登録日:2012/04/04 Wed 18:05:52
更新日:2025/01/04 Sat 18:18:19
所要時間:約 20 分で読めます
僅か一人が忍の者 生死をかけこれを封印せしめるがその者死にけり
◆プロフィール
所属:
木ノ葉隠れ
役職:上忍→火影
忍者登録番号:006510
アカデミー卒業:10歳
中忍昇格:?
身長:179.2cm
体重:66.1kg
血液型:B型
誕生日:1月25日
星座:水瓶座
性格:寛容、温厚
好きなもの:クシナの手料理
嫌いなもの:なし
趣味:読書(特に自来也著の本)
好きな言葉:火の影は里を照らす
戦ってみたい相手:
自来也
◆概要
木ノ葉隠れの里の四代目火影。
全忍最速と謳われ、10年に一度生まれるかどうかといわれるほどの
天才忍者。
忍としての才だけでなく優しく根性があり、多くの人望を集め若くして火影へと登り詰めた。
台詞の最初に
「ん!」とよくつける癖がある。
容姿は金髪碧眼の
イケメン。その風貌から、初期から
ナルトの血縁者ではないかと疑われていた。
初登場は第三次忍界大戦を描いた「カカシ外伝~戦場のボーイズライフ」。
名前は「ミナト」だと明かされ、初期の扉絵で匂わされていた通り、カカシ達の担当上忍であったことも確定した。
第二部ペイン編にて、自来也と綱手の会話でナルトの両親に話題が及び、妻ともども全名が判明。
自来也の死に際の回想には夫妻で登場、息子の名前の由来もここで出た。
更に後、ペイン襲撃の際にナルトの精神世界にチャクラ分身が登場した。
◆性格
寛容にして温厚、やや天然気味、と
柱間を思わせる人格。
里を、人々を、何より家族を愛し、そのためにならば命をも投げ出す覚悟を持ち合わせており、若くして火影に選ばれるだけの器を持っている。
性格の根幹を成しているのは自来也から授かった忍の矜持であり、個人としての感情以上に1人の忍者としてなすべきことを常に念頭においている。
その一方、部下に対しては割りと甘い部分があり、ミナト班時代は人助けに走って遅刻ばかりの
オビトをいつも擁護していた(注意するのはもっぱらカカシの役目)。
プライベートでは本の虫であり、読書が趣味。
愛読書は自来也の書いた『ド根性忍伝』。息子・ナルトの名前はこの物語の主人公から
「この主人公のように立派な忍になって欲しい」という願いを込めてつけたもの。
話を聞いた自来也は「
ラーメン食いながら適当につけた名前だがいいのか」と狼狽していたが、クシナが快諾したことで通った。
そんなミナトの欠点の一つが、
ネーミングセンス。
ありていに言って中二病全開であり、しかも
やたら長い。
そのセンスは、後に会った
千手扉間が
「普段ならツボに入って笑っていた」というほど。
ナルトの名前を自来也の本から引っ張ったのは、後から考えれば英断だったと言える。
例としてナルトの風遁・超大玉螺旋手裏剣とサスケの炎遁・加具土命を全く同じチャクラ比率で合わせた術に「灼遁・光輪疾風漆黒矢零式」と勝手に名付けてみたり、自身も「螺旋閃光超輪舞孔参式」という名称の技を持っている。
この素晴らしいネーミングセンスは
飛雷神の術のマーキングにも出ており、扉間はいかにも術式と言った感じの幾何学模様だが、ミナトのマーキングは「
忍愛の剣」と書く。
そのあまりのセンスの素晴らしさから、読者等からは「落書き」なんて呼ばれる事もある。
飛雷神回しのために扉間とお互いにマーキングした時なんかは「顔岩に落書きする子供と本人に落書きする親」とまで……。
火影になる前の上忍時代は「忍愛の剣」ではなかったが、それでも「忍」を頭文字とする漢字4文字であった(崩した字体で判読は不能)。
アニメ版では綱手捜索編での自来也の「(ナルトは)四代目に面白いくらい似てる」という台詞が拡張され、
ナルトは「四代目に似ている=才能がある」と大喜びし浮かれるのに対して、
自来也は「四代目とお前が似ているとこなんて、髪の毛と強情っぱりなとこくらいなもんだっ!」と発言、強情な一面があることが窺えた。
◆能力
伝説の三忍の1人・自来也に師事し、彼から忍としての矜持と技を叩き込まれている。
忍具、特にクナイの扱いに長けており、これをマーカーとして飛雷神で戦場全域を縦横無尽に飛び回る。
そのあまりの速度から、「木ノ葉の黄色い閃光」と呼ばれ、出くわしたら即逃げろと言われるほどに他国に恐れられた。
性質変化は火遁、風遁、雷遁と陰陽遁を操る。
扉間が開発した「
