ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

登録日:2017/01/23(月) 14:48:55
更新日:2024/01/17 Wed 18:33:38
所要時間:約 25 分で読めます






世界は“嘘”で変わる

オマエに“嘘”が使えるか?


ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』(Danganronpa V3: Killing Harmony)は、2017年1月12日にスパイク・チュンソフトより発売されたゲーム作品。
対応機種はPSVitaとPS4。後にSteamやXbox向けにもリリースされている。
『1』『2』やボードゲーム『ハッピーダンガンロンパS』とのカップリング『ダンガンロンパ トリロジーパック』もSwitch向けに販売されている。


プロデューサー:寺澤善徳
アソシエイトプロデューサー:齋藤祐一郎
シナリオ:小高和剛
ディレクター:佐々木駿
キャラクターデザイン:小松崎類
音楽:高田雅史
主題歌:緒方恵美『断鎖-break-』


●目次


◇概要


2010年より始動した『ダンガンロンパ』シリーズのナンバリング3作目。
2015年9月のSCEJAプレスカンファレンスにて発売が正式に発表された。
前作『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』から本作の間にスピンオフやテレビアニメ等の動きはあったが、
ナンバリングタイトルとしては『2』から約4年半ぶりの新作となる。

テーマは「サイコクール」、キーワードは「」。
シリーズの根本はそのままに舞台を一新し、巨大な檻に囲まれた才囚学園で物語が繰り広げられる。

細かくは言わないが「これが俺の切り札だ…全弾、持って行け!!」とでも言わんばかりに様々な方向でやらかしている。
例としては後述する「超高校級育成計画」や「ラブアパート」など。



◇ストーリー


政府が実施する特別な奨励制度ギフテッド制度によって超高校級の称号を与えられる高校生たちが存在する世界。
少女赤松楓は、一音も光も無い暗闇の中で目を覚ました。
閉じ込められていたロッカーから出ると、そこには見覚えのない教室。そして、初めて目にする自分以外の15人の超高校級の高校生たち。
16人はモノクマモノクマーズと名乗る謎のぬいぐるみたちによって、才囚学園に監禁され、コロシアイ学園生活の開始を告げられる。
壁や天井を緑のツタが這う教室。おおよそ学園とは思えない施設の数々。
希望ヶ峰学園とはまた一味違った雰囲気を持つこの学園で、“嘘”で“真実”を撃ち抜く新たなコロシアイ学園生活が幕を開ける…。



◇システム


  • ノンストップ議論
学級裁判参加者の嘘や矛盾した発言に対して言弾(コトダマ)をぶつける、シリーズお馴染みのシステム。
本作ではキーワードの「嘘」にちなんで、“矛盾していない発言”にも“ウソダマ”をぶつけて議論を進めることが可能となっている。
また、本作からの新要素として、議論が紛糾してくると、複数のキャラクターが同時に発言し始める《パニック議論》に発展する他、ウィークポイントの特定の一点を打ち抜くことで「V論破」というボーナスを得られる論破となる。
特定の議論では、本来嘘をつく必要がないシーンで嘘で突破できる「裏ルート」というものがある。名前の割りに最終的な結論に変わりはない。

  • 議論スクラム
新システム。
意見が真っ二つに分かれた際に行われる、学級裁判参加者が2組に分かれて対立する主張をぶつけ合うチーム戦。
相手が順番に何かしらの議題について語るので、その議題に対して自チームから「正しく反論できるコトダマを持ったメンバー」を選出する。
誰か一人でも反論し損ねるとやり直しになるため、きっちり反論することでクリアとなる。ただし、一度正解した議題は開示される。
その後、〇・△・×・□のいずれかの連打が指示されるので、次々と切り替わる指示に合わせてボタンを連打し、相手を押し込めれば「全論破」となる。

  • 反論ショーダウン・真打
『2』の《反論ショーダウン》の進化版。
学級裁判中、主人公の発言に待ったをかけるキャラクターが現れることがあるため、その反論を言刃(コトノハ)を用いて論破するというもの。
前作では、一回の議論中に切り返せる回数に限りがあったが、本作では撤廃されている他、ノンストップ議論と同様に「V論破」をすることが可能。
切る角度は左スティックで調整するようになっている。

