うずまきボルト

「うずまきボルト」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

うずまきボルト - (2019/06/16 (日) 07:55:14) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2019/06/07 (金) 02:11:29
更新日:2024/04/22 Mon 22:53:21
所要時間:約 ? 分で読めます




うずまきボルトは漫画『BORUTO‐ボルト‐』の主人公。
CV:菊池こころ(THELAST)→三瓶由布子


◆もくじ


◆概要

木ノ葉隠れの里に所属する忍者
猿飛木ノ葉丸が率いる第七班の班員で、チームメイトはうちはサラダとミツキ。

前作『NARUTO‐ナルト‐』の主人公うずまきナルト日向ヒナタの間に生まれた息子で、妹にうずまきヒマワリがいる。

ナルトの血を色濃く継いでおり、金髪碧眼で頬には2本のヒゲのような模様があるなど、外見は良く似ているが、目の青色はこちらの方が鮮やか。
頭頂部にヘタのような短い毛があるのが特徴。
表が黒、裏がマゼンタのジャケットを羽織っており、首には綱手からナルトに授けた首飾りのようなものを身に着けているが、捩れたものとなっている。

口癖は「~だってばさ」。

◆性格

かつてのナルト同様、いたずら好きだが家族・仲間思いな性格。年齢もあってかやや厨二病的な側面もある。
周囲に愛されて育ったせいかコミュニケーション能力が高く、誰とでもすぐ仲良くなれるが、身内を傷つけられると攻撃的になる。
普段はクールぶって斜に構えているが、根はナルト譲りの熱い心の持ち主で、アカデミー編では事件を通して仲間達との友情を深めていっている。
母親のヒナタと妹のヒマワリを特に大切に思っており、その分火影の仕事が忙しく家を空けがちなナルトには反発気味。
その為、ナルトと比較されるのを嫌っており、火影の事も大嫌い。
七代目火影として多忙な父に構ってもらいたい一心からか、悪戯三昧の日々を送っている。

◆能力

祖父の波風ミナトから隔世遺伝でもしたのか、忍者としての才能は同じ年代の頃の父親や母親と違ってかなり高く、アカデミー段階で中忍クラスと評価されている。
ナルトとは違い頭脳も明晰で、本来は答えを盗み出す試験問題の内容を自力で解き100点を取るなど、問題児ではあるが成績も良い。大した奴だ…。
反面、根っからの天才肌の為か人に教えるのが下手。

まだナルトのように術や物事の本質を把握していない部分が目立つが、飲み込みが早く、早い段階で影分身などの術を習得。
性質変化も本人曰く風遁、雷遁、さらに最近は水遁を扱えるようになった模様。
螺旋丸も木ノ葉丸の指導により、小型だがすぐに会得した。
またその際、ミナトにも不可能だった螺旋丸に性質変化を加える事に成功している。

反面、要領の良さ故に挫折を知らないせいか、努力することをダサイと感じ修行を嫌う悪癖があり、みっともなかろうが足掻くことなく諦めがちな傾向がみられる。
はたけカカシうちはサスケといった先達からは、その伸びの良さが欠点と指摘されている。

一方で、チャクラは父親のように強大でなかったり、妹は既に開眼している母方の血継限界白眼には開眼しておらず、瞳も普通の人間のもの。
アニメ版では右目のみ、大筒木トネリの介入で「淨眼」を開眼している。
また、大筒木モモシキの撃破後は右手に「(カーマ)」の印が浮かんでおり、モモシキにはそれに対して警告されている。
それが青年ボルトとどう関係があるかはまだ謎である。

淨眼

夢を通じて大筒木トネリのチャクラを受け取った事で右目に開眼した瞳術。
白目の部分が黒く染まる以外は転生眼に近い。
その能力は、判明している限りでは、洞察力も増すだけでなく「異界のチャクラを見る」ことに特化している。
ボルト自身はこの能力を自覚しておらず、対象のチャクラが近くにあると自動的に発動する。
経絡系を見切るなど、白眼に連なる瞳術であることが伺える。

(カーマ)

大筒木モモシキの撃破後に右手に浮かんだ刻印。
前作『NARUTO‐ナルト‐』で大蛇丸重吾の体液から作り出した呪印に近い性質を持つ。
現在判明している能力は身体能力や術の強化と術の吸収の二つ。
また同じく(カーマ)を持つカワキは呪印状態2のように肉体の一部を変形させることが可能。

使用術

残像を作り出すだけの分身の術と違い、自分の「実体」を作り出す術。
本来は上忍級の高等忍術だが、ボルトは忍者学校(アカデミー)入学前に既に習得していた。
チャクラ量に関しては突出して多くはなく、同じ歳で1000人まで分身できたナルトとは違い分身可能な最大人数は3人。
後に修行によって4人に増えた。

掌で圧縮・乱回転させたチャクラの塊を対象に叩き込む超高等忍術。 考案者はボルトの祖父で四代目火影こと波風ミナト
担当上忍の木ノ葉丸に頼み込み数日の修行で会得した。なお、ナルトと違い影分身に頼った修行をしなかったため、最初から一人で使える。

