なんです。



名もなき山奥の村に両親、幼なじみのシンシアや村人達と平和に過ごしていた17歳の少年(少女)。
といっても彼・彼女は立派な戦士になれるようにと村人から言われて、日々訓練を積んでいた。

平和な日常を謳歌していたが、ある日、旅の詩人のフリをしていた魔族の王ピサロが山奥の村の存在と、
そこに勇者がいるということを突き止めた事により、山奥の村がピサロ率いる魔物の群れに襲われる。

村人達は急いで勇者を安全な場所に隠れさせるが、その時彼の両親は本当の両親ではない事が明かされる。
そして幼なじみのシンシアは勇者を死なせまいとモシャスを唱えて身代わりになり死んだ。

全てを失った勇者は仇討ちのためピサロを探す。

・能力

主人公らしくバランスよく成長。
1~4章の間に集まる種や木の実をキープしておいて、
5章でそれら全てを投与するとかなりの強キャラと化すがそれは人それぞれである。

覚える呪文は回復はホイミ系・ザオラル……何とベホマズンを修得できる。
攻撃呪文はメラ・ギラ・イオラ・デイン系。
実は4の味方キャラでは一番多くの呪文を使える。


今ではあまり見かけないマホステを使うことも可能。パルプンテも使える。
しかしながら、ザオリクやベホマラーのような使い勝手のいい呪文がなく、ベホマズンも消費MPがFC版では36とコストが高い。

ミナデインをシリーズで最初に覚えた勇者であるが、
使い勝手が良くないうえにパーティにライアンアリーナトルネコがいる場合、使う事が出来なかった。

リメイク版ではギガソードという専用の特技っぽい呪文を与えられた。

呪文を見れば天空三部作の勇者ではそう強い分類にはないかもしれない。

ただし、FC版では「めいれいさせろ」がなかったため、その意味で唯一プレイヤーの指示を完全に聞く彼は非常に使い勝手が良かった。
メタル狩りで聖水をまくなど、ピンポイントな指示が必要なコマンドには勇者が必須であった。
もちろんステータス的な使い勝手も他と比べれば十分いいのだが、その意味でも仲間になって以降スタメンから外したのは少数派ではなかろうか。



以下ネタバレ


・出生
実は天空人の女とブランカ北に住む木こりの若者の間に生まれた混血児。
この頃は天空の神が人間と天空人の交流を固く禁じていたため二人は夫婦になることは出来なかった。
しかし、その掟を破ったため木こりの若者は制裁として落雷により死亡。
天空人の女も悲しみを背負ったまま天空城に連れ戻された。
それでも彼女はどんな時でも地上に置いてきた子供の事を忘れなかった。
なお、村から南に行ったところにある「一晩泊まっていきやがれ」で有名なあの木こりは、
勇者の父親にあたる木こりの若者の父親(つまり、勇者にとっては祖父にあたる)であり、その縁があって、ぶっきらぼうながら勇者に親身にしてくれる。
世を拗ねたような態度を取っているのは、その時の天空の神の仕打ちを恨み、何も信じられなくなってしまったため。

「掟を破ったのに、なんで人間の若者は落雷で死に、天空人の女は連れ戻されるだけで済むんだ。不公平じゃないか」とか、
「そもそもなんでそんな掟があるんだ」など、この設定に対しては昔から批判が多く、評判がよろしくない。
リメイク版では、木こりを殺したのはマスタードラゴンの部下の天空人であり、女の行為がマスタードラゴンの怒りに触れる事を恐れて、
バレる前に彼女を助けようと、その天空人の独断でやったという事にされている。

・第六章
導かれし者たちを集め、エスタークを預言通り倒したりしつつ、冒険をしていると、
デスピサロが人間にロザリーを殺された怒りで進化の秘法を使い、エスタークを超えた力を手に入れ暴走を始めてしまう。
その後、世界樹の花ロザリーを生き返らせ、デスピサロの暴走を鎮静化させ、魔族の王ピサロを仲間にし、赦すことになる。
その後、真相を知るためデスパレスに向かうと、黒幕であり、デスピサロすら超えたエビルプリーストと対峙する。

やたら、ピサロ襲撃から不幸な人生を歩む事になってしまったが、DQ5から察するに余生は幸せに過ごしたのだろう。

なお5に登場するフローラデボラビアンカは主人公の子孫。
男勇者はともかく、女勇者が誰と結婚したかは定かではない。

子孫達は皆共通して拾われた子供達なので、どうも主人公の不幸体質は子孫にまで受け継がれてしまったようだ。



ちなみに故郷を滅ぼされて旅立ったため、デスピサロ討伐が当初の目的のように思えるが、
ホフマンに話しかけると主人公は「世界を救う旅をしている」と告げるため、
故郷の件で挫けず、ブランカ王に告げられた大きな目標を掲げて旅しているようだ。



『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』においては衛藤ヒロユキ氏の描いた男勇者が有名。

特にマーニャの下着を見てしまい混乱した勇者が「ふんどし!!」と言いながら大根を取り出したネタは現在でも語られている。

このネタは後にドラクエ10にしぐさ書「だいこん」として逆輸入された。



追記・修正よろしくお願いします。

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