飛雷神の術」を筆頭に時空間忍術を得意とし、持ち前のスピードと判断力を生かした超高速戦闘で並み居る敵を圧倒する実力を持つ。
また、妻・クシナに教わったと思しき
封印術の数々を使いこなす。
◆使用術
◇時空間忍術
「黄色い閃光」の
二つ名の由縁。
チャクラを用いて付加したマーキングへと一瞬にして跳躍出来る時空間忍術。
口寄せの原理を利用した技で、内実としてはマーキングを目標に自らを口寄せする。
ミナトはこれを有効活用するために事前にマーキングを仕込んだ特製のクナイを用いている。
扉間が考案した飛雷神の応用技で、通称「飛雷神回し」。
第四次忍界大戦では六道オビトにナルトとサスケの大技を命中させるための援護として発動した。
術者二人が互いにマーキングし、片方は敵に接触、もう片方は味方の大技の前に飛び込んでそれを食らってから、あるいは食らう寸前にタイミングを合わせて飛ぶことで大技を無理矢理敵に命中させる。
ミナトは「穢土転生の体なら当たってからでも問題ない」と述べているので、本来は当たる直前に入れ替わる術と思われる。
作中ここまで上手く使えた忍が二人以外にいないにもかかわらず「飛雷神回し」の一言であっさり連携できたのを見ると、恐らく互いに生前は影分身と併用していたのだろう。
相手に正面から突っ込みつつクナイを投げ、飛び去ったクナイを目標に飛雷神を発動、敵の背後に現れて不意打ちを仕掛ける。
第四次忍界大戦では扉間も使用。
マーカーのクナイを利用し、敵の攻撃を別の場所へ飛ばす。
第四次忍界大戦ではこの術で十尾の尾獣玉を海へ飛ばした。
飛雷神の応用技……というよりもダウングレード版の術で、三人がかりで対象を転送する。
ミナトならば自身のみで他人を連れて転送できる事、ゲンマ自身が「俺らではこれが精いっぱい」と語っていた事から、
単身で飛雷神の術を行使できない実力レベルの者が協力して発動させるための術。
自身の護衛小隊のメンバーであるゲンマ達に伝授した。
- 螺旋閃光超輪舞吼参式
マーカーのクナイ6本を用いての大技。
作中では三回使用して全部不発に終わったが、ネーミングとクナイを使うことから考えて、恐らく全貌は、打ち込んだクナイを目標に連続で飛雷神を発動、高速移動しながら螺旋丸で敵を攻撃し続けるものだと思われる。
これが正しい場合、第三次忍界大戦で劣勢を巻き返した「味方軍にクナイを投げてもらってから使用した術」もこれだと思われる。
アニオリの回想で使用して成功させているが、暗転した画面に黄色い軌跡を引いて無数の敵を一瞬で倒した、ということしかわからない。
ちなみにナルスト4では同系統の技として「螺旋舞吼瞬影斬壱式」「裂空天光斬空閃零式」も登場。
ナルトや自来也と同じく妙木山のガマを口寄せする。
口寄せ動物は既存の契約者からの紹介であるケースが多い事から、口寄せの契約も自来也から紹介されたものと思われる。
余談として、第一部では蛙との契約で使う巻物に名前が無かったが、第二部ではナルトの署名の右隣に書かれている。
後付けというか自来也の弟子なのに名前が無かったのがおかしかったというか
詳細は項目を参照。
ガマを口寄せして敵を押しつぶす術。
◇封印術
ナルトに
九尾の半分を封印した術。
四象封印を二重にしたもので、ミナトはその間から漏れる九尾のチャクラをナルトのチャクラに還元できるよう術式を組んでいた。
そのためナルトの成長と共に九尾のチャクラがなじんでいき、下忍になるころには感情が昂ぶると九尾のチャクラが呼応して漏れ出すようになった。
しかし体内に二種類のチャクラを持っていたことがチャクラのコントロールを難しくさせ、結果的にナルトが落ちこぼれ呼ばわりされる原因の一つとなっているという面もあった。
なお、ナルトを人柱力にした四象封印にはなぜか飛雷神のマーキングが書き込まれていたが、ミナトがこれをやったのは死に際であるため、何のためのものかは不明。
クシナにあった封印式にも同じ様にマーキングが書き込まれていたため、恐らくはクシナのものをそのまま流用・改変して使ったためと思われる。
オビトから九尾のコントロールを解除した術。
発動すると術と契約した者のみが見える白装束を纏った般若のごとき恐ろしき形相の死神が術者の背後に現れ、発動者を模した魂を縛る。
その後、術者の腹を呪印の浮かび上がった死神の腕が貫通して対象者の魂を引きずり出し、両者の魂を喰らい封印する。
詳細は項目を参照。
尾獣玉をヒントとして考案した術。
印を必要とせず、後にナルトが九尾と和解した際に尾獣玉を扱えるよう編み出した。
