登録日:2012/02/09 Thu 21:13:44
更新日:2025/04/30 Wed 16:49:36
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トリケラトプスとは、ケラトプス科トリケラトプス属の白亜期後期~末期・北米大陸に生息していたとされる植物食
恐竜。
ティラノサウルスらと共に、非鳥類型恐竜の最後の属として白亜紀に存在した。
当時の地層において最強の植物食恐竜と名高く、どこ掘ってもトリケラの化石が出てくるらしい。
角竜と呼ばれるカテゴリーの代表格であり、
最も有名な植物食恐竜と言って過言では無い。
もう少し広義では鳥盤類の中の「周飾頭亜目」にも属し、これには角竜下目及び
パキケファロサウルスなどの堅頭竜下目が含まれる。
が、残念ながら、恐竜界にはかの王者、
ティラノサウルス様が存在しているので、「
永遠の二番手」などと見なされる宿命にある(?)
肉食と植物食の違いがあるので、単に二大巨頭と考えている人も多いが。
ただ、恐竜をモチーフとした作品においても、有名にもかかわらず主役になれた作品が少ない(同じ大型植物食恐竜だと、更に超巨体で目立つ大型竜脚類の方が……)。
『恐竜キング』と『みなし子恐竜トム』では主役だよ!
「お前さえ…。お前さえいなければ…!」そんな事言ったら他の有名恐竜・同時期の爬虫類陣も軒並みそうではあるが
とはいえ、「巨大な竜脚類でもないのに、あの白亜紀最強のティラノに真正面から抗える恐竜がいるなんてすごい!!」という意味で名が売れたところもないではないので、持ちつ持たれつな面もある。
ただ恐竜マニアの間で人気・知名度が高い所十三の漫画作品や、やはり古生物オタご用達の絵本トリケラトプスシリーズなどでは主役を務めている。
また、絵的にわかりやすい身体的特徴特徴を持つ事から、デザインモチーフとしての採用率は竜脚類よりも高い。
恐竜ファンの間でも所謂「恐竜(中生代)三傑」を述べる際は「ティラノ!トリケラ!〇〇!」とほぼ間違いなく名前が挙がる。
というか恐竜の定義を述べる際、「現生鳥類とトリケラトプスを含むグループの最も近い共通祖先より分岐したすべての子孫」という言葉がよく用いられるのだが、この「トリケラトプス」の部分は実は他の鳥盤類の恐竜でも代用が効く。
ここにわざわざトリケラトプスの名を持って来る辺り、いかにこの恐竜の名が知られ浸透しているかが分かるものと言えよう。
目次
■概要 トリケラトプスはこういう恐竜だ!!
名前の由来は「三本(=トリ)角の(=ケラト)顔(=オプス)」。
体長9m前後、推定体重6~12t程度、体高3m前後と言われる。
その名の通りの三本角を持っており、これは主に同種間の闘争(雌をめぐる争い)に用いられていたらしい。
四肢はどっしりとした四つん這いで、指先は蹄状。二足歩行で鳥型の指だったティラノとはここでも対の関係である。
口にはクチバシも存在し、顎の力は非常に強く、白亜紀に増えてきていた被子植物にも対応。
固い木の皮を剥いで柔らかい中身を食べていたらしい。
要するに「植物なら種類問わず大抵何でも食べて消化できる」ので、ここが大型化・繁栄の最大の秘訣と言われる事も。
四足歩行の恐竜としては体高も低くはなく、その辺も鎧竜とは差別化できた。
そして、もう一つの特徴が巨大なフリルである。
その大きさは成体で2.5m以上にも及ぶ。
これは、「他の個体への性的アプローチ」や「身体をより大きく見せて威嚇するため」、または「これを太陽の方に向けて体温調節に使う」などとも言われているが、
トリケラトプスのそれは他の角竜のものと違って、老齢になるまで穴が開いておらず、
実はとても頑丈に出来ているため、「首周りを守るため」などの自衛道具だと言う説もある。
このフリルで多少後方への視界が遮られてしまうが、優れた聴力でそれを補っていた様だ。
恐竜の一般的な武器として、大抵の植物食恐竜が行う「長く丈夫な尾によるテールスイング攻撃」が存在するが、トリケラトプス(ら角竜)の場合尾が短めかつ武装が前方に集中しており、これも同時期の武装恐竜である
アンキロサウルスら鎧竜と異なっている。
後述するが「食べる際」の傷ではなく、フリル上部にティラノサウルスの噛み跡が治癒したとされる痕が存在する化石も見つかっている。いてぇ。
逆に言えばティラノに襲われ噛み付かれたというのに生還した証拠でもあり、やはりフリルがそれなりに頑丈だったのだろうか。
