ジュラシックパーク(シューティングゲーム)

登録日:2012/09/01(土) 20:56:09
更新日:2020/03/28 Sat 14:22:01
所要時間:約 5 分で読めます




1994年にSEGAからリリースされた版権物のアーケードゲーム。

これ以前にリリースされていた「レールチェイス」のマイナーチェンジ版のようなもので、あのスティーブン・スピルバーグの映画「ジュラシック・パーク」を題材にしている。

ストーリーはⅠ以降にある理由でグラント博士が再びイスラ・ヌブラル島に戻ってきた事が冒頭で語られる以外は、その理由などの詳細は不明。



【特徴】
3人掛けのベンチ程の大きさの座席、その目の前にレバー型のコントローラーと大型の画面が配置され、筺体の大きさはかなりのもの。
座席がゲーム中でグラント博士が乗り込むジープと連動してガクガクと激しく動き*1高い臨場感を演出している。

…とまぁそんな事を頭に入れていただき、本題はここから。



ここで、この項目をご覧になっているアニヲタ諸兄に質問。

ガンシューティングゲームの醍醐味と言えば?


ハイスコアにタイムアタック…様々あるが、その答えの前提にあるのはノーダメージやノーコンティニュー、すなわちワンコインクリアではないだろうか。

大まかに言えばガンシューティングゲームとは文字通り、目標となる敵を射撃で倒してクリアを目指すゲームである(「ガンバレット」のように必ずしもこの限りではないゲームもあるが、まあ聞け)。

そしてプレイヤー側はいかにして敵からの被弾、すなわちダメージを最小限に抑えてステージを攻略出来るかがクリアの鍵を握るわけである。

だが、この「ジュラシックパーク」というゲーム




どう足掻いてもダメージを回避出来ないポイントが存在する。



それも一カ所、二カ所ではなくいくつも。





敵の攻撃力自体はそれほど高くないものの、1Pの場合は明らかにこちらを殺しに来てるとしか思えない数の敵が押し寄せてくる上に、攻撃を回避する手段は存在しないため、ワンコインクリアは不可能。


「ほぼ不可能」ではなく、「不可能」とかつては断言したが、最近になって某所に上げられた動画により最低難易度に限りワンコインクリアが可能であることが判明した
が、最低難易度での稼働でなければ現時点でも不可能と呼べるシロモノであり、俗に言う「死ね死ね金払え系のゲーム」と認識して割り切ったほうが楽しめるであろう。
スコアの概念もなく、もっと言うなら「雰囲気ゲー」「カップルゲー」に属するゲームでもあるので…

が、最近になって「ダメージ判定はプレイする側のみに判定があり、プレイしていない側での攻撃にはダメージが無い」事が有志により発覚、さらに人間をやめた人の手により通常難易度でもワンコインクリア達成者が現れた



【登場する恐竜】
やはりジュラシックパークといえば種々様々な恐竜。

今作ではこれらの恐竜にプレイヤーは(恐竜に噛まれようが突撃されようが、高所から落下して水中に落ちようが絶対に壊れない)ジープと、(バルカン砲のような連射が可能な)麻酔銃で相対する事になる。


  • ティラノサウルス
ご存知、恐竜界の王様 T-REX
ゲーム冒頭からいきなり登場してプレイヤーの度肝を抜き、以後、最後まで戦う事になる中ボスでありラスボス

コイツの攻撃はどうやっても防ぐ事が出来ないため、ライフをある一定以上確保してないと詰む。
このゲームのワンコインクリアを不可能にしている要因その1。

実は体毛が生えてた。鈍足であった。スカベンジャー(屍肉食い)であった。いやいや強くて早くてスゴかった等、様々な説が唱えられているが、1994年当時には外見の勇壮なイメージそのままにジープにすら余裕で追い付く加速力と倒れ込んだ同族の巨体を一飛びで飛び越えるバネを兼ね備えた脚力と、ジェットストリームアタックを仕掛けてくる知能を合わせ持つ化け物となっている。


  • ヴェロキラプトル
飛び掛かってキックや爪で攻撃してくる。いきなり画面の目の前に現れる事も。
初見では焦るが、見慣れるとだんだん可愛く見えてくる。


  • ガリミムス
群れでこちらに向かって走ってくるだけで攻撃はしてこない。
ぶつかるとダメージを受けるので、撃って道を開けてもらおう。


  • トリケラトプス
毒々しいカラーリングをしてる、こちらも人気の恐竜。
高い耐久力を誇る数の暴力の権化。ワンコインクリアを不可能にしている要因その2。


  • ディロフォサウルス
巨大な襟巻きと毒液攻撃が印象的な恐竜。

…実際にそんな生態は持たないらしいが、このゲームでは知ったこっちゃないと言わんばかり画面を自らの毒液で紫(私色)に染め上げる。
ワンコインクリアを不可能に(ry 要因その3。

初心者は大体トリケラかこいつに100円をカツアゲされる。


  • プテラノドン
こちらも馴染み深い翼竜。集団でカミカゼアタックを仕掛けてくる。戦いはやっぱり数だよ兄さん。
ワンコインクリアを(ry 要因その4。

ディロフォを凌いだプレイヤーに無慈悲にも100円をせびる悪魔超人。


  • ブラキオサウルス
首や足でこちらの進路の邪魔をする。でも時にはプレイヤーを導く道にもなる。
特定の場所ではくしゃみをした後にティラノサウルスとの戦闘に移行したりもする。

  • アンキロサウルス
障害物。撃ってたたき起こせばどいてくれる。


  • 火山弾
火山地帯限定で登場。
まるで意思を持つかのように恐竜達を避けてプレイヤー目掛けて飛んでくる。BGMも相まってもはやギャグとしか思えない。




…と、色々書いたがこれだけを見るとクソゲーに見えるかもしれない。

ツッコミ所は多いが、印象的なBGMと当時のSEGAの十八番とも言えるスプライトを駆使した擬似3D映像は、筺体の織り成す座席の振動と相まって、技術の進歩した今でも色褪せない迫力を持つ。


2000年代に入った昨今ではさすがに撤去が進み数は少なくなっているが、場末の健康ランドなどでは未だに現役で稼動しているところもある。

もしプレイ出来る環境があるならば、幼稚園、小学生だったあの古きよき時代を、このゲームで感じてみてはいかがだろうか。



追記・修正は座席に揺さぶられながらお願いします。

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最終更新:2020年03月28日 14:22

*1 それはもう乗り物酔いしやすい人にはキツいレベルで