  • 発掘イマジネーション
新システム。
複数の証拠品がブロックで覆われた画面が現れるため、連なる同じ色のブロックを消していき、その下にある問題文の答えと一致する証拠品を選択する。
ブロックを消す度に、隣接したブロックの色が変化し次に消せる箇所も変わってくる(一応、独立したブロックもタイムロスと引き換えに強引に消せる)。
カクレモノクマが存在している議論の一つ。

  • ブレインドライブ
新システム。『2』の《ロジカルダイブ》に相当する。
《ロジカルダイブ》とは異なり、コース上で文字の書かれたボックスを拾って問題文を作り上げてから解答に進む必要がある。
道中には雑念を表す車が存在しているので、うまく避ける必要がある。
車を運転し、数人いる中から問題文の正解を掲げた女性を選択し同乗させることで進行する。
カクレモノクマが存在している議論の一つ。

  • 閃きアナグラム Ver.3.0
『1』の《閃きアナグラム》、『2』の《閃きアナグラム(改)》の進化版。前回のようなパズル要素はない。
画面に現れる文字群から左から順番に正解の文字を選択し、問題文の答えを完成させるという根本的なシステムは変わっていないが、
本作では文字に影がかかって見えないので、光で照らして文字を調べなければいけない。
光は時折左から右にかけて並みのように照らされる他、集中力を消費して中心付近を照らすことができる(後者は継続時間に応じて範囲が広がる)
カクレモノクマが存在している議論の一つ。

  • 理論武装
新システム。『1』の《M.T.B》、『2』の《P.T.A》に相当する。
逆上し聞く耳持たなくなった学級裁判参加者の発言を、リズムに合わせて撃ち落としてダメージを与えていく。要するに音ゲー。
押すタイミングは、ボタンの周りをゲージが一周するタイミング。HOLDと表示されている場合は、押した後に1/4周した後に放す必要がある。
また、ボタンは問わずとにかく連打しろ、というものもある。この2つの特殊パターンは説明が乏しいので、初見だとちょっと慌てる。
後半になるとゲージが見えなくなっているものがあり、BGMや前後のタイミングから判断する必要がある。
フィーバータイムは押すボタンの指定がなくなるというもの。正直、あまり難易度に影響がない。
《M.T.B》《P.T.A》では論破する相手のグラフィックは立ち絵の流用だったが、《理論武装》では専用のイラストが用意されており、各キャラクターの個性を活かした姿をしている。またキャラがダメージを受ける度に武装が外され、脱がされていく。


  • クライマックス推理
『1』『2』からの続投。
学級裁判のシメとして、漫画形式で事件の内容を振り返っていく。
前回であったダミーは存在しておらず、代わりに多くのコマは最初ロックがかかっており、各コマに表示されている数字の回数だけ他のコマを埋める必要がある。
今までと違い、この議論も評価対象なので気を抜かないように。



