レッドアリーマー

登録日:2010/06/14 Mon 23:56:52
更新日:2021/03/23 Tue 11:30:49
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レッドアリーマーとはカプコンのアクションゲーム『魔界村』シリーズに登場する敵キャラクターである。
本項目は続編で登場するレッドアリーマーのバリエーションも解説する。

ザコ敵ではあるが、その強さから多くのプレイヤーにトラウマを刻み込み、またステージの節目に登場するという演出もあって、
魔界村シリーズの顔と呼べる存在になっている。


☆全アリーマー共通の特徴
  • 姿
体色が真っ赤で背中にコウモリ型の翼を備え、顔はラクビーボールの様な形でありきわどいツリ目がちの黒い眼球を持つ。
両手両足を翼の動きに合わせてリズミカルに動かす。

  • 動き
普段はあぐらをかいた状態で地面に静止している。
アーサー(主人公)が攻撃を仕掛けるか、一定距離近づくと動き出す。
素早い動きが一番の特徴で、翼を活かした高機動でアーサーの攻撃を正確に避けまわる。
アーサーは上方向(及び広範囲)に攻撃出来る手段が少ないため、まず攻撃を当てづらく倒しにくい。

  • 攻撃
口からアーサーを狙って単発弾を吐き出すほか、上空にいる場合はかなり速いスピードでU字型の軌道を描きながら急降下しアーサー目掛け突進してくる。
この突進攻撃は距離によって軌道が変化し避けられない場合も出てくる。

地上に降り立っている場合は水平突進も仕掛けてくるなど、攻撃バリエーションが非常に豊かと言える。



☆各作品のアリーマーの特徴

記念すべき初登場作品。
1面から登場し、その豊かな攻撃パターンを活かして多くのアーサー達を骨へと変えた。
耐久力は3であり、全作品中を通して見ると最も低いが攻撃の当てづらさからくる倒しづらさはここから始まった。

ショットのモーションを前進でキャンセル出来るアーケード版初代においては、パターンにはめられれば速攻をかけて瞬殺出来る。
しかしながら3面、5面では他の雑魚敵も出現してくる上にアリーマーが複数出てくるため、アリーマーの強さに輪をかけて難しい場所がある。


甲冑をまとったレッドアリーマー。
急降下攻撃にフェイントがかかったり、ブルーキラーを3匹同時召喚して3wayに放つ攻撃が加わるなどバリエーションが増し、CPS1基板による高いアニメーション力で豊かに動くようになった。

大魔界村で導入された上撃ち・下撃ちの対策として避けがさらに正確かつスピーディーになっている。
魔法攻撃には反応出来ないため魔法を使用すると安全に倒せる。
さらに、お得意の急降下攻撃には何故か「アーサーが直立している状態で急降下を仕掛けてくると、頭上近くを通り過ぎるだけの空振りが起きる」という現象があるため、魔法が使えない状態でもパターン化しやすい。

弱体化の始まりともいえる。


選び抜かれたレッドアリーマー。
急降下攻撃の軌道が変化し、ブルーキラーの召喚攻撃が範囲弾方式へなるなどの追加が行われた。
また、本作で追加された二段ジャンプによる対策として避けにさらなる磨きがかかっており、耐久力も前作のキングより高くしぶとくなった。

魔法攻撃には相変わらず反応出来ない上、急降下攻撃の軌道がほぼパターンになったため距離を調節しながらのバックジャンプ振り向き撃ちで倒しやすい。 
さらに追尾武器である「追撃のボウガン」によって避けが得意であったレッドアリーマーの武器を完全に潰すことができ、トドメには

○武器が増えたことによる魔法攻撃バリエーションの増加
○魔法攻撃による攻撃範囲のワイド化、威力強化
○魔法攻撃中の無敵時間の増加

…などアーサーの強化によって、黄金の鎧を装着している状態であれば全く苦労なく倒すことが出来る。
追撃のボウガンならば青銅の鎧の状態から使えるため、これも同様。

弱体化が顕著なものとなったエースだが、それはアーサーの強化に依る部分も多いため戦闘能力の高さは侮れないものとなっている。

急降下攻撃の空振りは無くなったためバックジャンプパターンを組めるまではツラい部分もしっかり残されている。
さらに通常武器の連射力・弾速の低下や、アリーマー自体が食らい硬直が無くなった事にも起因して最弱状態で戦闘に及ぶ際は苦戦をまぬがれられない。


  • レッドアリーマージョーカー(超魔界村R)
キングのものより分厚い甲冑をまとい、身体も二回りほど大きくなったアリーマー。
歳を経たアリーマーなのか顔には刻み込まれた皺があり、腕組みをしながら静かに滞空するのが特徴。
本作ではボスキャラとして登場しており、アレンジモード最高分岐の大魔界村2面ステージの門番をつとめている。

小さい単発のもので在り続けた自機狙いの弾が巨大な魔法弾による攻撃となる、瞬間移動で別方向から現れる、突進攻撃が滑空に近いものになるなど別次元の進化を遂げている。

しかしながら身体の大きさによる攻撃の当てやすさ、こちらの攻撃をほとんど避けなくなったことなど弱点も少なくはないため、トラウマレベルの強さではない。


  • レッドアリーマー-赤い炎(魔界村外伝 レッドアリーマー)
本作では著名な敵キャラで在り続けたアリーマーが主人公となっている。

翼による滞空移動が可能なほか、壁に張り付くことが出来るなど魔界村プレイヤーならニヤリと笑ってしまえる様な行動が取れる。 
ストーリーが進むごとにアリーマーの強化が進んでいき、体力の増加やジャンプ力の強化、滞空時間の長大化、放てるショットが増えるなどのボリュームがある。

