CV:堀内賢雄
帝国暦1000年時のバレンヌ帝国第30代皇帝であり、本編における最初の皇帝。
腕力・体力・魔力が高めで剣のレベルが高い。
他のステータスに比べて素早さは低めだが、これも同時期の仲間と比べるとそこまで低いわけではない。
このようにバランス良く高いステータスは一般クラスではあまり見られないものである。
初期武器のレオンの剣も攻撃力が高く、そのまま剣を振るわせたくなるが、技能レベルの都合で閃くのは二段斬りからの派生各種やカウンター技程度なのがネック。
そう考えると流し斬りを使える第1皇子ヴィクトールは優秀だったとも言える……のか?魔力も高いので術がおすすめ。
ライトボールを使えば序盤では貴重な回復術である月光を閃くこともあるので、基本は術をメインにして剣はその合間に使わせていくといい。
アビリティは全部の基礎能力値が1上がる「全基礎能力+1」だが、レオンが存命の時はアビリティが解禁されないので習得できるのは2週目以降となる。
CV:小林裕介
レオンの息子であるバレンヌ帝国の第2皇子。
最終皇帝が終盤の主人公なのに対して、こちらは序盤の主人公。
争いを好まず、全ての技能レベルが0という状態だが、魔力・素早さ・器用さが高く、腕力も低くはないので高いポテンシャルは秘めている。
…が、どれも技能レベルが「-10」あつかいらしく、Lv1まで上げることが困難なのでそこで戦闘向きではない点を突きつけてくる。ぶっちゃけ戦力外。
とりあえず皇帝になる前は拳やフルーレを振るいつつ、封印の地から帰ってきたらエメラルドから教えてもらうファイアーボールを使い、レオンの遺した武器レベルで剣・小剣・天術も鍛えていくといいだろう。
最初は非力で陣形の最後尾に配置されているが、クジンシー戦の 負けバトルでレオンが死亡した後はレオンの能力やソウルスティール見切りを継承し皇帝となる。
リマスター版以前は継承してすぐに戦死しても他のキャラに皇位継承して進められるが、本作ではクジンシー討伐前に負けるとゲームオーバーになるので注意。
クジンシーを倒してから金色の鎧に着替え、自由に行動できるようになるが、普通なら運河要塞を攻略しての年代ジャンプでジェラールの代を終えると思われる。
しかしやろうと思えば、ルドンを制圧してナゼールでダンターグを倒してメルーでノエルも倒し、更にはサラマットでロックブーケもしくは地上戦艦に潜入してボクオーンを倒す事も可能である。
他にもワグナス打倒は無理だが、ヤウダまで足を延ばして忍者やイーストガードを加入させたり、クィーンを倒した上で人魚と駆け落ちさせたりもできる。
アビリティはレオンと同じく「全基礎能力+1」だが、ジェラールの代では極意化はできない為、ジェラールの代から年代ジャンプした後にジェラールの部屋の肖像画を調べると入手できる形となっている。
また、2週目以降では白服時代は固有アビリティを持たない状態なので、その点では少しだけ不利と言える。
CV:松田健一郎
豊富なHPと防御力で敵の攻撃を引き受ける重戦士。
剣と棍棒を得意とする一方で、盾役ゆえに腕力は 見た目の割に高くないので、後半では火力面で貢献しにくい。
今までは序盤に使われるだけに留まる不遇なクラスの代名詞で、前衛系のクラスが充実すると真っ先にパーティから外されるのが常だった。
だが、今作では代名詞たる剣技「 パリイ」の成功率が80%固定、更に40%の確率で自動でパリイを発動するアビリティ「オートパリイ」によってその役割を極める。
このオートパリイは剣さえ装備していれば 別の武器や術を使っていても発動するという優れものである。
インペリアルクロスの最前線でパリイやオートパリイを駆使して敵の猛攻を防ぐ様から、初期メンバーである1番手のベアに惚れ込むプレイヤーが続出した。
それでも結局アビリティを極意化したら役目を終える……と見せかけて、体力が物理防御にも影響するようになったので敵の攻撃を素のタフさで耐えられる強みはあり、物理攻撃が主体のボス相手や防御重視の陣形で戦う時ならば非常に頼れる存在になった。
また「狙われ率アップ」「不死鳥の加護」などクラス由来ではないアビリティとオートパリイを両立してタンクに特化したい場合も必然的に、オートパリイをデフォで備える帝国重装歩兵を使い続けることになる。
また、魔力もそこそこ高めなので、他の戦士系に比べて術法防御を確保しやすく、回復や補助術を覚えさせておくとタンクとしての息の長さも合わせてよりサポーターとしての役割の幅を広げられる。
同クラス内では腕力や魔力が最高で武器技能も多いヘッジホッグか、剣技の閃きに秀でたスネイルも戦力強化に一役買う一方で、一番手であるベアはひっそりと原作よりLPが増えて重装歩兵最高値となっている。
得られる陣形は「インペリアルクロス」をベースに、前衛に配置した3名の狙われやすさと物理・術法防御が上昇する、後衛への防御に重きを置いた「インペリアルシールド」
名前の由来は主に陸棲の動物。
CV:村田太志・川井田夏海
平均的な能力を持つ軽戦士。
男性は大剣・斧・槍を、女性は剣・棍棒・小剣・弓を得意とする。
反面、術の扱いは不得手で突出した能力も無いので器用貧乏だが、弱点システムの仕様上パーティーの足りない部分を穴埋めするには最適。
リチャードやジュディは、同クラスの中では各種ステータスや閃きタイプが優秀で特に使いやすい。
アビリティは男性は装備品の重量を無視する「ウェイトパージ」、女性は30%の確率でターン最初に行動出来るようになる「クイックターン」
ウェイトパージは防具の重量を無視できる、重量で素早さが落ちる=体術の威力が下がるのを防ぐなど、本作では重量とのトレードオフになりがちなので活用しやすい。
クイックターンは確率は安定しないものの、それ以外のデメリットが無い点と毎ターン発動する可能性がある点で同種のアビリティや陣形に勝るので、確実な行動コントロールができない頃はお世話になる。
Ver.1.1.0から発動率が70%に上昇した。
ちなみに「龍陣」などの行動順固定が利いている陣形の場合はそちらが優先される。
得られる陣形は「インペリアルクロス」をベースに、前衛3名の狙われやすさと近距離攻撃が上がる攻撃特化戦法向けの「インペリアルアタック」
名前の由来は男性はアメリカの歴代大統領、女性はハリウッド女優。
