登録日:2014/09/15 Mon 21:55:25
更新日:2025/03/21 Fri 15:53:55
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所属:Autobots/オートボット
役職:元総司令官
声:レナード・ニモイ
吹替:勝部演之
大戦時の
オートボット総司令官であり、
オプティマス・プライムの上司にして師匠にあたる。
前作『
リベンジ』にはキューブの知識を得たサムのセリフの中で登場しており、前作において犠牲となった6人のプライムのさらに上のクラスのプライムである。
なお
メガトロンもオプティマスの同士だった時は彼の下で従士していたが、センチネルが後継者にオプティマスを選んだことが原因でディセプティコン総帥のザ・フォールンに寝返る結果となった。
大戦中に指揮をオプティマスに一任した後宇宙船「アーク号」で脱出し行方をくらましていたが、NESTのチェルノブイリでの任務中に発見されたサイバトロンの宇宙船エンジンにより、
月面の裏側にアーク号が不時着していたことがオートボットの知るところとなり、オプティマスによって機能停止していたところをサルベージされた。
地球に回収された後はオプティマスの所有していたリーダーのマトリクスで蘇生され、オートボットに保護された。
地球ではローゼンバウアー・パンサー化学消防車に変形する。(なお月面の時点でボディがプロトフォームではなく変形後の意匠を含んでいた)
サイバトロンにおける技術の発明家でもあり、武器・航空・輸送と、あらゆる分野における頭脳のエキスパートとして名を馳せている。
(シャーロット・メアリング情報長官いわく「サイバトロン星のアインシュタイン」。)
主な発明品として、自身の所有する銃「コズミックルストガン」があり、これは金属を腐食させる宇宙カビを内蔵させたまさに「トランスフォーマー殺し」の銃である。
他の武装は大剣と盾と、デザイン担当いわく「
ガンダム」や「
エルガイム」を参考とした正統派
ロボット風。
サイバトロン星の未来と同種族のトランスフォーマー達の将来を憂いており、戦争の早期終結を願っている。
またオプティマスからリーダーの象徴たるマトリクスを託され、指揮権を譲ろうとしたところを拒み、地球の未来も弟子に託そうとするあたり、
弟子同様(?)博愛主義であるともうかがえる。
小説版では
小学校で子供と共に遊び期待を見据えている場面も。
アーク号には何十本のピラー(柱)を乗せていたが、作動スイッチとなる柱を含めた5本以外が紛失しており、
それら50本はディセプティコンにより盗まれていた。
実はその柱はセンチネルの発明した「スペースブリッジ」という転移装置であり、次元を超えてあらゆるもの(大質量物体でも可)を転送できるとんでもない代物であった。
実際、メアリング長官も作中で「武器でも転送させられたら大変」と危惧している。
柱を起動できるのはセンチネルだけなので、彼が無事なら安心といえる。
玩具はリーダークラス、ボイジャークラスに加え、基地遊び用小型TFの「サイバーバース」にて比較的大型な(といってもスカウトクラス程度)コマンダークラスで発売。
リーダークラスは出来がいいと評判だが、足の設置が緩いのが玉にきず。
お爺ちゃんだから足腰が弱いのか。
一方ボイジャークラスの「カノンセンチネルプライム」はややプロポーションや劇中再現度に難ありで、
賛否両論。メックテックウェポンは好評なのだが。
サイバーバース版はサイズの割には再現度が高く、メックテックウェポンこそつかないものの、武器は剣盾ともに付属するため十分遊べる。
その後、「
スタジオシリーズ」でもリメイクされている。大きさはボイジャークラスだが、カノンセンチネルプライムより劇中再現度ははるかに高い。
追記・修正はセンチネル・プライムのような理想の上司にお願いします。
私はサイバトロン星を救うために密約を交わしたのだ―――
ディセプティコンの狙いがセンチネルの蘇生と判明、事態は急展開を迎える。
実は、彼は大戦時にメガトロンと密約を交わし、地球で落ち会う手筈をとっていた。