◇おまけモード


  • 超高校級の才能育成計画
「もしも本作のキャラクターたちが『1』『2』の舞台・希望ヶ峰学園に入学したら…」というIF設定を元にしたボードゲーム。
止まったマスによってイベントが発生したり、他のキャラクターたちと交流することができる。
『1』『2』の超高校級の高校生たちも全員登場するため、本編ではありえない本作と過去作のキャラクターの会話も楽しめる。
会話の内容から、おそらく全員同級生で、かつ『1』『2』『V3』と作品別にそれぞれクラスメイトという独自の世界観となっている。
各作品のキャラの担当声優を概ねこのモードのために再度招集しているっぽい辺り、力の入れようが伝わってくる。
成長マスに止まってキャラクターを成長させていくことで、後述のRPGでパーティーメンバーとして使えるようになる。
キャラごとに物理型の「スポーツ(赤)」、魔法型の「インテリ(青)」、サポート・バランス型の「バラエティ(緑)」がある。
キャラごとにレベルアップ時の各パラメータの成長率が異なっており、同じスポーツキャラでも盾向きだったりアタッカー向きだったりする。
また、オレンジのマスで入手できる赤・青・緑の才能の欠片を消費することで、様々なスキルを習得できる。習得数の上限は5。
4つのコースが存在しており、それぞれ何が上げやすいかが違う。
いずれのコースでも、12回のダイスロールまでに1周する必要があり、到達できないとステータスが減少しやすい特殊コースに飛ばされる。
ゴールできた場合、回数が余っていればそのまま継続でき、その後RPGモードの雑魚による戦闘を「進級試験」として行える。
進級試験では特定の能力がないと倒しづらい敵も出てくるが、スポーツ・インテリ・バラエティ担当のキャラが一人ずつ参加してくれるので、手詰まりしづらくはなっている。
敗北しても留年とはならないが、勝つとパラメータが上昇するので可能な限りは勝ちたいところである。
また「未来コース」では、ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-未来編に登場したキャラ達がイベントマス限定で登場する(ただしデフォルメされたドット絵のみ)。
使用可能なキャラは、後述する「カードデス」でカードを入手することで増える。モノクマ・ウサミ・モノミ・カムクラ・ジェノサイダーも選択可能。
カードデスにはノーマル・スーパーレア・ウルトラレアがあり、レアリティによってキャラの成長率が違う。
また進級試験で一緒に戦ってくれるパーティの能力も所持カードのレアリティによって増加する。所持していないとそもそも参戦してくれない。

その後、本モードの正式な続編である『ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿』が発売。
『2』の舞台であるジャバウォック島で、前作『才能育成計画』を経て卒業を迎えた高校生達の南国合宿が描かれる。前作から引き続き登場する『1』『2』『V3』のキャラクター達に加え、『絶対絶望少女』の一部のキャラクターもメインキャラとして参戦。会話イベントが前作よりも大幅に増えており、全キャラ分の水着姿の立ち絵が新規収録されている。
但し、メインストーリーは見直し不可である点と一部の会話イベントは高レアのキャラでないと見れない点には注意。


  • 絶望のダンジョン モノクマの試練
《超高校級の才能育成計画》で育てたキャラクターたちで、最大4人組のパーティーを組んで挑むダンジョン探索型RPG。
元ネタはスパイク・チュンソフトの『風来のシレン』というゲーム。いわゆる自社パロである。出てくるモンスターもシレンの敵がモチーフになっていたりする。
最大100階層あるダンジョンを潜っていき、10階層ごとに存在しているボスを倒していく。
ちなみに、5階層ごとにエレベーターがあり、到達できれば次回はそこから再開できる。ボスがいる階層では撃破した先にある。
セーブは大体2階層ごとに階段の近くにいる「おまる」でできる(ボス階層は入り口付近)。ロードしてもデータは破棄されないので、安心して挑もう。
ただし、任意でパーティ構成したりフィールドエンカウントからのコマンド式だったりと、ゲーム内容はむしろドラクエIII辺りに近い。
雑魚を倒すと各キャラ5種ある素材のどれかをドロップする。素材はそれぞれ武具の作成に必要で、種類ごとに主に必要なカテゴリが異なる。
+ 余談
このモード、 ものすごくバランスが悪い。
まず攻撃力が敵味方共に極端。
後半は雑魚戦でも敵の攻撃が当たる=即死が珍しくないため先手全滅が基本。
この時点で素早さ=行動順と回避率・命中率に恵まれない成長タイプのキャラは活躍が難しい。
また魔法攻撃は必中する仕様なのに対して、物理は素早さを上げれば高確率で回避できるため体力(DEF)のステータスが死んでいる。
必然、百田のような発言力と体力に特化して素早さと忍耐(RES)が低い成長タイプはいろんなキャラの下位互換になりがち。
次に敵の耐性が極端。
物理が効きやすい、魔法が効きやすい、特定の属性に弱い・・・と言えばRPGとして当たり前のシステムだが
このダンジョンでは「物理以外1ダメージ」「魔法以外1ダメージ」とほぼ同義なレベルで耐性が設定されている
さらに属性が設定されている敵に至っては「 弱点属性以外の魔法は1ダメージ 」である。
そして終盤の敵はそのほとんどに属性が設定されている。
5つしかないスキル枠のうち何枠かはパッシブに振らないとロクに火力が出ない魔法キャラにはさらに3属性全習得か階層ごとの専用ビルドが要求されるという事。
またアイテムが存在しないため集中力(MP)の回復手段が拠点に戻るかスキル「集中吸収」でスキル枠を一つ潰すかしかない。
一方で物理に関しては腕力に超特化させたり、クリティカル誘発の無人切りを覚えさせたり、幸運カンスト=通常攻撃を100%必中クリティカル化させたりで耐性を貫く事が可能。
つまり魔法キャラこと インテリタイプが軒並み死んでいる。 腕力か幸運を上げて物理で殴ればいい。
育成計画でイベントを厳選すればインテリタイプ(物理)にすることも可能ではあるが、苦労しても他キャラの下位互換。
だいたいのプレイヤーはスポーツタイプの中でも腕力と素早さに特化したキャラ+バラエティタイプの幸運キャラや忍耐キャラで後半の攻略を強いられる。
まあ、平和な学生生活を送っている歴代メンバーを沢山拝める才能育成計画が楽しいのでそのオマケとしては十分好評だったりもするが。