CV:清水優譲・加隈亜依
高い器用さを持つ弓兵。
弓以外にも男性は槍、女性は小剣を得意とする。
カテゴリーごと不遇だった弓が大幅強化された事で相対的に地位が向上し、特に初期メンバーである女性の1番手のテレーズが早々に閃く「でたらめ矢」は序盤の優秀な全体攻撃として重宝する。
また、テレーズは水の回復術である《生命の水》を初期習得していることから、回復役も務められるようになった。
ノーマッドやハンターやイーリスといった、より弓使いとして優秀かつ多芸なクラスはいるものの、序盤から暫くは弓の専門家として活躍する。
アビリティは男性は状態異常やデバフを付与した際に効果ターンを延長する「エクステンション」、女性は状態異常とデバフの付与される確率を1.5倍する「かく乱作戦」
両方を1人にセットして運用するのも強いが、かく乱作戦をセットした先鋒が行動不能系の状態異常を撃つ→エクステンションをセットした後続が本命の状態異常を仕掛けるといった応用も可能で、男女でシナジーがある珍しいクラスであり、総じてデバッファーとしての役割が強くなっている。
そしてぴっちりスーツとおっぱいとお尻に魅了されたプレイヤーが多数出現した
得られる陣形は後衛3名の素早さが下がり、遠距離攻撃(技図鑑でレンジが「遠」とされる技が対象で、術は対象外)の威力が上がる「インペリアルレイ」
名前の由来はイギリス王室の人物。
CV:鈴木峡汰・白石晴香
高い魔力を持つ術士。
男性は風と水の術、女性は火と風の術を得意とする。
術の仕様変更の影響を強く受けており、特に女性の強化が著しいのと、男性も水の攻撃術「ウォーターガン」の導入とウィンドカッターの消費コストが重くなったので水術が伸ばしやすくなった。
さらに両者とも風術を得意としており、さらに天術を覚えることで本作の有用回復術「レストレーション」を使いこなせるようになる。
冥術に関わる理力が魔力に干渉しなくなり、「識者のローブ」が固定装備でなくなって他の高性能な防具を装備可能になったのは大きな追い風になった。
アビリティは男性はバトル終了後にBPが最大値の3%回復する「バトル後BP回復」、女性は術の消費BPが20%少なくなる「術消費BP軽減」で、特に「術消費BP軽減」は術の回転率アップに欠かせないため、早めに極意化しておきたい。
そしてぴっちりタイツとおっぱいとへそに魅了されたプレイヤーが多数(ry
なお、女性の1番手であるエメラルドはジェラールに火術の「ファイアーボール」を伝授してくれるのだが、伝授の場面で何故か画面暗転する演出のせいかジェラールに火遊びを教えた女というネタが生まれてしまった。
得られる陣形は前衛に防御力アップボーナスが無い代わりに、中列3名の術法攻撃が上がる「インペリアルマジック」
名前の由来は男性は黄道十二星座、女性は宝石。
CV:八代拓・桑原由気
自らの意思で仕える将を定める傭兵。
序盤で貴重な腕力と体力に長けたパワーファイターで、パワー系が充実してくる後半でも素早さが高めなのが長所。
男性は大剣や斧といった攻撃力が高い武器、女性は剣や弓といった小回りの利く武器に適性がある。
女性の3番手であるメディアは多技能に加え、理力も高いので女性版デザートガード的な性能を持つ。
ただ、閃き適性は割とバラバラなので閃き要員にしたい場合は事前に調べた方がよく、特に男性の五番手であるアキリーズは重要度・貴重度共に高い閃きタイプなのでなおさら。
アビリティは男性は最大HPが10%増加する「最大HPアップ」、女性は最大BPが10%増加する「最大BPアップ」
Ver.1.1.0から上昇量がHPが30%、BPが20%に増加した。
そしてぴっちりタイツとおっぱいとおっぱいのほくろに魅了されたプレイヤーが(ry
得られる陣形は前衛3名の物理攻撃が上がり、先頭の2人が狙われやすい「アサルトファング」で、序盤に手に入る陣形の中では縦貫通範囲攻撃に強いので、運河要塞とモンスターの巣のどちらの攻略にも役に立つ。
名前の由来は男性はギリシア神話の英雄、女性はその英雄たちの妻。
CV:内田修一・稲川英里
アバロンの地下に潜むシーフギルドの盗賊。
素早さはかなり上位で器用さも高め、男性は剣と小剣、女性は小剣と体術の扱いに秀でる。
キャットやスターリング、ラビットなど理力が高めのキャラがいるのが特徴。
アビリティは男性は近接攻撃時に15%の確率でアイテムを盗み出す「スティール」、女性は一部のドロップアイテムの数が2倍になる「抜け目ないネコ」
装備開発に要求される素材を効率よく集められ、特に軽装備に関わる「布」素材に関しては彼らに頼らないと本当に枯渇する。
女性の固有装備だった「ヒールのサンダル」が着脱可能になり、しかも固有技の「ふみつけ」がネタ抜きで大活躍するなど、序盤・周回時の戦力としては大幅に強化された。
なお、女性の1番手である アバロンのダニで有名なキャットだが、初登場〜運河要塞攻略後までの一連の専用イベントがより可愛らしく描かれ、魅力的なグラフィックとその言動で骨抜きにされてしまったプレイヤーが多い。
そして、運河要塞をクリアしたら年代ジャンプしてしまうケースが多いため、仲間にできなかったキャットの代わりに2番手のビーバーを次の皇帝に選ぶプレイヤーが多数出現し、仕舞いには「 ビーバーはジェラールとキャットの子孫」ネタまで生まれてしまった。
挙句の果てに 公式X(twitter)でも「ビーバー帝」がネタにされてしまうなど、色々な意味で人気キャラである。
そしておっぱいとへそとスカート部分の見えそうで見えないラインに魅了された(ry
なお、 例のトラウマイベントにおいて、彼らは あのセリフがボイス付きで再現されている。
得られる陣形は前衛4名の素早さと後衛1名の物理・術法攻撃が上がる「フリーファイト-1」で、行動後防御がなくなったので搦め手との併用が大事に。
名前の由来は男性は鳥類、女性は小動物。
CV:松重慎・東内マリ子
術法の研究を行うフリーランスの術士。
男性は地と水の術、女性は地と炎の術を得意とするが、本作のマスターレベル制度の関係で地以外はごっちゃになることも。
魔力は宮廷魔術士に譲る代わりに、術士の中では体力が高めで多少打たれ強く、素早さもそこそこで冥術適性が高めなのが特徴。
