登録日:2019/01/19 (土) 06:21:34
更新日:2025/02/21 Fri 12:01:19
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【概要】
NARUTO世界の
忍者は、チャクラと呼ばれる人体を流れる特殊なエネルギーを操り
忍術を扱う一種の傭兵や戦国時代の侍に近い存在。
実際の歴史で存在したいわゆる
スパイや暗殺者に近い存在ではなく、海外でイメージされる「ジャパニーズニンジャ」をそのまんま表現したような連中である。(というより、チャクラを介した超能力じみた技を多用する辺り、もっと
ファンタジーな存在でもある)
そのため登場する忍者も多種多様で、手練れともなると単独で城や国を攻め落とす者さえいる。
殆どの忍者は各国にある隠れ里に属しており、隠れ里は依頼を受けると忍を派遣する。任務では通常数名でチームを組むが、場合によっては単独で任務に派遣されることもある。
依頼内容も諜報や暗殺、護衛など現実の忍者が行うようなものから遺失物(落とし物や迷子のペット)探しや買い物の荷物持ちといった雑用など多岐にわたる。
任務は難易度別にランク・報酬があり、内容によって派遣される忍者のレベルが変わる。
作中では主に忍者同士の戦いが描かれ、それ以外の者(侍、盗賊など)との戦いはあまり描かれていないため、隠れ里を除いて国が持つ軍隊などの戦力は鉄の国の侍など一部を除き不明である。
また隠れ里はそれぞれがその国を勢力圏としているため、国力は隠れ里の力に大きく依存している。
なお、隠れ里には忍者だけではなく多くの一般人も暮らしているが、作中に登場する国及び里以外の国土を含めた世界地図は登場しておらず、それに伴い忍界から外れた国が舞台となる事は滅多に無い。
【歴史】
隠れ里が設立されるまでは、忍者は一族単位の傭兵集団に過ぎず、長年各国で忍の一族同士が覇権を争う時代が続いていたが、初代火影・
千手柱間が隠れ里のシステムを考案し、
世界初の隠れ里である「木ノ葉隠れの里」を設立したことで、各国の実力者達が木ノ葉を真似て隠れ里を設立した。
現在では1つの国に1つ存在しているが、隠れ里は国からの資金で成り立っているに等しいため、小国の中には隠れ里を持たない国も存在する。
そのような国は近隣の国の隠れ里や
暁のような裏組織に依頼をすることが多い。
かつては3度もの大戦に見舞われたが、第一部の開始時では表面的に友好関係を保っている。
戦争時には国は里に頼るしかないが、平和な時代が訪れたため里の力は小さな里から順に弱まり始めている。
『
NARUTO‐ナルト‐』時代は戦乱が長く続いたせいで文明の発達が停滞していた(映像機器は白黒、アニメ映画で登場した鉄道は
蒸気機関車etc...)が、
平和が訪れた後は10年あまりで飛躍的に社会成長が成された。
第四次忍界大戦から約16年経過した『
BORUTO‐ボルト‐』の時代は電車や携帯ゲーム機が当たり前のように存在し、アニメ版では未だ描写のない砂隠れと雲隠れを除き、木ノ葉、霧隠れは高層ビルが乱立するなど凄まじい発展を遂げている。
しかし発展しているのはあくまで里とその近隣の町のみで、里からある程度離れた地域は戦前からほとんど変わらない生活水準のままであるなど急激な経済成長による貧富の差も顕著になって里の政策へ不満を持つ者や失業者も増えるようになる。
更に平和な期間が長期間続いたことで依頼の減少や国境地帯の治安悪化に加え忍五大国以外の小国の情勢不安になると同時にこれまで対外政策を重視し、里内のゴタゴタを秘密裏に処理もしくは隠蔽してきた事が仇となり、本来なら里内で解決すべき問題が他国にまで影響を及ぼしかねない事態に発展するケースもある。。
中でも戦後世代にあたる若い忍の意識・実力の低下は各里で大きな問題となっており、戦後世代の忍には忍界大戦以外の過去の事件や歴史に影響を与えた出来事が教えられていないためか、当事者の関係者を除いて事件の内容を知らない者が多く、大戦経験者やそれに近い世代の忍との任務での意識の差異も見られる。
なお、原作で書かれていない内容に関する記載は疾風伝などのアニオリ、『BORUTO』関係の記載は殆どがアニメ版『BORUTO』で判明した内容となっている。
【共通用語】
【五大隠れ里】
隠れ里を持つ国の中でも特に強大な力を持つ火の国・水の国・雷の国・風の国・土の国の隠れ里の総称。
各里(+滝隠れ)は、柱間から
尾獣を分配され、それぞれ保有している。
里の長「五影」は全世界何万もの忍の頂点に君臨する忍である。
影を名乗れるのは五大隠れ里の里長だけだが、第一部のアニオリでは、小国にある隠れ里の長が代々「星影」を名乗っているが、五大国からは正式に認められていない。
しかしこの星影は隠れ里システムが考案される100年以上前から名乗られているらしい…
なお、作中で起こった第一~第四次忍界大戦はこの五大隠れ里がメインであるため、小国の中には五大隠れ里を疎ましく思う者たちもいる。
一方で五大隠れ里側も小国同士の小競り合いには無関心な部分が多く、小国で内乱が起ころうが他の小国と戦争状態になろうが、依頼がなければ例え同盟を結んでいても忍を派遣することは滅多にない(仮に派遣したとしてもそれは自里を守るため)。
火の国の隠れ里。
長く続く戦乱を憂いた
千手柱間が当時の盟友・
うちはマダラと共に立ち上げた。
象徴となるマークはうずまき一族の渦を取り入れた、左下を向いた木の葉マーク。
隠れ里の中でももっとも強い勢力を持ち、大陸のほぼ中心に位置する。他の里は他国の忍がこの里をまねる形で成立させた。
森林が多く、また里周辺には感知結界が張られている。
里の名はマダラが名付けたが、柱間には「安直でそのまんまでヒネリもない」と酷評された。
ちなみによく「木の葉」と表記されるが、正しくは「木ノ葉」。「の」ではなく「ノ」である。
詳細は個別項目を参照。
風の国の隠れ里。
象徴となるマークは砂時計を模している。