  • 超高校級のカードDEATHマシーン
《超高校級の才能育成計画》《絶望のダンジョン モノクマの試練》に収録されたカード収集モード。
ここで集めるカードが、《超高校級の才能育成計画》での各キャラクターの解放条件となっている。
各キャラクター、Nランク・Sランク・Uランクの3種類のカードがある。
カードデスを実行するにはRPGモードで入手するお金が必要な他、高いレアリティのカードを入手するにはより深い階層まで潜る必要がある。
初期はV3キャラのノーマルが全員分あるので、こちらを育ててお金を稼ごう。
なお、セーブ画面は一切表示されないが、カードを引いた時点で自動でセーブされているので注意。
ダブった場合はレアリティに比例したランクの素材がランダムで手に入る。


  • 宇宙一周ラブバラエティ だんがん紅鮭団
コロシアイの無い平和な才囚学園を舞台に、本作のキャラクターたちと10日間で交流を深めるというもの。
『1』の《スクールモード》、『2』の《アイランドモード》に相当するが、それらと比べて1周分が短く恋愛色が強くなっている。
絆のかけらを集めきった後は、後述するカジノの景品であるデートチケットを消費して友好度を上げる必要がある。
前2作と異なる点は、作成SLG要素がなくなったこと・周回すると上げた友好度がそのまま維持されること・バッドエンドが比較的ハードな結末であること。
元ネタはかつて実際に放送されていた恋愛バラエティ番組『恋愛観察バラエティー あいのり』と『ねるとん紅鯨団』。


◇絶望のデスロード


脱出ゲーム。
学園裏庭のマンホールから入れる地下通路を通って出口を目指す横スクロールアクション。
しかし、無数のトラップや不意打ちによる落とし穴が至る所に配置されており、クリアはほぼ不可能。
1章でクリアした猛者もいるが、クリアしても記憶を消されて学園生活に戻されるので安心(?)。


◇カジノエリア


  • スロット
もっとも一般的なカジノゲーム。
難易度設定がないため儲けもロスも少なめだが、とりあえず連射ボタンを固定して放置しておけば増えるかもしれない、という程度に手軽。
なお、このスロットも含めてカジノにある4つのゲームは最高難易度で最高評価を得ることトロフィーが獲得できるようになっている。

  • SAKE NO TSUKAMIDORI
鮭の掴み取り。ベースは閃きアナグラム Ver.3.0。
鮭が左右から流れてくるので、カーソルを操作して鮭をゲットする。モノクマが指定する色の鮭をゲットしていくと獲得ポイントが増えていく。
赤・青・緑の魚なんて鮭じゃないって?気にすんな。
時折魚雷に縛り付けられたモノクマーズが流れてくるので、ゲットすれば大量得点。
スロットを除いた3つの中でおそらく最も高評価を得やすいので、チケットやらを稼ぐ際はお勧め。

