ラフ ワールド(ゲーム)

登録日:2012/07/20(金) 21:22:50
更新日:2020/02/24 Mon 22:28:01
所要時間:約 7 分で読めます




ラフ ワールド(rAf WORLD)とは1990年にサンソフトから発売されたFC用アクションゲーム。

本来は映画ターミネーターのタイアップ作品として製作されていた。

実際当時の国内外ゲーム誌でも「ターミネーター」のタイトルで記事が掲載されていたが、映画のライセンスを管理するCreative Licensing Corporation(CLC)の創設者であるRand Marlis氏は完成したゲームソフトのデモを見て、サンソフトから『ターミネーター』のライセンスを引き上げてしまった。
その理由は「ゲームに現代の世界やサラ・コナーが登場せず、未来の世界でスカイネット率いるターミネーターの軍隊と戦うカイル・リースを主人公としたものになってしまっていたから」とのこと。
開発にあたった日本のチームに対し、サンソフト・オブ・アメリカ側からの情報提供がなかったとされており、この結果を招いた一因と考えられている。

こうした経緯でオリジナルタイトルとなったため、一部の敵キャラデザイン(ラスボスがT-800に酷似している等)や、BGMにその名残がある。

…そして「ターミネーター」のタイトルを冠したゲームを出したのが、あの海外で悪名高いLJN(死の虹)である。

●シナリオ
未来の地球。人口の増加により新たな居住地としてコロニー開発計画が立ち上がっていた。
主人公ジェイの父はその計画に携わる有能な科学者だったが「シリウス・プロジェクト」実験中、
研究施設ごと爆破に巻き込まれ死亡、プロジェクト自体も中止になってしまう。
その後、ジェイは父の書斎から一枚のディスクを見つける。
内容には「プロジェクトが何者かに妨害されようとしている事、そして自身の後を継ぐ旨」が記されていた。
そんな中、プロジェクトを妨害した者達が再び動き出した。
ジェイは父の後を継ぎ、プロジェクトを完遂する為に銃を手に敵地へと踏み込む。

●ゲームシステム
ロックマン魂斗羅を踏襲しており、横方向のみに弾を発射可能。
初見殺しもかなり多く、武器(後述)はハンドガンを除きゲージ共有となっている為使い所を選ぶ必要があり、高難度。
回復アイテムも武器ゲージ回復は豊富に出るが肝心のライフ回復はサッパリ出ない。
拍車をかけているのがジャンプ時の挙動で、空中制御がかなり利き辛い。アトランチスの謎のジャンプとほぼ同じ。
上手く落下したつもりでも、着地時に敵と接触なんてザラ。
ただ、操作性が駄目と言うわけではなく、寧ろ洗練されており「死んで覚えて」慎重に進めということである。

目新しさや新鮮さこそ無いがゲームバランス自体はかなり優れており、きちんと「覚えて」進めばテンポ良く進行出来る様に設計されている。

ちなみに機数は3。(エクステンド無し)
コンティニュー回数3。

●武装
  • ハンドガン:3連射可能なオーソドックスな銃。初期装備。
  • マシンガン:フルオートの5連射銃。1面ラストで入手。
  • ショットガン:連射不可だが3WAYの弾を放つ。初期装備。
  • レーザーガン:連射不可だが高威力で貫通効果を持つ。3面ラストで入手。
  • ホーミングミサイル:3連射可能なホーミング弾。威力も高いが追尾性が少し甘い。2面ラストで入手。
  • グレネードランチャー:初速が遅いが破壊力は最高。4面ラストで入手。

武器ゲージは前述通りハンドガンを除き全て共有。バカスカ撃ってると肝心な時に使えない為要注意。
ただ、前述通りゲージ回復アイテムは入手し易いので使い所では惜しみなく使った方が良い。

●ステージ
  • 1面
いきなり神BGM。
ここでしっかり挙動周り(特にジャンプ)を覚えると良い。地上設置系トラップが多い。
遠方砲撃は地味に判定持続時間が長いので注意。
中ボスの砲台は弾が高威力の上、追尾してくる。1発発射後、変形して2連射してくるのでテンポ良くジャンプで避けれる。
倒すとマシンガン入手。

ボスはスーパー魂斗羅を思わせる武装ヘリ。バッタ(ノミ?)型ロボを降下させてくる。
このロボはショットガンだと対応し易い。3体倒すとヘリが画面右に移動。ジャンプ頂点辺りから届くコアが弱点。
先ほど入手したマシンガンで一気にダメージを与えると良い。