ヴェガやポラリス以外は理力のせいで通常の術の威力が下がるのが難点だったが、仕様変更のおかげでリメイク前より術火力が出せるようになっている。
また、原作では地の攻撃術の習得にはかなりのLv上げが必要で、性能をフルに発揮させるには結構な我慢を強いられていたが、本作では基本の攻撃術として「ロッククラッシュ」が追加された事で序盤からアタッカー・サポーター両面で活躍出来るようになった。
また、天術を習得することで「光の壁」を使えるようになり、女性ならばデフォで「炎の壁」の素養があるのも嬉しい。
アビリティは男性は通常攻撃が命中した際にBPが10%回復する「BPチャージ」、女性は自分の行動開始時にBPが2%回復する「BP自動回復」
前者は物理アタッカー向けなので自身が使うアビリティとしては不遇気味だが、後者はBPが200を超える(4回復)と実質初級術打ち放題ということなので、中盤以降から非常に頼れる存在に。
原作のドット絵は男女どちらも老人の姿だったが、今作では男性は福耳の道士的なおじさん、女性は貴族のような気品のある出で立ちの貴婦人と、小林智美のデザイン画に寄せたためにギャップが激しい。
得られる陣形は前衛2名の術法防御が上がり、後衛3名は素早さが下がる代わりに術法攻撃が上がる「マジカルハット」
名前の由来は男性は恒星、女性は花。
CV:前田雄
南バレンヌに居を構える龍の穴の総帥。
体力とLPに長けるが、体術の威力に関わる腕力と素早さで他のクラスに負けることがあり、原作では体術の閃き要員としては使えるが役割がそれ止まりになりがちだった。
特にリマスター版以降は同じ体術の専門家で腕力と素早さが高く、おまけに女性なのでテンプテーションも効かない忍者の登場が痛かった。
だが、今作では高い体力やLPによる耐久力の向上、技威力を10%アップするアビリティ「攻撃技の心得」による火力の高さ、固有陣形の大幅強化、「気弾」や「マシンガンジャブ」など各系統の属性が付与された体術、金剛力や妖精光のポジションを完全に継いだ「ベルセルク」+精神耐性のコンボの扱いやすさもあり、特に著しく強化されたクラスのひとつと言える。
それでもメンツは潰されがちであり、しかも今作の「気弾」には天術属性の追加でゼラチナスマターにも通用するので、それで戦えよとツッコまれることに。おまけに「ザ・ドラゴン」との一騎打ちでは使ってくるのでなおさら
ステータス的に一番体術向きなのは腕力と素早さのバランスが良いライガーで、ベイダーは腕力と体力に特化しているので武器を使わせるのも手。
なお、ライガー以外は技適性が体術01なので活殺破邪法とネコだましを覚えられず、ライガーは技適性が体術02であるために活殺破邪法を覚えられるがクワドロプルとジョルトカウンターは覚えられない。
ダイナマイトはコッペリアを除いてLP28と一番の数値を持っており、それを盾に無理矢理耐えるという運用も出来る。
得られる陣形は先頭の1人の素早さと近距離攻撃を大UPして行動後防御を付加、最後尾は素早さが下がる代わりに遠距離攻撃を大UPし、そして先頭から順番に行動できる「龍陣」で、今作では格闘家との相性も良く、配置を自由に変更できるようになったことで有用性が一気に上昇した。
名前の由来はプロレスラー。
CV:小林親弘・石見舞菜香
カンバーランドを守護する聖騎士。
男性は剣と槍と多少の術の扱いに長けたオールラウンドな重騎士で、女性は一貫して棍棒と術に特化したサポーターと、同じクラスで全く運用法が異なる。
ステータス的には男性はいわゆる魔法戦士としてサラマンダーに次ぐ術威力を発揮し、女性は単純にトップクラスの術威力を誇る。
女性のホーリーオーダーは回復役のみならず、序盤中盤は「太陽光線」、終盤は「ギャラクシィ」と術火力としても貢献してくれるだろう。
どちらも素早さが低いために龍陣や稲妻といった連続行動型の陣形と相性が良く、特に女性の方は逆にその遅さを活かして後手回復役として動くこともできる。
アビリティは男性は「被ダメージ時に連携ゲージを5%獲得する「ダメージコンバーター」で、連携が最大のダメージ源となる本作では有用アビリティの一つ。
女性は回復術の回復量が20%アップする「回復術の心得」で、わかりやすく強力な上に、クリア後に手に入る「回復限界突破」と組み合わせるとさらに有用度が増す。
得られる陣形は前衛3名の物理・術法防御が上がり、陣形が崩れない限り後衛の2名が狙われなくなる「ホーリーウォール」で、徹底した役割分担で真価を発揮する。
名前の由来はキリスト教の聖者。
CV:星野貴紀
北ロンギットのヌオノを拠点とする海賊船乗り。
斧の扱いを得意とする他、このクラスが皇帝じゃないと出来ないイベントも存在する。
斧の閃き要員だけでなく、アビリティの「連携ゲージアップ」で本作のバトルの鍵となる連携の回転率を高められるのは強力。
ティルピッツをはじめ体術使いとしてはイーストガードに次いで優秀なステータスを誇り、フィッシャーなどは技能も持つ。
また、フィッシャーやドレイクは理力も高いので、冥術使いとしても運用できる。
忍者がいないSFC版ではアマゾンストライクの陣形で最終メンバーとしても良いほどの存在だった。
得られる陣形は盾・ガーダーの発動率を犠牲にして、全員の素早さを上げ先制行動+順番行動を可能にする「ラピッドストリーム」
原作ではその圧倒的な性能もあって大活躍した陣形だが、今作ではシステムの変更や敵の耐久が増したことでやや使いづらくなった。
両手武器や体術主体で押せそうな時、絶対に先手を取られたくないがいちいちクイックタイムを使っていられないという時には活用できる。
名前の由来は航海士。
CV:玉井勇輝
寒冷地のナゼールで暮らす遊牧民。
豊富なHPと防御力を持ち、腕力もやや高めなパワーファイター。
得意武器の棍棒はデバフを付与する技も多いため、タンク役だけでなくデバッファーもこなせる。
旧作と違って全員が体術の技能も持ち、素早さ14以上の者は棍棒より体術のひらめきで活躍することもできる。
先手必勝なリマスター版以前はイマイチ埋もれ気味だったが、敵のHPが多いので反撃された時の防御も重要な今作では地位が上がった。
アビリティは HPが30%以上の時にHPが尽きるダメージを受けても1を残して戦闘不能を回避する「サヴァイブ」