砂漠に囲まれた地理も相まって資源や生産力は乏しく、第三次忍界大戦後は風の国が軍縮を進めている関係で勢力が衰えている。
四代目の羅砂の時代は彼の
血継限界である磁遁で生み出された砂金を他国との取引に用いたり、少ない任務の成功率を上げるために忍個々人のレベルを上げることで里を安定させていた。
風影を筆頭として10数人の合議によって政策を決定し、全ての提案はまずここを通すことが求められる。
なお、
木ノ葉隠れの里とは同盟を結んでおり、
中忍選抜試験も合同で行っている。
ちなみに木ノ葉~砂隠れ間は忍が全力で走っても最短で3日かかり、途中で砂嵐に遭遇すると更に数日かかる。
詳細は個別項目を参照。
水の国の隠れ里。
象徴となるマークは四本の波線であり、水のうねりを表していると思われる。
深い霧に覆われた寒冷な山間部に位置しており、天然の要塞に守られることで難攻不落となっている。
里最強の忍者である水影と、最年長の長老の二名によって治められる。
住人はギザギザとした歯や
干柿鬼鮫のように魚類のような顔を持った人物が多数いる。
初代・白蓮の意向が現在まで続いており、島国の山間部という地形ゆえの閉鎖性と相まって近年まで極端な秘密主義が徹底されており、所属する忍の中には五代目以前の水影に関する情報を知らない者すらいた。
中でも三代目~四代目・やぐらの時代まではアカデミーの卒業試験が
生徒同士の殺し合い、という凄惨なものであり、「
血霧の里」と呼ばれていた。
このやり方は
桃地再不斬の起こした事件がきっかけで見直しを余儀なくされ、
五代目メイの時期には政策そのものが大きく転換されている。
血継限界を持つ者は内乱に利用されるため忌み嫌われて迫害される傾向にあるらしいが、五代目・メイは
血継限界を有するため、近年では改善されてきている模様。
全体的に忍んでない忍者や里ばかりの本作において、秘密主義・里の立地が天然の要塞・閉鎖的な土地柄・捕虜は最終的に殺す・卒業試験が殺し合い・忍装束の色合いが暗めの薄紫系とある意味で最も忍者らしい里でもある。
住民の名前は、植物(主に果物)に因んでいることが多い。
詳細は個別項目を参照。
雷の国の隠れ里。
象徴となるマークはまんま雲。
高山地帯に位置する。四代目・エーの方針で軍備拡張の為、なりふり構わず各地で術を集め、里の強化を図っていたため方々に敵が多い。
うずまき一族の能力を狙いうずまきクシナを拉致しようとしたり(ミナトに阻止され未遂に終わる)、物語の10年前には日向一族の
白眼を狙ったことで
木ノ葉隠れの里と開戦寸前まで陥ったりした。
里長である雷影は代々「エー」の称号を継承し、補佐役が「ビー」を継承する。現在の雷影は四代目の側近だったダルイ。
住人たちは色黒が多く、またアルファベットもしくは「重い」「軽い」「ダルい」などの単語をそのまま名前にしてる者ばかりであり、後者は名前がそのまま性格を表している。
詳細は個別項目を参照。
土の国の隠れ里。
象徴となるマークは岩山を模している。
岩山の多い山岳地帯に位置しており、この里出身の人物(とくに男性)はダンゴ鼻が多い。第二~三次忍界大戦では
木ノ葉隠れの里と激戦を繰り広げた。
砂隠れの里と同様に影と上役の合議で政治を行うが、土影の発言力が強い。
詳細は個別項目を参照。
【その他の里】
五大隠れ里以外の隠れ里は基本小国に存在しているため、雨隠れや滝隠れのように強い忍や秘術を擁し、大国とも対等に渡り合える里を除き、その多くが里の維持・存続に苦心している。特に第三次忍界大戦以降は軍縮が進み、小さな里から規模の縮小あるいは消滅している。
里を維持するために大国と同盟を結び、大国同士の戦争では便乗するなどしているが、自里のある国が戦場になることもあるため、大国に強い反感を持つ者達も多い。
『BORUTO』では五大国同士の大きな争いがなくなった反面、小国間での紛争が増えるようになったことから、大国に対して不信感を持つ者も増えている。
音隠れの里
田の国の隠れ里。象徴となるマークは八分音符(♪)。
木ノ葉の抜け忍である大蛇丸が、自らの研究を進めるための隠れ蓑として作り上げた新興の里。
アニオリでは自来也の口から無理な軍拡を企てる田の国の大名に大蛇丸が漬け込むことで設立した里だと語られている。
里と言いつつも実情は「大蛇丸一派」というべき小規模な勢力だが、フットワークが非常に軽く暗躍を得意とする。
名も無き下っ端の忍もそれなりの人数を抱えてはいるが、成長したサスケに1000人まとめて斬られたりしている。
物語序盤では砂と組んで木ノ葉崩しを実行するなど第一部の敵組織ポジションだったが、第二部で大蛇丸がサスケの乗っ取りに失敗し、逆に吸収されたことで里としては一時壊滅。
さらに香燐、水月、重吾がサスケに引き抜かれたことで、所属する忍は実質的に
薬師カブトだけとなっていた。
第四次忍界大戦に前後して大蛇丸が復活したことで復興、後に木ノ葉に帰還したサスケと別れた三人が戻っている。
『BORUTO』の時代には里長の大蛇丸が要注意人物として監視を受けているものの、隠れ里の一つとして扱われており、ミツキはここからの留学生に近い扱い。
ちなみに、第二部でサスケが終始着用していた「白基調で背中に綱」という服装はこの里の忍装束である。
音隠れの里の里長。
詳細は項目を参照。
大蛇丸の側近。
詳細は項目を参照。
元霧隠れの忍で、忍刀七人衆の一人・鬼灯満月の弟。
長年大蛇丸に囚われていたが、うちはサスケの手によって大蛇丸から解放されてからはサスケの力を認め彼が組織した「蛇/鷹」の一員となる。
第四次忍界大戦後は他のメンバーと共に音隠れに所属している。
詳細は項目を参照。
元草隠れのくノ一で、ナルトと同じくうずまき一族の数少ない生き残りの一人。
「蛇/鷹」小隊の紅一点。
第四次忍界大戦後は他のメンバーと共に音隠れに所属している。
詳細は項目を参照。
「蛇/鷹」小隊の一人で龍池洞出身の一族の最後の生き残り。