なお、顔面にはトリケラ同士の角による傷が多い。
あのガタイと長く鋭い角の持ち主同士のぶつかり合いであり、同種間闘争も相当な激しさであったと考えられる。
ただこれも治癒した傷が多いとの事で、本当の殺し合いにはならない程度の知能は備えていたのだと考えられるか。
フリルの形状が丸みを帯びて見えるので勘違いされる事があるが、細かい区分けでは「セントロサウルス亜科」ではなく比較的フリルの長い「カスモサウルス亜科」に分類される。
ちなみにページ上部に記載されている「トリケラトプス属」という区分けもあり、過去にはたくさんの種族名が提唱されたが、2020年代現在は「ホリドゥス(こちらがやや身体が大きい)」と「プロルルス」が有効名となっている。
もうひとつ言うと「トリケラトプス族」というものもあり、この中には「エオトリケラトプス」の様にトリケラトプスを凌ぐ巨体(推定9~11m)を誇ると推定される恐竜も存在する。
が、これらの中には化石が断片的だったり「トリケラトプスの亜種や大型個体なのではないか?」と言われる恐竜もいるため、断定した物言いは避けた方が無難か。
ちなみにトリケラトプスも部分化石ならば、推定15m級の大型個体とされるものが発見されている。
ここに分類される角竜たちはトリケラトプス同様「成体のフリルに穴が開いていない」者が多い。
ティラノサウルスにとっては捕食対象であったが、二足歩行の彼は四つ足で重たいトリケラに比べてバランスも崩しやすかったであろうし、お互い決定打が与えられない場合に発生するであろう近接しての押し合いになった際は強い。
強力な角や嘴を持つトリケラは、やはり迂闊には襲えない相手であっただろう。
というか、真正面から成体同士がぶつかり合った場合トリケラトプス優位、という主張の学者もいる。
「襲うならはぐれた者か小さな子供」
サバンナの肉食獣の常識だが多分、恐竜界でも同じだったと言われている。
なお、食べられたとされるトリケラの化石に残った噛み跡から、ティラノはトリケラのフリルのすぐ下の、首の付け根あたりの肉を好んで食べていたという説もある。
現在の野生動物でも獲物の特定の部位しか食べない例はあるためあり得る話であり、
重たい頭部を支えていた首の肉は強力な筋肉で形成されており、味は不明であるがさぞかし食べ応えがあったのではなかろうか。
やはり、植物食恐竜最強は彼である。
ティラノも成体のトリケラと戦えば、1対1の場合でも角で突き殺される事すらあったらしい。
(実際、アメリカのチームがトリケラトプスの身体を模したロボットで実践してみたら鉄板がぶち抜かれた)
無論基本的にティラノ相手には2体以上で立ち向かった事だろう。
トリケラトプスも数的不利を作らないためにかそれなりの群れで生活していた痕が発見されている・・・・・・が、前の時代の角竜達がかなり大規模なボーンベッドを作っているのに対し、トリケラトプスは固まって発見された例が"それなり"程度でしかないため、群れは小規模のものだったのだろうか。
一応子育ての形跡は見られるため、「子のいない成体はあまり群れず、基本的に1頭だけで暮らしていた」とする説もある。
21世紀初頭頃には、「ティラノスカベンジャー説」と共に一部で「トリケラの角は空洞があってすぐ折れる」という説が一時期話題になった。
が、これはフリル同様老齢後の現象である様で、油の乗った成体はそんな事はない可能性が高い(そんなすぐに折れるなら同種間闘争にも使用できないだろう)
また、生前は硬い皮脂に覆われていた可能性もある。
更に、2010年代に入ってからもトリケラトプスの角で脚を突き刺されたとされる傷跡のあるティラノサウルスの化石が公開されており、少なくとも「角は戦いに使えなかった」説の信憑性は大分低くなったと思われる。
2020年代に入ってから「トリケラトプスは三半規管が弱い!角を振ったり速く走ったりしたらすぐ目を回す!」などという報道で騒がれた事があったが、これも「原始的な小型の角竜(プシッタコサウルスやプロトケラトプスの様な)は三半規管が強い」という話であって、トリケラトプスが特別に三半規管が弱いという事はないとの事。
これについては恐竜研究者からも「曲がった形で報道されている」と苦言が呈されており、恐竜に関する所謂ナーフ報道は少し疑ってかかるくらいが良いのかも知れない。
成体の角の長さは1m以上、長いものでは1.5m以上にも及ぶ。
