かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

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かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 - (2019/12/23 (月) 08:58:51) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/12/26 Mon 01:00:00
更新日:2024/04/19 Fri 19:55:57
所要時間:約16分で読めます





恋人達の間にも明確な力関係が存在する!

搾取する側とされる側、尽くす側尽くされる側!
勝者と敗者!!

もし貴殿が気高く生きようと云うのなら
決して敗者になってはならない!!


好きになったほうが負けなのである!!


●目次

概要

『ミラクルジャンプ』→『週刊ヤングジャンプ』で連載中の漫画。

作者は『ib-インスタントバレット-』の赤坂アカ。
2019/9時点で既刊16巻+ファンブック1巻。
掲載誌の移籍や単行本での収録順の整理もあって、ヤングジャンプでの話数と単行本での話数は異なっているので話数を調べる際は注意。

天才的な頭脳を持つ男女がお互い「相手に告らせる」ことを目的に様々な頭脳・心理戦を繰り広げるラブコメディ作品。
各人のポンコツ具合から「天才たちの恋愛頭脳戦」の看板を外すべきではないかと作者自身が思い始めているが気にしてはいけない。
その後、単行本16巻にて、「かぐや様は告らせたいちゃん」と「天才たちの恋愛頭脳戦ちゃん」は無事天に召された。カバー下では墓まで建てられた

ナレーションによる煽り、テンポの良い展開が特徴。
また、青年誌連載漫画でありながらパンチラ含むお色気シーンを意図的に排除している。(入浴シーンや下ネタは描かれる等、皆無という訳ではない。)
例外はあるが基本一話完結型で、多くの場合最終コマに本日の勝敗が表示される。

夏休みや体育祭といったイベントではシリアスな展開を含む長編が展開されることがあるが、これを終えると直後にギャグ極振りの話を持ってきてかなり急激に通常運転に戻すのがお約束。
登場人物が長編で上げた株や人間的成長までバッサリ否定していく容赦の無さに、総じてシリアス直後のギャグ回は人気が高い。

作中で語られていない舞台設定として、「『竹取物語』が史実だったかもしれない」というIF設定から、9世紀頃から現実と歴史が分岐している。(4巻Q&Aより)
よって財閥解体は行われておらず現存しているし、高校生でもひよこ鑑定士の資格が取れる。
一部のキャラクターは『竹取物語』が名前の由来になっており、キャラクター同士の関係にも元ネタが反映されている。

スピンオフ作品

茶菓山しん太による『かぐや様は告らせたい 同人版』(『となりのヤングジャンプ』連載)、
G3井田による『かぐや様を語りたい』(『週刊ヤングジャンプ』連載)、羊山十一郎による『かぐや様は告らせたい~秀知院恋愛七不思議~』(小説)が存在。

『同人版』は本編で排除されているエロネタをメインに描き、『語りたい』はかぐや達のことを噂しているマスメディア部を主役として本編の舞台裏を主に描いている。*1
特に『同人版』は作者の茶菓山氏が「藤原メインのエロ同人誌」を製作した所、それを知った担当編集がスカウトしたという驚きの経緯で実現した。
「編集さんから連絡がきた時、訴えられるかと思った」とのこと。


アニメ版

2019年1月よりアニメ版が放送。制作はA-1 Pictures。全12話。
ナレーションは『遊戯王5D'sクラッシュタウン編のマルコム役等でお馴染みの青山穣。
OPテーマは80年代に活躍した「シャネルズ」「ラッツ&スター」のボーカルである超大物歌手・鈴木雅之がまさかの担当。デビュー39年目にして初のアニメタイアップである。
ちなみに作曲は「いきものがかり」の水野良樹。
アニメ化に当たってエピソードのシャッフルとカットが行われているが、カットされたものは本放送後に『となりのヤングジャンプ』で読めるよう配慮されている。
一部BGMや演出に『東京ラブストーリー』『冬のソナタ』といった90~00年代初頭の恋愛ドラマのオマージュが見られる。