普段は大人しい青年だが、異常な殺人衝動を抱えており、それが限界に来た時には我を忘れ殺人鬼に変貌してしまう。
その殺人衝動を更正するため、自ら大蛇丸の元に捕まりにきた。
第四次忍界大戦後は他のメンバーと共に音隠れに所属している。
詳細は項目を参照。
第一部の中忍試験に送り込まれた下忍達。
詳細は項目を参照。
第一部に登場した大蛇丸の近衛忍者達。
詳細は項目を参照。
音の四人衆のリーダー。
詳細は項目を参照。
表向きは木ノ葉隠れの忍者だが、実際は音隠れに所属する大蛇丸の部下。
触れた相手のチャクラを吸い取る能力を持つ。
年下だが、大蛇丸に目を掛けられているカブトを快く思っておらず、仲は非常に悪い。
中忍試験編では剣ミスミと薬師カブトと共に三人一組を組み木ノ葉隠れの下忍として中忍試験を受験したが、第三次試験の予選でうちはサスケと対戦し敗北した。
その後アニオリで再登場している。
表向きは木ノ葉隠れの忍者だが、実際は音隠れに所属する大蛇丸の部下。
肉体の柔軟性・伸縮性を異常なまでに発達させる軟の改造を身体に施しており、体を自在に伸び縮みさせたり、様々な方向に曲げることができる。
中忍試験編では赤胴ヨロイと薬師カブトと共に
三人一組を組み木ノ葉隠れの下忍として中忍試験を受験したが、第三次試験の予選で砂の
カンクロウと対戦し敗北した。
その後アニオリで再登場している。
アニメオリジナルキャラクターで「三尾出現の章」の登場人物。
周囲の物質が水晶になる血界限界・晶遁忍術を使うくノ一。
アニメオリジナルキャラクターで「三尾出現の章」の登場人物。
三尾を動かす能力を持つ。
孤児であり紅蓮を姉のように慕っていた。
第四次忍界大戦後にナルトに会いに来た集団の中に、紅蓮と共に紛れ込んでいる。
アニメオリジナルキャラクターで「三尾出現の章」の登場人物。
大柄の男性で体を泥に変える術を使う。
反抗して飲食物なしの独房行きになり、死に掛けた所を紅蓮が飲み水を渡した事で紅蓮を慕うようになる。
木ノ葉の忍者達との闘いで紅蓮をカカシの雷切から庇って死んだと思われたが泥になって湖底へ潜って生存していた。
麟児の道連れで湖へ沈んだ紅蓮を助けた後は紅蓮・幽鬼丸と共に里を抜け、ナルト達を見送った。
アニメオリジナルキャラクターで「三尾出現の章」の登場人物。
蝙蝠を動かして周囲を感じる感知タイプの忍者。
牛頭を除く紅蓮の部下達のボスで、鬼霧・鬼鳳・濡羅吏と協力してアジトの選抜戦を生き残るが、実は晶遁との相性を兼ねて紅蓮の始末の為に大蛇丸が送ったスパイ。
大蛇丸は幽鬼丸の紅蓮への思いを利用して幽鬼丸の三尾の磯撫を動かす強さを上げる為に最初から紅蓮と幽鬼丸を切り捨てる事が目的だった。
しかし、カブトより上の出世を企んだ事で邪魔に思ったカブトが麟児を暗殺。その後はカブトが麟児に成り済ましていた。
ナルトと紅蓮がカブトと対峙した際に死魂の術で動く死体として操られ、紅蓮と戦った。
蝙蝠の超音波で晶遁を抑え込むが、紅蓮の捨て身の攻撃で倒された。
アニメオリジナルキャラクターで「三尾出現の章」の登場人物。
ガスマスクを付けた忍者。
ガスマスクから出るガスは視覚と嗅覚を抑える効果がある。
アニメオリジナルキャラクターで「三尾出現の章」の登場人物。
ゴーグルを付けた小柄な忍。
右腕の大型のリボルバーの様な武器から出る煙で煙龍を作る術を使う。
アニメオリジナルキャラクターで「三尾出現の章」の登場人物。
水色の服を着たオカマ口調の忍者。
滝隠れの里
里長:シブキ
火の国の北部に位置する小さな里。
暁の
角都の出身地。
象徴となるマークは滝壺を模している。
かつては優秀な上忍を次から次へと輩出する軍事に優れた里であり、それゆえに他国から恐れられていた。
この強さが認められ、五大国以外で唯一尾獣の1体である七尾・重明の管理を任されている。
また、以前は口にした者のチャクラを一気に増幅させる「英雄の水」が存在したが、現在は失われている。
原作では全くと言っていいほど描かれず、「英雄の水」はジャンプフェスタオリジナルアニメ、その他の詳細はアニオリなどで判明している。
滝隠れの里長。アニオリのみの登場。
実は2004年のジャンプフェスタのアニメで既に登場しており、当時は気弱な性格で里長としての自覚も持てずにいたが、ナルト達との交流を経て何かを感じていた。
約10年後に放送された疾風伝アニオリで再登場した際には人柱力のフウを疎外することなく対等に接するなど、里長としての貫禄を身につけているが、自由奔放な彼女には手を焼いている。
七尾の人柱力。
滝隠れのくノ一。語尾に「~ッス」が付く。里長のシブキを慕っている。
作者曰くかなり適当にデザインしたとのことだが、何か結構人気の出ているキャラである。可愛い。
オリストでは友達100人作ることが目標な能天気キャラだったが、人材不足の滝隠れの里の中では突出した実力で、下手な上忍よりは腕が立つ。
二部開始前の中忍試験に気紛れで参加。目標通り友人作りにも成功したが、その帰路で角都、飛段のコンビと交戦し敗北し、七尾を抜かれ死亡した。
アニオリに登場した滝隠れの上忍達。
勝手に中忍試験に参加申し込みをしたフウの監視兼護衛役として下忍として共に中忍試験に参加した。
人柱力のフウのことは疎外していないものの、自由奔放過ぎる彼女に手を焼いている。
雨隠れの里
火・風・土の三大国に囲まれた里。「
暁」発祥の地でもある。
象徴となるマークは縦四本線。
湿潤な気候で、常に雨が降り続けており、内部はビルが乱立するごちゃごちゃとした近未来的な構造になっている。忍装束も
ゴーグルやシュノーケルマスク等を装着していたり雨傘やカラ傘を携えている者が多く、カラ傘は武器が仕込まれている。
地理の関係で大国の戦場になることが多く、後に長門がペインを介して統治するまでは内情が安定していなかった。
かつての里長である半蔵は当時の「暁」への裏切りが原因で長門に抹殺されており、長門統治時は霧隠れ以上に秘密主義が徹底しており、後に木ノ葉と衝突するまではこの内情自体が割れていなかった。