ミナト自身の戦闘でも使われる。チャクラコントロールも抜群で、走りながら1~2秒で螺旋丸を作り上げ、更に飛雷神の術を使い敵の背後を取って攻撃する。
尚、尾獣玉の模倣としては実に正確な物であり、当然成功と言えるものであったのだが、忍術としては未完成の物であった。
というのも、これは本来チャクラの性質変化を組み合わせる事を想定した術であり、螺旋丸の状態はあくまで形態変化のみであるが故である。
ミナトは螺旋丸の段階までは成立させることが出来たが、そこに性質変化を加えることは発案者であり10年に1人の天才と謳われた彼の力を以てしても成功しなかった。
そんな未完成であるこの術は後に彼の師を経て息子へと継承され、遂に息子の性質である風を組み合わせた風遁としての完成を見ることとなる。
詳細は項目を参照。
◇その他
ナルトの使用するモードと同じ。
ただしこれは生前に体得していたわけではない、というかそもそも生前は人柱力ではなかった。
屍鬼封尽により陰の半身の九喇嘛と自らを共に封印し、それが屍鬼封尽・解によって解放されてすぐ
穢土転生されたためか、
陰の九喇嘛を内包した状態でミナトは穢土転生される事となり、事実上の人柱力のような状態になった。
そのため穢土転生体として蘇っている時にのみできる芸当。
自身が内包する陰の九喇嘛とナルトに封印されている陽の九喇嘛とは元は同一の存在であるため、チャクラのやり取りが可能。
陰の九喇嘛が陽の九喇嘛と情報を共有でもしていたのか、ナルトと異なり最初から良好なコンビネーションを見せている。
ナルトと同じく隈取りが浮かび上がるだけで蛙化はしない。
但しチャクラの練り上げに時間がかかる割に長続きしない為、実戦では余り使ってこなかったという。
作中では飛雷神、螺旋丸と併用した。
戦争編でいきなり使用しているが、ペイン編で伏線は張られており、
仙人の力で修羅道を一蹴したナルトに、綱手やガマブン太、フカサクが自来也とミナトの面影を見ている。
詳細は項目を参照。
- 飛雷神・時空疾風閃光連の段・零式
ナルスト4での穢土転生バージョンの奥義。
参式の要領でクナイを敵の周囲に投げつけ、影分身と共に連続で飛雷神を使いながら攻撃。
追撃する本体が九喇嘛モードで螺旋丸を生成、影分身が敵ごと跳んできたところを諸共吹っ飛ばす。
なおネーミングについては即興らしく、術の発動後ネーミングを「…ないな」と笑顔で無かったことにした。
◆作中の活躍
◇人柱力誘拐未遂事件
14歳の時に遭遇した事件で、愛妻・クシナとの馴れ初めでもある。
ミナトはアカデミー時代から何かと
クシナに目をかけており、転校してきたばかりの彼女に「里の皆に認められる火影になりたい」と言ったり、クシナが苛められている現場をいつも見守っていた。
ただ見て見ぬフリをしていたのではなく、クシナが自力で解決する力を持っていたことを知っていたからである。
そんな中、クシナが他里の忍に誘拐される事件が発生、これを単身で追撃。人柱力であるクシナ誘拐の為に揃えられた最精鋭であろう雲隠れの中・上忍マンセルを、まだ下忍であったにもかかわらず闇夜の中、体術をメインに瞬殺した。
膝をついたクシナを姫抱きにし、満月の空を飛び
「いつもは助けてくれないのに…」
「君は強いって知ってたから。力も、心も」
「でもこれは里と里の争い事。今までの喧嘩とはちがう。だから」
「君を失いたくなかった」
こんなこと言われたら誰でも惚れます。
成長した後、二人は夫婦となる。
この事件を皮切りに、ミナトは頭角を現していくことになる。
◇第三次忍界大戦
上忍時代は
はたけカカシ、
うちはオビト、
のはらリンを担当。
第三次忍界大戦当時はミナト班を率い、彼らと共に4マンセルを組んで戦場を駆け巡っていた。
だが、第三次忍界大戦末期に行われた神無毘橋の戦いでは、別の部隊の掩護に向かうためカカシ達とは別行動を取った結果対応が遅れ、カカシとリンの救出には成功したものの、オビトを助けることはできなかった。
また、第三次忍界大戦では、後の
四代目雷影とその義弟である
キラービーの二人とも刃を交えている。
飛雷神の術で圧倒するも、キラービーと刺し違える寸前になったところで撤退命令が下り、引き上げた。
第三次忍界大戦の終結後、岩隠れとの和平条約の問題で糾弾された
猿飛ヒルゼンが火影を引退したため、ヒルゼンの推薦を受け四代目火影に就任。
オビトに続いてリンまで喪い、心に傷を負ったカカシを身近に置くために火影直属の暗部に指名した。
◇九尾襲来事件
仮面の男が九尾の封印が解けかかっている出産直後のクシナを誘拐。