  • OUTLAW RUN
元ネタは多分OUT RUN。ベースはブレインドライブ。
コース上に赤と青の人型が突っ立っているので、次々に轢くことでポイントが増えていく。まさにアウトロー。
多少獲得できなくてもコンボはリセットされないが、取るべきところを取っていかないと最高評価は難しい。
コース上に存在しているモノキッドをゲットするとスピードアップ効果、モノダムをゲットすると高得点が得られる。
ただし、モノキッドはスピードアップに伴って障害物の車を回避しづらくなる上、車の上に載って前方の視界をふさぐのでぶっちゃけ勘弁してほしい。
とはいえ、トロフィー獲得にはなるべく早く駆け抜ける必要があるので無視するわけにもいかない。

  • お宝発見!モノリス
パズル嫌いなトロフィーマニアの心をプレス機で圧し折るゲーム。ベースは発掘イマジネーション。
ブロックの下にある鮭の化石やモノクマーズを完全に露出させることで得点が獲得できる。
発掘イマジネーションと異なり、独立してしまったブロックが消すことができない。
その為、純粋にパズル力でクリアする必要があり、4つの中で最も獲得率が低い。
掘り出しやすい場所に発掘対象が埋まっているかやどこに埋まっているか分からない状態でどこから掘り出すか、など運要素も結構強い。
わざわざこのゲームをVBAでそっくり複製してCPUによるローラー作戦をやらせるプレイヤーまで出る始末。カジノエリアの項目を書いた筆者自身のことだが。
メーカーも難しすぎると判断したのか、アップデートで評価のラインが引き下げられた。

  • ラブアパート
タグを見ろ。
カジノで入手できる消耗品でもとりわけ高価なアイテムなど、いくつかの条件を満たすと自由行動日の夜にイベントが発生する。
最原目線で他メンバーと翌朝まで一緒に過ごす。何をするかはまあ、色々である。色々って言ったら色々なのである。
お相手のキャラは最原相手に理想のシチュエーションを妄想している状態で、この時の記憶は残らない。最原は概ね残るが。
拒否すると精神に悪影響が出るとのことで、最原もとりあえずシチュエーションに乗る形となっている。
事後の最原の様子を見ると、夢か現か、という状況の様子。



◇登場人物


「みんなで協力し合えば絶対になんとかなるはずだって!」
声:神田沙也加
超高校級のピアニスト
一人称は「私」
本作の主人公。周囲に“ピアノバカ”と呼ばれるほどピアノに打ち込んだ結果、才能が開花しコンクールで数々の賞を獲るほどになった。
明るく前向きな性格で、しっかり者の仕切り屋タイプ。目標達成の為なら苦労を惜しまない努力家でもある。
理不尽なコロシアイ学園生活とモノクマに憤りを感じており、16人全員で才囚学園から脱出しようと奮闘する。
余談だが、担当声優の神田沙也加は『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の舞台版で江ノ島盾子も演じている。

「今のところ、どんな超高校級の才能があるのか思い出せないんすけど…ま、怪しいヤツじゃないんで…よろしくっす」
声:緑川光
超高校級の???
一人称は「俺」
記憶喪失により自身の才能を思い出せずにいる少年。天海本人はそのことを特に悩んでいない。
外見・口調から軽薄な印象を受けるが、冷静さと優れた洞察力の持ち主。語尾に「~っす」を付けて喋る。
フレンドリーだが、他の15人が知らない情報を知っているかのような言動も見せ謎めいている。

「はぁっ!?何言ってんだ、この平凡ヅラが!オレ様にケチ付けようってのか!?」

「ひいいいっ!き、急に大声出すなよぉ……」
声:石田晴香
超高校級の発明家
一人称は「オレ様」
“いかに寝たままでラクして生活できるか”をテーマに、数多くの画期的な発明品を生み出す天才発明家。
しかし、商品化されるほどの発明品を失敗作扱いし、企業に権利を譲渡してしまうなどかなりの変人。
大変な自信家で、暴言と下ネタのオンパレードと言えるほど口が悪いが、相手に強く責められると弱気になってしまう一面も。要は某筆頭政務官のようなキャラ
余談だが、担当声優の石田晴香は『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の舞台版で不二咲千尋も演じている。