OP:ラブ・ドラマティックfeat.伊原六花 Vo.鈴木雅之&伊原立花
ED:センチメンタルクライシス Vo.halca
   チカっとチカ千花っ♡ vo.藤原千花(小原好美) ※3話特殊ED*2

円盤限定版特典として原作の番外編漫画「秀知院生徒会御乱丁!~乱丁してても読める不思議な漫画~」が付属。
第1巻で導入と最終ページが封入され、間に挟まるページが毎巻1枚(2ページ)付属するという変則的な構成になっている。
途中ページの順番や表裏が決められておらず、どのように並べて乱丁させても会話が繋がるようになっている*3ため、色々とカオスな会話を作って遊べる。


実写映画版

アニメ化に続いて実写映画化も発表された。
主演はかぐや役に橋本環奈、白銀役にジャニーズのグループ「King&Prince」の平野紫耀。

なお、原作でミコが「会長の顔は全然タイプじゃない」「好きな顔は平野●耀くん」とネタにしたことがあり、ミコのタイプじゃない筈の白銀の顔がタイプの平野紫耀というよく分からない状況になっている。
キャスティングに関して原作者はノータッチだったらしく、配役の決定を聞いた際に「(原作でネタにしてしまったけど)訴えないで」「いまなら同人版を描いて頂いている茶菓山さんの気持ちがわかります」と自身のツイッターにてコメントした。

ちなみに、実写化公式発表直後の原作で石上が「平野●耀って方会長に似てません?」と発言し、ミコが「言われてみれば……そうかな~」と合わせて強引な軌道修正が図られた。

いざ公開されると、現在興行収入20億円を超える大ヒットとなっている。
内容に関しては、中盤までは原作の夏休み編までをおおむね忠実に実写化し、終盤はオリジナルストーリーとなっている。
ファンにも概ね好評で、特に藤原書記がそのまんますぎると話題に。演じる浅川梨奈氏はアニメを何度も見返し、演技や声色を近づけたという。


あらすじ

将来を期待された秀才が集う名門・秀知院学園。
その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと、会長・白銀御行は惹かれあうが、高いプライドが災いしほとんど何も進展しないまま半年が経過。
素直になれない二人は面倒臭いことに自分から告白することを「負け」と捉え、「如何に相手に告白させるか」ばかりを考えるようになってしまっていた。
そして今日もまた天才同士の恋愛頭脳戦の幕が上がる。


用語

  • 秀知院学園
本作の舞台となる学園。幼等部~大学までの一貫校。パリに姉妹校が存在する。
元は貴族・士族のための教育機関として設立され、現在では富裕層の子息が多く就学している名門。
高等部の偏差値は77前後と全国トップクラスであり、難関試験を突破すれば編入も可能で奨学金制度も存在する。
一方でその歴史から裏口入学が横行している等、負の面もある。
それでも高偏差値を維持している当たり教育水準は相当高い。

  • 生徒会
秀知院学園の生徒会。初等部*4から高等部まで各々存在する。
会長のみが選挙によって選出され、他の役職は能力に応じて会長がスカウトする。
役職は会長・副会長・書記・会計・会計監査・庶務の6つ。
高等部の会長は就任時に伝統の純金飾緒を与えられ、任期中は常に学ランと共にこれを着用する。
部活動の予算割り当て、各学校行事の企画・運営等業務は多岐に渡り、特に会長は激務中の激務。
負担が大きい一方で特典もあり、特に高等部の生徒会長を務め上げた者には世界各国の名門大学・研究機関へのいわばプレミアムチケットとなる秀知院理事会推薦状が与えられる。
実は生徒会室がある土地はOB会の所有で厳密には学校の敷地外であり、校則の治外法権地帯である。

  • 純院/混院
幼・初等部からの就学者(純院)と編入学者(混院)を区別する用語。
混院は学内ヒエラルキー的には下層に位置し、純院の生徒と馴染めないことが多い。
混院で高等部の生徒会長を務めた者は長い歴史の中でも3人のみ。

