第2章
この章から、徐々に本性を見せ始める。
普段は淑やかに振舞っているものの、命令する時は顔芸しながら苛烈な態度で恐喝しており、山田を意のままに服従させていた。
モノクマの動機が提示された際は山田に興味本位で秘密を聞かれたものの、怒鳴って一蹴している。
殺人事件の前の晩、偶然不二咲を見かけ、彼が持っているカバンからジャージが見えていたという証言を苗木に与え、結果的に犯人を暴くことに成功している。
なお、不二咲には「夜時間に出歩いたから自業自得」とやはり冷徹な意見を述べていた。
第3章
自分の得意分野である娯楽室が解放されてご満悦の様子であり、相変わらず「適応」を主張している。
新しく提示されたモノクマの動機「100億円プレゼント」には「十分ギャンブルで稼いだ」として心を惹かれていない様子。
アルターエゴについてはあくまで中立の立場を取っている。
しかしそんな中、娯楽室でジャスティスロボの格好をした不審者に襲われ、山田を連れ去られてしまう。
その後、山田と石丸が立て続けに襲われ、自身もジャスティスロボを目撃するなど貢献するも間に合わなかった。なお、この時叫んだ「どっひゃー」という気の抜けた悲鳴はネタにされている。
結果2名の死者を出してしまい、ジャスティスロボの格好をしてロッカーに隠れていた葉隠が第一容疑者として挙げられるが……。
ウソに決まってんだろッ!!
わたくしはなぁ!ずーっと、ガマンならなかったんだよッ!
この中の誰よりも誰よりも誰よりもッ!!
ここから出たくて、たまらなかったんだよぉぉおおッ!!
第3章「新世紀銀河伝説再び!装甲勇者よ大地に立て!」の犯人(クロ)。
山田一二三を利用して石丸清多夏を殺害させ、自身の手で山田を殺害した。
一連の事件をジャスティスロボの格好をした不審者、ひいては予め拉致し監禁しておいた葉隠の仕業に見せかけ、山田と組んで襲われたように狂言を繰り広げた。
彼女がメンバーの中で唯一不審者の目撃をしていたのは、最初からそんなものは存在しなかったためである。
なお山田には、アルターエゴを隠した後、犯人は石丸だと吹き込ませて彼を殺害させるよう仕向け、「死を偽装することで学級裁判をパスする」という計画を信じ込ませた。しかし、ここで本当に山田を殺害することで、卒業の権利を得る事を最終目的としていた。
学級裁判では特技のブラフと理論構築で優位に立つも、十神や霧切から「不審者の目撃をした唯一の人物」である事、そして「このままでは彼らのように殺されてしまう」という、「石丸の死を知っていなければ決して出なかった言葉」を失言してしまった事を追及され、犯行が明るみとなった。
苦し紛れに、山田の最期の言葉の「やすひろ」から、犯人は「葉隠康比呂」だと言い逃れようとしたが、自身が本名を明かしていなかった事から、山田がセレスの本名を口にしようとしたと推理され、更には証拠として電子生徒手帳の提出を求められ、全面降伏した。
本名は「安広 多恵子」であり、純粋な日本人。
出身地は栃木県宇都宮市であり、実は餃子が好きらしい。
動機は、モノクマが提示した100億円の褒美。
彼女は「西洋のお城に世界中のイケメンを執事兼護衛団としてヴァンパイアの紛争をして侍らせ一生を過ごす」という長年の夢を実現させるため、ギャンブルで稼いだ金に加えて100億円を足そうとしていたのだ。
そのためには人の命を奪う事も厭わず、利用した山田に対しても「勝つ為に全力を尽くしただけ」と一切顧みる事はなかった。
だが、犯行を暴かれ、おしおきを待つ段階になってもなお、彼女は涼しい顔をしていた。
それが信じられない朝日奈だったが、セレスはにこやかに言う。
うふふ、わたくしはウソつきとしては、かなりハイエンドな方だと自負をしておりますの。
他人だけではなく、自分の気持ちすら騙せるのです。しかも、無意識ではなく意識的にです。
しかし、苗木にはそれ自体が作り笑いであり、最後の嘘だと感じられた。
そしてセレスは、アルターエゴの隠し場所の鍵をこっそり霧切に託し、自らの足でおしおきに赴く。
それでは、ごきげんよう。
また、来世でお会いしましょう…
おしおき:「ヴェルサイユ産火あぶり魔女狩り仕立て」
お城のセットの中で柱に縛られたセレス。セットに異端審問官のモノクマが火を放つ。
ゆっくりとセレスの周囲が火に包まれ、彼女もまた火にあぶられて大量の汗をかき始める。
しかし、周囲が火に包まれたタイミングで、火を消すために消防車が猛スピードで到着。
消防車は大きくジャンプし、そのままセレスめがけて激しくクラッシュ。
消防士のモノクマが火を消した一方で、セレスは消防車の下敷きとなった……。
その後、セレスによって隠されたアルターエゴは無事発見されたものの、セレスはおしおきの直前、「あれが希望とは思えない」と呟いていた。その意味とは何なのか……。