彼女から無理矢理
九尾を引き剥がし口寄せ契約、木ノ葉の里に
写輪眼で洗脳した状態で口寄せした。
九尾の前に仮面の男が立ちはだかり、自分が里に飛べば男がついてきてしまい戦場が混乱すると考えたミナトは、一騎討ちで男の攻撃の性質を的確に見抜き対処。
契約封印で仮面の男から九尾を解放した。
その後九尾との対決になるも、九尾を道連れに自滅しようとする妻を前に、チャクラ切れによって対処法がない為
「息子のためなら死んだっていい…これは父親でも出来る役目だ」
自来也が述べていた、大ガマ仙人曰くの「予言の子」とはナルトのことだと確信、ナルトに九尾を封印するという、里長として、また父親として最大限出来ることを選択。
屍鬼封尽を使い九尾のチャクラの半分、陰の部分を己に封印し残りをナルトへと封印する事に。
その際に四象封印をベースとした八卦封印を施し、自らと愛する妻のチャクラをも併せて封印する事で、特殊な封印式による九尾のチャクラ還元だけでなく、ナルトが完全九尾化する前にはミナトが、九尾チャクラをコントロールする時にはクシナが現れるよう封印式が作られた。
しかし封印の途中に九尾が爪でナルトを狙ったため、クシナと共に自らの身体を以てナルトを庇い九尾の爪に貫かれる。
この時、クシナもほぼ同時に動いていたがミナトの方がほんの一瞬早く庇っており、先に九尾の爪とナルトの間に割り込んだ結果、まるでナルトを庇うクシナを背中から抱き留めるように更に庇う形に…
「これは父親でも出来るって言ったのに…」
「じゃあ母親なら尚更ね」
ミナトはクシナにナルトを庇って九尾の爪に穿たれてほしく無かったようだが、この2人が九尾から庇わなければナルトは殺されていたであろう。
最期はクシナの言葉を静かに聞き、ナルトに微笑みながら息を引き取った。
◇ペイン襲撃
ペイン天道との戦いの中、暴走したナルトが完全に九尾化しそうになった時に姿を見せ、息子を救い出した。
そして生前叶わなかった息子との時間を過ごし、ナルトに未来を託して消えた。
どこまでいっても子どもを信じてるのが親ってもんだからね
…がこれはあくまでチャクラによって生み出された幻のようなもの(本人の意識のコピー)で、本人の魂はおそらく屍鬼封尽の呪いによって今も死神の腹の中で苦しみ、戦い続けている…唯一の救いは
カブトに蘇生されないことぐらい。
彼もまた
犠牲になったのだ。
◇第四次忍界大戦
他の火影達と共に大蛇丸により屍鬼封尽から解き放たれ、更に
穢土転生により甦る。
連合に向かう
十尾の尾獣玉を飛雷神で飛ばしながら、ナルトの前に颯爽と登場。
マダラ、オビト、十尾と戦うナルト達と合流し、そこでまさかの
尾獣化。
しかもナルトと同じように
コントロール出来ている姿で。
これは前述の通り彼が九尾を封印する際、自身にも九尾のチャクラの半分を封印していたからである。
十尾を取り囲み、歴代火影全員で結界忍術『
四赤陽陣』を発動し十尾を自身の尾獣玉で自壊させ、連合の攻めに大きく貢献した。
ナルトの螺旋手裏剣を見て螺旋丸に性質変化を組み込めたことに感嘆したり、
大玉螺旋手裏剣と
炎遁・須佐能乎加具土命の合体技を『灼遁・光輪疾風漆黒矢零式』と名付けるなど、
厨二センスを発揮した。
それと入れ替わるように「ん!」の口癖はフェードアウトしていった…
マダラが生き返りかける中、十尾の上で輪廻天生を行っているものが16年前に木ノ葉を襲った仮面の男と同一人物であることを察し、飛雷神で飛んで斬りかかり致命傷を負わせるが、その顔が自分と同じく死んだはずの
うちはオビトであることに驚愕する。
その死を嘆くがオビトは十尾を取り込みなんとか生存、十尾の人柱力となった彼の陰陽遁で右腕を切断され再生不可能になってしまう。
しかしここで終わる彼ではなく、ナルトとのチャクラの繋がりを利用して、忍連合全員を飛雷神で飛ばして十尾の尾獣玉の共鳴爆破を回避してみせ、自身も尾獣化しナルトとの
合体技で仙法・超大玉螺旋丸を繰り出すなどの活躍を見せた。
当代の五影達が到着した後は、ナルトとのリンクを使い扉間のサポートに回る。ナルト・
サスケとオビトが激突し、尾獣の引き合いになった際はそのリンクで連合全軍をチャクラの綱引きに参加させ引き合いに勝利した。
力尽きたオビトにトドメを刺そうとするカカシを止め、彼と共にオビトの動向を見守っていたが、黒ゼツが現れた事でこう着状態に陥る。
そこに、マダラに九尾を引き抜かれ瀕死のナルトが運ばれ、自身が宿す「陰」の九尾を受け渡そうとしたが、これも