  • 秀知院VIP
秀知院生の中でも特に強大な権力を持つ生徒達の総称。
殆どが部活動の部長を務めており、集合体である部活連と一体になっている。
家柄が家柄なので些細なことが大規模トラブルに発展する可能性があり、その調停に風紀委員が苦労している。
昔の混院の生徒会長の一人は彼らに失礼を働いたため、親がカンボジアに飛ばされた。
かぐや曰く、「私よりずっとエグい事を平気でする人達」。
現在判明しているメンバーの内訳は以下の6人。
「天文部」部長:龍珠桃(広域暴力団「龍珠組」組長の娘)
「柔道部」部長:陸上自衛隊幕僚長の息子
「ボランティア部」部長:柏木渚(経団連理事の孫、大手造船会社会長の娘)
「オカルト研究部」部長:阿天坊ゆめ(宗教法人「神社本院」浄階一級の孫娘)
「剣道部」部長:小島(警視庁警視総監の息子)
「サハ部*5」部長:ガルダン・アーラサム王国第二王子

  • テーブルゲーム部
藤原が所属している部活。
その名の通りテーブルゲームで遊ぶ部活で、学園全体を舞台にしたTRPGや自作人生ゲームを作るといった活動もしている。
しかし、テーブルゲームと全然関係ないポ〇モンGOに興じたり、PU〇GやD〇Dをプレイしていると思しき様子も見受けられる。
何故か学内では「悪の巣窟」等と呼ばれており、(表面上は)良い子として通っている藤原の評判にケチが付く程。
代々風紀委員から警戒されている。

  • 奉心祭
秀知院高等部の文化祭。開催日は12月後半と遅め*6
「病に臥せったお姫様のため、彼女を愛する一人の若者が天からのお告げに従って自分の心臓を捧げた」という奉心伝説が名前の由来。
伝説の舞台となった場所が高等部の所在地らしい。
伝説に則り「奉心祭中にハートの贈り物をすると永遠の愛がもたらされる」というジンクスが学内で9割方知れ渡っている。


登場人物

秀知院生徒会

各人の詳細はそれぞれの項目を参照。
現在のメンバーは『竹取物語』における「かぐや姫とその求婚者」に由来する名前のキャラクターで構成されている。

CV:古賀葵 演:橋本環奈
本作の主人公。生徒会副会長。高等部2年。弓道部所属。貧乳。
総資産200兆円、日本の経済界を牛耳る四大財閥の一角「四宮グループ」の令嬢。
その血筋故か何事もやればかなりのレベルでこなせてしまう「万能型の天才」。
かつては「氷のかぐや」と呼ばれた冷たい表情の少女だったが、白銀と知り合って以降恋愛方面に関してポンコツな面がよく出るようになる。

CV:古川慎 演:平野紫耀(King&Prince)
もう一人の主人公。生徒会会長。高等部2年。
学内では少数派の一般家庭の出で、秀知院の歴史上3人目の混院の生徒会長。
バイトを掛け持ちしながら勉学に励む苦学生で、かぐやと違い勉強に特化した「努力型の天才」。
恋愛方面にはかぐやに負けず劣らずのポンコツ。

CV:小原好美 演:浅川梨奈
本作のヒロイン。生徒会書記。高等部2年。テーブルゲーム(TG)部所属。巨乳。
政治家一族の出身で5ヶ国語を喋ることができるマルチリンガル。
かつては天才ピアニストだったが今は引退して距離を置いている。
天真爛漫な優しい子と見せかけてド天然、インチキ腹黒ガールなトリックスター。

CV:鈴木崚汰 演:佐野勇斗(M!LK)
本作の裏主人公。生徒会会計。高等部1年。
零細玩具メーカーの次男坊。
根暗な陰キャだが最強のツッコミキャラ。

本作の裏ヒロイン。第68期生徒会会計監査。高等部1年。風紀委員に兼任所属。身長147cm。
品行方正な優等生だがおだてに弱いザコちゃん。

  • その他の役職
第67期生徒会では他に庶務と会計監査の高等部3年が2人いたが、未登場のまま解散となってしまった。
白銀が1年生の時に起こした生徒総会での大立ち回りの影響で顔を合わせ辛く、時間をずらして仕事をしていたとのこと。
第49話を以て任期満了に伴い第67期生徒会が解散となったが、白銀が再選を果たしたことで新メンバーを加えて第68期生徒会として再始動した。
13巻現在、庶務はいまだ空席*7