形は曲がってはいるが、刺したり突いたりができないわけではない。
先が尖っているため横に切る攻撃にも使えそうである。
昔(今も一部の創作で)言われていた突進攻撃は、上述の実験でも証明されたのだが実際に行ったら頭や首の骨が砕けるとの研究結果が出ており、
ティラノサウルスなどの大型の強敵との戦いの際には、
下に潜り込み角を突き上げる、横に振って斬るといった戦法を取ったとされる。
トリケラトプスは(諸説あるが)首の可動域が広く、角の使い方は柔軟性に富んでいたのかも知れない。
ちなみにこの「トリケラトプスVSティラノサウルス」に関して、「モンタナ恐竜闘争化石(デュエリング・ダイナソー)」という大きな話題をさらった化石が存在する。
2006年に発見されたこの化石は、なんと両者が組み合った様な姿勢のまま、両者共に「戦いによる怪我ではないか」とされる損傷が見られた上で、しかも全身のかなりの部位を遺したまま化石となっていたというのだから驚きである。
当初は両者共に小柄であった事などから「カスモサウルス(または新種の角竜)とナノティランヌスなのではないか?」とも議論されたが、結局は「恐らくは小柄なトリケラトプスと若いティラノサウルス」というところに概ね落ち着き、「あの白亜紀の雄同士の闘争化石!」とあって恐竜ファンの注目を大いに集めたのである。
「両者が戦った上で絶命し引き分けに終わった」「若いティラノサウルス達が集団でトリケラトプスを襲い、トリケラトプスは仕留めたが1頭が返り討ちとなった」などと想像が巡らせられた・・・・・・が、(諸事情により)2020年代に入る頃から研究が進んだ結果、戦闘の結果として見るには不自然な点も多く見つかり、偶然死体が水流などで重なっただけではないか、とする説も強くなってきた。
戦闘による怪我ではないかとされる個所もあるため「ロマンある決闘化石」である可能性は完全否定されたわけではなく、「トリケラトプスVSティラノサウルス」の証拠化石は上述の通りそれなりに出土しているため両者の激突自体を疑う必要はないが、ことこの化石については眉唾ものではないかとする見解もある。
他には、「トリケラはがっしりした見た目とは裏腹に足が速く小回りも利く。戦わずに逃げ切ってしまえたのではないか」との意見もある。
トリケラトプスの脚の付き方については議論の的となっており、ワニの様な歩き方をしていた(ゆえに速くは走れない)のではと言われた事もあったが、足跡化石などと合致せず、最近は「小さく前ならえ」を地面に向かってしている様な姿勢だったとされ、走行速度は時速24~32km程度だったとされる。
数字だけ見るとそれほど速くはないが、「トリケラトプスの巨体を考えるとかなり走れる方」との評価も。
過去にはティラノサウルスの脚の化石が「走る事に向いている様な造りをしている」と見られており、歩幅も稼げる事から時速40km~50km(またはそれ以上)程度を出せるのではないかと考えられていた。
トリケラトプスの方が方向転換がし易いのではないかとの指摘や、ティラノの頭部の大きさ・重さゆえのバランスなどを差し引いても、現生の捕食者・非捕食者同様「総合的に見てもティラノサウルスの方が速い」とされる事が多かった。
が、2010年代に入ってから様々な要因によりティラノサウルスの走行速度に下方修正がなされ、2020年現在では若干ティラノサウルスの方が遅くなる可能性が出てきている。
逃げ切れるのならば植物食恐竜側が戦いを挑む理由もないため、案外両者のガチな戦いは稀なものだったのかもしれない。
「
草食系男子」と言えばナヨナヨしているとされるが、このトリケラトプスの姿を見たならばその認識は改めるべきかもしれない。
実際トリケラトプスは他の恐竜に比べて尾の占める割合が小さく、横にも広いので平面の絵で想像しているよりずっと大きな生物であると言える。
もっとも、トリケラトプスは雑食(肉も食べていた)との説もあるのだが。
その根拠は強靭な顎とくちばし、また竜脚類などほどではないもののかなり大型化している事であり、
小さな恐竜やトカゲなどの小動物を襲って噛み砕いていたのでは、などと言われる事もある。さながらイノシシである。あくまで少数派の意見であるが。
嘴の奥にある歯はさすがに牙などはないが、デンタルバッテリーを備えていた。
世の草食系男子の諸君も、彼らを見習い、肉食系女子達を是非股間の角でry
うわ、食べないでティラノ様
■消滅の危機(?)