黒ゼツに割り込まれ失敗(この後、ナルトはオビトの介入で命拾いした)。
六道化したマダラに残った左腕を落とされたことで実質戦闘不能に陥るが、クナイを使用しての飛雷神で援護に回り、突撃する
ガイを狙った求道玉ごと飛雷神で離脱。
その後は里の顔岩の近くで意識を失っていたが、無限月読発動とともに目を覚まし柱間たちと合流。
ハゴロモの導きで
カグヤの空間からナルト達を呼び戻す口寄せに参加した。
最期は穢土転生を解除され、戻ってきた息子の誕生日を祝った後、クシナへの伝言を預かって昇天した。
◆主な人間関係
愛妻。馴れ初めなどは上述の通り。
なお、ミナトは夫婦ゲンカで彼女に一度も勝ったことがなかった。どんな喧嘩があったのか気になる所ではある。
屍鬼封尽や八卦封印をはじめとする封印術の数々は彼女から教わった。
息子。生まれてすぐに死別してしまったのに加え三代目火影・ヒルゼンが「四代目火影の息子と言う事が知られると余計な外敵に狙われる」事を考慮して親子である事を伏せたため、ナルトは当初両親の顔も名前も知らなかった。
里を襲った面の男に対抗する希望となると確信して九尾の半身を封印し、その結果は第四次忍界大戦にて「完璧な」人柱力となった彼との共闘で証明された。
ミナト本人はこの大戦が成長したナルトとの最初で最後の対面だが、ナルトの方は自身に封印されていたチャクラの意識体との面識があったので、ナルトから見ると二度目になる。ちなみに、ナルトはカカシと自来也の両方に師事しているため、師弟関係的には孫弟子であると同時に弟弟子でもある。
上忍時代の教え子その1。リンを守れず死なせてしまったことで落ち込む彼を暗部に推薦した。
第四次忍界大戦では久方ぶりの共闘となったが、状況が過酷に過ぎたためまともに話をするチャンスがほとんどなかった。
上忍時代の教え子その2。「火影になる」という夢を共有していた同志だったが、九尾事件において関接的に殺害された。第四次忍界大戦で生きていた彼と再会した際には、「アンタは肝心な時に限って遅すぎる」「あんたは誰も救えない」などと批判された。彼の改心後にリンを助けられなかったことを謝罪し、和解する。
上忍時代の教え子その3。ぶつかってばかりのオビトとカカシを取り持つかすがい的存在であり、班をまとめるミナトをよくフォローしていた。
師匠。忍としてのあり方や忍術・仙術は彼仕込み。
息子・ナルトの名前は彼の最初の作品であり、ミナト自身も愛読している「ド根性忍伝」の主人公から引っ張ったもの。
ネーミングセンスのなさを考えると本当に英断であった。
雲隠れの
四代目雷影と
キラービーのことで、上忍時代に彼らと交戦したことがある。
ビーの強さが「四代目雷影にとっての自分自身」という信念に拠って立っていることをこの時点で看破していた。
余談だが、恐らくミナトはこの時期には既に四代目火影への就任が内定していたと思われる。
二代目火影。飛雷神の術の開発者だが、使い手としてはミナトが上。
戦闘スタイルが似ているためか第四次忍界大戦では彼と組み、連合やナルト達のサポートを行った。
ちなみにミナトの独特なネーミングセンスが笑いのツボ。
三代目火影。先代火影であり大師匠。彼が一線を退いたことで後を受けて四代目に就任した。
どういう付き合いがあったのかはあまり詳しく描写されていないが、彼からはかなり高く評価されていた模様。
兄弟弟子。
長門を主人公のモデルにした「ド根性忍伝」がミナトの愛読書であった関係から、長門の方が兄弟子か。
本人たちには生前に面識は無く、第四次忍界大戦でもそれぞれ穢土転生されているがやはり出遭う事は無かった。
しかし、ミナトがド根性忍伝の主人公から名前を取って息子に「ナルト」と名付けた事が、
平和のために「痛み」によって世界に害を成そうとするに至った長門にかつての志を思い出させるきっかけとなった。
孫。当然彼が生まれた時点で他界しているので面識はない…が、他の歴代火影共々顔岩に悪口を書かれた。
その言葉とはなんと
ジジイ。確かにボルトにとっては祖父なので間違ってはいないのだが、よりによって最も若くして他界したミナトがジジイ呼ばわりされるのは何ともシュールな話である。
ちなみに、ボルトの天才肌な性質や
厨二病気質な部分から、彼はミナトからの隔世遺伝が来ているのではないかと考察されている。
実際、ボルトが青年期に入ると亜流ながら飛雷神の術を会得しており、別未来のボルトが6年掛けて自己流の飛雷神の術を編み出したことが
果心居士の口から語られている。ボルト自身は「じいちゃんみてーに器用じゃない」と言っているが。