  • 前生徒会長
白銀の前の第66期生徒会長。高等部3年。華道部所属。
学帽を被ったイケメンで、家柄も良い模様。
入学当時やさぐれていた白銀を生徒会に誘った。

秀知院生・関係者

CV:花守ゆみり 演:堀田真由
かぐや直属の近侍(ヴァレット)。高等部2年。アイルランド人とのクォーター。
四宮グループ幹部の娘で、かぐやとは幼馴染でもある。
様々な顔を使い分ける従僕のプロ。

  • 白銀圭
CV:鈴代紗弓
白銀の妹。中等部2年。中等部生徒会会計。
初対面のかぐやが思わず「可愛い」と言ってしまう程の美少女。
眼つきや困った人を放っておけない点など兄によく似ている。
兄のことは気に掛けているものの過干渉を嫌って絶賛反抗期中。
藤原の妹・萌葉と友人で、藤原本人とも仲が良く「千花姉」と呼んだりする。
かぐやのことを慕っており、兄より積極的にアプローチして呼び捨てされるまでに距離を縮めている。
家ではお互い仲の良さを自慢することもある。
相手が義姉になることから、兄の恋愛事情に興味津々で(だが相手がかぐやとはまだ知らない)、家の中では兄の背後でストレッチしながら聞き耳を立てていることが多い。

  • 柏木の彼氏/翼
CV:八代拓 演:ゆうたろう
高等部2年。
病院の跡取り息子。
白銀に恋愛相談を持ち掛け、その際の助言「壁ダァン(命名:白銀)」が偶然にも功を奏して交際に発展。
その後もちょくちょく生徒会室に相談に来るものの、殆ど惚気話を自慢して白銀と石上から殺意を向けられている。
夏休み後にイメチェンで髪を染め、チャラ男と化した。
登場後100話近く経ってようやく名前が判明したが苗字は未だ不明。
アニメ版の担当声優である八代氏は『アイドルマスターsideM』で柏木翼というキャラクターも担当していたりする。

CV:麻倉もも 演:池間夏海
高等部2年。ボランティア部部長。
経団連理事の孫、かつ大手造船会社の会長の娘。
可愛い面と黒い面が両立しているサタン
かぐやと白銀の関係の本質を客観的に理解している人物。

CV:一之瀬加那
高等部2年。かぐやの遠い親戚で、渚の幼馴染。
ツンデレ・ギャップ萌えがとても可愛い健気な良い子。
かぐやの失敗した可能性

  • 藤原萌葉
CV:小澤亜李
藤原の妹。中等部2年。中等部生徒会副会長。巨乳。
天然な姉2人と違って小悪魔系で、友人の圭に対して「徹底的に汚したくなる」「監禁したい」等とやや歪んだ友情を向けている。ややサイコパス。
かぐやとも知り合いだが、物騒な発言を連発するため苦手意識を持たれている。
圭の遠回しな兄自慢を聴いている内に白銀に好意を抱くようになり、直接対面した結果完全に堕ちてしまった。

  • 大仏こばち
高等部1年。風紀委員所属。ミコの幼馴染で親友。大仏と書いておさらぎと読む。
大きな眼鏡が特徴の少女。口癖は「論理的に考えて~」。
周囲から敬遠されがちなミコを真剣に応援し、生徒会選挙でも彼女を支えていた。
白銀からミコと共に第68期生徒会に誘われたが、「ミコちゃんを応援したかっただけで生徒会には興味ない」として辞退。
ミコとはその後も風紀委員の活動でよく行動を共にしている。
確かな観察眼の持ち主で周囲の噂に流されず、石上が理不尽を嫌う人間であることを見抜いてこっそりフォローする等かなりできる娘。
一方、ミコから生徒会でのいかがわしい出来事を相談された際に「一緒に楽しめばいいじゃない」とまんざらでもない顔で発言したり割と変態っぽいところも。
文化祭準備が切欠で3年の風間先輩と交際に発展していた隠れ肉食系女子。
如何にも勉強できそうな見た目だが、2学期の学年順位は160位→151位と非常に低い。

