スタジオシリーズ(トランスフォーマー)

登録日:2021/04/11 Sun 23:10:00
更新日:2025/03/04 Tue 20:33:07
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スタジオシリーズとは、トランスフォーマーシリーズの商品ラインである。

【概要】

2018年から開始した実写トランスフォーマーのリメイクを中心としたシリーズである。
実写版トランスフォーマーは、これまで作品公開前後にその作品で登場するキャラクターの商品化が行われてきたが、スタジオシリーズはこれまでのすべての作品からキャラクターが選ばれる。

G1キャラクターをリメイクした「ジェネレーションズ」シリーズの実写映画版といった立ち位置であり、全体的に再現度や可動性が非常に高いシリーズとなっている。
というか、海外では「ジェネレーションズ」シリーズの一展開となっている。

映画の1シーンを再現するためか、それぞれのキャラクターが活躍した場所をイメージした背景が付属しており、シーンづくりに一役買っている。

無印」、「リベンジ」、「ダークサイド・ムーン」、「ロストエイジ」に関しては新規造形による商品展開が行われ*1、「最後の騎士王」に関しては、シリーズ初期はTLKシリーズで商品化されているキャラクターはそれの仕様変更のみであったが、最近はTLKシリーズで商品化されていたでも新規造形のリメイクが行われる。
バンブルビー」に関してはスタジオシリーズがこれまでの通常シリーズを兼ねており*2、当然新規造形である。
ビースト覚醒」に関しては従来の通常シリーズにあたる「デラックス/ボイジャークラス*3」も展開されているが、それよりも劇中に近づけたバージョンとして同時展開で発売されている。*4
アニメ映画ではあるが「トランスフォーマー/ONE」からもラインナップ。ビースト覚醒同様デラックスクラスから間があかずに発売されているキャラクターもいる。

1キャラにつき1商品まで、というような縛りはなく、異なる姿があればその姿での商品が行われる。バンブルビーとか何体出るんだよ。

劇中で合体するものは当然ながら合体機能を持っている。
特にコンストラクティコンは若干メンバーが違うものの1年半かけて単体での変形、可動、デバステーターへの合体を再現している。


2021年より、同コンセプトで「トランスフォーマー ザ・ムービー」のリメイクを行う「スタジオシリーズ'86」というサブラインが展開。「86」は「ザ・ムービー」の海外での公開年である1986年に由来する。
ちなみに海外では実写版のスタジオシリーズと86で個別にナンバリングが振られているが、国内においては一律になっている。

G1デザインのリメイクというのは「ウォーフォーサイバトロントリロジー(以下WFC)」シリーズや「レガシー」シリーズと思いっきり丸かぶりである…
というか、スタジオシリーズとWFCでまたいで関連するキャラクターが発売する、なんてこともある。

振り分けの基準に謎が多く、ムービーが初出のガルバトロンやサイクロナスがWFCなのに、一緒に登場したスカージやムービーでは殆ど出番が無いジャズ(マイスター)が何故かスタジオシリーズだったりする。
更にスタジオシリーズでホットロッド(ホットロディマス)が、WFCでロディマスプライム(ロディマスコンボイ)が発売されたため、強化前と強化後が別々のラインで発売される*5という複雑怪奇な状況になってしまった。
そしてついにはWFCの限定商品としてスタジオシリーズ'86版ジャズのリデコ商品が発売される事が決定。挙句、『ザ・ムービー』の戴冠式仕様のスタースクリームはWFC版を仕様変更して王冠とマントを付属させたものをスタジオシリーズとして発売した。もうこれわかんねぇな。その後も一般販売含め、86の商品のリデコがWFCの後続レガシーや限定のサブラインで出ることはたまにある。


2023年からはさらに「ゲーマーズエディション」という新シリーズも展開。その名の通り、過去のゲーム作品からの出典となる。スタジオとは一体。

現在は2010年に発売された(国内未発売)「War for Cybertron」のみラインナップされている。過去の「ユナイテッド」「ジェネレーションズ*6」でも同ゲームの立体化は行われているが、そちらにもラインナップされた「リメイク」とは別に、そちらにはなかった「初立体化」のTFもある。
続編の「Fall of Cybertron」はもちろん、「アースウォーズ」や実写版のゲームに登場したオフスクリーンTF等、他のゲームからの出典にも期待していきたい。コンボイの謎?あってたまるか

なお国内販売に関しては元となったゲームが未発売なこともあり危ぶまれたが、無事発売した。86とは異なり、国内においてもナンバリングが個別のものになっている。

ラインナップ

日本展開でのナンバリングで記載する。何故かNo.72のみ欠番になっている。
()内の数字は、登場作品をあらわす。例えば(2)なら2作目「リベンジ」を指す。
(86)とある場合、「スタジオシリーズ'86」のことである。けして86作目のことではない。
(ONE)とある場合、「トランスフォーマー/ONE」出典である。

ゲーマーズエディションはナンバリングが個別なため別枠で記載し、()内には出典の略称(※)を入れる。
※(W)=War for Cybertron










上記に加え、EXナンバーとしてタカラトミーモール限定でランページの色替えの「ディセプティコンスキップジャック(2)」が、トイザらス限定でTLKシリーズのドリフトの仕様変更+ミニダイノボット3体の「オートボットドリフトwithミニダイノボッツ(5)」が、映画前売り券とセットで「ラスティバンブルビー(6)」及び「ネメシスプライム(6)」、イベント限定で「ネメシスプライム(40thアニバーサリーVer.)(7)」が発売された。


余談

ごく少数であるが、劇中に登場しないいわゆる「オフスクリーン」のアイテムが存在する。「シャドウレイダー」や、映画バンブルビーのコンセプトアートでのみ登場するキャラクター(メガトロンなど)等が該当する。

3つの形態に変形するトリプルチェンジャーの場合、玩具ではそれぞれの形態ごとに発売される。
その場合、2番目に発売された商品は「~2」という名称になっている。(例・「シャッター2」)


追記・修正は映画の名シーンを再現させながらお願いします。

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最終更新:2025年03月04日 20:33

*1 一部商品はTLKシリーズの仕様変更。

*2 日本だと非スタジオシリーズは僅か。

*3 クラスの名前をそのままシリーズ名にしている。

*4 「同時進行なら、なんで通常シリーズとスタジオシリーズの2シリーズがあるんだよ」と思うかもしれないが、これはビースト覚醒の1年延期によって、本来劇場公開時に劇中再現度はそこまで高くない通常シリーズを出す→開発に時間をかけた分遅くなったスタジオシリーズを後発として出す、という予定だったのが、開発が間に合ってしまったためと思われる。

*5 一応リデコではなくラインごとに新規で作られている模様。

*6 続編Fall of Cybertronが出典だが、一部TFはWar for Cybertronから姿は変わっておらず、それらは実質War for CybertronのTFの立体化ともいえる。

*7 海外では青いカセットロンの名称が、玩具だと日本版同様フレンジーだがアニメではランブルになっているため、カッコ内に色を表記している。後述のフレンジー(レッド)も同様。

*8 No.97と異なり、コアクラス。

*9 No.90と異なり、コアクラス。

*10 No.99と異なり、ボイジャークラス。

*11 No.67と異なり、コアクラス。

*12 No.79と異なり、ボイジャークラス。