Soundwave/サウンドウェーブ

「Soundwave/サウンドウェーブ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

Soundwave/サウンドウェーブ - (2022/08/13 (土) 13:40:47) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/17(土) 11:26:04
更新日:2024/04/03 Wed 18:48:30
所要時間:約 4 分で読めます




サウンドウェーブとは、映画トランスフォーマーシリーズの登場人物である。


所属:Decepticons/ディセプティコン
声:フランク・ウェルカー
吹替:郷里大輔/斉藤次郎

※郷里大輔氏の急逝により、ダークサイドムーンでの吹替は斉藤次郎氏が代わりに務めている。


初登場は『トランスフォーマー リベンジ』にて。
軍事衛星に取り付き、ハッキング。宇宙から様々な情報を送る役割を担う。

また、体内から四脚動物型のトランスフォーマー『ラヴィッジ』を射出、地上に送り込み、オールスパークのかけらを強奪している。また、各所で盗聴や通信妨害などの活躍を担っており、縁の下の力持ちといえる。

リベンジでの出番は少なかったが、次回作『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』にて続投。地球に降下し、メルセデスベンツ・SLS・AMGをスキャンした。
ヒロインのカーリーも、会社の社長ディランから同じ車種をプレゼントされ、それに乗っている。

今作でも主に諜報活動を行なっており、メガトロンの右腕として活躍する。
前作のラヴィッジとは別の鳥型メカ『レーザービーク』を使っている。












以下ネタバレ












実は、前述のカーリーの車こそが、サウンドウェーブ本人。
ディランと手を組み、カーリーを人質にサムを脅迫。オートボット側のスパイとして情報を聞き出すよう命じた。

この事から、サムとバンブルビーのような『人間をパートナーに持つトランスフォーマー』として、上手い具合にビーの対比になっている。


終盤、市街地戦でビー達オートボットを捕らえ、処刑を始める。
サムが隠れ様子を見る中、ビーに銃口を向ける……






だが、ホィーリーとブレインズが壊した宇宙船が小型艇を落としながら落下。あたりは混乱してしまう。

その隙をついたビーが反撃。交戦するも、腹をカノン砲でぶち抜かれ絶命した。


【関連人物】

〇ラヴィッジ
『リベンジ』に登場した四脚動物型のTF。体内に更に小型の昆虫型TFを内蔵している。
ビーに脊髄ぶっこ抜きされて倒された。
元ネタはカセットロンのジャガー

〇ディラン・グールド
人間側を裏切り、サウンドウェーブと手を組みディセプティコン側についた馬鹿社長。

〇レーザービーク
ダークサイドムーンに登場した鳥型のTF。言葉を話すことも可能。
コピー機、パソコン、小型でピンク色のバンブルビーのような姿など、様々な形に変形出来る。諜報、暗殺と大活躍。
ラストはビーに頭をぶち抜かれた。
元ネタはカセットロンのコンドル


【小説での活躍】
「リベンジ」でいきなり登場し、「ダークサイドムーン」でもいきなり登場してそのままやられてしまったサウンドウェーブだが、
彼が地球に来るまでの来歴がダークサイドムーンのアメコミ版リーフ付属の小説『Convergence』にて語られている。

そもそもの始まりはオールスパークをめぐる戦争が激化する前の時代。
メガトロンは師であるフォールンから、彼が建設した最後の太陽破壊装置(ハーベスター)の情報を手に入れていた。
「リベンジ」におけるキーアイテムでもあったこれを見つけ出すため、彼はフォールンの指示のもとに巨大戦艦ネメシスを建設。
ネメシスにハーベスター発掘部隊であるコンストラクティコン、大量の卵、更にフォールンが封じられている遺物を積み込み、サウンドウェーブを送り出したのである。