  • 大友京子
元秀知院の中等部生で現在は転校している。
石上が引き籠る切欠となった女子生徒。
友人が多く明るい性格で当時から孤立しがちだった石上ともよく会話していたが…。

  • 小野寺麗
高等部1年。石上とミコのクラスメイト。
ギャル風のウェイ系女子生徒。こう見えて2学期学年順位37位→48位の上位成績者。
石上に対して他の同級生と同じく蔑視していたが、体育祭で応援団として共に活動したことや、団体対抗リレーでの姿を見たことで認識を改めた様子。
現在では普通に声をかける程度の関係になっている。

  • 子安つばめ
高等部3年。体育祭での赤組応援団の副団長。巨乳。
いわゆるリア充を絵に描いたようなノリの良いイケイケな美少女で、「3年の白鳥」の異名を持つ。
成績も優秀で学年順位は8位→7位。既に推薦での大学進学が決まっている。
打算なくナチュラルに他人に優しくできる好人物(石上曰く「真のリア充は性格も良い」)で、学年問わず多くの男子が彼女に熱を上げている。
体育祭で世話を焼いたことがきっかけで石上からも想いを寄せられている。

  • 龍珠桃
高等部2年。天文部部長。秀知院VIPの一人。
広域暴力団「龍珠組」の組長の娘。
親と自分を同一視するような目を嫌うものの口が非常に悪い。
第66期生徒会では会計を務めていた。
白銀に大きな借りがあり、不本意ながら奉心祭での怪盗騒ぎに協力していた。

  • 阿天坊ゆめ
高等部3年。オカルト研究部部長。秀知院VIPの一人。巨乳。
宗教法人「神社本院」浄階一級の孫娘。
カップルを見るとおちょくらずにはいられない性格で、ドストレートなセクハラ発言を連発する。

  • 小島
高等部1年。剣道部部長。秀知院VIPの一人。
警視庁警視総監の息子。
剣道部に入部していきなり前部長から一本を取った実力者。
家柄か桃と仲が悪く、度々互いにメンチを切っている。
白銀は小島の垂れ(新品)を使ってウルシゴキブリを殺そうとしたことがある。

  • 紀かれん
CV:朝比奈丸佳
『かぐや様を語りたい』の主人公の一人。大手出版社の社長令嬢。
高等部2年。マスメディア部所属。白銀×かぐやカップリング至上主義者
己の主義が行き過ぎて少々変態気味。
実家の仕事が仕事なので早坂からは要注意人物と見做されている。
エリカ共々、渚や眞妃と親しかったのだが、二人の友情に皹を入れる直接的な原因となった。

  • 巨瀬エリカ
CV:朝井彩加
『かぐや様を語りたい』の主人公の一人。大手味噌製造メーカーの社長令嬢。
高等部2年。マスメディア部所属。かぐや信者(狂)。
己の主義が行き過ぎてかぐやを理想の女の子、自分をとまで卑下する等、相棒同様変態気味。
致命的な恋愛音痴で突拍子もないことを考えるが、相談を受けると当たり障りのない言葉を返すことができる聞き上手。
かぐやとは直接喋ったことがない*8ばかりか、姿を見ただけで気絶するので早坂からは雑魚と認識されている。
実家の影響か、ストレス発散法は味噌をすり潰すこと。

  • マスメディア部部長
(おそらく)高等部3年。メガネっ子。
新聞社局長の娘。
押しに弱いが、振った仕事は必ずやらせる性分。
白銀がかぐやに憧れを持った切欠となった。