「さぁね、オレって嘘つきだから。まぁ、オレが悪の秘密結社の総統ってのは、ホントなんだけどね!」
声:下野紘
超高校級の総統
一人称は「オレ」
“構成員1万人以上の悪の秘密結社の総統”を名乗る少年。
しかし、その“悪の秘密結社”自体の存在が真偽不明であり、彼の実態は謎に包まれている。
嘘吐きを自称し、適当な発言や嘘泣きを平然と繰り返して周囲を引っ搔き回す掴みどころのない性格。
ポジションとしては『1』の十神白夜や『2』の狛枝凪斗に近い。要はトリックスター。

「…なんですか?キミ達もロボット差別ですか?僕には録音機能もあるんですよ?差別的な発言をすると、後で訴えますからね」
声:柿原徹也
超高校級のロボット
一人称は「ボク」
“成長するAI”や“録音機能”など多くの高機能を搭載したロボット。
だが、ぶっちゃけポンコツ。更にはロボットではあるがメカメカしくなることは嫌がっている。
開発者の飯田橋博士に高校に通わせてもらっている為、ロボットでありながら超高校級の称号を有する。
敬語口調の真面目な性格だが、ロボットに対する差別的な発言には敏感。異色の存在故に、王馬小吉に「キー坊」と面白がられて絡まれている。
初期PVの段階で存在が発表されていたキャラクターの一人。

「ゴン太は紳士になりたいんだ!本当の紳士を目指しているんだよ!」
声:武内駿輔
超高校級の昆虫博士
一人称は「ゴン太」
昆虫を愛し、動物や昆虫と会話することもできる少年。
10年前、昆虫探しの最中に森で迷子になってしまい、以降は狼の家族に育てられている。
その生い立ち故か、大柄で厳つい風貌とは不釣り合いな幼い口調が特徴。普段は温厚だが、昆虫に対して否定的な発言には怒る。
紳士を自称しており、素直だがかなり騙されやすい。

「最原終一…です。一応、“超高校級の探偵”って事になってる…けど」
声:林原めぐみ
超高校級の探偵
一人称は「僕」
叔父の元で探偵見習いとして働く少年。殺人事件を警察より先に解決した実績から超高校級の称号を得た。
しかし、最原本人は自身が超高校級に値するとは思っていない様子。
とある事情から、屋内でも常に帽子をかぶっている。
優れた行動力と洞察力を持つが気弱な性格。作中では赤松楓のサポート役も担う。
幻想の中とはいえ、結構アレしちゃっている人。多分されてはいない。されそうにはなっているが。

「諦めたらそこで学級裁判終了、なんだね」
声:小松未可子
超高校級のコスプレイヤー
一人称は「わたし」
スポンサー企業がつくほどの人気コスプレイヤーとして活動する少女。
白銀本人はキャラクターの衣装を再現することが好きなだけであり、自分で着るよりも他人に着せたい派。
大人しく優しい性格の優等生タイプだが、趣味の話や考え事を始めると周りを無視して自分の世界に入ってしまう。
会話や裁判においては、漫画やアニメなどを例えに出す事が多い。
素の自分を地味だと思っており、会話の中で「地味に」とつけることが多い。下着も地味に白らしい。

「すべての人間は醜い面も含めて…とても美しいんだ。だから…僕は興味があるんだ。この困難な状況で人間のどんな美しさが見られるかネ。クク…クククク…人間っていいよネ。」
声:鈴村健一
超高校級の民俗学者
一人称は「僕」
民俗学のフィールドワークとして、様々な土地を訪れ多くの人間を見てきた少年。口元をチャック付きの黒マスクで覆っているという妙な風体が特徴。
その経験から独特な持論があり、コロシアイ学園生活という極限状況にも動じず、他の15人の“人間としての美しさ”を観察している。
冷静且つ頭が良いが、根本的な価値観が常人とは異なっている。「~だネ」「~してサ」など語尾がカタカナ表記になることが多い
(表記が特殊なだけでありカタコト口調というわけではない)
頬に手を当てたりと、時折女性のようなしぐさを見せるが男性である。
怒ると相手の神経を抜き取ろうとするらしい。
なお、担当声優の鈴村健一は本作で春川魔姫を演じる坂本真綾の実の夫であり、奇しくも夫婦揃っての出演となった。