長い旅の後にとうとう太陽系外縁部までたどり着いたサウンドウェーブだったが、突如としてワープしてきた正体不明のセイバートロン船と衝突してしまう。
無茶なワープによってネメシスは船体の一部と船員の一人を抉り取られ、そのまま巨大なリングを持つ惑星の衛星に不時着した。
その間に謎の船は再びワームホールを生成して消失するも、「船を追え」という遺物の声に従い、サウンドウェーブはネメシスを放棄。
仲間たちと共に無事だった小型の戦艦に乗り込み、ワームホールへ飛び込んでいく。
ワームホールを抜けた先で、青い惑星を回る灰色の衛星に不時着していた謎の船を発見。
易々とセキュリティを破って船内に入ったサウンドウェーブが見つけたのは、無数の光る柱、そして仮死状態のセンチネル・プライムの身体であった。
更に彼は星の位置の変化を見てとり、自分達がワームホールによって遥かな未来にワープしていたことを知る……

この後、サウンドウェーブはプリテンダーにヴォスコット(ダークサイドムーンで原発案内してたおっさん)を脅迫して従え、
更にプリテンダーの正体と目的を知ったセクター7のエージェントであるシモンズ(セクター7のおっさん)の父親を殺害。幼きシモンズ少年にスパイへの道を決意させる羽目になった。
ディランの父親には、ラヴィッジを使者とした後に直接接触。株式市場の操作による金を見返りとし、アポロ計画を中止させる。
幼いディランとも一度顔を合わせており、彼の意思をまんざらでもなく思っているらしい。

サウンドウェーブが不時着させたネメシスは後に「リベンジ」で出てきた廃墟の船となる。
中に封じられていたコンストラクティコンはスタースクリームによって「リベンジ」の戦いに参加することになった。
なお、遺物に封じられていたはずのフォールンが普通にいたのはサウンドウェーブの持ってきたスペースブリッジで脱出したから。

つまり、大体がサウンドウェーブのせいということになってしまった。なんてこった。
ここまで頑張っていたのに前日譚小説「ゴースト・オブ・イエスタデイ」の主役であるセクター7の宇宙船に気をとられ、
アポロ計画でセンチネルの船を見つけられる失態を犯したり
人間たちがトランスフォーマーを確保していたことは早々に把握していたのに
まさかメガトロンが落ちてきて研究されてるとは思わなかった為に諸々の擦れ違いで一作目の戦いには間に合わなかったことにされた。ドジ。

ここまで後付けで偉い人にされたのに作中での扱いがあんなのって……


【玩具】
リベンジ期には、軍事衛星に加えSFジェットにも変形できるトリプルチェンジャー仕様で発売。また、小型のEZコレクションも発売、こちらはキャンペーンで色違い版も配布されている。

ダークサイド・ムーン期には、デラックスクラスとヒューマンアライアンス版、サイバーバース版が発売。ヒューマンアライアンス版はディラン*1に加えて武器に変形するレーザービークも付属する。
ビークルの塗装が無い成形色まんまの商品が多く、その点が若干賛否両論になってしまっている。

手下はラヴィッジはリベンジ期に発売。劇中の大気圏突入時をあらわしたエントリーモードに変形する。レーザービークはダークサイド・ムーン期に発売。劇中では様々なものに変形するが、GIジョーのドラゴンホークを元ネタとしたビークルに変形する。

ロストエイジ期にはダークサイド・ムーンのデラックスクラス版が再販。黒を基調としたカラーになっているが、武器がオミットされているのが残念。

「ムービーザベスト」シリーズではヒューマンアライアンス版が再販。ディランもレーザービークも付属しないが、本体はビークルの塗装が施され、完全版といった出来栄えになっている。

スタジオシリーズ」ではダークサイド・ムーン版が先に発売され、後にリベンジ版も発売している。
ダークサイド・ムーン版はレーザービークが付属したり、ビークルも塗装されているため評価が高いが、リベンジ版は劇中に似てないうえにあまり変形していないように見えたり、軍事衛星の時に付属スタンドが無いと立てなかったり*2して評価は低めになっている。


追記・修正は軍事衛星に取りついてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/