すなわち総司令官の身でありながらディセプティコンと通じていた裏切り者。
その目的は「スペース・ブリッジによるサイバトロン星の転送」。
サイバトロン星を地球の衛星軌道上に転送し、地球人を労働資源(要するに奴隷)として働かせ、荒廃した星を再生させるという手筈だった。
その根底にあるのは戦争で滅びの一途をたどるサイバトロン星の未来を憂い、星の文明を再興させるため。
徹底した自国への愛から生まれた計画であった。
ここまで言えば「行き過ぎた愛国主義」として聞こえがいいかもしれないが、叛逆の際に自身の部下である
アイアンハイドを
コズミックルストガンで背後から
二発も撃ち込んで殺害しており、
自身の目的のためにはかつての仲間でさえ消すという外道としか言えない畜生に成り下がっている。
(さらに小説版ではまだ若い
ツインズを殺害し、「弱いのに刃向う方が愚か」と嘲っている。)
地球人に対して項目前半で述べていた敬意は完全な欺瞞であり、下等な生物と見下している。
「かつて我々は神と呼ばれていたのに、この星では我々は機械として見下されている」と屈辱の感情すら示している。
ただし、弟子であったオプティマスには僅かな(あくまで僅か)罪悪感を感じているらしく、一度逃走する際にオプティマスに止めを刺さず見逃している。
しかしオートボット達を「裏切り者」として国連に偽りの宣明をし、彼らの追放を脅迫しているので台無しである。
しかもいざ殺す時になったら「神は一人だけでいい」という傲慢な本性すら表し、メッキが剥げ落ちるという有様。
メガトロンと合流した後は彼に代わってディセプティコンの軍団を指揮し、暴君であったメガトロンに対し侮蔑し、見下すような態度を取り疎まれていた。
計画実行時には起動スイッチを配置したシカゴの街を封鎖し、地元住民を大量虐殺させた。
しかし帰還したオートボットとNEST部隊と交戦することになり、オプティマスと一対一の対決を果たす。
この時オプティマス、
バンブルビー、サイドスワイプの三体を相手を軽くいなしており、戦闘技術も桁違いという手に負えないスペックを見せている。
戦闘の末、オプティマスの右腕をもぎ取りついに追い詰め、止めを刺そうとするがリーダーの座を奪い返そうとしたメガトロンの不意打ちによるダメージを受け、戦闘不能に。
直後、スペースブリッジも破壊され野望も潰え、メガトロンを
問答無用で瞬殺したオプティマスに追い詰められるや否や、
「私は故国を再生させるためにお前を裏切った…」
と
言い訳をするセンチネル。
だが弟子のオプティマスは冷然と言う。
「貴方は私を裏切ったのではない。貴方は自分自身を裏切ったのだ」
そう断言した彼は、外道に堕ちた師匠の頭をメガトロンの銃で撃つ。
その直前まで、センチネルは無様に
命乞いをしていた…。
地球を脅かそうとした強敵と、裏切った師匠すら殺してまで地球を守ったオプティマス。だが、その後味はあまりに重いものだった。
小説版では、メガトロンの不意打ちで腐食銃を取り落したものの二人を相手に互角以上に戦い、最期はかつての自分の教えに基づいて腐食銃で撃たれる。
メガトロンを心身ともに疲弊させ、「停戦が受け入れられなければその銃で撃って構わん」とまで言わしめセイバートロン星に帰還させている。
次回作では、師匠のこの凶行が原因で、
「味方であるはずのオートボット(それも上層部)からも裏切り者が出た、もしかしたら彼らも裏切るのではないか」「口では如何にも高潔そうな事を言っているが、オートボットも腹の底ではディセプティコンと同じで人間を虫ケラだと思っているのではないか」
…と人類からオートボットへの危機感、不信感が一層深まることになった。
人類とオートボットの同盟、およびNESTは解消し、さらにかねてより彼らを疎ましく思っていたCIAに付け入る隙を与え、彼らをディセプティコンとして始末するというTF狩り運動が勃発。
これによってオプティマスは師匠を裏切ってまで守った人類に襲われるようになり、ラチェットなどの仲間を殺された結果、彼もまた人類に対して失望している。
次々回作では、クインテッサの策略(人類奴隷化ではないがセンチネル同様サイバトロン星の復活が目的)でサイバトロン星が地球に接近。