長門死後の現状は不明だが、アニメ版『BORUTO』では第四次忍界大戦から16年経っても未だに復興が進んでおらず、木ノ葉でも問題となっており、住民の中にはそんな現状に不満を抱いている者も多いことが描かれている。
なおジャンプ掲載時の初回のみ、「月隠れの里」表記であったりした(額当てのマークも月のマーク)。単行本収録時には修正済みの為、当時のジャンプを読んでいた読者しか知らない豆知識である。
雨隠れの里の里長で、同時に作中登場する敵組織・暁の表向きのリーダー。
詳細は項目を参照。
長門の前に雨隠れの里の里長を務めていた人物。
「
山椒魚の半蔵」という二つ名を持ち、第二次忍界大戦では木ノ葉の三忍を相手取り追い詰めた程の実力者。また幼い頃に雨隠れに棲む猛毒のサンショウウオの毒袋を体内に埋め込まれたため、
呼吸をするだけでも周囲に毒を周囲に散布してしまう「毒人間」となり、普段から毒の漏れを防ぐためにシュノーケルを付けている。
若い頃は乱世を収め世界を平和にするという理想に燃える人物だったが、晩年は理想を忘れ自己保身に汲々とする人物に成り下がる。
勢力を拡大していく暁に雨隠れの主導権を奪われる事を恐れ、
志村ダンゾウと手を結び、暁を騙し討ちにして弥彦を殺害したが、アニオリではダンゾウの策略で暁を恐れるようになってしまったことが判明している。
その後、暁のクーデターによって親類縁者諸共殺害された。
ちなみに殺害後も対外的には半蔵が生きていると思わせるため、他里との交渉時には小南が変化の術で半蔵になり変わっていた事が、
アニメオリジナルエピソードで描かれている。
第四次忍界大戦において薬師カブトの穢土転生の術で復活。
忍連合軍と交戦するも、その際に若かりし頃に相まみえたミフネと激突。
ミフネの剣術のまえに心身ともに打ちのめされるも、かつての信念をミフネの中に見いだし、最期はカブトの呪縛に抵抗するため、腹中の毒袋を突き刺し動けなくなったところを封印された。
雨隠れの里に所属するくノ一。
長門とは幼馴染で暁の創設メンバーでもある。
雨隠れの里では「神」であるペインの使者、すなわち「天使」として崇敬を集めており、長門に代わり実質的な里長を務めている。
詳細は項目を参照。
自来也の弟子の一人で、長門と小南の幼馴染。本編の時点では既に故人。
詳細は
暁(NARUTO)の項目を参照。
雨隠れの里の半蔵配下の下忍達。
シグレは実年齢が19歳にも関わらず、かなりの老け顔のため、我愛羅からは「雨隠れのおじさん」と呼ばれた。また身長195.6㎝と身長が判明しているキャラの中では作中屈指の大男である。
傘を空中に投げ、無数の仕込み針を撒き散らし、チャクラコントロールにより針を上下左右に動かす事が出来る死角の無い「如雨露千本」という術を得意とする。この術は威力もあり厚さ5㎜の鉄板をも軽々と貫く力を持つ強力な忍術である。
第一部での中忍試験に参加し、死の森での二次試験で我愛羅に戦闘を挑むが、絶対防御を持つ我愛羅には上記の攻撃は効かず、3人とも我愛羅の「砂漠送葬」であえなく死亡した。
我愛羅に瞬殺されたとはいえ、実際は半蔵派とペイン派が抗争を続け(アニオリで判明)、政情不安となっていた当時の雨隠れの下忍の中でも相当の実力者で、里の威信をかけて中忍試験に送り込んだ精鋭とも評される。
雨隠れの里の半蔵配下の下忍達。
全身タイツのような装束に身を包み、幻術や分身を用いた戦法を得意とする。
第一部での中忍試験に参加し、死の森でナルト達第七班とカブトと対峙するが敗北して天の書を奪われた。
木ノ葉崩し直後のアニオリにも再登場している。
木ノ葉崩し直後のアニオリに登場したオリジナルキャラクター。
元は木ノ葉の上忍だったが、当時の教え子で森乃イビキの弟である森乃イダテを唆して扉間が使用した雷神の剣を盗ませ、それを手土産に雨隠れへと抜けて雨隠れの上忍となる。
その結果、追跡部隊を率いていたイビキは拷問の末に現在の様な風貌となり、イダテは抜け忍扱いとなった末、茶の国の顔役・ワサビ次郎長の配下となる等、森乃兄弟にとっては怨敵となっている。
茶の国の顔役を決める為のレースが開催された際、次郎長側のイダテの護衛を達七班が担当するのに対し、次郎長の対立候補に雇われ、かつて中忍試験でナルト達と戦って敗れた篝、夢火、朧の三位一体組を率いて立ちはだかり、ナルト達を苦戦させるも、最終的には敗北し、木ノ葉に拘束された。
ちなみにアニメ版では彼との戦闘で力不足を痛感したサスケが大蛇丸の誘いに乗る流れになっている。
一方で、秘密主義の雨隠れにおいて、元は他里の忍だった彼がなぜ出世できたのかは不明だったが、後々に判明した情報などから、半蔵と結託していた志村ダンゾウが絡んでいるのではないかとファンの間では推測されている。
アニオリに登場した雨隠れの里のペイン派の下忍。
スイレンとフヨウは感知タイプで、人柱力探しや他里の実力を推し量る役割を担い、アジサイはテンテン同様「開封術」と称する時空間忍術に優れ、紙から様々な武器などを出し二人をサポートする。
中忍試験では小南の命令により、人柱力を探すために潜入しており、二次試験では紆余曲折を経てガイ班と親交を深めた。
試験終了後は3人とも中忍に昇格するが、同時に下されたS級任務でアジサイは死亡し、死体は自来也に倒されたペイン畜生道の後任として補充された。
「ナルティメットストームコネクションズ」に登場したゲームオリジナルキャラクター。
ペインを崇拝しており、犯罪組織「零」を率いて再び忍界大戦を起こさんとする。
元は雨隠れの里の忍で、ペインと共に戦っていたが、その際に両目を失った為、現在は札のような包帯で目を隠している。
失った目には木ノ葉の抜忍であるテグセによって作られた、瞳術をコピーできる万華鏡写輪眼の義眼を移植しており、うちは一族でないにも関わらず写輪眼の瞳術を使うことができる。
