石上優

登録日:2018/06/28 (木) 22:30:00
更新日:2024/12/26 Thu 12:48:24
所要時間:約 15 分で読めます





うるせぇバーーーーーカ!!


かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の登場人物。
本作の裏主人公

CV:鈴木崚汰 演:佐野勇斗(M!LK)


プロフィール

性別:男性
学年:秀知院学園高等部1年B組
生徒会役職:会計
誕生日:3月3日*1
血液型:O型
身体的特徴:根暗前髪

名前の由来は『竹取物語』の登場人物で、かぐや姫への求婚者の一人・中納言「石上麻呂足」。
他の求婚者達と違って「亡くなった際にかぐや姫が心を痛めた」というエピソードを発展させて「かぐやに可愛がられる後輩」という設定が加えられた。
初期の「やたら死にたがる」という設定も石上麻呂足が死亡したことが由来。


人物

眼が隠れる程伸ばした前髪と首に掛けているヘッドホンが特徴の少年。
零細玩具メーカーの次男坊。

高卒で苦労した父の見栄で秀知院に入学させられ、不登校になっていた所を白銀に引っ張りだされて生徒会に入った。
親の会社の経理を見ており、その関係で極めて高い情報処理能力を持つ。
「石上がいなくなったら生徒会が破綻する」と白銀に頭を下げられる程で生徒会にとって必要不可欠な人材。
生徒会には皆勤だが当初は仕事を持ち帰りでこなしていたので中々出番がなかった。

雰囲気から分かる通りオタクで、学内でも隠れて携帯型ゲームに興じており、家でもPCでゲームをしている。
完全に校則違反だが生徒会メンバーからは黙認されており、注意してくるのはミコのみ。

成績は下から数えた方が早いくらいに悪く、複数の科目で赤点を取っているので留年のラインが見えてしまっている。しかし、秀知院学園に所属してるだけあって、地頭の良さをかぐやから評価されているなど、高い実力を持っていることが窺い知れる(いわゆる、やればできるタイプ)。
過去の出来事から「進学できなくてもいい」と考えていたが、後に考えを改める。

中等部時代はサッカー部所属で、部内で一番足が速かった。
このため意外と筋肉質な体をしている。俊足も健在。


性格は根暗で卑屈。言ってしまえば陰キャ
これまでの人生で成功体験に乏しかったので思考自体がネガティブ。
体育会系の人間とカップルを目の敵にしており、目撃する度に呪詛を吐いている。
一方で理不尽を許せず、努力している人が笑われることが我慢ならないといった正義感に熱い一面を持つ。

体育祭実行委員会を通じて出会った子安つばめに好意を抱いており、( 「好きになった方が負け」「告白した方が負け」と考え、長い間くだらない争いをしている、情けない先輩方と違って )第一に自分から誘ったり、告白することを考えているなど、男前な一面もある(というか、本来これが一般的なのだが)。

非常に観察力が高い上に勘も鋭く、石上の見立てが間違っていたことはほぼない。
しかし、思ったことを直ぐ口に出してしまう上に発言にブレーキがきかない性分なので、デリカシーの無いことを言って手痛いしっぺ返しを受けることも。
当初は精神的なダメージを受けて退場することが多かったが、どんどん打たれ強くなっていき、最強のツッコミキャラに成長した。

過去にある女生徒絡みで暴行事件を起こしており、そのため同級生の間で白眼視され孤立している。
腫れ物扱いはまだ続いているが、詳しい事情と石上の人となりをしっかり把握している生徒会メンバーからは揺るぎない信頼を得ている。
この一件で親との関係が悪化しており、停学が解け生徒会に入って以降は仕事の会計を手伝ったり、事務所に自由に出入りしたりと幾分と改善したようだがまだ蟠りがある。
実家の仕事は石上の兄が継ぐので、親からは進路のことは自由にしていいと放任されており「将来どうしよっかなー」と少し悩み気味。

本作は天才2人の頭脳戦がテーマであるが、石上の成長物語としてのエピソードも多く、それもあってか裏主人公のポジションに据えられている。


交友関係

先輩。
当初は間が悪くかぐやの暗黒面を目撃しまくったため「怖い先輩」と怯えていた。
しかし、赤点回避のために付きっきりで勉強を見てくれたことを皮切りに「意外と優しい人」に認識が変化し、臆せず接することができるようになった。
その後はかぐやからの期待に全力で応えようと決意。定期試験にも力を入れるようになり、勉学に主体的に取り組むようになっていった。
持ち前の観察眼でかぐやの白銀に対する好意を見抜いたこともあるが、否定された上に首を絞められたので深く考えないようにしている。
恋愛対象としては「家の格が違いすぎて無理」とのこと。