2010年に『近縁種の角竜トロサウルスは、成長したトリケラトプス』という論文が発表された。
成熟した化石しか見つかっていないトロサウルスと、各成長段階において資料の豊富なトリケラトプスを比較した時、その類似性が指摘されたのだ。
ひらたく言えば、『今まで別種(トロサウルス)とされてきた化石は、単なる老トリケラトプスではないか』ということ。
同一種とすれば、トリケラトプスの学名の方が記載が早く、先取権というルールにより、トリケラトプスが有効名となる。
(「
抹消された恐竜の名前」の項目も参照)
しかし一部メディアやアフィブログなどにより
「トリケラトプスはこのトロサウルスの幼体の一段階に過ぎない」
「トリケラトプスと言う呼称が消滅し、トロサウルスでまとめられる」
「トリケラトプスなんて存在しない」
といった、論文の主旨とは正反対の、誤った(あるいは煽り目的の意図的な)報道がなされ、トリケラの知名度もあり混乱が生じた。
いまだに騙されたままの人も多いのではなかろうか?
くどいようだが、もしトロサウルスがトリケラトプスの成体であったとしても、
トロサウルスの方がトリケラトプスに吸収される形になるのが正解だ。
もっとも『トロサウルス=トリケラトプス』と言う説にはその後反対意見も数多く出ており、2022年現在ではほぼ否定されたと言ってもいい状態となっている。
■トリケラトプスをモチーフにしたキャラクター
◎暗黒ドリケラトプスなど数体(
遊☆戯☆王・
遊☆戯☆王アニメシリーズ・
遊戯王OCG)
原作・無印アニメ「遊☆戯☆王」における
ダイナソー竜崎の使用カード「メガザウラー」は角竜と鎧竜と合わせた様な容姿のモンスターで、(鼻先の角がないなど少々トリケラトプスとはかけ離れているものの)当時の角竜モチーフと言えばトリケラトプスであるというのが常識であった。
続くアニメ
遊戯王デュエルモンスターズGXでは、「暗黒ドリケラトプス」「セイバーザウルス」「
ベビケラサウルス」が
ティラノ剣山の使用カードとして登場し活躍。
また、上記の「セイバーザウルス」に加え「機動要犀 トリケライナー」「
ベビケラサウルス」「ダイナレスラー・パンクラトプス」といった、ガチ環境で活躍を見せたモンスターも多い。
アニメ使用者の名前が「ティラノ」剣山だったり【恐竜族】の種族デッキでのエース格はティラノサウルスモチーフのモンスターなのだが、実はガチ環境レベルでは比較的「ティラノ」達は活躍しておらず、この
ゲームでのトリケラさんは中々尖った魅力を醸し出していると言える。
◎ドラケラトプスくん(
ザ☆ドラえもんズスペシャル)
皆さんの予想通り、相方は「ドラノザウルス」くんである。
◎
ボスゴドラ・
トリデプス(ポケモン)
前者は「角竜を二本足で立たせた様な姿だ」と盛んに考察されており、モチーフとして間違いないだろう。
逆立った1本角と横の2本角で3本角も再現されており、進化前の2体のモチーフも四足歩行の角竜を思わせる容姿である。
後者は完全に角竜モチーフの化石ポケモンで、名前は明らかにトリケラトプスを意識したものであるが、この子はペンタケラトプスやプロトケラトプスら他の角竜要素も混じっている。
どちらも強固なフリルと頑強な身体を活かしてか"ぼうぎょ"が非常に高いステータスであり、タイプもいわ/はがねと共通している。
何気に
ティラノサウルスより先に採用された珍しいケース。
◎
ディアブロス(モンスターハンターシリーズ)
顔立ち、角、草食類である等、トリケラトプスをモチーフにした“飛竜”。ちなみに二足歩行。
◎
カクリュウ(
トランスフォーマーV)