敵の火力がインフレし始める後半や、高難易度では陣形が崩れるのを防ぐ保険として優秀であり、「一発で倒れる」と「一発なら耐える」は大きく意味合いが異なるのが実感できる。
棍棒アタッカーとしては帝国鍛冶職人、タンクは同じく体力がありオートパリイが優秀な帝国重装歩兵というライバルがいるが、タンク役にサヴァイブが必要という前提なら優先できる。
得られる陣形の「ムー・フェンス」は必ず後攻になる代わりに物理・術法防御が大きく上昇するのだが、原作と違って自動防御ではなくなったのが惜しい所であり、陣形の効果が発揮中はクイックタイム等による行動順操作を受け付けないのも注意。
名前の由来は北欧の伝説「サガ」の登場人物。
CV:清水優譲・川井田夏海
広大なステップで暮らす遊牧民。
男性は斧と弓、女性は棍棒と弓を得意としている。
特に男性では腕力や器用さなどステータスのバランスが良く運用の幅が広い。
女性は腕力が劣るものの、アリアをはじめ術威力が男性より高めであり、特に1番手のファティマは陰陽師に次ぐ冥術威力を誇る。
本作では薬草を採って生活するという特徴から道具の扱いに長ける唯一無二の個性を得ており、アビリティは男性は70%の確率で使用した「傷薬」を消費しない「傷薬節約術」、女性は傷薬の回復量が200%アップする「薬草の知識」によって、BPを圧迫せずに大幅な回復を見込める。
「最高傷薬」が1500回復になって高確率で使い放題…というと聞こえはいいが、戦闘で使用できる傷薬類はパーティー内のキャラに持たせた分のみ、それも各キャラごとに2個までしか持たせられない仕様である為、それがノーマッドのアビリティに対しての向かい風になっており、そもそも多少使い勝手を上げた程度では状態+HP完全回復の「エリクサー」に勝てず、追加された合成術「レストレーション」の全体回復がある今作では焼け石に水レベルである。
一応ベリーハードの序盤は敵の攻撃に対して回復手段に乏しいので、固有技としてエリクサーが使える「大地の剣」がない場合の選択肢としては有用。
Ver.1.1.0で「傷薬節約術」が「傷薬全体化」に変更された。一戦闘で2回までと限られるようになったが、希少な蘇生可能な全体回復手段である。
「薬草の知識」は回復量が200%から400%にアップした。
この2名のアビリティを組み合わせて最高傷薬を使えば、4人戦闘不能+残る1人が瀕死という状態からでも全員HP2500回復という驚異的な回復量になる。しかしこのためにノーマッド男女の同時編成は悪手という皮肉な事態になってしまった。
得られる陣形は前衛3名の素早さが上昇して最前列の2名は行動後防御、後衛2名の遠距離攻撃が上がる攻防一体の「ワールウインド」
速さを固さに変える陣形で後衛キャラの戦力も上げられるので、考案するノーマッドとの相性は良好。
名前の由来は男性はモンゴル帝国の民族長・ハーンを名乗った人物、女性はアラビアンナイトの登場人物。
CV:岡本幸輔
サバンナに住まう狩人。
「アリだー!!」と叫んでる人であり、集落を襲ったタームの女王であるクィーンを討伐すると加入する。
高い器用さを持つ弓のスペシャリストだが、原作では弓自体が弱い武器であり、さらにその鈍足さが祟って帝国猟兵を使い続けた方がマシという不遇クラスだった。
しかし、今作では器用さ関係の武器や技が強化されたことに加え、最初のターンに限り必ず一番最初に行動出来るアビリティ「先手必勝」でようやく弓のスペシャリストらしい活躍が可能。
一見地味なアビリティだが陣形を乱された時でも先制で動いて反撃でき、順番に行動するタイプの陣形では空気を読んで発動を見合わせてくれる。
オセイをはじめ理力の高いキャラはいるものの、冥術と弓の併用なら陰陽師や一部のイーリスの方が使いやすい。
得られる陣形は「インペリアルレイ」を改良し、「ワールウインド」をさらに遠距離攻撃に特化させたような効果を持つ「ハンターシフト」
弓や風術が弱点の敵が多い場所で効果を発揮し、ハンターとの相性にも優れている。
名前の由来は先住民族の名称。
CV:烏丸祐一
卓越した頭脳を持つ変な髪型と変なバイザーを付けた軍略家。
原作では「アバロン帝国大学」を建てれば加入できたが、本作はそれに加えてボクオーンを撃破しないと加入できなくなっている。
天術と他2系統の術を持っているのが特徴で、世代が進むごとに全系統の術Lvが上がりやすく、アビリティ「攻撃術の心得」で安定して火力が高い攻撃を繰り出せる。
今作の仕様上、最高値の魔力と素早さを持つコウメイは旧作ほど抜きん出た立場のキャラではないものの、トップクラスに強力な術士なのは変わりなく、最終皇帝が素早さで劣る男性の場合、陣形の稲妻でコウメイを先導役にすることも可能。
得られる陣形は中央のキャラに攻撃が集まる代わりに物理防御・術法防御・盾発動率を大幅に高め、周囲も素早さを犠牲に盾発動率を高める防御陣形の決定版「鳳天舞の陣」
今作ではメンバーの配置を自由に変更できるのが有用性に拍車を掛け、ベリーハード以上の難易度でもかなり有用な陣形になっている。
また、本作では術を使用している時にも盾やガーダーが発動するようになっているので、軍師との相性自体も良くなっている。
名前の由来は三国志の参謀や知将。
CV:江頭宏哉・東内マリ子
帝国兵の中から腕力や体力に優れた者を選抜した精鋭部隊。
槍を得意とし、男性は斧技能に加えて全クラスでも屈指の腕力の高さ、女性は剣技能の他に魔力が高く天術の扱いに秀でる。
アビリティは男性は20%の確率で防御力無視のダメージを発生させる「クリティカル」、女性は20%の確率であらゆるダメージを無効化する「ダメージカット」
男性の中でも最高値の腕力を持つハンニバルは、今作でも前衛に素早さを求めないなら起用されやすいキャラであるが、アビリティの兼ね合いなどで原作よりライバルが多い。
ダメージカットのアビリティから女性はタンク役に起用しやすく、さらにはオートパリイを使えと言わんばかりの剣技能持ちなので気兼ねなく活用しよう。帝国重装歩兵涙目……と思いきや、逆に女性からダメージカットを剥がして帝国重装歩兵に付けるというパターンもある。
ただし、高難易度だとダメージカットをアテにするのは博打レベルなので、40%でほぼ全攻撃対応のガーダーが発動する「ウィルガード・改」にも頼るのがよい。