孫。こちらも直接の面識は存在しておらず、彼女の場合は義理の娘となる
ヒナタの面影が強いが、アニメ版267話では学園祭でヒマワリがミナトのコスプレをするというシーンが見られる。
◆ミナト語録
「忍にとって一番大切なのはチームワークだよ」
「もうお前とも会いたくなかったしね……九尾。でも…成長した息子と会えるのは楽しみでもあったから、イーブンってとこかな」
「自来也先生を殺したのはペインだが、よくよく考えればそのペインを生んだこの忍の世の無秩序が、先生を殺したも同然なんだよ……。忍とはその憎しみとの戦いなんだ。どの忍もその憎しみと戦っている。自来也先生はこの憎しみを終わらせる答をお前に託したんだ」
「お前ならその答えを見つけられる。オレはお前を信じてる」
「先生だからこそです。本当の忍の才能を持つ優秀な忍で、先生ほどの忍はいませんからね」
「ナルトォー! 早く出てこーい! 九尾は出てくるなー!」
「飛雷神・二の段だよ」
「この子を信じよう! なんたってオレ達の息子なんだから!!」
「国を棄てること…里を棄てること…それは子供を棄てるのと同じだよ。国が崩壊した君ならよくわかるだろう? 国を持たない人たちがどれほど過酷な人生を強いられるのか」
「それにオレ達家族は……忍だ!」
「ナルト……父さんの言葉は……口うるさい母さんと………同じかな…………」
「風車のような手裏剣に漆の光沢より黒い矢…。名づけて、灼遁・光輪疾風漆黒矢零式! …イヤ、ないな」
(……オレ達のナルトは本当に強く、大きくなったよ…クシナ…)
「死んだハズのオレが、君達の前にこうして立っているのは偶然じゃない。リンがそうさせたのかもね…先生のくせに何やってんだって」
「……そうだ……言っとかなきゃって思ってたんだ」
「誕生日おめでとう。本当に立派になったね、ナルト」
◆余談
- よく用いられていたはずの「ん!」の口癖だが、ナルト出生の頃には全く使われておらず、穢土転生で復活して以降はネーミングセンスの悪さと入れ違うようにして忽然と姿を消している。
ミナトにとっては一時期の流行りだったのか、はたまた岸影からキャラ付けとしては弱いと判断されたのだろうか…。
一応、ミナトの青年期を掘り下げた『NARUTO‐ナルト‐外伝 ~渦の中のつむじ風~』では一コマだけ「ん……」と返事する場面がある。
ん! 追記・修正頼むね
- そう言えばミナトがオビトに気付かなかったのは、柱間細胞関係無くオビト自身のチャクラの質が変化してたからじゃないだろうか。精神的に大きな変化があるとチャクラの質が変わるらしいし。現にサクラもダンゾウ戦直後のサスケを見たとき「これが……サスケくん!?」見たいな反応してたし -- 名無しさん (2014-12-19 11:19:14)
- ↑「そういうことか…」って切りつけた時に正体が分かって驚いた顔してたからな…… -- 名無しさん (2014-12-19 14:25:50)
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2014-12-21 11:56:37)
- ↑ゼツを纏ってたからかと思ってる -- 名無しさん (2014-12-28 18:29:55)
- ↑オビトが変わりすぎて誰も気が付けなかったということか -- 名無しさん (2015-01-17 23:58:24)
- 実際何度も接触したカカシですらまったく勘付かなかったからな・・・あの状況でマダラかも(指図を受けて動いていたからあながちハズレではなかった)と推察できたあたりさすがだわ -- 名無しさん (2015-01-18 00:28:47)
- 今波風サテライト聞いてるけど、歌詞がミナトとぴったりだな。苗字と言い岸影様はこの曲から名前とかキャラ付けの着想を得たんだろうか -- 名無しさん (2015-01-18 01:33:36)
- 忍界最速だが肝心なときにいつも間に合わない人 -- 名無しさん (2015-01-25 04:16:27)
- ↑卑雷神の速さなら卑劣様を超えてるが判断の速さで負けてるからな。まあこれからの人だったし、早死にしたのが悔やまれる -- 名無しさん (2015-02-18 13:24:45)
- ↑20代前半から後半で影とか、他里にとっては驚異以外の何者でもないな・・・(伸びしろ的な意味でも) -- 名無しさん (2015-02-26 15:42:55)