恐竜戦隊のおまぬけ担当で、トリケラトプス型のサイボーグ恐竜からトランスアウトし乗っかることが可能。
ダイノキング合体後は胸部を構成する。
後の玩具シリーズ『トランスフォーマー ユナイテッドEX』では、「グリムマスター」と名を変えてサイバトロン入りを果たしている。
◎ホーンボンバー(
勇者特急マイトガイン)
勇者特急隊一の暴れん坊・
ボンバーズのプロトタイプで、改造前は「ひかりボンバー」を名乗っていた。
改造後はトリケラトプスに変形、背中のホーンランチャーで敵を撃破する。
さらに、他のボンバーズとバトルボンバーに四体合体。右肩のバトルランチャーが
必殺技となる。
◎ボウエイガー→グラントプス/グランザウラー(
熱血最強ゴウザウラー)
他の
ロボットと「超熱血合体」して誕生するキングゴウザウラーは、グラントプスの頭部=トリケラトプスの頭が胸についている珍しい恐竜ロボである。
◎
マッドサンダー(ゾイド)
ゼネバス帝国の
デスザウラーに対抗するためにヘリック共和国が開発した大型ゾイド。
頭部の反荷電粒子シールドで荷電粒子砲のエネルギーを吸収し、2本のドリル・マグネーザーであらゆる装甲に風穴を開ける。
◎角竜(怪獣王子)
■フィクション上での扱い
「
ジュラシックパーク」
「
ロストワールド」
顔見せ程度で登場。一作目は病気になった個体が登場。大量の糞も登場する。
しかし主人公アラン・グラント博士に「子供の頃から、一番好きだった恐竜だ」と言わせるのはさすがである。
登場個体は体長5m程度のまだ若いトリケラトプスとの事。
この一作目には本来は幼体も登場する予定だったらしく、「ジュラシック・ワールド」で実現している。
二作目でも顔見せ程度で、ハンター達に捕まっていたが、解放後は結構暴れ回っておりジープを引っくり返した挙句投げ飛ばしたりしていた。
実はジュラシック・パークシリーズでは「ティラノサウルスに匹敵する有名恐竜にしては出番が少なく、出れば存在感はあるのだがあまり目立った活躍が少ない」と言われる事もあるのだが、ある意味作中の騒動に直接巻き込まれず平和に暮らせているという事でもあるので微妙なところ。
「みなしご恐竜トム」
主人公のトム及び
ライバルのタイガーがこのトリケラトプス。
まだ1,2歳くらいであるが、数々の肉食恐竜やはぐれ草食恐竜などとの戦いを経て肉体的にも精神的にも強くなっていく。
少なくともドロマエオサウルスくらいならタイマンで倒せる。
「恐竜トリケラトプス」シリーズ
主人公のビッグホーン及びその仲間たちが該当。
「
ドラえもん」
映画『
のび太の恐竜』などに登場しているがそれはリメイク後のもので、実は第一作目では登場しておらず作中でティラノサウルスとの激しいバトルを繰り広げたのはブロントサウルスである。
まあ当時は登場した恐竜(及び同時代の古生物)は10種にも満たなかったため仕方がないとも言えるが。
『
ドラえもん のび太と竜の騎士』にてモブ恐竜としてではあるが、遂にはっきりと登場を果たし、その後は恐竜絡みの話でよく見かける存在となった。
スピンオフの
ドラミちゃん映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』ではかなり大規模な群れで迫力の登場をしている。
また、『
のび太の恐竜2006DS』では白亜紀後期エリアで重要な役を担うぞ。
「
範馬刃牙」
本物は出ないが
バキが象形拳のトリケラトプス拳を繰り出した。
またピクルが
花山薫のパワーにトリケラトプスのイメージを浮かべた。つまり花山のパワーはトリケラトプス級。人間かこいつ?