得られる陣形は先頭に敵の攻撃を大きく集め(行動後防御の保証付き)、全員の素早さを上昇させて有利に戦えるようにする「インペリアルアロー」で、縦貫通範囲攻撃への対策が出来ているならかなり使いやすい陣形として活躍する。
名前の由来は男性は歴史上の名将、女性はローマ神話の女神。
CV:杏寺円花
サラマットに住まう女戦士。
魔力以外は平均的で槍と弓を得意とするが、閃き的にはだいたい槍や斧の方が得意。
腕力より器用さが高いので能力を活かすなら弓だが、PT事情に合わせて前衛もこなせる点がウリで、世代交代による技能充実もなかなかのもの。
8番手のトモエだけは器用さより腕力の方が高く剣技能もあり、素早さの高さも手伝って物理系前衛として使いやすい。
テオドラやアルテミシア以外は斧と槍が適正であり、
全斧技と全槍技
を覚える事が出来るのでその系統を覚えたい時は入れておけば問題ない。
アビリティはHPが満タンの時にダメージが20%アップする「ファインアタック」で、全体攻撃が激しくなるボス戦では条件を満たすのがややシビアだが、技・術問わず火力を上げられる。
得られる陣形は前衛3名の素早さ・近距離攻撃が上昇する「アマゾンストライク」で、特に最前列の1名の上昇率が高く、原作と違って防御面のボーナスはなくなったので押せ押せ系の陣形になった。
名前の由来は一部を除いて女帝や女将軍など。
CV:石井隆之
メルーの砂漠地帯を守護する戦士。
腕力と体力が高く素早さもそこそこあり、似た能力を持つフリーファイターよりは魔力も高いバランスの良い能力。
剣と大剣の扱いに秀でており、原作と違って両方を備えたキャラが少ないので貴重な個性。
理力も高めなので、冥術を覚えれば砂漠の戦士らしいサンドストームやデブリスフローなどで全体火力を出せる魔法戦士的な運用が可能。
アビリティは防御状態の時や回避・カウンター技を使用した時にだけ狙われやすくなる「挑発の構え」で、同時に兼ねる事は出来ないアビリティ「狙われ率アップ」とは違う運用法が見いだせる。
「不動剣」もアビリティの発動対象になっているので、攻撃を吸い寄せて最後に強烈な一撃を返すという使い方もできる。高難易度だとその前にワンパンされるけど
Ver.1.1.0から狙われやすさが2倍に上昇(ゲーム内の表記は変更無し)
得られる陣形は前衛3名の物理・術法攻撃が上がる「デザートフォックス」
偏ったPT構成でも攻撃ボーナスが得やすいのが特徴の陣形であり、最前列の1名は素早さアップと行動後防御の効果も付くので、一番よい装備で運用したい。
名前の由来はアラビアンナイトの登場人物。
CV:清水優譲
ヤウダの地を守護する戦士。
大剣の扱いに秀でており、「無明剣」「活人剣」「乱れ雪月花」など高位の大剣技を閃く。
しかし、それ以外の武器はあまり得意ではなく、弱点を突くのが肝となる本作のシステム的に攻撃の幅が狭くなりがちなのは少々痛い。
逆に言えば、その点皇帝や高難易度向きのクラスであり、高い腕力を活かすなら体術や斧を使わせるのがオススメ。
腕力と素早さがクラス内トップであり{LPが1しかない}ピーキーなキャラのソウジだが、今作では戦闘不能時でのLP減少を無効化するアビリティ「不老不死」があるため、これを用いればソウジ運用のリスクが激減する。
忍者やソウジには劣るものの、トシやレンヤは高速アタッカーとして優秀な能力持ちなので、こちらも十分主力として使える。
技の消費BPが20%減少するアビリティ「技消費BP減」によって、強力な技を惜しみなく繰り出せるのが強み。
得られる陣形は先頭から順に連続行動しつつ最後列の1名の物理・術法攻撃を大きく上昇させる「稲妻」で、防御は不安だが5番目を軸にした連携戦法が強く、1番目から4番目に育てたい技能を使わせて5番目で一掃する使い方が出来るので、稼ぎにも便利。
名前の由来は日本の剣豪。
CV:永瀬アンナ
南ロンギットのトバで漁を生業とする海女。
原作の小林絵でもドット絵でも小柄な見た目のため、今作でもやや幼さを残すキャラデザである。そして激レアの慎ましやかな胸部装甲の持ち主
旧作では何度も年代ジャンプを経験し、それなりに長い世代を経て後半から終盤にかけてようやく加入できるというかなり出番が遅いクラスだが、今作ではイベントが早い段階で発生するようになったので、きちんと手順を踏めば中盤で仲間に出来るようになった。
ただし、オリジナル版と違っていきなり最終皇帝を出してスービエに直行するルートでは仲間にできなくなったので注意。
LP以外の能力がバランスよくあり、中でも腕力と素早さが高く前衛として使いやすいデビーや、高い魔力と理力を誇るリンダあたりが目立つ。
風術と天術に適性を持ち、今作における強力な回復術である「レストレーション」を最初から高いレベルで扱えるので、参戦が遅れがちな分即戦力として使える路線を打ち立てている。
得意武器は槍だが、腕力は全体的に低めなので火力にはあまり期待出来ず、閃きもオリヴィア以外術士タイプであり、そのオリヴィアも棍棒タイプなので閃き要員としても不向き。
今作では初期装備の「トライデント」から閃ける「ポセイドンシュート」が非常に使いやすい技となっているので、その点では槍適性があるのはありがたい。覚えてからの運用は重水の槍のほうが強いが
体力と魔力があることからタンク役の素養もあり、毎ターンHPが最大値の25%回復する「HP自動回復」のアビリティもそれに拍車を掛ける。
同じぐらい冥術の威力を出せるキャラの中でも、体力の高さやそれを活かせるアビリティの強みもあるクラスである。
得られる陣形は後衛3名の術法攻撃が上がる「パワーレイズ」で、最後列1名は素早さが下がる変わりに術法攻撃の上がり幅が大きいが、今作ではどんな術のダメージも増幅するので安心を。
名前の由来は海外の女性歌手。
CV:越後屋コースケ
コムルーン火山の麓に住む種族で、見た目は人型のトカゲ。
腕力が高く、斧と体術の扱いに長け、アビリティ「火神の恩寵」によって火属性を含む攻撃を無効化し、火地相で回復する火系統のスペシャリストなので、七英雄のノエル・ワグナス対策になる。
他の恩寵アビリティにも言えるが、該当属性を含んでさえいれば他の属性との複合攻撃であっても無効化する仕様なので、是非とも極意化しておきたい。
また、今作では固定装備システムが無しになったので「赤熱の鱗」を外すことが出来る。1枚だけ剥がしてもらってるのか?