  • 消える螺旋丸/雷遁・螺旋丸(仮)
雷の性質変化を加えたことで原理は不明だが投擲できるようになった上、見えなくなる特性が付加された。そのまま相手に着弾することで完全な不意打ちになる。
性質変化が加えられたのは、ボルトが意図したものではなく、あくまでも偶然のため、生成した段階では非常に小さかった事もあり、最初は術者であるボルト自身も未完成と思い込んでいた。
だが、写輪眼を持つサスケにははっきり見えており、後に鬼と化したモモシキに放たせることで不意を打ち、ナルトを含む五影を救った。

  • 超うずまき螺旋丸
うずまき親子の合体技。
ボルトの消える螺旋丸にナルトが自分のチャクラを加えることで超大玉サイズまで巨大化させた。
劇中では直接叩きつけたが、実はベースがボルトの術なので、投げつけると一瞬で収束して視界から消える特性がそのまま。
ノベライズではモモシキが迎撃で放ったコピー螺旋丸を巻き込んで収束、そのまま炸裂した。
TVアニメ版では巨大化後に一度見えなくなったことでモモシキを不意打ちした。

  • ボルトストリーム
影分身を発射台に風遁・烈風掌で本体をロケットのように飛ばし、雷遁を纏わせた武器や本体の殴打で攻撃する術。
ナルトの「分身体当たり」に近いが、風遁を用いる点が異なる。
現時点ではボルトの唯一のオリジナル忍術。

  • 「雷」・三連
うちは流手裏剣術。
雷遁を纏わせた三枚の手裏剣を同時に放つ。
サスケに教えてもらった。

  • 水遁・波濤(はとう)
口から大量の水を放出して攻撃する。

  • 雷遁・迅雷箭(じんらいせん)
掌から発生させた雷遁を前方に放ち攻撃する術。

  • おいろけの術
变化の術でいやらしい姿の女性に変わる術。
父であるうずまきナルトのオリジナル忍術で、螺旋丸と同じく木ノ葉丸から教わったものと思われる。
護衛先のテントウに「変化の術を見せて欲しい」と言われた際に使用し、更に影分身の術と組み合わせて「ハーレムの術」までテントウに披露し、彼を驚かせた。
ちなみに、この術を見たサラダは、赤面しながらも「こんな術開発したやつぶっとばす!」と言っている。

  • ハーレムの術
おいろけの術に影分身を組み合わせ大人数で畳み掛けることにより、効果が倍増する。

離れた場所から動物や人やものを呼び寄せる、いわば召喚魔法のような術。
アニメ版「BORUTO」のミツキ奪還編にて龍池洞の奥地に住む大蛇ガラガと一時的に口寄せ契約を結んだ。

◆作中の活躍

第四次忍界大戦から約二十年後。
子供の頃からの夢を叶え、七代目火影に就任したうずまきナルトが統治する木ノ葉隠れの里。
ナルトの息子であるうずまきボルトは下忍として日々修行中。
ボルトの忍術の才能は誰もが認めるところだったが、彼はある悩みを抱えていた。

一番自分のことを認めて欲しい存在である父親のナルトは、火影の仕事に追われ毎日家に帰ることすら叶わない。
それどころか自分のことをろくに知りもしないくせに、会えばいつもお説教ばかり。
ついには妹のヒマワリの誕生日にさえ影分身で参加し、結局台無しにしてしまったナルトにボルトは怒り心頭となる。

そんな中、新たな忍の育成を目的とした「中忍選抜試験」の日が近づいていた。
最初は乗り気でないボルトだったが、試験には火影であるナルトも見に来ると聞き、チームメイトのうちはサラダ、ミツキとともに参加することを決める。

そんな折、カグヤの情報が記された巻物を抱えて、うちはサスケが里に帰ってくる。
どうしてもナルトを見返したいボルトは、ナルトのライバルであり、ナルトと唯一対等に戦えたとされるサスケに弟子入りを申し出る。

ゲームのレベル上げしかり、修行とか地味でめんどくさいことはやりたがらないボルトだったが、サスケに弟子入りする条件として螺旋丸の習得を命じられ、木ノ葉丸の指導の下、悪戦苦闘しながらも螺旋丸を発動させる事に成功。
さっそくサスケに螺旋丸を披露し、改めて弟子入りを志願するが、完成した螺旋丸はとても小さかった為、それをサスケに指摘されたボルトは、サスケに弟子入りを却下されたと勘違いして螺旋丸を「投げ捨てて」走り去ってしまう。

そんな時にボルトは、新しい忍具をつくる科学班班長のカタスケからいいコマだと目をつけられ、科学忍具を手渡される。
科学忍具の力で通常サイズの螺旋丸を披露し、サスケに正式に弟子入りしたボルトは、中忍試験が始まるまでの間サスケの元で修業を受ける。

科学忍具の力で順調に中忍選抜試験を勝ち上がったボルトだったが、本選の第二回戦でシカダイと当たった際に科学忍具の使用が発覚。
不正により試験失格となるも、その直後に大筒木モモシキ/大筒木キンシキが試験に乱入し、会場を無茶苦茶にした上、ナルトを連れ去ってしまう。