- 生きていたら我愛羅と羅砂とは違いまとも親子関係だったんだろうか(ナルトとボルト程度にはなるかもしれんが) -- 名無しさん (2015-02-26 18:00:47)
- ↑クシナも生きてたら、ミナトじゃなくてクシナがナルトに拳骨食らわせる役目になってたかもな -- 名無しさん (2015-07-18 14:39:47)
- フルポテンシャル発揮する前に死んだ人って印象 まあ寧ろ世間ではそれが普通なんだろうけど -- 名無しさん (2015-08-26 05:11:43)
- 屍鬼封尽使う際、一切の躊躇なく使うシーンがある意味驚いたw -- 名無しさん (2015-08-29 23:52:27)
- 「うちはマダラなのか?」→わざとらしくフードを取ってみたりとオビトは先生に気づいてほしかったんだろうな(変わりすぎてて無理があるけど)。復活後再会したときにそれ蒸し返したのはちょっとどうかと思うが -- 名無しさん (2015-09-01 23:50:32)
- ・陣P305「黄色い閃光に劣らない神速」4代目雷影 -- 名無しさん (2015-09-08 19:20:56)
- ↑↑そもそも身体の半分位が作り変わっているから体術のクセなんかも変わっている筈だからな。ミナトやカカシが気付かなくても仕方ない。 -- 名無しさん (2015-09-24 22:12:38)
- ↑6アニオリの綱手が無限月読内で呼んでた自来也の小説世界での両親生きてたナルトの問題行動を怒るのはクシナだったな(ミナトはやれやれ的な態度でそれをクシナに怒られる) -- 名無しさん (2015-10-02 11:21:42)
- ミナトが気に入ってたのは、最初のド根性忍伝で、たぶん、イチャイチャシリーズが出る前(または出て間もない)に亡くなったと思うから、イチャイチャシリーズは読んだ事はないと思う -- 名無しさん (2015-10-02 12:49:02)
- ↑もしミナトがイチャイチャシリーズを読んだらどんな反応するか気になるなw -- 名無しさん (2015-10-02 13:22:31)
- ちなみに、火影在任期間は一年あるかないか位らしい。 -- 名無しさん (2015-10-04 10:30:16)
- ニンジャスレイヤーの項目で「そういえばミナトとは中の人繋がりか」とか言われてるのを見て「もしうずまき一家の生き残りがナルトではなくミナトだったら優しい彼がニンジャスレイヤー=サンの如き復讐の鬼に変わり果ててしまっていたかもしれないんだろうか」とちょっと切なくなった -- 名無しさん (2015-11-14 22:40:04)
- 息子のナルトは弟弟子であり孫弟子でもあるんだよな -- 名無しさん (2015-12-29 11:25:11)
- サクラの事を自分の妻にそっくりだと言っていたがナルトが人生の伴侶に選んだ女性は全く逆の性格の人だった・・・ -- 名無しさん (2016-01-05 01:56:23)
- ↑まあナルトはミナトよりもクシナに似てるしな。ミナトみたいな穏やかな性格の相手が合うってことかも。 -- 名無しさん (2016-01-15 22:42:28)
- イケメン -- 名無しさん (2016-01-21 10:53:36)
- ハァハァ、黄色い閃光..俺の里じゃお前と出会ったら身体を差し出せと教えられた。掘られる代わりに命乞いをしろと! -- 名無し (2016-02-01 06:41:41)
- この人の失敗は、九尾への対応に集中しすぎて「仮面の男」の情報を一切残せなかったことかなあ -- 名無しさん (2016-05-10 08:25:17)
- どーも幼少期のミナト観てると「綺麗なトッティ」になってしまう。 -- 名無しさん (2016-05-10 09:06:50)
- 陰九尾抜かれて両腕失った後でもマダラの攻撃速度に対応して求道玉引き離したりして終始強キャラ感保ったまま逝けた印象 -- 名無しさん (2016-06-01 22:45:25)
- 他の波風一族は皆死んだのだろうか -- 名無しさん (2016-06-05 15:28:32)
- イタチといいイケメンで完璧超人という男にとって理想。その代わりに運がよくなるようだから悩みどころ… -- 名無しさん (2016-08-08 15:38:06)
- 九尾嫌いなんだなぁまぁ妻と自分殺した奴だから当然だけども -- 名無しさん (2016-10-26 07:59:57)
