西園美鳥

登録日:2012/05/04(金) 22:27:00
更新日:2024/11/07 Thu 07:29:54
所要時間:約 6 分で読めます




影なんてあるのが当然。誰もそんなこと疑いもしない。





西園(にしぞの) 美鳥(みどり)

リトルバスターズ!のヒロインの一人。

CV:荒井悠美/柚木かなめ(エクスタシー)/巽悠衣子(アニメ)/河原木志穂(PE・PS3)

身長:153cm
体重:41Kg
3サイズ:75/55/79
テーマ曲:???
初期称号:???

活発で明るく人懐っこい女の子。いつもニコニコ笑っており、クラスの女子達とも気軽にお喋りする。

運動が別段苦手というわけでもなさそうだが、リトルバスターズにはマネージャーとして参加している。

その元来の性格故にリトルバスターズのメンバー達ともすぐに打ち解け、真人謙吾とも気さくに話す。




個別ルートに入ってからは理樹に対して積極的な行動を繰り返すようになる。

昼食時になるといつも仲良く腕を組んで中庭に行き、一緒にお昼ご飯を食べたり。

ギャルゲーお約束とも言える目隠ししてから胸を押し当てての「だーれだ?」も当然の如く行ってくる。

そんな中でやがては理樹と美鳥の関係はクラス公認になってしまい、理樹もそのことに
しかし他のヒロイン同様に、彼女もまた大きなある秘密を抱えている。

が、その秘密を確かめる時にさえ、いつものニコニコ顔で「裸になって確かめてみる?」なんて爆弾発言をぶちかます始末。
(EXからではなく通常版の時点で)

泣きゲーの金字塔として有名なkeyのヒロインとしては珍しく、終始明るいシナリオが展開されていく。







追記・修正お願いします。




本当に
あたしでいいのかな?











 
   *   *
 *   + うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *



西園美鳥とはリトルバスターズ!の登場人物で、ヒロインの1人である西園美魚の個別ルートで登場する。
以下、美魚ルートでの重大なネタバレ含む













美魚ルートの途中から唐突に理樹と美魚の前に姿を現す。性格については概ね上述の通りで、物静かで孤立しがちな美魚とは正反対と言える。

理樹が美鳥の姿を見てすぐに持病であるナルコレプシーの発作が起こり意識を失ってしまう。
そして寮の部屋へと戻ってきてからしばらくの間、理樹は美魚のことを忘れてしまう。

やがて理樹は美魚が大切にしていた短歌集を見つけて美魚のことを思い出すのだが、その翌日に学校に美鳥がやってくる。
しかも周りの人間は彼女が美魚と認識しているという事態に陥る。

彼女の事を美鳥と認識しているのは理樹だけで、それを知った美鳥はあの手この手で自分が美鳥ではなく美魚だと認識させようとし、
遂には抱き着いてキスまでしてくる。

ここで、それでも理樹が彼女が美鳥であると認識し続けると、美鳥は美魚が今どこにいるのかヒントを与えてくれる。

そのヒントを頼りに初めて美鳥が現れた海岸へ向かう理樹。そしてその場所にいた美魚が美鳥が何者なのかを語ってくれる。



小さい頃友達もおらず、1人でごっこ遊びをしていた時、突如として彼女に応えた存在。それが美鳥であったと言う。

それからしばらく美鳥は美魚にしか見えない妹として一緒に遊ぶようになる。

しかし、美魚が小学校高学年になった時に母親が美鳥の存在に勘付き、美魚を病院へと連れて行く。

そして、半年ほど経った後に美魚は美鳥のことを完全に忘れてしまっていた。

確証はされていないが、話の流れから憶測するに美鳥とは美魚のもう1つの人格であったと言える。
連れて行かれた病院で人格障害の治療を施された結果、美鳥のことを忘れてしまったのだろう。

だが、更にしばらく経ったある日、古典の授業である短歌を目にした美魚は突如として美鳥のことを思い出す。

その日以降、美魚は美鳥を忘れた事を悔やみ、彼女はきっと自分を恨んでると思い込み、美鳥と自分の立場が入れ替わることを望み続けていた。

彼女がよく口にしていたお気に入りの短歌である、『白鳥は 哀しからずや 空の青 うみのあをにも 染まずただよふ』
これに込められた美魚の願いは『孤独』であり、青に染まらず漂う白鳥のように空と海の狭間で永遠に1人になることを望んでいたのだ。

かつて自分が忘れてしまったことにより、そうなってしまった美鳥と同じように…

全てを話し終えた美魚は理樹の前から姿を消す。でも直後に美鳥から着信が入り美魚を追いかけるよう理樹を叱る。




実は美鳥は美魚の事を昔からずっと変わらずに好きだと思っており、恨みなどは全く抱いていなかった。
入れ替わった後に理樹に美魚のことを忘れるようにけしかけていたのも、彼に美魚の事を任せられるかどうか試していたからだと取れる。
美鳥は美魚の本当の願いである『孤独』の意味を知っており、その願いを叶えるのに理樹が適任だと思っていたのだ。



「誰か大切な人が傍にいて、初めて人は『自分』になるの」

「他の誰でもない自分。お姉ちゃんはそれを『孤独』と呼んだ」

「それが、お姉ちゃんが本当に手に入れたかったものだよ」

そして美魚を追って海へと飛び込んだ理樹を岸へと引き上げたのを最後に、美鳥は美魚の中へと戻る。
彼女は再び美魚の影となりこれからはずっと2人で生きることを伝えて姿を消した。



以下、世界の秘密を知った上でのネタバレ
















個別ルートでのセリフや行動等から考えるに、美魚もまた他のヒロインと同様に虚構世界の仕組みを理解していたと思える。
美魚はその仕組みを利用して本来は同時に存在出来ないはずの美鳥の存在を呼び出して彼女をみんなと一緒にいる美魚とし、
自分が代わりに孤独になるのを望んでいたのだ。
美鳥が理樹以外の人間から美魚と認識されていたのも、当然この虚構世界の仕組みによる書き換えから来るものだろう。


このルートではやたらと現実と虚構の認識の違いに関するイベントが盛り込まれており、
現実と虚構はふとした拍子に入れ替わるといった、なかなか考えさせらえるテーマが前面に出されてくる。
美鳥のひっかけによって、理樹が1週間前の夕食のことや、美魚が本来かけていない筈のメガネをかけていたなどと、
簡単に過去の現実を書き換えられるシーンは軽いホラーにも見えてくる。
それらを見た上での恭介と鈴のセリフ。

「みおは、あたしの知らない理樹を知っている」
「理樹は、あたしが知らないみおを知っている」
「だから…理樹は理樹の想い出を信じろ」

「信じるな」
「俺の言葉をお前は信じるな」
「理樹。お前はお前を信じろ。俺たちの言葉に頼るな」


これらから察するに、自分の知る現実を他人に委ねれば過去の現実など簡単にあやふやになってしまうのだから、
最終的に何が現実だったかを決めるのは自分自身でなくてはいけないということなのだろう。









追記・修正は最後まで美鳥を美鳥と認識し続けていた方がお願いします。

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最終更新:2024年11月07日 07:29