本作では魔界に起きた異変を解決すべく動き出し、伝説とされた「赤い炎」の一族である事が明らかとなり、後に魔界を救った英雄となる。
魔界の村の者たちや一部の敵とは会話が出来るなど、人間と同じ様な知能を持っている。


  • レッドアリーマー-赤き魔物(デモンズ・ブレイゾン魔界村紋章篇)
SFC専用のアクションゲームで主人公を務めたレッドアリーマー。
その炎の如き体色から巷では「赤き魔物」の通り名で知られている。
物語開始以前、強大な力を秘めた魔石「紋章」を巡っての大戦を制し、当時四天王と呼ばれた「地」「気」「水」「時」の紋章の所有者を撃破。
ついには最強の力を持つ「天」の紋章を支配する魔竜ソムロすら降して名実ともに魔界無双の悪魔となった*1、おそらくシリーズ史上最強の個体。
しかし、戦いの後傷ついたその身を休めようと帰路に就いた最中に紋章の力を狙う狡猾な魔物ファランクスの闇討ちを受けて全ての力を奪われ、
さらに人界侵攻にすべての魔物を動員するため魔界を焼き払って退路を断つというファランクスの卑劣な策略の下手人に仕立て上げられてしまう。
永らく闘技場の地下に封印されていたが、人界と魔界の境界である魔天を砕く際に紋章を手放してしまったファランクスが再度紋章を集めてこさせるためにこれをあえて解放。
その意図を知らぬまま、復讐の為に魔界を飛翔し新たなる戦いへと挑むのだった。

ゲームでは手に入れた紋章に合わせて能力や姿を変身させることが可能な他、回復薬のポーション、呪文のスペル、神秘の遺物タリスマンなどを使いこなす。
特技は頭突きで画面奥の物体を破壊することが可能。

背景として強い怒りや闘志、復讐心を感じさせるキャラクターだが主体的に言葉を発する場面は存在しない。
しかし、真のエンディングでは全ての紋章を手に入れ万能と呼べるほどの魔力を得てなお更なる強敵との戦いを求め、あえて手に入れた紋章を全て捨ててしまうなど、戦闘狂ではあるがどこか高潔で求道的な一面も感じさせる描写がある。

また後にPS2ゲーム『NAMCO×CAPCOM』で敵キャラとして登場するレッドアリーマー・ジョーカーは、
太古の魔界で紋章戦争の勇者だったという本作の設定を意識した背景設定が用意され、
決戦ステージでは彼こそがかの赤き魔物であったという開示に1話丸々割かれるなど敵ながらかなりの厚遇を受けている。
最期まで味方とはならず戦いの果てに散るものの、かつての自身がそうであったように力を奪い合うだけの戦いの虚しさを呟き、
それを良しとせず止めようとする好敵手・アーサーたちへの激励を遺すなどその誇り高き魂には一点の曇りも無かった。
CV:櫻井孝宏の古風で渋い武人風のキャラ描写も人気がある。


  • デビル・ザ・レッドアリーマー(魔界島 七つの島大冒険)
本作ではラスボスとして君臨した。


  • レッドアリーマーダーク(極魔界村)
ノーマルのアリーマーはステージ2「嵐の城」から出現するが、終盤のステージでなんと上位版が登場。初見でビビった人も多いのでは。
体躯が一回り大きく、追尾性能を持つスワローブレードも難なく回避する他、魔法を撃つと羽でガードされる。最強の「波動の魔力」も防いでしまうので従来のように先に魔法で片づけるという戦法が取れない。
急降下がアーサーを掴む→空中から叩きつけるという攻撃になっているがこれが2もダメージを受けてしまう強敵(本作は鎧に耐久値が設定されている)。
最終ボスの部屋の前になんと2体配置されている。意気揚々と突っ込んだりしたら地獄を見ることに…


また、SVC CHAOSに隠しボスとして参戦しており、作品同様に火の玉を吐いたり、同シリーズに登場する雑魚キャラのウッディピッグやプチデビル、ゾンビを召喚するという高性能な飛び道具や設置系の技を多数持つ。
それに加え、空を飛び回りながらの突進や三角跳びを実装するという隠しボスの名に恥じない強キャラ。
勝利すると対戦相手を怪物に変身させてしまう特殊演出もある。

ちなみにこの作品は隠しボスであるコイツかアテナ(因みにこちらも強キャラ)を倒さなければキャラ固有EDが見れないという鬼畜仕様である。

だが、その前の鬼みたいな白髪のオッサンや、仮面のオッサンのほうが性能的にも火力的にも『おかしい』のでアリーマーまで辿りつけない人が大量発生した。




☆余談
その名前の由来は、当時の開発陣の上司だった「有馬」氏と言われている。
この人物は短気ですぐ顔を真っ赤にして怒るため、レッド+ありま=レッドアリーマーと名付けられたというもの。
ただし、この説には信頼できるソースが無く、ネット上の噂話の域を出ない。



追記・修正はレッドアリーマーを軽く倒せる強者お願いします。

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最終更新:2021年03月23日 11:30

*1 いかにも過去作らしく述べられているがこの前説自体は本作オリジナルの物であり、他作品とは無関係である。