作中では義眼にコピーした瞳術『八千矛』で、印刻月読にかかった忍のチャクラを吸収し、あろうことか十尾級の大きさの完成体須佐能乎(コピーのためか、形は不完全なものであったが)を発動して、疲弊していたとはいえ現代最強格であるナルトとサスケをも追い詰める圧倒的な実力を見せた。
しかし、モモシキ戦のように二人のサポートを得たボルトとの激闘によって敗北する。
なおボルトvsメルツの戦いは、NARUTO第二部のナルトvsペインの構図がオマージュされており、非常にアツい展開故に必見。
湯隠れの里
湯の国の隠れ里。
火の国の北東部に位置する小国の隠れ里。
暁の
飛段の出身地。
象徴となるマークはタテ三本の湯気マーク。
湯の国はその名の通り国内の至る所から温泉が湧き出ており、観光に力を入れている他、豊富な天然資源の恵みによって栄えている。
このため湯の国は平和主義を掲げており、軍縮の流れについては好意的。
その影響は国の軍事力である隠れ里にも及んでおり、湯隠れの里は他国から「戦を忘れた里」「ぬるま湯隠れの里」と呼ばれている。
また、そのせいで忍者の練度は低く、抜け忍の飛段が見逃されていたのも、単純に湯隠れの里の忍の中に飛段に勝てる忍がいなかったからである。
第四次忍界大戦では戦場となったため避難勧告が出された。
草隠れの里
火の国の北西部に位置する小国の隠れ里。象徴となるマークはギザギザの草である「w」。
香燐の出身地。
ゼツもここの額当てをつけていた。
戦闘よりも裏工作や諜報に長け、中忍試験の決勝では、会場に向かう
我愛羅の前に立ちはだかり、彼に八百長を持ちかけて試合に負けるよう脅そうとした忍がいた(なお暴走しかけていた
我愛羅に返り討ちにされた)。
詳細は不明だが、劇場版に登場した各国で問題を起こした忍を収監する「鬼灯城」はここにある。
ナルトらが受けた中忍試験で、受験者数名が大蛇丸により顔を奪われ、犠牲になるという事件もおきた。
忍専用の監獄。各国における犯罪者が収監される。
城主にのみ伝わる「火遁・天牢」が罪人の収監時に打ち込まれ、これによって城内に張られた結界を抜ける、あるいはチャクラを練ろうとすると体が燃えて死ぬ、という縛りが設けられる。この術は火遁であるため水に弱く、周囲の海に入れば外せるが、代わりに渦潮に呑まれてどの道死ぬことになる。
劇場版ではナルトが、『BORUTO』ではボルトとミツキが極秘任務のために囚人に成りすまして潜入した。
なお、カカシが六代目火影であった時期は「ブラッド・プリズン」で城主の無為がいなくなり獄主不在となっており、「カカシ秘伝」で華氷という元霧隠れの抜け忍のくノ一が終身刑も兼ねて城主代行を務めていた。
『BORUTO』では新たに無常が就任している他、凶悪犯だけが送られる「第二鬼灯城」が存在することも判明した。
「ブラッド・プリズン」に登場。鬼灯城の城主。
草隠れの強硬派「実」に属している。
「ブラッド・プリズン」に登場。ナルトと共に収監された草のくノ一。
草隠れの穏健派「花」の一人で、血継限界「竜命転生」を持つ。
「カカシ秘伝」に登場。血霧の里時代に霧隠れを抜けた抜け忍で、自分達を迫害した波の国への復讐のために飛行船「飛鯱丸」のハイジャックを兄・羅氷と共に起こしたが、カカシの尽力で改心し投降。司法取引により、死刑を免れる代わり城主不在となった鬼灯城の管理を命じられた。
天牢とは逆にチャクラを練り続けないと体が凍ってしまう「氷遁・地鎖連氷」を使うことができ、在任中はこれで忍を抑えていた。
『BORUTO』に登場。鬼灯城の新たな城主で、無為と同じ一族であるため天牢を使用できる。
穏健な性格で公明正大を心がける人格者だが、体調を崩しており薬を常用している。
『BORUTO』に登場。鬼灯城の看守長。
自身の匙加減で囚人を苦しめたり、賄賂を平気で受け取ったり、書類を改竄して刑期を伸ばしたりとやりたい放題の悪党。
だが、ボルト達の潜入をきっかけに不正が暴かれそうになり、第七班によるコクリの脱獄を阻止しようと立ちふさがるも失敗。
懲罰房に収監されていた狢強盗団No.2のツキヨ(実際は狢強盗団頭のショジョジが成り代わっていた)に泣きつき解放するも、直後に用済みとして抹殺された。
『BORUTO』に登場。牢名主のような立場で、囚人たちに対し高圧的な態度を取る。
実はベンガの腰巾着で、不審な行動をとる囚人を密告する役割を持っていた。事件後に内通が発覚したためか、非常に肩身の狭い思いをしている模様(看守への協力自体は規則違反ではないが、ベンガは不正に手を染めていた)。
『BORUTO』に登場。鬼灯城の囚人。
かつては囚人たちのリーダーだったが、友人のキクと共に脱獄を企てた際に失敗して彼を失い、ベンガによって密告者に仕立て上げられたことで孤立。現在は他人と関わらず、黙々と花壇の世話をしている。
ボルト達とも当初関わろうとしなかったが、ボルトとミツキの人を信じる姿勢に思うところがあったのか、脱獄計画の下準備中にベンガの妨害で水中に取り残されたサラダを救出した。
この時、サラダを引っ張り上げるため水中に飛び込んだことで天牢も解除されたが、事件後も黙々と花壇の管理にいそしんでいる。
渦潮隠れの里
里長:うずまきアシナ
渦の国の隠れ里。うずまき一族はここの出。クシナの出身地で、ナルトもここの血を引いている。
独自の封印術に長け、長生きの人が多かったことから「長寿の里」とも呼ばれる。
物語開始以前に滅びており、住民は散り散りになって暮らしている。里のマークは渦潮を象ったもので、これは強い同盟関係にある木ノ葉のマークに取り入れられている。
霜隠れの里
霜の国の隠れ里。
木ノ葉隠れの里の北西に湯隠れと雲隠れに挟まれて位置している小国の隠れ里。
湯隠れの里と同様、第四次忍界大戦の戦場となってしまったため避難勧告が出された。
般若衆の里(正式名称不明)
林の国の隠れ里。
般若の面を着けた「般若衆」と呼ばれる暗部を擁している。
作中では般若衆は専ら「林の国の~」としか語られてないため、隠れ里の名前は不明。
谷隠れの里
川の国の隠れ里。