その際月を破壊しており、遺されていたアーク号も破壊に巻き込まれているシーンがある。本人の目的が第三者によって達成されながら、その影響で自身の船が破壊されるとは、相当な皮肉である。
余談だが、声を担当したレナード・ニモイは『スター・トレック』のミスター・スポック役で有名だが、作中序盤でホィーリー&ブレインズの小型ロボコンビがTVでスター・トレックの再放送を見ており、
その時の回が「スポックが壊れる回」であった。つまり後の展開を暗示したものである。
また、日本語版の声優の勝部演之は『
トイ・ストーリー3』のロッツォ・ハグベアも演じており、「善人のふりをした腹黒い爺さん」キャラが共通していることもネタになっている。
だが
これよりも後には、こいつよりも遥かに酷く、尚且つこいつが真っ先に始末するであろう最低最悪のセンチネルが現れることに…
セ「冥殿よ、許してくれ…私は項目をよりよく追記修正したいがために他項目を荒らした…」
冥「貴方はWikiを荒らしたのではない、自分の項目の価値まで荒らしたのだ」
- ↑玩具の出来 -- 名無しさん (2014-09-27 21:15:08)
- ↑言えてる -- (2014-09-27 21:32:24)
- かつてはウルトラマグナスとしてデザインされてたとかどうとか(ソースが知恵袋だからアテにならんが)…実写でウルトラマグナスが悪役にならないか心配だなあ…。 -- 名無しさん (2015-01-03 19:48:42)
- ↑ロディマスのひよっ子野郎はどこだ!ぶっ殺してやる!! -- 名無しさん (2015-01-21 15:07:05)
- アニメイテッドのセンチネルも最初はロディマスの予定だったらしいし汚れ役を押し付けられる所はかわいそう、あくまでG1センチネルが -- 名無しさん (2015-01-21 16:54:05)
- ファイヤーコンボイといいセンチネルといい消防車TFの出来は凄いな -- 名無しさん (2015-02-07 01:02:13)
- ↑他にはインフェルノ、ホットスポット、キャブ、SLインフェルノ、アートファイヤー、ギャラクシーコンボイ、アニメイテッドオプティマス、ガンオウかエライ面子だし出来もいいけど救急車に比べると意外と少ないな。 -- 名無しさん (2015-02-07 01:32:04)
- 皆んな言ってるけどロストエイジでオプティマス達が酷い目に遭ってるのはこのクソジジイのせい。千葉トロンも引くレベルの外道だわ。 -- 名無しさん (2015-10-05 07:23:12)
- ↑6 デザインされてたっつうかコンセプトアートの仮名みたいなのがウルトラマグナスだった -- 名無しさん (2016-02-14 15:26:32)
- ロストエイジでのオトボ狩りの原因はアッティンジャーだろ 人間との関係がさらに悪化したのはこいつのせいだが ま -- 名無しさん (2016-02-14 15:31:24)
- ↑2実力と狡猾さを兼ね備えた千葉トロンと違ってコチコチに凝り固まった卑劣な脳筋なのがね… -- 名無しさん (2016-10-12 23:24:43)
- IDWのメガトロンオリジンでも、暴君として登場。センチネルプライムはオートボットの癌みたいな扱いが定着しつつあるな -- 名無しさん (2016-10-19 20:42:56)
- マトリクスを返却したのはせめてもの良心だったのではないだろうか -- 名無しさん (2017-01-21 17:52:30)
- ↑撰ばれてないからいらないって言えないから耳触りのいい言葉で返したんじゃないの -- 名無しさん (2017-03-14 15:12:02)
- 最後の騎士王の時こいつの計画成功になったらクインテッサどう思っただろう クインテッサにセンチネルプライム復活されたらやばかったな -- 名無しさん (2018-06-16 01:10:50)
- ↑2 マトリクス通して先代のプライムたちには腹の底まで見抜かれていたんだろうな -- 名無しさん (2018-06-16 02:00:32)