「念の為に言っておきますが、ネオ合気道の技は人を殺す凶器ではありませんよ!たとえ卑劣な男死を前にしても、せいぜい投げ飛ばして極めるだけです!」
声:徳井青空
超高校級の合気道家
一人称は「転子」
師匠と共に独自に作り上げた“ネオ合気道”の使い手。先手必勝とかやらかしてくるけど。
髪を結ぶ布はよく見ると手裏剣のようになっているが、忍者ではない。
喜怒哀楽がハッキリした明るい性格で。敬語口調で話す。また、気合いを入れる為に大声を出す癖がありうるさい。
男子を“男死”と呼ぶほどの大の男嫌いであり、男子に褒められると死んだ表情になり、体を触られそうになると投げ飛ばしてしまう。
もっとも、男嫌いではあるが非常識な対応をとるほどのものではなく、むしろ男性キャラとそれなりに親しく接する場面も。
夢野の「魔法」を本物と信じており、魔法について度々聞きたがるが、夢野からは煙たがられている。
本作屈指の顔芸枠にしてアホの子枠。

「どんな依頼もは言い過ぎだわ。前にも国家滅亡を依頼された事があるけど、さすがに無理だからお断りしたもの」
声:井上喜久子
超高校級のメイド
一人称は「私」
頭脳明晰且つスポーツ万能なスーパー高校生。バイトとしてメイドをやっていたところ、その優秀な仕事ぶりが評価された。
依頼とあれば家事全般などの一般的なものから、首脳のボディガードまでどんな依頼でも完遂する。
冷静沈着で気品に満ちた少女。メイドとして“滅私奉公”を信条に、コロシアイ学園生活でも周囲に気を配る。

「…子供が好きそうに見えない?それ、当たってるよ。別に子供なんか好きじゃないから」
声:坂本真綾
超高校級の保育士
一人称は「私」
育った孤児院で子供たちの世話をする手伝いをしていたことから超高校級の称号を得た。通称ハルマキ。
面倒見も愛想も良くないが、春川本人曰く“なぜか子供に好かれる”。
口数が少なく人嫌いの少女。一方で、言いたいことはハッキリと言うタイプであり肝は据わっている。
百田からは「なんとなく強そう」と見られているが…?
初期PVの段階で存在が発表されていたキャラクターの一人。
なお、担当声優の坂本真綾は本作で真宮寺是清を演じる鈴村健一の実の妻であり、奇しくも夫婦揃っての出演となった。

「フン、その将来ってヤツが、俺に必要なくなったからさ…」
声:大塚明夫
超高校級のテニス選手
一人称は「俺」
将来を有望視されるテニス選手だったが、鋼鉄製テニスボールによってマフィア組織を壊滅させ死刑囚となった少年。
高校生らしからぬ冷静さを持ち頭も良い。また、自分が傷付くことや誰かが殺されることに対しても動揺を見せない。
マスコットのようなコミカルな外見とは裏腹に壮絶な人生を生きるオトナな人物である。
言うまでもなく名前の元ネタは『巨人の星』の星飛雄馬と『テニスの王子様』の越前リョーマ

「犯人を見つけたら、オレがぶん殴って目を覚まさせてやる!」
声:木村良平
超高校級の宇宙飛行士
一人称は「オレ」
書類を偽造して宇宙飛行士の試験に挑み合格。その嘘はバレてしまうものの、面白い人材としてそのまま訓練生に採用された。
宇宙に強い憧れを抱き、夢とロマンに生きるエネルギッシュな少年。
「限界は自分で決めない限りは存在しない」「無茶をしないと夢は夢のまま」というポジティブな考え方の持ち主。
「宇宙に轟く百田解斗」を自称し、最原の兄貴分的な存在でもある。
初期PVの段階で存在が発表されていたキャラクターの一人。

