出前一丁

登録日:2012/02/15 (水) 10:29:57
更新日:2025/03/20 Thu 17:24:01
所要時間:約 4 分で読めます





出前一丁とは、日清食品から発売されているインスタント袋麺である。

概要

1968年に「昔ながらのラーメン」をコンセプトに開発・発売された。
そして現在まで、スタンダードな鶏ガラ醤油ベースのスープの伝統を守っており、何処か懐かしい味わいである。

また、香りの良いゴマラー油を同封しているのも特徴で、熱いスープにこれをかけると、香ばしい香りが立ち上るのがまたたまらない……!

おなじみのCMソングはかのキダ・タロー先生が作曲を担当している。


■バリエーション

◆しょうゆ味
発売当初から愛されているスタンダードタイプ。
全国販売されており、前述通り醤油ベースにゴマラー油の香ばしさが堪らない一品。
近年、研究の末にカロリーカットされている。

◆ゴマ担々麺
出前一丁の辛口バージョン。
唐辛子に豆板醤、たっぷりの煎り胡麻の、辛~くて香ばしい味わい。
仕上げはもちろんゴマラー油。

◆ゴマとんこつ
九州と一部地方限定。ポークエキスと、出前一丁の代名詞・煎り胡麻が絶妙。仕上げはやはりゴマラー油。
コッテリ香ばしい、九州人好みの味わい。

◆出前家族の煮込み麺
永谷園の煮込みラーメンに触発されたらしい、家族で鍋料理感覚で食べられる生麺タイプのシリーズ。長時間煮込んでも麺のコシが長持ちするよう工夫されている。

◆博多水炊き風
お父さんがセンターのパッケージ。あっさりした博多風の水炊き味。

◆みそ
お母さんがセンター。豆板醤でピリ辛に仕立ててある。

この他、アジア圏では日本未発売の味があったりもする(というか海外のが種類が多かったり)。
いずれの商品も、たっぷり野菜を入れるのが前提に味付けが濃いので、家族で鍋を囲む際に食べよう。
煮込まれた野菜はとっても美味しいぞ。


■マスコットキャラクター

パッケージに描かれる、「出前坊や」を始めとし、架空のラーメン屋家族である「出前一家」が、本製品のマスコットキャラクターである。
五食パックなどに小冊子の形で漫画が同梱されていることも。
また、テレビCMでアニメストーリーが描かれ、その後編を製品版の小冊子で補完すると言う手法も取られた。
その他、和田勉や谷村新司と共演した事もある。

◆出前坊や
八歳。パッケージにも描かれる実質的な主人公。
かつては岡持ちを左手に持っていたが、現在は右手に持ち変えた。
語尾に「~じょ」と付く。
父ちゃんを尊敬しているが、反抗期なのか、素直になれない事もしばしば。
苦手科目は算数で、たまにお釣りを間違えて怒られている。
年頃ゆえか、年上女性の組み換える足に生唾を飲む場面も。
また、感情が高ぶると劇画調の青年になれるという奇妙な特技を持ち、声優も古谷徹になる。

「それが嫌なんですよ!」


◆出前パパ

一家の大黒柱。
坊やと同じく幼少時から店で働いており、先代から受け継いだスープとゴマラー油を自分の命と同じくらい大切にしている。
失敗をした息子には平手打ちをかます頑固親父だが、坊やが「店を継ぐ気は無い」と言ったり、「たかがゴマラー油だじょ」などと発言した時には本気で落ち込むなど、意外にナイーブ。
恐妻家で、妻には頭が上がらない。
また、息子と同じく劇画調キャラへの変身能力を持つ。

「心配すんな……テストで良い点とれなくたって父ちゃんみたいになれるんだぞ?」

◆出前ママ
一家を支える中年女性。
坊やがパパが落ち込んでいたらそっと慰めてくれる、出来た母親。
だが、怒ると怖く、出前パパが「昔はモテモテだった」と自慢話を始めたら、一家全員が家から待避する程の暴力をパパに加える。またその際、極道っぽくなる。

◆出前ちゃん
五歳。いつもラーメンをすすっている。出番はあまり多くない。

◆出前ばあちゃん
やはり出番は多くない。
多分出前パパの母だと思われる。





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最終更新:2025年03月20日 17:24