なお演出の都合上、エリ飾りの棘がスティラコサウルス並みのデカさに誇張されている。
「古代王者 恐竜キング」
雷属性
の恐竜として登場。必殺わざはチョキ。
甲虫王者ムシキングの
カブトムシと同じ立場で登場したせいか、強さが1400とかなり低めに設定された。
ただし、「スーパートリケラトプス」は強さが2000・テクニックが300になっている。唯一通常版と強さ・テクニックが異なるスーパー恐竜である。
恐竜カードをスキャンしなかった時にも登場する。ただし、第6紀までのカードをスキャンした時と必殺わざと属性だけでなく強さのテクニックもバトルタイプも外見も全く同じ。
この為かテレビアニメ放送以前からリュウタのパートナー恐竜として扱われる事が多いが、第5紀までは超必殺超わざを使えなかった。
バトルタイプは第6紀まではあいこタイプ、2007第1紀から2007第4紀+まではカウンタータイプ、激闘!ザンジャークではゆうきタイプ、それ以降はパーパータイプ。ショルダーネームは「暴君の好敵手」。
「目覚めよ!新たなる力第2紀」で登場した化石カードに限り「ふっかつタイプ」。
ティラノサウルス同様全てのバージョンで排出されるが、通常版は目覚めよ!新たなる力第4紀で排出終了しており、目覚めよ!新たなる力第5紀では後述のスーパー恐竜、事実上の最終バージョンではディノテクター恐竜だけが排出された。
また特殊な個体として、主人公リュウタのパートナーであるガブ、敵組織ザンジャークのメンバー・ミハサのパートナーであるマキシムスが登場。
通常版では体色が灰色だが、上記の「ガブ」とスーパー恐竜は体色が山吹色になっている。
追記・修正は形トリケラトプス拳を会得してからお願いします。
- ぬいぐるみの画像ないじゃないですかー。 -- 名無しさん (2013-11-30 22:37:13)
- 前方からの攻撃にはほぼ無敵だったろう -- 名無しさん (2013-12-31 12:35:29)
- ティラノサウルスの最大のライバル -- 名無しさん (2013-12-31 14:32:03)
- 植物食恐竜最強は大型竜脚類だったと思うが -- 名無しさん (2014-01-27 01:34:32)
- トリケラトプス主役の絵本があったような -- 名無しさん (2014-02-10 14:23:14)
- ↑黒川みつひろ氏のやつかね? -- 名無しさん (2014-02-10 15:51:44)
- ステゴも結構有名だよな -- 名無しさん (2014-03-26 23:10:48)
- ティラノサウルス=ライオンとするとトリケラトプスは水牛ぐらいか?そのくらいの力関係なような感じする -- 名無しさん (2014-05-03 15:04:37)
- アンキロ「俺もティラノと同世代同一地域の重装備草食竜なんだけどなー・・・」 -- 名無しさん (2014-05-24 17:37:52)
- モチーフになったキャラとこで、スナールって書いてあるけどスナールはステゴサウルスの方でトリケラトプスはスラッグじゃね? -- 名無しさん (2014-05-24 21:17:17)
- ロマサガ1ではしょっぱなから出てくる強敵。まず勝てん。一方ロマサガ2と3では「トリケプス」という似たような敵が登場したが、こっちは堅いだけのザコ。 -- 名無しさん (2014-07-06 18:18:02)
- 漫画とかだと、ティラノがトリケラ、アンキロ、ステゴ等をいとも容易く仕留めるのに違和感がある。確かにティラノは強力な捕食者だったはずだしスカベンジャー説もほぼ間違い確定だけど、襲ったのは幼体かもしくは病気・怪我で衰弱した個体だと思う。ティラノといえど元気な成体トリケラは簡単には倒せない相手だったと思うな。 -- 名無しさん (2014-08-09 03:21:03)
- 草食動物であっても襲われれば牙を剥いて肉食獣を倒すからな。まして3つの角を持った7トン前後の巨躯を持つ草食恐竜を、ティラノとはいえ簡単に襲って捕食できるとは思えんなw -- 名無しさん (2014-08-09 08:03:44)
- 走るのは苦手でその分横に移動するのは得意だったそうな 敵に襲われてもすぐに武器である頭を相手の前に持っていったとか -- 名無しさん (2014-08-09 10:12:37)
- トリケラトプスの背後から気づかれずに襲いかかればそこまで苦労はしなかったろうけど正面から真っ向勝負挑んだら無理だったろうな。 -- 名無しさん (2014-08-09 10:42:57)