火の国と風の国の間に位置する小国の隠れ里。
石隠れの里
土の国と風の国の間に位置する小国の隠れ里。
【隠れ里と関わりの深い国】
隠れ里は持たないが独自の戦力を保有していたり隠れ里と密接な関わりを持っている国も存在する。
波の国
隠れ里を持たない小さな島国。
大名ですら満足な資金を持っていないという貧困国で、ガトー率いる一派に実質上支配されていたが、ナルト達第七班と国民の協力によりガトーが死亡し息のかかった者たちも全員国外逃亡したため、大名の統治に戻っている。
大工のタズナが完成させた、大陸と波の国を繋ぐ橋には、「ナルト大橋」の名が冠せられ、国の名物となっている。
第四次忍界大戦が終結した1年後を描いた小説版「カカシ秘伝」では、波の国は運送技術が発達し飛行船を完成させるほどに国力を向上させていった。
しかしガトー死亡以降は裕福になった反面、人々の大半が金の為なら何でもするようになっている。
第七班が初めて護衛した波の国の橋作り職人。会話の頭に「超」をつけるのが口癖。
貧困にあえぐ国に勇気と希望をもたらそうと遮断されている物流を活発化させるために、命懸けで橋の建設を試みた。その最中にガトーによる妨害工作を受けるが、護衛任務に就いたナルト達第七班の活躍もあり橋は無事に完成し、その活躍とイナリや島民の心を開かせたナルトの功績を称えて「ナルト大橋」と名づけた。
第二部ではその間に依頼で一年近く雷の国に滞在していたが、木ノ葉復興のためにイナリと共に再登場した。イナリと共に『カカシ秘伝』にも登場している。
タズナの孫。
慕っていた義父・カイザを殺されたことにより心を閉ざしており、同世代の子供たちからもいじめられていたが、ナルトと出会ったことで大きく影響を受け、国を守るために島民と共に立ち上がった。
第二部では成長して大工になり、ペインにより壊滅した木ノ葉の復興作業に訪れてナルト達と再会した。
海運会社・ガトーカンパニーを経営する世界有数の大富豪。
海運会社社長は表の顔で裏ではギャングや忍を使い、麻薬や禁制品の販売、企業や国の乗っ取りまで行っていた悪徳組織の長であり、波の国を乗っ取り物流を遮断し富を独占して波の国を貧困に追い込んだ。
抜け忍である再不斬らを雇い、橋の建設による新たな物流を試みるタズナを暗殺しようと企むが、実は再不斬に対しては最初から裏切る腹積もりであり、カカシとの戦闘で重傷を負った再不斬の前にならず者達を引き連れて現れ、再不斬に対して裏切りを宣言したが、白の死体を蹴飛ばしたことが再不斬の逆鱗に触れ、捨て身の特攻を受けて首を刎ねられ(アニメ版では心臓を突き刺された挙句、海に落とされ)死亡した。
鉄の国
長:ミフネ
三狼と呼ばれる三つの山からなる国。寒冷で猛吹雪が吹き荒れている。
独自の文化・権限・強力な戦力を持つ忍世界の中立国であり、対忍用の鎧を身に纏った侍たちが国を守っている。
侍達は和に忠義を誓い死を恐れず、その意思は未来永劫へと信じ行動するが、近年では侍は時代遅れとされ忍となる者も多く、剣技をも忍の世界へと流れたとされている。
その中立性から作中では五影会談の会議場に選ばれ、忍連合軍にも参加している。
鉄の国の大将。長髪で髭を生やした初老の男で、頭に包帯を巻いて鎧を着用している。一人称は「それがし」または「拙者」「ワシ」で、語尾に「ござる」を付ける。
名刀「黒澤」を武器に持ち、忍に印を結ぶ間を与えさせないほどに居合術に長けている。過去には仲間を守るために雨隠れの長であった半蔵と交戦し、猛毒を染み込ませた鎖鎌で頭部を斬り付けられて瀕死の重傷を負うも、その信念を認めた半蔵に解毒剤を飲まされて見逃された過去を持つ。
五影会談では進行役を務め、会談中にはシスイの写輪眼を持っていたダンゾウに幻術をかけられるが、言動を不審に思った青が白眼で見抜いたことによりダンゾウが写輪眼の使用を止めたため幻術が解けた。
第四次忍界大戦では第5部隊の隊長に任命され、蘇生された半蔵と再び交戦となり「黒澤」による一撃で両断し、その後かつての信念を失っていた半蔵にそれを取り戻させ、封印されるのを見届けながら彼の信念を受け継ぐことを約束した。そして十尾と戦っていたナルト達と合流し、侍達を指揮して神樹の枝を斬り倒しにかかった。
黙の国
長:ゲンゴ→不明
元々は小説版「シカマル秘伝 闇の黙に浮ぶ雲」に登場した国。
かつては大名が統治していたが、10数年前に国に現れたゲンゴが指導者となると独裁政治が敷かれるようになり、大戦での失踪者や抜け忍達が一斉に流れ込み、忍の依頼を不法に請け負っていた。
シカマル達の活躍でゲンゴは倒され、その後は暫くは平和が続いていたが、やがて権力闘争が勃発し、『BORUTO』の時代になると世界中の犯罪者達が集まるなど再び治安が悪化し、ブラックマーケットには忍の証である各里の額当てや
柱間細胞が流通するまでになってしまう。
「シカマル秘伝」に登場。黙の国の指導者。
元は霧隠れの抜け忍で再不斬のかつての仲間でもあり、彼が水影暗殺のクーデター未遂の末に里抜けをした際にも行動を共にしていたが、長い放浪の末に変わってしまった再不斬を見限り、10年ほど前に同志達を率いて黙の国に現れ、当時圧政を誣いていた大名を追放して指導者となった。
しかし同志達はその後始末しており、以降は自身の声を介した幻術と幻覚作用のある花の力を使って他者の心の隙を突き洗脳することによって、彼らを自身の思想に賛同する「革者」として配下に従えていき圧政を行うようになった。一方でお飾り同然の大名が統治する現在の世の中の仕組みを憂い、忍が主導権を持つ世界を創るために革命を起こそうと目論んでいたが、最終的には自身の迷いを断ち切ったシカマルに追い詰められ、さらに鏃の術を舌に受けたことで喋れなくなり生け捕りにされた。
【アニメオリジナルの里】
雪隠れの里
アニメ第1作の劇場版で登場。
海に面しており、寒冷な気候で万年雪が積もっている。
雪の国と呼ばれる小国の有する独立勢力であるが、大名・風花早雪が弟のドトウの起こしたクーデターで殺されたことにより、