「聞いて驚いて敬うがいい。ウチこそは超高校級の魔法使い夢野秘密子じゃ。ちなみに、表向きは…超高校級のマジシャンという事になっとるがな。」
声:田中あいみ
超高校級のマジシャン
一人称は「ウチ」
世界的な手品愛好団体から歴代最年少で“マジシャン・オブ・ザ・イヤー”に選出されたほどの高いテクニックを持つマジシャン。
自身の手品を魔法と言い張る自称“超高校級の魔法使い”で、魔法使いではなくマジシャンとして人気があることを夢野本人は嘆いている。
のんびりとしており極度の面倒臭がり屋。「~なのじゃ」など古風な口調で喋る。つるぺた。

「えー、だって神さまがそう言ってるんだよー。神さまの言う事に間違いはないんだよー」
声:鈴木みのり
超高校級の美術部
一人称は「アンジー」
数々の絵画・彫刻を手掛ける少女。シリーズ恒例の褐色肌のキャラ。
“島の神さま”を厚く信仰しており、自身の作品も実際は神さまが作っていると主張する。
ポジティブ且つマイペースな性格で、「でもでもー」「不思議ミラクル」「ぐっばいなら」など独特な言い回しを好む。
仲間達を下の名前で呼ぶのも特徴。
何気に彼女の登場で「」「」「夜」が揃うことになった。

モノクマ達

「ワックワクでドッキドキな“コロシアイ新学期”を始めましょうか!」
声:TARAKO
シリーズの象徴的存在であり、才囚学園の学園長。
赤松楓たちを学園に閉じ込めコロシアイを強いる謎の存在。
5人の子供・モノクマーズに大型ロボット「エグイサル」を1台ずつ与え、校則違反者を処分させる。

モノクマーズ

モノクマの子供を自称する5匹の小型モノクマ。
ウサミ/モノミに次ぐ新しいマスコット枠のキャラ。
エグイサルなる巨大ロボットを操り、学校の整備やら校則違反者の取り締まりを行っている。
担当声優は見ての通り全員同一人物。流石すぎる……。

  • モノタロウ
「あれーっ!?死んだはずのお父ちゃんが実は生きていたー!?」
声:山寺宏一
「モノクマーズ」のリーダー的存在。一人称は「オイラ」
首にマフラーを付け、手裏剣を持った赤色のモノクマ。
子供っぽくドジっ子な一面を持った明るい性格。ついでにアホの子。
ただし、ある章においては生徒らに協力し、重要な証拠を提供してくれる。

  • モノキッド
「ヘルイェー!見せしめヤローの決定だな!」
声:山寺宏一
「モノクマーズ」の一員。一人称は「ミー」
厳しい肩パッドを付け、ギターを片手に持った青色のモノクマ。
短気で口が悪いモノクマーズ一の乱暴者。
「ヘルイェー!」が口癖で言動が色々下品。ついでにアホの子。

  • モノスケ
「お父やんは性格悪いさかい…こない、お涙頂戴シーンは嫌いなんや」
声:山寺宏一
「モノクマーズ」の一員。一人称は「ワイ」
眼鏡とソロバンを装備し、虎柄が特徴的な黄色のモノクマ。
関西弁で冷静なツッコミ役だが口が悪い。
お金にがめつく頭が良さそうに見えて実際はアホの子。
カジノでは換金を担当している。

  • モノファニー
「ざ、残酷だけど…みんなが死ぬよりは、1人だけ死ぬ方がいいと思うわ…」
声:山寺宏一
「モノクマーズ」の紅一点。一人称は「アタイ」
花の髪飾りと胸にビキニっぽいのを付けたピンク色のモノクマ。
グロテスクなものが苦手でコロシアイには否定的な気弱で優しい性格。
……と思いきやサラッと残酷なことを言ってくるのでやっぱりモノクマの血(?)は継いでいる。
ただしグロいものを見るとロボットのくせにすぐにゲロを吐く。
やっぱりアホの子。

  • モノダム
「…………」
声:山寺宏一
「モノクマーズ」の一員。一人称は「オラ」
ぬいぐるみというよりはロボットに近い風貌の緑色のモノクマ。
過去に受けたイジメが原因で他のモノクマーズにも心を閉ざしている。
全く言葉を喋らない無口なキャラだが……?




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最終更新:2024年01月17日 18:33