- まあ九尾嫌ってるミナトはあの戦いの最中に残したチャクラのものだからな。実際のミナトは死神の腹の中である程度九尾と仲良くなってたみたい -- 名無しさん (2016-12-02 02:56:55)
- ヒルゼンの回想で出てきたミナトの下忍時代の同僚はやっぱ戦争で死んだのかね? -- 名無しさん (2017-01-02 18:03:21)
- ミナトに飛雷神を教えたのって誰なのかな?普通なら師匠の自来也だけど、あの人の時空間忍術は口寄せメインだし、クシナは封印術と風遁の使い手だった…。まさか独学で習得したのかな? -- 名無しさん (2017-04-04 18:44:22)
- 実用レベルでなくても一応修得はしているだろうヒルゼン辺りじゃね? もしくは秘伝の巻物でも残していたか -- 名無しさん (2017-04-04 20:10:03)
- ボルトと時空を超えて出会ってほしい。ボルトのお兄さんみたいな感じに仲良くなれそうだと思うけど -- 名無しさん (2017-04-06 09:04:31)
- そもそもなんで九尾のチャクラを半分屍鬼封尽したんだっけ?半分でもナルトに封印するならそもそも分ける必要ないし、自分に封印する分は封印しきれないから半分だけって言ってたけど八卦封印では今まで丸ごと封印できてたわけだし -- 名無しさん (2017-05-07 01:01:48)
- ↑3影分身が記されていた禁術の巻物じゃないかな -- 名無しさん (2017-08-06 21:39:49)
- ナルトの封印式に飛雷神のマーキングをしたのは「どんなことがあっても(たとえそれが自らの死であっても)すぐ飛んでいけるように」とか「いつもそばにいる」というメッセージを残したくてそうしたんじゃねえの?(ハナホジー -- 名無しさん (2017-08-08 16:06:04)
- 兄弟子であり大師匠 -- 名無しさん (2017-10-03 06:14:57)
- もし生きていたら、ミナト先生とヒアシ様は互いの子供が結婚したのを機に交流していたのかな? -- 名無しさん (2017-10-03 21:13:10)
- 読み返してて思ったんだが木の葉崩しの時に大蛇丸捕まえる為に三代目と一緒に大蛇丸のアジトに潜入した暗部二人って自来也の弟子のミナトの同僚だよなだぶん -- 名無しさん (2018-07-24 19:17:20)
- 下忍時点でミナトには不可能だった螺旋丸と性質変化の組み合わせに成功する当たりボルトは才能だけならミナト以上かもな -- 名無しさん (2018-08-06 13:53:17)
- とりあえず息子に中二センスが引き継がれなくて良かった。孫は多少その気があるけど -- 名無しさん (2018-08-08 08:23:23)
- ↑ちなみにボルトのお気に入りのパンツの色は蛍光ピンクらしい -- 名無しさん (2018-09-04 16:46:30)
- 最初に口寄せされた時ガマブンタが「自分の上に乗ったのは四代目以来」って言ってたし口寄せ動物はカエルだったのかな? -- 名無しさん (2019-04-22 07:32:08)
- 過去回想のオビトとの戦いでガマブンタ口寄せしてるな -- 名無しさん (2019-04-29 19:07:24)
- 何かミナト主人公の新作が出るらしいけど舞台はやっぱり第三次忍界大戦かな? -- 名無しさん (2023-04-15 06:43:56)
- こちらと千手扉間の項目から飛雷神の術の項目分割を提案します。反対意見が無ければ1週間後に作成に取り掛かります。 -- 名無しさん (2024-09-15 15:25:01)
- ↑分割申請の有効期限を超過したため、改めて飛雷神の術への項目分割を提案します。 -- 名無しさん (2024-11-21 00:48:30)
- 妻の身の上が身の上(本編で最悪の事態が起こってしまった通り、妻自身の身柄も狙われかねないし最悪里壊滅沙汰になりかねない)とはいえ、「生涯を愛し続けることを誓い合った最愛の女性の腹部にいざとなったらいつでもすぐ側に現れることのできる印を刻んでいた」という色々な意味で凄い人。「夫婦の最大限の互いへの信頼と愛情の証」とも取れるし、紋様の意味がわかる人からすれば「お前クシナに手を出すことの意味がわかっているのか」と扉間様ばりに容赦ない警告を突き付けてるともとれる……。 -- 名無しさん (2025-01-01 13:49:33)
最終更新:2025年01月04日 18:18