システムの変更により「赤熱の鱗」はアビリティと火属性耐性が被っているので、外して他の味方に渡したほうが良い。
タンボラをはじめ腕力も魔力も高い魔法戦士としてのキャラが多いほか、ハンニバルに次ぐ腕力を誇るアウがいるなど、かなり有能なクラス。
加入は冥術の入手と後述する陰陽師の加入との2択になるのだが、従来に比べて択一で失うものが多く、択一になった陰陽師や冥術も強化されたために見捨てられやすい傾向にある。
特に最高難易度の「ロマンシング」では冥術「シャドウサーバント」の有無で難易度が激変するため、プレイヤーの間ではサラマンダーを選ぶ=「サラマンシング」という縛りプレイと呼ばれるようになった。
ただし、ロマンシングは周回を繰り返してアビリティを集めたり育成を極めたりしてから挑むことを前提としているので、その準備段階である他難易度のどこか(特に初回プレイ)においては、アビリティの極意化も考えるとサラマンダーを優先した方が効率がよい。
なお、冥術入手ルートではサラマンダーの代わりに使えと言わんばかりに「火神防御輪」を入手できるのだが、この防具は火属性攻撃のみ無効化するものの火属性を含む攻撃は普通にダメージを受ける点に注意。
ちなみに、今作のサラマンダーは「テンプテーション」にかかってしまう仕様なので、見切りか精神耐性が必要なのを留意されたし。
得られる陣形は火山を象り火系統攻撃および防御が上がる「ボルカニックハート」で、属性特化陣形は合成術や一部の技も強化対象であることに活路を見出すと良い。
名前の由来はインドネシアの火山。
CV:越後屋コースケ
サバンナの地中に住む種族で、見た目は人型のモグラ。
タームの侵略によって大きく数を減らしてしまったが、タームを駆除して年代を経ると人口が増えて仲間に加わる。
手先が器用でアクセサリーなどの製作も請け負っており、「月光のクシ」と「魔石の指輪」の入手にはモールを頼る必要がある。
体力と魔力が高く、小剣の扱いと閃きに長け、アビリティ「地神の恩寵」によって地属性を含む攻撃を無効化し、地地相で回復する地系統のスペシャリストなので、七英雄のダンターグ対策になる。
高難易度、特にボス戦では地属性の攻撃にさらされる場面が増えるため、アビリティの極意化で他クラスに用いるのも有用。
理力が高めなのでラト以外は地術要員として微妙だったのだが、今作では術アタッカーとして運用しやすい。
また、今作では固定装備システムが無しになったので「アイアンウィル」を外すことが出来る。
アイアンウィルは混乱・魅了・狂戦士を防げる精神耐性を持つ頭防具のため、今作では他の味方に渡すことが出来るのも強み。
ちなみに、今作のモールは「テンプテーション」にかかってしまう仕様なので、アイアンウィルを外した場合は見切りか精神耐性が必要なのを留意されたし。
得られる陣形は並んだ山を象り地系統攻撃および防御が上がる「ツインピラミッド」
名前の由来は各国の言語における土壌名のもじり。
CV:野々山恵梨
ルドン高原のアクア湖に住む種族で、見た目は人魚。 今作屈指の布面積が少ない女性クラスその1。それはもうぷるんぷるん揺れる
器用さが高く、棍棒を得意とし、アビリティ「水神の恩寵」によって水属性を含む攻撃を無効化し、水地相で回復する水系統のスペシャリストなので、七英雄のスービエ対策になる。
また、クリア後のダンジョンで猛威を振るうデスレイン(冥+水属性の即死つき全体攻撃)もノーダメージでやりすごせるのが強み。
最高値の器用さを持つナウシトエ、魔力の高いアムピトリーテ、理力に長けたガラテイアなどが目立つ。
また、今作では固定装備システムが無しになったので「メロウリング」を外すことが出来る。
システムの変更により「メロウリング」はアビリティと水属性耐性が被っているので、外して他の味方に渡したほうが良い。
今作では性能が被り気味な追加クラスの踊り子がライバルとなるが、踊り子のアビリティを他のアタッカーに回せる分、ネレイドの方が使いやすい面もある。
また、従来だと下半身が魚のまま移動していたが、3DCG化した事による手間暇の面から、イベントアイテムである「月光のクシ」によって人間のように二本足の姿になる。
人魚や蛇女好きのプレイヤーが嘆く一方、二本足の姿の方が好みなプレイヤーも当然いるので、そこは棲み分けしよう。
ちなみに、今作のネレイドは「テンプテーション」にかかってしまう仕様なので、見切りか精神耐性が必要なのを留意されたし。
得られる陣形は三日月を象り水系統攻撃および防御が上がる「アクアムーン」
名前の由来はギリシア神話の海神ネレウスの娘たち。
余談だが、CV担当の野々山恵梨氏は タームの女王も兼役しているのだが、自身のYouTubeチャンネルで今作のプレイ動画を配信しており、 タームのイベントではネレイドで対峙して即興の掛け合いを披露している。イトケン巡回済み
CV:鈴代紗弓
ヤウダのチカパ山に住む種族で、見た目は足以外背中に翼が生えた女性。今作屈指の布面積が少ない女性クラスその2。それはもうばるんばるん(ry
詩人の楽器を集めるという加入イベントにおいて、原作でいくつかあった失敗条件が今作ではほぼ撤廃された。
特に今作では「人力風起こし」が一度の使用で壊れてしまうため、浮遊城で全滅したか「もう帰る」を選んだ場合にはイーリスを頼る必要があり、浮遊城に行けるパターンも1つ追加された。
器用さ・素早さ・魔力に長け、弓使い・術士の両方でトップクラスの性能を誇るクラスで、アビリティ「風神の恩寵」によって風属性を含む攻撃を無効化し、風地相で回復する風系統のスペシャリストなので、七英雄のロックブーケ対策になる。