- しかしセンチネルの不意打ちシーン見てるとメガ様の観察眼が高いことが窺える。腹に3発貫通弾、ヘルメットが勢い良く吹っ飛ぶくらいの足蹴り壁強打2連からの露出した頭部を斬り付け、更に撃たれてない方の腹部を引き千切る。こんな状態では立つ事は愚かハイハイすることもままならん状態だ。しなかったけどオプと交渉成立してたらコイツを無抵抗のままヘイト集中要員として晒し者か公開処刑する気だったんだろうか。 -- 名無しさん (2020-09-16 17:53:34)
- G1シリーズに出てきたコンボイの生みの親アルファートリンとポジや姿がよく似ているけど人物像や中身は天と地の差があるよな あちらは元は奴隷で仲間と共に自由のために立ち向かったり自分を犠牲にしてまでもコンボイたちを助けたりしたし -- 名無しさん (2021-06-09 19:21:01)
- 次作での人類のあれこれがよく言われるけど、よりによって「オートボットの前リーダー」がやらかした事を思うと「どうせお前らも腹の底では人間を虫ケラだと思ってるんだろ」と不信感抱くのも仕方ない気がする。オプティマスや他のオートボットにすればとばっちりも良い所だけど -- 名無しさん (2022-10-08 13:51:32)
- 「昔から非情な決断が下せなかった」などと見下していたオプティマスに命乞いを一蹴されて殺されてる(弟子の素質を見誤ったor非情では無い筈の弟子を無慈悲にさせるくらいキレさせておいてまだ命乞いが通じると思っていた)辺り、腕っぷしと血筋だけで総司令官の座に就いた低脳としか言いようがない。 -- 名無しさん (2022-12-09 01:25:39)
- (続き)低脳と言っても発明家としては天才だったのは確かだろうが、指導者としては害悪・人の上に立たせちゃいけない人材。そもそもメガトロンがフォールンの下に就いたのもこいつのせいだし。言わば故郷が崩壊する遠因を自分で作ったわけで、そんなヤツが故国の再生だの種族の存続だの口にしただけで片腹痛いと言うのに、仲間を裏切ってまでやろうとしてるあたりもう救いようがない。 -- 名無しさん (2022-12-09 01:44:55)
- 見た目はすっごい好き(老人みたいな顔以外) -- 名無しさん (2023-04-28 15:49:50)
- 『先代総司令官センチネルプライム』はG1マーベル・コミックの時代から名前だけは語られていて、栄光と伝説の前任者が映画3に生きて登場、かつリーダークラス目玉商品として発売というのは大ニュースであり実際発売されたのも巨大さと手応えを感じる傑作であった………公開日まではなッッッ! 以後の棚の疫病神ぶりはご存知の通り……… -- 名無しさん (2024-02-21 00:36:46)
- センチネルプライムが登場するたびに嫌な奴で済んでたルネチンセの株が上がっていく件について -- 名無しさん (2024-09-21 08:49:06)
- もはやTFの”大体こいつの所為”枠になりつつあるセンチネルプライム。下手するとプライムやアーススパーク時間枠でも荒廃したきっかけを作ったのはこいつってことになりそう -- 名無しさん (2024-09-30 05:20:44)
- アイアンハイドを殺害したとはいえさすがに許せないがもしもマーベルのwhat IFみたいにセンチネルが最後まで裏切らないのとカーリーの代わりに前作ヒロインのミカエラが登場するIFルートもみたいです -- 名無し (2024-11-02 18:02:55)
- ↑×3 ウンチ…ワンチネルのお陰でこの爺様すら評価が上方修正される始末… -- 名無しさん (2024-12-04 18:12:04)
- 出来ない理由を考えるのではなく! -- 名無しさん (2025-03-06 00:30:07)
- ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2025-03-13 14:44:47)
- ログ化しました。 -- (名無しさん) 2025-03-21 13:40:03
最終更新:2025年03月21日 15:53