おもしろ黒人

登録日:2012/02/08 (水) 16:46:57
更新日:2019/10/08 Tue 00:20:12
所要時間:約 6 分で読めます




おもしろ黒人とは、主にハリウッド映画等、アメリカが舞台となる作品にしばしば登場するキャラクターの一種である。


性格には様々なパターンがあるが、基本的には、

  • マシンガントーク
  • ハイテンション
  • ギャグを言ったり軽口をたたいたりする三枚目、お調子者
  • ヒップホップ大好き

(etc……)
であることが多い。


要するにギャグキャラである


声優も大体、山寺宏一氏や高木渉氏なので初心者にもやさしい。
声でわかるくらいに定着してい――

ワオッ! こんな項目があるなんてオレ知らなかったぜエ!

ハイハーイ、紳士淑女のアニヲタの皆さんコンニチワ!

こんな堅っ苦しい解説なんてナンセンスだ! ここからはオレさま直々に説明してやるから、みんな耳かっぽじってよーく聞くんだぞ。

オレたちオモシロ黒人が輝くのはナンと言ってもホラー映画やパニック映画だ!
シリアスな映画にでた場合癒しにもなるんだけどナ。ハッハー、何て万能なんだ!

何でオレたちがホラーやパニックに引っ張りダコかって?? そりゃあ、モチロン、
自分たちに危機が迫っているときでも、必ずオモシロリアクションをしちまうからサ!

ハッハー、いやもう参っちゃうんだけど、ついついピンチになると顔芸したり、
神サマや母チャンの事呼んじゃったり、ゲロキモいクリーチャーに向かって挑発しちゃったりするんだよネ☆



  • いいか、俺はこう見えてもカラテの達人なんだぞ!
  • カアチャーン!!
(吹き替え:山寺宏一)

モチロンそれだけじゃないんだぜ? そんなん生っ白い顔のイケメン俳優だってできるしナ。オモシロいかどうかは別だけどよ!

なんつっても、オレらの必殺技は死亡フラグをぜーーーーーっんぶへし折って大活躍! 生き残っちまうってコトさ!

ハッハッハ! いやマイッタネ、オモシロ黒人最強! 宇宙からの侵略者? 
海に潜む巨大クリーチャー? ぜんぶオレらがボッコボコにしてやんよwww


死ぬときは中盤あたりであっさり死んじまうんだけどな。


おっと! オレらが退場しちまったからって気を落とすんじゃないぜ、カワイコチャンたち? 
ふっふっふ、この時死体が映ってない場合は生存フラグの可能性が倍率ドンだ! おもしろ黒人愛好家は喜んでくれよ!

絶望的な状況で絶体絶命の主人公。もうダメだ! 死んでしまう!
そんな時に颯爽と現れる面白黒人!! イヤッハー! 超クール!


続編に登場するコトになりゃあ、さらに面白い変貌を遂げて帰ってくるぜ!

前作のノリが嘘だったかのように冷静になっちゃうヤツもいるけどナ!

オォッと! もうコンナ時間だ!
こんなコトしてる場合じゃねえ! ウチ帰ってハニーと金曜ロードショー見にゃ!
なぁなぁ、ソコの旦那! そうそうアンタだよ! アンタ、まだこの項目は大分余裕があるから追記・修正してってくれよナ!
え?
それは項目の最後に言うこったって??
こまけぇこたぁいいんだヨ! ハッハッハ!!
そんじゃ、頼んだぜ!




……と、ウザい程にハイテンションながら、
南部の方特有の大らかさと自由っぷりが緊張した画面に笑いを誘う、ある種の清涼剤と言えるだろう。


【おもしろ黒人の例】

★白戸家(ホワイトけ)の兄
演じるのはダンテ・カーヴァー氏。ご存知「予想GUY」の人。
実際の本人は至って真面目な人である。

★ジェームズ・カーター
『ラッシュアワー』シリーズから。クリス・タッカー演。声優は山ちゃん。
マシンガントークが持ち味のロス市警きっての問題児。
生真面目なリー刑事(ジャッキー・チェン)とはぶつかりながらもいいコンビ。
余りにハチャメチャな仕事っぷりからか、刑事からヒラに降格された。
というより、仕事そっちのけでナンパしていた。

★グレン
実写版『トランスフォーマー3部作』の一作目に登場。
フィクションではおなじみのスーパーハッカーキャラ。
登場シーンからして自宅で友人とヒップホップをガンガン鳴らしているという、非常に分かり易いおもくろさん。おばあちゃん子。
製作側も狙って登場させたキャラのため、様々なお約束を見せてくれる。

★ゼウス
『ダイ・ハード3』に登場。雑貨屋の主人。
一般人だがマクレーンに巻き込まれる形で相棒になる。
生きるか死ぬかの場面でもマクレーンとどつき漫才のような絡みを繰り広げるほどの精神力を持つが、
あくまでも一般人なので銃のセーフティを外し忘れて敵に指摘されるなどのおちゃめな一面もある。
ダイ・ハードは4まであるがここまでマクレーンと行動を共にした相棒はゼウスだけだと思う。(そもそも1、2は相棒不在)
本人は真面目なのに面白く見えてしまうタイプ。
これはこれでおもくろである。

エディ・マーフィー
80年代~90年代のハリウッド映画でのおもしろ黒人と言えば真っ先に彼の名前を挙げる人は少なくないだろう。『ビバリーヒルズ・コップシリーズ』や『48時間シリーズ』等でのマシンガントークやハイテンションな演技で一躍ブレイクし、今やハリウッドを代表するドル箱スターとなった。大抵の作品では白人の相棒役の作品が多いのに対して、こちらでは黒人の方が主人公になっている作品が多い。最近の作品では落ち着いたシリアスな役や暖かみのある父親役等、演技幅を大きく広げつつある。


【その裏事情】
人種差別が著しかった20世紀前半頃まで、大物ハリウッドスターはすべからく白人であった。
作劇の都合で黒人役が必要になった場合でも、白人俳優が顔を黒く塗って黒人に扮する「ブラックフェイス」によって演じる場合すらあった。
黒人は端役か小物の悪役程度にしか演じることができなかったのである。

戦後公民権運動などを通じ人種間の平等、特に黒人に対する差別の撤廃が唱えられるようになり、ハリウッドも黒人の扱いを変える必要に迫られた。
しかし、当時の観客にとって主人公やヒロインが黒人というのは受け入れ難いものであり、マーケティング上主役級は白人とせざるを得なかった(単純に長く続いた差別の結果として実力ある黒人俳優が少なかったのもある)。

そこで便利な役どころが、明るいコメディリリーフ役…つまり面白黒人である。
善玉であり、それなりに目立つ役であり、白人を当てなくても受け入れられやすい。
アメリカ映画やドラマで、この手のキャラがテンプレと認識されるほど多用されてきたのには、そのような事情があると言われている。

もっとも21世紀現在では徐々に人種間の軋轢も解消されつつあり、主役、ヒロインであっても黒人が出演するようになってきた。
上記のようないかにもな黒人像は一昔前のものとして古臭くなりつつある。
たたし、アジア人の出番の少なさは相変わらずであるが……

うお!? なんだよこの項目は! 追記・修正してくれないとやばい感じじゃねえか!

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