そして、クラス唯一の「浮遊」タイプでもあり、浮遊特攻である「落鳳破」が弱点ではあるが、対地攻撃を見切りなしで無効化できる点も強み。
アビリティと浮遊の性能から、高難易度における特定のボス戦ではタンク役として大いに活躍できる点もある。
また、今作では固定装備システムが無しになったので「風花のショール」を外すことが出来る。
原作では冷属性耐性だった風花のショールは風属性に変更され、アビリティと風属性耐性が被っているので、外して他の味方に渡したほうが良い。
魔力と理力の関係から、原作においてはコウメイに次ぐ術法の威力を誇っていたスカイアだが、今作の仕様変更により同魔力のストーミーやエア、総合的な能力の高さからナディールなどを起用するのもあり。
ちなみに、今作のイーリスは「テンプテーション」にかかってしまう仕様なので、見切りか精神耐性が必要なのを留意されたし。
得られる陣形は翼を象り風系統攻撃と防御が上がる「クインテットウイング」
名前の由来は風に関連する用語。
CV:桑原由気
ソーモンに住む発明家ヒラガが開発した全自動人形。
世代ごとにヒラガの家で徐々に作られていく過程を見ることができ、未完成でも喋ってくれる。
仲間にしてもプレイヤーは操作出来ず、勝手に行動して戦うNPC仕様だが、皇帝に即位すると操作できるようになる。
全ての能力がバランス良く高く、LPが99もあるのでソウルスティールを食らわないかぎりはロストする事はなく、皇帝にする前なら全滅しようがLPが0になろうが何度でも復活できる。ヒラガ驚異のメカニズム
小林智美のデザイン画ではデフォルメ感満載のコミカルチックな人形の姿だが、今作ではゼンマイ式の美少女ドールとなっている。ヒラガ驚異のフェチズム
旧作では一度仲間にした後、次のタイミングで皇帝にしなければ以後登場しないという流れだったが、今作では皇帝にしなかった場合でも後の時代で再加入可能になったので魔石の指輪を絡めたLPタンクとしてうってつけ。
アビリティは全ての状態異常・デバフを無効化する「ポーカーフェイス」で、極意化するにはコッペリアを皇帝にした後のイベントを見る必要があるために効果は絶大だが、「インタリオリング」と違って「割合ダメージ」は防げない点に注意。
ちなみに、今作のコッペリアは「テンプテーション」にかかってしまう仕様なので、アビリティを取得する前は見切りか精神耐性が必要なのを留意されたし。
また、アビリティに仕様が移行したためか、固定装備だった「プリマチュチュ」から状態異常耐性がなくなっており、水と風に耐性を持つのみになっている。
得られる陣形は全員の状態異常耐性が上がる「パペットアーミー」。無効化まではいかないが、異常耐性装備が揃わないうちは有用である。
そしてご立派なものを二つ持っているのだが、木製ゆえに全く揺れないという製作スタッフのこだわりが見える
CV:鈴代紗弓
チョントウ城に眠るお宝を狙う忍。
リマスター版での追加クラスで、本作ではヤウダ攻略の道中でイベントをクリアする事で加入し、加入までの流れはリマスター版を踏襲している。
ちなみに内容は宝物を漁っていたので牢屋に囚われたところへ皇帝と遭遇→皇帝を騙してまんまと脱出と思ったらモンスターに襲われる→皇帝に助けてもらってジャンピング土下座からの媚び加入と、他のクラスと違ってバカバカしさ満載である。
そんなイベント内容が「アバロンのダニ」を連想するような言動からか、プレイヤーから「ヤウダのダニ」と呼ばれるようになってしまった。
体術と大剣の扱いに優れ、体術の威力に直結する腕力と素早さの他に器用さも高い。
体術使いとしては格闘家の完全上位互換といった性能だが、女性のクラス故にLPが低く、また体力と魔力も低めなので防御面に関しては格闘家の方に軍配が上がる。
しかしアホ可愛いのでやはり格闘家のメンツを潰すプレイヤーが多数(ry
アビリティは弱点をついた時に15%ダメージがアップする「ウィークヒッター」で、クリア後に手に入る「オールウィーク」との組み合わせは抜群。
体術と大剣の2つで地属性以外をカバーできるので、忍者は総じて「防御を捨てて火力に特化した」クラスに仕上がっている。
しかもガーダーを活用したい場合は、ツバキやフヨウで片手武器の斧技能が上がるという隙の無さ。汚いなさすが忍者きたない
得られる陣形は全員の連携ゲージの蓄積率が上がる「飛苦無」で、常に弱点を突き続けたり幾つかのアビリティでゲージ回収率を高めてゴリ押すタイプであり、位置取りも尖っていて範囲攻撃のリスクは大きめ。
ちなみに「受けた恩は体で返す」というセリフからよからぬ想像をしたプレイヤーが多数(ry
名前の由来は日本に自生する花。
CV:興津和幸
古代の魔術である冥術を駆使する術士。
忍者と同じくリマスター版での追加クラスで、そちらでは「古代魔術書」を諦めても陰陽師がいれば合成術以外の冥術は使用できたが、今作では「古代魔術書」を入手しないと陰陽師も加入できない仕様のため、完全にサラマンダーとの2択になる。
魔力・理力・素早さが高く、冥術の使い手としては他の追随を許さないスペシャリストだが、冥術自体のクセが強めなので、リマスターでの運用には工夫が必要だった。
今作では冥属性を含む攻撃を無効化するアビリティ「冥神の恩寵」を持ち、さらに術の仕様変更で冥術以外の術を使わせても強く、天術と冥術を攻略先に合わせて切り替える運用まで可能という強クラスになった のでサラマンダーの立場が危うい。
また、冥術自体も強力な合成術である「デブリスフロー」や「デスレイン」が追加されており、解禁できれば火力面でも活躍が見込める。