ドトウと結託して早雪派閥の殲滅を行っていた。
早雪の娘・風花小雪がナルトたちとの協力でドトウ一味を倒し、雪の国の長となったことで再び支配下に入った。
星隠れの里
里長:星影
里長は代々星影を名乗っているが、他国からは認められていない。
里には二百年前に墜落したチャクラを増幅させる星(隕石)が存在しており、その星を他国の忍から狙われる事もある。
この星はチャクラを増幅させる代わりに体内の経絡系を破損させる危険性があり、三代目星影は星を用いた修行を禁止していた。しかしそれをよく思わない強硬派に暗殺されてしまったため、修行は再開させられていたが、アニオリでの騒動で強硬派が一掃され、星も破壊された。
なお、星影は200年間で三人存在していたが、どう考えても少なすぎとか突っ込んではいけない(創設70年前後の五大隠れ里を治める五影ですらオオノキの40~50年が最長の在任期間)。
ちなみに「大昔に降ってきた隕石」「チャクラを実体化させて操る秘術」など、
大筒木一族と関係がありそうな設定が多いが、原作で
大筒木カグヤどころか
六道仙人すら登場してない頃のアニオリのため関係性はない。
土蜘蛛の里
アニオリ「六尾発動の章」に登場。代々強力な術を保有してきた土蜘蛛一族の隠れ里。
第三次忍界大戦の頃までは大戦の行方を左右するとまで言われたが、その術を危険視され、禁術に指定する代わりに有事の際は一族を守るよう一族の頭領が三代目火影・ヒルゼンと密約を交わしていた。
この術は凄まじい威力で、第三次忍界大戦では一発で里一つを丸ごと焼き尽くしたといい、劇中で強制的に発動させられた際にはウタカタが尾獣の力を借りることでようやく抑え込むことに成功している。
また術を狙われることが多く、一族内では頭領だった役の行者と里長との間で意見の相違が見られ、一族は役の行者派と里長派に二分しているが、役の行者に付いていったのは従者と孫娘だけだった。
土蜘蛛一族の少女。一族の頭領・役の行者の孫娘として一族に伝わる禁術を受け継いでいた。そのため多くの忍から狙われており、里の者たちからも疎外されていた。
少し弱気だが純粋でひたむきな性格であり芯は強い。忍としては未熟だったが、基本的な事柄は遁兵衛やウタカタから教わっていた。ウタカタのことは非常に慕っており、何度も正式な弟子入りを志願するが、断られていた。
自身と同じ土蜘蛛一族のシラナミに利用され、体内に封印されていた禁術が暴走してしまうが、ナルトとウタカタにより救出され、禁術は消滅した。その後ウタカタに正式に弟子入りして共に旅立つことになったが、直前にウタカタが暁に拉致され尾獣を奪われて死亡したため叶わぬ夢となった。
ホタルの従者である老人。ウタカタの実力を認めて土蜘蛛の里までのホタルの護送を依頼し、自身はたった一人で葛城山に残ってマガキ衆の4人組と交戦し、重傷を負ってしまう。その後は遅れて到着したナルトたちにホタルの事を託し、サクラの治療を受けることになった。
かつての土蜘蛛一族の頭領で、第三次忍界大戦においてたった一つの術で里一つを丸ごと焼き尽くしたという。この術を禁術に指定する代わりに、一族の危機を木ノ葉が護ってくれるようにと三代目火影・ヒルゼンとの間で密約を交わしていた。
土蜘蛛一族の一人で、賞金稼ぎの集団「マガキ衆」の頭領。
文字を使って対象の人や物を操る「字縛術」と呼ばれる術を得意とする。役の行者の又弟子で優秀な忍だったが、禁術欲しさに禁術を守っていた実の父親を殺している。
リーダー格のアカボシ、痩せた男で巨大な手裏剣を背負ったチュウシン、大男のナンゴウ、中性的な容姿を持つベンテンからなる4人組。チームワークを駆使した集団戦闘を得意としており、全員で連携して術を繰り出す。
陽炎の里
昔、木ノ葉隠れの里との戦争で滅びた里。
錠前の里
戦いよりも諜報活動に秀でている里。
撫子の里
何故か女性しか生まれないため全員が
くノ一。
撫子の里では、里長になる
くノ一が、自分と戦って勝った男を婿にむかえるという習わしがある。
匠の里
忍者が使用する忍具を生産している。
追記・修正は、『NARUTO』世界において上記以外の国を見たことのある人がお願いします。
- 青年期の三忍と木ノ葉の忍大勢を一蹴しあの綱手を戦意喪失に追い込み暁のリーダーより強いと思われていた全盛期の半蔵が気になる -- 名無しさん (2019-01-19 14:31:27)
- 雲隠れのジェイで草生える -- 名無しさん (2019-01-20 15:29:41)
- ちょっと待てよ!あれは……オレ!? -- 名無しさん (2019-01-25 21:18:02)
- ボルトで出てきた川の国の忍者って谷隠れの里の忍者なのかな? -- 名無しさん (2019-04-20 01:41:43)
- BORUTO関連がウィキペディアのコピー調だが? -- 名無しさん (2019-05-10 10:34:33)
- 水遁のイメージが強い卑劣様と言い、水影の居る霧隠れと言い、水の性質が最も忍者らしさを体現してる気がしてくる -- 名無しさん (2019-05-10 15:52:59)
- 隠れ里って割とブラック企業だよな -- 名無しさん (2019-05-23 07:57:35)
- アニメオリジナルだと「匠の里」もあるぞ。忍具の大量生産をしてるんだってさ。 -- 名無しさん (2019-10-24 19:29:19)
- 林の国の忍びもいたな。里の名前はわからんが -- 名無しさん (2019-12-21 12:38:12)
- ↑3 忍者ってそもそもが裏世界の仕事だし。 -- 名無しさん (2020-01-08 23:20:02)
- ぶっちゃけ、第一部開始時点で五大国最強なのって木ノ葉じゃなくて雲だよな、 -- 名無しさん (2020-01-14 15:36:49)
- というより火影が最強だった時期って初代とナルトの時だけだし木ノ葉が最強の時期って短い -- 名無しさん (2020-06-19 20:42:26)