  • 槇原こずえ/マッキー先ハイ
TG部永久部長。罰ゲームで「゜」を取られた。
実は高等部1年である。
ちなみに学年順位10位→8位と地味に上位レベルだったり。

  • ギガ子→メガ子
TG部所属の女子生徒。
前はテラ子だったが罰ゲームでランクダウンした。2学期末時点で更にランクダウンしてメガ子に。
こっちが高等部3年である。
成績は174位→176位と最下層レベル。

  • 不知火ころも
高等部1年。
同学年一番の美少女「1年の妖精」として名前のみ登場しているキャラクター。
成績も優秀で、2学期期末試験で学年順位49位にランクインしている。

  • 風祭豪
高等部2年の男子生徒。謎の倶楽部「11」所属。白銀の友達で同じく混院。
失踪した兄の手掛かりを求めて秀知院に入り、「財界探偵越前はじめ」の助手として数々の難事件を解決、兄とも再会を果たした…という本編と関係ない無駄に凝った裏設定を持つ。
成績は優秀で2学期の学年順位は11位→13位。
エリカに気があるのか、他校の文化祭デートに誘ったもののフラれる*9

  • 豊崎三郎
高等部2年の男子生徒。野球部所属。白銀の友達でだいたい風祭とセットで登場する。
かつて白銀との成績争いで妨害工作を仕掛けたものの、最終的に正々堂々の勝負を挑んだ…という裏設定を持つ。
糸目が特徴で本気になると目が開くらしい。
裏設定通り成績は優秀で2学期の学年順位は6位→5位。
かれんに気があるのか、他校の文化祭デートに誘ったもののミコに取り締まられた。

  • 風野
高等部3年の男子生徒。体育祭での赤組応援団長。
例に漏れず性格もイケメンなウェイ系リア充かつ2学期期末試験学年4位の上位成績者。
つばめの交際相手最有力候補と目されていたが実は最近までフリーで、文化祭準備を切欠にこばちと交際を始める。

  • 校長
CV:山本格
秀知院学園の校長。外国人で元はパリ校の校長だった。
白銀の資質を試すような無茶振りをすることがある。
校内でポ〇モンGOに興じる等基本ギャグキャラ。

  • ベルトワーズ・ベツィー
CV:天城サリー
フランス(パリ)校の生徒会副会長。
仏ディベート大会2連覇の実績を持つ論争のプロ。
相手の人格までも否定する論理展開を得意とし、多くの対戦相手を再起不能にしたことから「傷舐め剃刀」の異名を持つ。
校長から白銀の生徒会長の資質を見極めるべく交流会に送り込まれ、凄まじい口撃で喧嘩を売るが、白銀はフランス語ができないので「ははっ!エグザクトマン!(それな!)」でスルーされた*10
更にその様子を見ていたかぐやの逆鱗に触れてしまい、出版コードに引っかかるレベルの脅迫を受けて涙目で敗走。

主要人物の親族

四宮家

  • 四宮雁庵
四宮グループの総帥。かぐやの父。現状では声と後姿のみ登場。
娘との関係は昔から冷え切っており、早坂からも嫌われている。
かぐや以外に息子が3人いる。

  • 四宮名夜竹
かぐやの母。容姿は娘そっくり。
心臓が悪かったようで現在は故人と思われる。

白銀家

  • 白銀父
CV:子安武人 演:高嶋政宏
白銀兄妹の父親。
息子に似て鋭い目付きが特徴。
かつては工場を経営していたが倒産、妻にも逃げられ貧乏生活を送っている。
息子曰く「職業不定」らしいが、貧乏ながら子供2人を養えるだけの収入はある模様。
息子の電話に勝手に出たり、公衆の面前で娘の毛…発育について発言したりデリカシーに欠けている。
人をからかうのが好きな節があり、正体を伏せた状態でかぐやを手玉に取ってみせ、その後もいわば天敵と化している。

  • 白銀母
白銀兄妹の母親。存在は仄めかされているが本編にはまだ未登場。後姿は圭に似ている。
兄妹が幼い頃に家を出て行った。
離婚届を送りつけたようだが、父は未練タラタラなので判を押していない。