先輩。
年上の友達という認識で、学内外問わず一緒にいることが多い。
引き籠り生活から引っ張り出してくれたことに大きな恩義を感じている。
ちなみに白銀が解いた石上の秘密は、石上の家族全員が知っており、石上の家族も白銀に大変感謝している。

一応先輩。
藤原の奇行・珍発言に対してキレッキレの正論とツッコミでボコボコにしている。
かぐや・白銀両名ですら制御不能な藤原の唯一の天敵。
恋愛対象としては「油断したら好きになりそうで怖い」としたが、「消去法じゃなく絶対この人じゃなきゃ!って心から思える人と恋がしたい」という考えから自分で却下した。

クラスメイト。
基本的に生活態度が不真面目なのでしょっちゅう注意されている
「伊井野が注意し、石上が屁理屈を言う」「石上が注意し、伊井野が反論する」というのはもはやテンプレ
石上のことは嫌っているが、「暴行事件を起こしたから」ではなく、「フォローしてやっているのに、上からな態度がムカつく」という極めて個人的な理由から。
(大抵は石上に問題があるのだが、伊井野のやり方も強引な場合が多く、客観的に見ればどっちもどっちである)。
伊井野の頭の良さや、真っ直ぐなところは素直に認めており、「頑張っている人が笑われるのは許せない」という思いも持っている。どちらも陰ながらフォローしているところ、不条理をよく思ってないところ(伊井野の場合は正義感に由来しているが)、頑固なところは似ていると言える。
恋愛対象としては「なくはないが恨みを買ってるので現実的じゃない」とのこと。
ミコが心の支えにしている匿名の手紙と花の送り主ではないかと見られていたが実際にそうだった。
ただし本人にとっては正義感に燃えていたころの黒歴史の一つとして認識している。

  • 田沼翼
先輩。(一応)年上の友達。
惚気話を散々聞かされて度々殺意を向けている。
翼の方からは恋愛相談で的確な助言をしたため、「頼りになる人」と好意的に捉えられている。

先輩。(一応)女友達。
恐ろしい雰囲気と眞妃への仕打ちから苦手意識を感じている。

ツンデレ先輩。石上にとって初めての女友達。
自分の考えを直ぐ口に出す点に共感を覚えて「嫌いじゃない」と述べている。

  • 大友京子
かつてのクラスメイト。石上が中等部時代の最後に引き籠る切っ掛けとなった女生徒。
「石上が大友をストーカーした挙句、当時彼女と付き合っていた男子生徒に暴行を加えた」という噂が同級生内に広まっている。
石上が事件について弁解しなかった上、大友がその後転校したことが火に油を注ぐ形になり同学年で完全に孤立してしまった。

  • 小野寺麗
クラスメイト。体育祭で一緒に応援団に参加した。
初めは石上に対し同級生と同じように懐疑的な対応であったが、体育祭を通して人柄を知り、普通に接してくれるようになった。
一見チャラいが、こう見えて学年50位以内に入る成績の持ち主。

  • 子安つばめ
先輩。想い人。
体育祭で面倒を見てくれたことをきっかけに好意を抱く。
リア充を絵に描いたような人物故に「既に彼氏がいるのでは」と考えてしまい、当初はアプローチすらできていなかった。
かぐやに彼女への好意を見抜かれ、卑屈さを改善するために「どんな手段を使ってでも彼女を手に入れなさい」と無理難題を吹っ掛けられた。

そして奉心祭で眞妃に背中を押されて行動した結果、自覚のないまま公衆の面前で公開告白を実行。
石上自身の自覚がない点が不安だが、つばめは石上の人となりをもっと知ってから答えを返そうとしている。

名前の由来は原典で石上麻呂が手に入れるべき宝「燕の子安貝」
原典では結局手に入れることができず、石上麻呂は梯子から落下して腰を打ち床に臥せってしまったが、果たして本作ではどうなるのだろうか。



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最終更新:2024年12月26日 12:48

*1 藤原と同日。

*2 秀知院の偏差値は高く、白銀のような成績優秀な外部生を一定数入れる枠が必要なため、大友のようにふるい落とされる層は一定数存在する

*3 漫画で描写はないが目安箱のQ32で作者が回答している