  • 2面
回転砲台はハンドガンかショットガンで出来るだけ落とす。下手に避けようとすると余計なダメージを貰う。
散弾をばら撒く砲台雑魚は真下に潜り込んで無視。道中1面中ボスが登場するが同じ対処で良い。
マシンガンがあるので倒すのも楽。
下降地帯では砲台がある場合が多い。落下時に踏まないよう注意。
後半の浮遊しながら接近ながら放物軌道の3WAY弾を撃つ中型雑魚は出る位置を覚えて接近される前に撃破したい所。
撃ちもらすと粘着されるので、自信が無ければ下の雑魚をハンドガン連射で倒しつつ、こいつは無視して駆け抜けるのが吉。
中ボスの大型ロボットは頭部が弱点。ボス戦に備えてハンドガンで倒した方がいい。
順当にダメージを与えれば接触する前に倒せる。撃破するとホーミングミサイル入手。

ボスはロボット戦車。胸部のコアが弱点。放物線軌道の弾とアンカーアームで攻撃してくる。
アームの方は滅茶苦茶痛いので絶対に避ける事。(しゃがめば回避可能)
マシンガンかホーミングミサイルが有効。

  • 3面
天井等に張り巡らされた砲台や壁に張り付いた敵が厄介。ホーミングミサイル大活躍。
レーザーバリアは発生にラグがあるので隙を見て抜けるように。
また、ジェイが接近すると降下してくる針はギリギリまで接近しないと作動しない。走り抜けるのも無理なので要注意。
2種のホバー型雑魚が居るが、片方は倒し損ねると密着しようと粘着し続ける。
中ボスは大量の弾をばら撒く2脚メカ。弱点が微妙な位置で小ジャンプじゃないと当たらない。
ホーミングミサイルで素直に攻撃した方がいい。11発で撃破出来る。
撃破すればレーザーガン入手。

ボスはグラディウスに出そうな要塞コア。初期位置でしゃがんでいれば攻撃は当たらない。
弱点は勿論剥き出しのコア。最下段の砲台発射直後にジャンプして撃てば良いが、
画面右上のレーザー砲台の攻撃がタイミングによって喰らうので要注意。
武器はホーミングミサイルかレーザーガンが有効。

  • 4面
トラップ殺しも本格化してくる。浮遊している中型ロボットはレーザーガンで1撃・ホーミングミサイル2発で撃破可能。
落下足場は手前の位置ギリギリまで移動し、出現する敵を撃破しておくと良い。死んで覚えろ。
中ボスは頭部にレーザーガン四発で第二形態に以降、頭部のみになる。
微妙に上下するので狙い辛いが、ハンドガン連射でもどうにかなったりする。
撃破するとグレネードランチャー入手。

ボスはドブゲラ先生みたいなレーザー砲台。
レーザー発射後にコアが出るが、少しラグがあり露出時間も短い。
レーザー発射直前に効果音がなるのでそれにあわせてジャンプすれば避けられる。グレネードならそのまま発射すればコアに当たる。
ゲージが無い場合はレーザーを避けた直後に再度ジャンプし、ハンドガンを当ててやれば良い。

  • 最終面
1面と同じBGMでテンション上がるが残機は減る。
敵は出てこないが、強制スクロール+即死トラップだらけの難関ステージ。場所によっては緩急も必要。
コンベア地帯序盤はタイミングを逃すと奈落の底へまっしぐら。
プレス機は接近すると作動する仕組みだが3面の似たトラップと違い一気に駆け抜けることも出来る。

ボスは敵脱出船。左右にコアがある。
グレネードランチャーで一気に破壊するといい。回転砲台は無視。

その後登場するラスボスの弱点は頭部。接近すると何故かしゃがみパンチをしてくる。
この時に飛び越えれば簡単に回りこめる。…慣れると拍子抜けするほど弱い。ハンドガンでも楽勝。

●余談
  • BGM
テンポの良さ・重厚さでFCでも屈指の高評価を誇る楽曲群。これ、拡張音源使ってないんだぜ…?
作曲担当は5人も参加。更に説明書にはタイトル画面の曲の楽譜が4ページに渡って記載。
開発陣が楽曲にどれだけ力入れていたか伺える。

  • 海外版
タイトルは「JOURNEY TO SILIUS」に変更されている。
主人公ジェイのグラフィックも異なり、特にヘルメットを被ってないのが特徴。

  • 裏技
タイトル画面でBボタンを33回押した後スタートボタンを押すとサウンドセレクトとコンティニュー回数増減が出来る。
ちなみにこの画面で表示されるのは「raf」ではなく、本来のスペルである「ROUGH」表記。

  • メモリアルシリーズ サンソフト
2002年にPSでへべれけと共にカップリング移植されている。しかし肝心の音楽が劣化…。

  • サウンドトラック
2011年に発売されたCD「Rom Cassette Disc In SUNSOFT」に本作の楽曲も収録されている。


追記・修正はノーコンティニューでクリアした人がお願いします。

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