藤原家

  • 藤原豊実
CV:小松未可子
藤原の姉。大学生。爆乳。
おっとり系の美女。
スプラッタ系の映画を好み、秘蔵コレクションを所有している。
私服は露出が多いものを好み、父親からは「千花には姉のようになってほしくない」と言われた。

  • 藤原大地
藤原姉妹の父。政治家兼会社経営者。
娘達を溺愛しており、娯楽品を全て検閲しているという。
気さくで大らかな性格で、かぐやや白銀には好感を抱いている。

  • 藤原万穂
藤原姉妹の母。元外交官。かぐやや読者の予想に反し貧乳。
藤原三姉妹の巨乳遺伝子は父方のものだったようだ。
厳しい性格で、成績が下がり続けている藤原のお小遣いをカットした。
藤原をマルチリンガルにした張本人。

  • ペス
CV:石狩勇気
藤原家の飼い犬。
毛の色が明るく、目元がキリッとしたイケメンで、とても賢い…と特徴だけ上げると白銀とそっくり。
藤原曰く、「ちんちん(の仕方)が凄く変」。
藤原としょっちゅうしてはいない。(重要)

早坂家

  • 早坂奈央
早坂の母でかぐやの乳母。アイルランド人のハーフ。
娘とそっくりの若々しい美人。
四宮グループの幹部のため多忙で、なかなか娘とは顔を合わせていない。
性格も娘と似通っており、かぐやと白銀父の様子を見た際は「なにそれ、お金払えるくらい面白いじゃない」などと述べた。
しかもそのまま白銀父と一緒になってかぐやを弄るあたりノリも良い。

  • 早坂父
早坂の父でかぐやの名付け親。本編未登場。
四宮グループ幹部。

その他

  • 四条帝
四条眞妃の双子の弟で、初登場する前から全国模試1位として名前のみが登場していた。
ちなみに、この時の白銀の成績は全国2位だった。
四条「」という名前から一部の読者からは本作のラスボスではないかと考察されている。

  • 小田島三郎
CV:佐藤晴男
しがない中間管理職のサラリーマン。都内ラーメン四天王の一人。通称「渋谷のサンちゃん」。
食への拘りが強い面倒くさい中年。
近所のラーメン屋で藤原と遭遇し、内心でにわか扱いしていたが、その食いっぷりを見て「もうこいつを女として見る事はない」と心の中で宣言した。
ラーメン以外に珈琲やお茶の味にもうるさい。ただし間違いなくその味覚の鋭さは本物である。

  • 高円寺のJ鈴木
CV:丸山壮史
都内ラーメン四天王の一人。
職業はタクシードライバーで、かぐや達を何度か乗せたことがある。
特に花火大会編で見せた姿は石上が思わず「誰 この格好いいドライバー」と漏らすほど。

  • 田沼尊彦
都内ラーメン四天王の一人。通称「巣鴨の仙人」。
本人曰く「どこにでもいるしがない年金受給者」で、若いころはラーメン王と呼ばれ有名だったが、寄る年並には勝てずに若者にその地位を譲った。
現在は毎日食べているラーメンをSNSにアップし続けるただのインスタグラマー。
曲がらなくなった足を引きずりながら近所の新作ラーメンを写メに納める毎日を送っている。

  • 田沼正造
「世界の名医十選」に選ばれたゴッドハンド。四宮家のお抱えの医者。かぐやの母・名夜竹の主治医だった。
搬送されてきたかぐやの症状を「恋の病」と診断してヤブ医者呼ばわりされた。
診断結果には寸分の狂いも無かった。

過去

  • 少女A
小説版の登場人物。
40年前に秀知院に在籍していた、かぐやによく似た女子生徒。
寄ってくる男子に対して、原作の竹取り物語が如く、付き合う条件として無理難題をだしていた。
在籍中に首吊り自殺をしており、現在も霊として校内をさ迷っているという噂だが…

  • ピアノの少年
小説版の登場人物。
40年前に秀知院に在籍していた男子生徒。
少女Aのことが好きで彼女と付き合うため、いつも無理難題にチャレンジしていた。
校長が秀知院に在籍していたときの先輩でもある。





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