有名な陰陽師が元ネタだけあってセイメイとドウマンが突出して強く、特にドウマンは最高値の魔力と理力を持つため、素早さこそコウメイに劣るが冥以外の術の使い手としても非常に強力。
また、先制率の差を装備や陣形で補ったり極意化した「攻撃術の心得」を用いれば、ドウマンは単純に冥術も使いこなせるコウメイと化す。
セイメイは魔力・理力・素早さがドウマンよりやや劣るものの、器用さが高いので弓や小剣の使い手としても戦える。
なお、固定装備だった「百鬼の指輪」は精神耐性があるので、外した場合は「テンプテーション」にかかるので要注意。
得られる陣形は味方の天属性攻撃を強化して冥属性防御を強化する「陰陽天星陣」で、珍しく本人以外との相性に優れているというパターン。
名前の由来は日本の陰陽師。
CV:古城門志帆
マーメイドの酒場で出会える踊り子。今作屈指の布面積が少ない女性クラスその3。それはもう(ry
本作での追加クラスで、マーメイドの人魚との駆け落ちイベント「幻の人魚追跡」をクリアした後に加入イベントが起こる。
人魚薬を入手する過程で、年代ジャンプからの意図せぬ加入失敗が起こりえるクラスなので、イベントを起こすタイミングに注意。
腕力・体力・LPは低めだがハンターを食うレベルで器用さと素早さが高く、小剣と弓と水術に適性を持ち、世代交代も加味すれば槍と風術と天術も加わるので「レストレーション」を使えるようになる。
魔力と理力も高いので、冥術を含めた術士としての運用もできるのが強み。
見た目は人魚そっくりであり、イベントの経緯から恐らく駆け落ちした皇帝と人魚との間に生まれた子孫と思えるが、ゲーム内では明らかにはされていない。まあ十中八九そうだろうが
アビリティは連携に参加した際に連携ゲージの20%を回収する「キャッシュバック」
得られる陣形は全員の素早さを上げ、中央の1名が狙われやすくなる代わりに物理・術法防御を上げて素早さが大幅に上がる「チャームドライブ」で、速度重視の鳳天舞の陣といった趣で単体・縦貫通攻撃主体だったり、状態異常に穴があるタイプの相手に強い。
名前の由来は熱帯魚から。
そして2番手がダニオという名前なので「アバロンのダニ」「ヤウダのダニ」に続く第3のダニ「マーメイドのダニオ」扱いされてしまった
キャラデザ担当のあんべよしろう氏によると、原作の人魚のドット絵から逆算してデザインしているとのこと。
CV:長谷川育美
帝国に武器をおさめる鍛冶職人ファブリ家の女性。
踊り子と同じく本作での追加クラスで、鍛冶屋で開発を行っている1番手のフロスティから依頼されるイベントをクリアする事で加入し、加入中はモブのおっさんが鍛冶役を担当する。
棍棒と斧に適性を持ち、腕力と器用さが高い反面素早さが低いという典型的なパワータイプで、魔力も低いが火術と地術の適性があるのでサポート性能は高い。
戦闘勝利時のセリフの1つである「勝つまで殴れば負けません!」は、その脳筋ぶりに今作屈指の迷名言として名高い。
アビリティは装備している武器・防具の性能を10%アップする「装備性能アップ」で、特に強力な装備が充実する後半ほど効果は絶大であり、盾・ガーダーの発動率も上がる優れもの。
性能とアビリティにより棍棒アタッカーとしてサイゴ族以上に使いやすく、タンク役としても上位の性能を誇り、アビリティは極意化して他のキャラに渡しても非常に強力である。
得られる陣形は前衛2名の物理攻撃と後衛1名の物理防御を大きく上げる「鉄槌陣」で、中衛の2名は片方が物理防御だけアップし、中央は物理攻撃と防御がアップという「アサルトファング」をより尖らせたような特徴。
名前の由来は北欧神話におけるドヴェルグ(ドワーフ)・巨人族の名称。
ちなみにロード画面では味方キャラや七英雄のドット絵が表示されるが、彼女のものは完全新規である。
CV:梅原裕一郎・Lynn
七英雄との闘いに終止符を打つ宿命を背負った最後の皇帝。
原作ではある手順を踏むことで最終皇帝を出さずにクリアすることも可能だったが、今作では絶対に登場する仕様になっており、最終決戦に挑むのは最終皇帝で固定されている。
その分、固定キャラになったので最終決戦以降のストーリー上ではしっかり喋ってくれる。
そしてアバロンの子供たちから貰える「10クラウン」と「千羽ヅル」のイベントで、女性の最終皇帝はその胸の谷間を惜しげもなく見せつけてくれる
物理攻撃は最強と言っても良い性能を誇り、特に腕力と素早さの高さゆえに体術の威力は断トツであり、今作では理力の仕様変更によって、魔力の高さから術士としてもトップクラスになった。
戦闘のリトライが容易になった本作であるが、「LPが0になると(伝承法が使えない代わりに)パーティーで2人目のメンバーに編成されているキャラがその命と引き換えに復活させてくれる」イベントは据え置き。
これを利用して狙ったキャラが出るまで2人目を謀殺しまくるとかするなよ!やるならトバの崖で霧隠れ使ったほうが早いから!
アビリティは極意化されたアビリティの装備枠を増やす「アビリティ枠+1」で、固定アビリティのために自由にできる枠が最大3である他のクラスと違い、最終皇帝は最大4というカスタマイズ性が強み。
得られる陣形は三角形を組み、防御を犠牲に外側の物理攻撃と内側の術法攻撃を強化する「インペリアルフォース」で、最前列は攻撃の上げ幅と防御の下がり幅が大きく、扱いづらいが攻撃に特化しており、状態異常も含めて何でも使うスタイルや速攻戦法では強い陣形である。仲間の謀殺にどうぞ
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