パリイ

登録日:2010/11/16(火) 02:34:55
更新日:2021/02/03 Wed 16:52:04
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ピコーン!
ベア「パリイ!」
ユリアン「パリイ!」

パリイ/parryとはかわす、受け流すという意味を持つ英単語である。アニオタ的にはスクウェアのゲーム、サガシリーズの剣技が有名であろう。
ボクシングやフェンシングでも使われている言葉だが、フェンシングおいての正式名称は「パラード」。


  • パリイその極意―――
その効果は使い手素早さによるが相手の打撃攻撃を剣でかわし、ダメージを無効にする、というまさに剣を伴侶とし、剣を磨き、剣に命を賭け、剣と共に学び、剣と共に生き、剣と共に死ぬ、剣士の生き方を表す剣士の到るべき境地を示す技である。


  • パリイ、その役割―――
初登場ロマサガ2において、ゲームスタート直後のパーティーに居るロマサガ2屈指の人気キャラ、重装歩兵ベアがよく、というかほぼ確実に閃く技である。そのため知らない人・覚えられないという人はまずいないだろう。
陣形インペリアルクロスの最前線で戦い、常にLP-1と隣合わせのベアにとってこの技は、自分の命、さらには背後に控える忠を尽くす皇帝レオン、パジャマ皇子を守る強力な手段である。まさにベアの代名詞であり、ベアと言えばパリイ、パリイと言えばベア、パリイ一人旅プレイするならベア、なのである。

こちらの最大HP999に対して被ダメ998までなら掠り傷の今作において、必然的にパリイは重要な役割を帯びてくる。パリイ次第で帝国の歴史が変わるといっても過言でもないかもしれない。

ロマサガ3のパリイ。
基本的に序盤から使われる技で、初期設定ならユリアンが主に使う。
今作では比較的敵の攻撃が良心的になったうえに、他の武器のカウンター技が充実しているので、パリイを使わない剣士が増えてしまった…。
それでもその「最初からある技」としての偉大さと格好良さは失われることはない。

…そして以降のシリーズ作品からはパッシブ技や武器固有特性に変化したディフレクトにその座を奪われ、長らくパリイは採用されず、パリイ=ベアの印象をますます強くしていった。

ようやくにしてパリイが復活したのはソーシャルゲーム「エンペラーズ サガ」であり、実に17年ぶりとなった。
こちらは剣技の「パリィ」とベアの固有奥義「パリイ」が別々に存在してるが、もちろん双方の効果は攻撃回避であった。

そして「インペリアルサガ」にてアクティブ技としてパリイが復活、さらにシリーズ最新作の「サガ スカーレットグレイス」では長剣技・棍棒技・大剣技のガード技を閃く事で手に入るロール技能として
ガード率と狙われやすさをアップさせる「パリィスター」が登場。

こうして形を変えながらもパリイの系譜は脈々と受け継がれているのだ。

  • パリイ、その血脈――――
●ソードバリア(敵の剣技をオートでパリイする術)
●かざぐるま(敵の物理攻撃をパリイしつつ反撃を加える「槍」技。まさにパリイは百芸に通じる証明であろう。)
●マタドール(闘牛士のごとく、敵の攻撃を赤マントと体でパリイし、穿つ「細」剣技。まさにパリイは百芸に通ry)
●カウンター(そのまんまの「体」術。まry。)

その他にもパリイの眷属は数え切れない。


□似てるもの
●ディフレクト(邪道。後の作品にはほとんどこちらのほうが出張っている。)
●パリイ(イビョンホンの写真集。アニオタ的にはパリイされる物。)
●レッツ・パーリィ(古の武将が使ったとされる、6本もの刀による斬撃の嵐により敵を無力化する。馬をハーレーの様に扱う技術必須)
●パリィ(Demon's Soulsの戦闘システムのひとつ。敵の攻撃を武器で弾く。後述するが、微妙に表記が異なる。)
●武器ガード(ゲームシリーズが ちがいます
●切り払い(踏み込みが足りん!)
●ガードジャスト(ゼルダの伝説シリーズ。盾を構えながら攻撃を受ける瞬間にタイミングよくボタンを押すと攻撃を振り払える。あのロボットのビームだって跳ね返せちゃう)


  • パリイ、その真実―――
実はパリイは特に重要でも強力でも何でもなく、ただの攻撃をかわすだけの技である。
実際に他に技を閃いたり極意を覚えたら即封印される技なのである。
攻撃を回避しつつダメージを与えたり、別の味方を守ったり、果ては武器を奪い取るという上位互換や、殺られる前に殺れる全体攻撃が存在する中、
普通一ターン潰して、態々物理攻撃だけかわすだけの技を入れるようなプレイヤーは残念ながらそうそういない。制限プレイでも脚色を当てるのは難しい所である。

しかし、この技に感銘を受けたファンは閃いた瞬間、成功した瞬間は充実した時を過ごすことが出来ているはずである…。

ちなみに、上記で散々ネタにされているベアとインペリアルクロスだが、実はこのパリィとの相性が最悪に等しく、後半まで通用させるのは無謀である。
まず、パリィの発動率は素早さと斬技能Lvに依存しているのだが、ベアは素早さが高くなく、無理して補うより扱いの難しい重装備で固めたほうがいい傾向のキャラクターである。
最悪でも発動率は結構保障されているのだが、より素早さに優れたキャラや、身軽さを損なわない装備が増えてくると、他のキャラにパリィを使わせた方が回避率が向上する。*1
また、インペリアルクロスは前衛のキャラに防御ボーナスがかかる特性があるものの、それは行動後に発動する上に、素早さダウンまでついてくるせいで、まず陣形の恩恵を全く得られない。
一応ベアがパリィを発動させ損なったときでも本人のHPの高さや初期装備のお陰で序盤の内ならフォローはきくが、わざわざ不利な状況や伝統に燃える人以外ではこだわる必要はない。
どうせなら、素早さアップでパリィの成功率を上昇させられるインペリアルアローでやろう。
また、こんだけがんばってもパリィしづらい物理攻撃や、対応できない術やブレス攻撃なんかもあるので、やはり序盤の生命線として有難んで使ってこそ華である。
道場主ディープワン、運河要塞真のボスパイロレクス、バグの産物ナイトヘッド、ズル賢いボクオーンなどにはこれがないと辛いものだ。

アビスのような社会の責め苦を一身にうけ、アリのように働かされ、三次元美女のテンプテーションの見切りを体が覚えてしまった現代人にこそ、たまにはストレスをパリイする必要があるのではないだろうか。

ロマサガ3では極意を取る前に削除してしまうと、後でうっかり閃いてしまうので面倒でもさっさと極意を取った方がいい。

なお語感的に「パリィ」という風にィが小文字な気がしてしまうが実際のロマサガでの表記は「パリ」とイまで大文字である。よく間違われる。



「追記修正」

ピコーン!

「パリイ!」

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最終更新:2021年02月03日 16:52

*1 「妖精光」という合成術で素早さを大幅に上げれば発動可能な攻撃は「ベアでも」まず対応できる。