- ↑肉食動物同士の縄張り争いとかならともかく、そもそも草食動物と肉食動物がご丁寧に正面から殺し合う状況なんてまずない。まぁ真っ向勝負ってのが接近してからの格闘戦だっていうなら無理って断定できるかは微妙。比較対象としては良くないかもしれんけど250kgのライオンが1tのスイギュウ相手にまるで歯が立たないかというとそういうわけでもない。 -- 名無しさん (2014-11-23 00:04:44)
- 黒川みつひろ氏の絵本トリケラトプスシリーズは大好きだった。 -- 名無しさん (2015-04-17 22:11:45)
- 特攻の拓の所十三がトリケラトプス主人公の漫画『AL THE WHITE TRICERATOPS』をチャンピオンで連載していた -- 名無しさん (2015-04-17 22:33:44)
- ちなみに脚の構造からみると突進より旋回が得意だったとも言われている -- 名無しさん (2015-04-17 22:55:40)
- ペンタケラトプス「俺の方が角の数が多くてかっこいいのに全然とりあげてくれない」 -- 名無しさん (2015-08-21 00:29:44)
- あとみなしご恐竜トムでも主人公だったね -- 名無しさん (2016-02-06 04:39:04)
- ↑2 名前の語呂が悪い -- 名無しさん (2016-02-06 06:52:01)
- ↑有名勢って名前の語呂がいいやつがやっぱり多いよね -- 名無しさん (2017-02-11 19:18:35)
- ↑個人的にケツァルコアトルスの語呂の良さは異常 -- 名無しさん (2017-02-11 19:44:52)
- アウターゾーンの恐竜編やコミックボンボンの読み切り漫画では主役恐竜だった。 -- 名無しさん (2017-02-11 19:50:42)
- ゴウザウラーのグラントプス、玩具だとメチャクチャデカイ -- 名無しさん (2017-02-11 20:05:11)
- 図鑑とかで恐竜絶滅後の哺乳類繁栄シーンでは大抵トリケラトプスの頭骨が転がってる気がする -- 名無しさん (2021-01-30 21:54:40)
- ↑白亜紀後期なので絶滅直後に死体が残っていても不自然でないこと、頭骨だけではっきりそれとわかること、この辺の理由で使いやすいのかな -- 名無しさん (2021-03-16 15:56:02)
- 「トリケラ」「トプス」じゃなかったのか… -- 名無しさん (2021-03-16 19:33:57)
- 意外と走るのは苦手なの驚き。まぁあんな強い角に突進力付いたらやばいけどな -- 名無しさん (2021-06-07 20:13:03)
- ティラノサウルスと並ぶ人気恐竜の割に恐竜キングでの扱いは微妙。強さ1400の雷属性。 -- 名無しさん (2022-04-30 19:00:56)
- 戦隊だとお約束のようにブルー枠、キョウリュウだけピンクだけど韓国の続編で結局ブルーに来た -- 名無しさん (2022-05-04 18:21:54)
- ゴリラだって虫とか食う時もあるというし、トリケラトプスが小動物食っていたとしても不思議ではないな -- 名無しさん (2022-08-25 22:15:55)
- 以前1950年代の恐竜について書かれた本を見かける機会があったんだけど、ケラトプス科の恐竜が現在では一般的な「角竜」ではなく「三き竜のなかま」と書かれていた。おそらくトリケラトプスの中国語名の一つに「三觭龍」とあるらしいので、それを訓読みしたのだろうが、もしこれが定着していたら角竜の呼称は一般的ではなかったかもしれない。三本角じゃないのも多いし、角竜の名が学術用語としても使われてるから、まずないだろうけどね -- 名無しさん (2024-07-17 22:48:53)
- トリー(冒険大陸アニアキングダム) -- 名無しさん (2024-11-13 10:44:59)
- 角竜では珍しく派手さより強度優先のフリル、角は生前だと角質で覆われ長さ・鋭さを補強、皮膚はワニのようにゴツゴツ、三半規管も大型恐竜では標準…ティラノもだが白亜紀の大型恐竜は「実用に特化したパワータイプ」が多いな -- 名無しさん (2025-04-05 22:58:15)
- 突進しなくてもその場で四肢を踏ん張って体重載せた一撃を加えれば大抵の敵はヤレルだろうよ。尻尾短いのは円陣汲んで死角無くしながら自衛してたから群れで生きてた証拠だって昔日本変体協会のドキュメンタリー番組で見た覚えがある -- 名無しさん (2025-04-30 16:49:36)
最終更新:2025年04月30日 16:49