- BORUTOで雨隠れの里の復興が全く進んでない事実にはショックを受けた。ナルトが長門の死に際に聞かせた火影になる上でのマニュフェストは何だったんだよ…スタッフが忘れていたのか内政不干渉の原則に則ったからなのか復興してたが空白の16年の間にまた争いが起きたのか… -- 名無しさん (2020-08-22 16:32:02)
- ↑小国は大国の干渉を快く思わないことが多いらしいから、ナルトが支援を申し出ても、上層部の役人達が大国の施しは受けないって反対したか、大国間でも暁の本拠地だった雨隠れへの支援に対する反対意見が出たんじゃかな。 -- 名無しさん (2020-08-30 10:57:43)
- 隠れの里って日本史で言うと幕府みたいなもんなのかな?一応大名が国の正式な支配者みたいだけど実権はどの国も各里の里長が握ってるみたいだし。特に軍事力はどの国も忍者頼みで忍者の力を借りなければ戦争できない辺り里長と大名の関係は武家政権と朝廷の関係に近い気がする -- 名無しさん (2020-09-30 00:05:01)
- さすがに文字数多いので木の葉隠れの里くらいは独立項目にした方が良い気がする。あとテウチとアヤメは忍者じゃないからこの項目には入らないんじゃないかな? -- 名無しさん (2020-10-17 23:40:11)
- ↑4現実の世界でも他国の援助だけで国が豊かに成ることはないからな。最低でも国がある程度纏まってないと援助しても穴が空いたバケツに水を注ぐようなもの。特に雨隠れは半蔵、長門とトップが立て続けに死んだ事で纏められる人間が居なくなっちゃったから。せめて小南が生き残っていれば多少はマシだったかもな -- 名無しさん (2020-12-03 14:33:21)
- 五大隠れ里の項目を独立させて登場人物その他を移動させました。 -- 名無しさん (2020-12-06 21:27:19)
- ↑その他の里もかなり文字数あるんじゃねと思ったけど、よくよく見ると里の数が多いだけで説明やキャラ紹介は少ないんだな。 -- 名無しさん (2020-12-07 16:44:03)
- 思ったけど、時々出てくるNARUTO世界の地図の外の世界って描写されたことあるのかな? -- 名無しさん (2020-12-19 18:07:06)
- ↑実はあの地図は世界のほんの一部で、地図の外にはナルトたちが把握していない広大な世界が広がっているとか。殻の技術がオーバーテクノロジーなのも、実は殻のメンバーは全員地図の外から来た連中だからだったりして… -- 名無しさん (2020-12-25 13:13:44)
- 映画で確か忍者世界以外が言及された -- 名無しさん (2021-01-14 06:14:17)
- 大名って基本的にどこに住んでいるのかな?隠れ里以外の地域の詳細とかも結構気になる -- 名無しさん (2021-01-14 21:48:32)
- ↑アニメでは大名府って地名が出てるから、そこにいるんじゃないかな。 -- 名無しさん (2021-01-14 21:58:41)
- ↑↑(続き)隠れ里以外の地域は基本小〜中規模な街や村がある程度じゃないかな。 -- 名無しさん (2021-01-14 22:00:13)
- 隠れ里が実質的に国の首都のような扱いになるのか、極端な話「火の国木ノ葉隠れの里~」みたいに住所を書く時の表現もあるから、隠れ里以外の事も知りたいことが結構多い -- 名無しさん (2021-01-19 19:48:05)
- 中小勢力にも関わらず尾獣を所持し、雨や草のように他国に脅かされる描写もない滝隠れのホワイト感 -- 名無しさん (2021-10-07 21:04:33)
- ↑角都さんにクソ任務振って離反されただろいい加減にしろ! -- 名無しさん (2021-12-31 00:38:26)
- 第四次忍界大戦では初日に忍連合の半数近く戦死したらしいけど、生き残りの中には戦闘の混乱のドサクサに紛れて終戦までどこかに隠れてやり過ごしてた忍もいたりしたのかな。シカマル秘伝では同じ部隊の仲間を皆殺しにして逃亡した忍が出てきたから、終戦までずっと隠れてる忍もいそうだよな。 -- 名無しさん (2022-04-30 00:07:37)
- 最終的に大筒木に対抗するために各国各隠れ里を解体・一体化させて地球連邦みたいな連邦国家が生まれて五影や隠れ里って概念自体が無くなりそうな感じなんだよな。 -- 名無しさん (2023-08-25 22:08:43)
- ↑5隠れ里・大名府・一般住民の商業地・農村・忍びの修行場やらなんやらが国の中でそれぞれどのくらいの割合なのか気になるな。林業用の森やら養殖場のような自然の中だけど修行場に使う訳にはいかない土地もあるだろうし -- 名無しさん (2024-02-20 09:20:56)
- 額当てはもう少しぱっと見で所属がわかりやすいデザインにしてほしかったな モノクロ漫画だから色で分けるとかはできないにしても -- 名無しさん (2024-07-18 14:57:21)
- 今さらこれ聞くの野暮かもしれんけど、『隠れ里』ってなんだっけ? -- 名無しさん (2024-08-21 18:27:08)
- 隠れ里って忍者がやる意味あるのか?って依感じの雑用まで依頼が来るあたり、異世界モノに出てくる冒険者ギルドみたいな部分もあるよな。 -- 名無しさん (2024-12-08 12:31:52)
- 忍者の中には普通の雑用や一般人に紛れながらの諜報と、時代劇の忍者のような潜入と暗殺、一般人を守る護衛に向いて無さそうな戦闘特化の傭兵タイプみたいな人がいるけど(見た目とか性格とか装備とか)あの人らってC・Dランク任務どうしてたんだろう -- 名無しさん (2025-01-28 11:09:28)
最終更新:2025年02月21日 12:01