モモシキとキンシキに連れ去られた父を助け出すため、ボルトはサスケや五影達と共に異界へと突入。
異空間に突入後、無事ナルトの拘束を解き、今まですまなかったと謝る父に対し「そのままでいい。でもたまに帰ったら説教じゃなく昔話が聞きたい」と父と和解。

その後サスケ&五影達VSキンシキ&モモシキの戦いは苛烈を極め、ボルトはしばらく安全な場所で見守っていたが、敵を追い詰めた所で出世を狙うカタスケが科学忍具で術を放ち、モモシキが術を吸収してしまった事で形成が大きく逆転してしまう。
しかし機転を利かせたサスケがボルトに修行時に見せた消える螺旋丸を放つように指示を出し、うまく連携プレイでモモシキの意表を突く事に成功する。

そしてボルトはそのまま父の元に向かい、ナルトの力を借りて特大の螺旋丸を作りだしついにモモシキとの闘いに決着をつけた。


◆主な人間関係

父親。
火影の仕事が忙しく家を空けがちなナルトには反発気味。
ナルトの方も反抗期真っ盛りの息子にどう接すれば良いものか分からず、父親として悩みを抱えている。
これはナルトが実の両親と親子として過ごせた時間がほとんど得られなかったことも大きく関係していると思われる。
とはいえ本心から嫌っての振る舞いではなく、構って欲しいという想いの裏返しと妹に寂しい想いをさせたくないという心遣い故。
忍として場数を踏むことで父の思いをある程度理解できるようになっている。

母親。
ナルトとは逆にヒナタとの母子関係は良好。
普段が温厚なせいか怒らせると怖いらしく、ボルトもヒナタの謂いつけには素直に従っている。

  • うずまきヒマワリ
妹。
ヒマワリに対してシスコン気味な部分が目立っており、ナルトと揉める原因は大体ヒマワリ関連。
また、映画特典の『ナルトが火影になった日』で、怒りで白眼に開眼したヒマワリにボコボコにされてから、ボルトは妹を本気で怒らせない様に誓いを立てている。

  • 日向ヒアシ
母方の祖父。
ヒアシからは溺愛されているがボルトの方は若干苦手意識を持っている。

  • 日向ハナビ
叔母。
父親と同じく甥であるボルトや、姪のヒマワリを溺愛している。
ボルトもハナビのことを「ハナビ姉ちゃん」と呼んで慕っている。

  • うちはサラダ
幼馴染で第七班のチームメイト。
優等生な彼女からは「男って…ほんっ…と、バカだね」と醒めた目で見られているものの、同時に「……でもさぁ…あいつ 私と同じとこもあんだよね……」と親近感を持たれており、何かと気にかけられている。

  • ミツキ
音隠れの里から来た転校生で第七班のチームメイト。
何故かボルトを「僕の太陽」と呼び執着している。
後に彼の素性を知るが、「彼のことを知っているつもりで何も知らなかった」ことを反省している。

  • 猿飛木ノ葉丸
第七班の担当上忍。
木ノ葉丸とは長い付き合いらしくプライベートでは「木ノ葉丸の兄ちゃん」と呼んで慕っている。

父親のライバルだったサスケに憧れていおり、後に弟子入りした。
ボルトのことは、いずれはナルトを超える忍者になると見込んでいる。

忍者学校(アカデミー)の担任。
成績優秀だが悪戯好きなボルトには毎度手を焼かされていた。

  • 奈良シカダイ
忍者学校(アカデミー)時代からの同期で親友。
幼馴染でもあり基本的にボルトは何かトラブルが起こると他の誰よりも先にまずシカダイに相談するほど信頼を寄せている。

  • 筧スミレ
同期で忍者学校(アカデミー)のクラスメイト。
忍者学校(アカデミー)では学級委員長を務めていたため卒業後もボルトからは「委員長」とあだ名感覚で呼ばれている。
ボルトに好意を抱いており、漫画版ではサラダに対して「わたしは好きだけどなぁ…ボルトくんのこと」と、牽制とも取れるような発言をしている。

  • ガラガ
龍地洞に住んでいる赤い鱗の大蛇。
牙に強力な毒を持ち、ガラガが口から吐く体液を浴びると相手は石化してしまう。
龍地洞の支配者である白蛇仙人も手を焼くほど凶暴な性格で、かつては口寄せ契約を結んでいたが、相棒だったその忍者に裏切られ右目を失った。
アニメ版「BORUTO」のミツキ奪還編で「ミツキを取り戻せなければそのときはボルトを食い殺す」という約束でボルトと一時的に口寄せ契約を結んだ。
一連の事件の解決後は口寄せ契約を解除している。

◆余談

名前の由来は第四次忍界大戦で戦死した日向ネジから来ていると推測される。
これはナルトがネジを大切な仲間だと思っていること、ヒナタにとってネジは大切な従兄であること、ネジとボルトは似た意味があること等が考えられる。


追記・修正よろしくだってばさ!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/