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薙刀(彼岸島)

登録日:2010/12/04 Sat 22:28:05
更新日:2026/09/15 Tue 00:30:14
所要時間:約 2 分で読めます




薙刀(なぎなた)とは、武器の一種。
長巻と似ているが、それと薙刀はちょっと違っていてあちらは刀剣の一種だが、こちらは長柄武器の一種である。

薙刀は他の剣状の武器のように斬ったり、突き刺したりする事は勿論、相手が甲冑などの硬い鎧を着用していたとしても、刀身を利用してやり合う事が可能。長い柄を活かした広い攻撃範囲も特徴であり、複数の相手を相手取る際にも有利な武器とされる。刃の長さはだいたい50cm前後がポピュラーとされている。

身幅の細い静型薙刀と、身幅の広い巴型薙刀があり、刀身もさまざまな種類のものがある。長い柄と大きな刀身を組み合わせた独特のシルエットから、刀とはまた違った迫力を持つ武器である。

……とまあここまでは薙刀そのものについての説明をしてきた。
では、なぜわざわざ項目名に(彼岸島)と付けたのか?という疑問もあるだろうから、本題に行こう。

薙刀は『彼岸島』に登場する武器の一つでもある。彼岸島とはいえ現実世界の薙刀と形状は同じで、彼岸島独特の形状をしているわけではない。

彼岸島に出てくる薙刀といえば、こんな特徴がある。



彼岸島の薙刀は丸太より持ち運びに不便だからさ!




ちなみに彼岸島の丸太は2〜3mは普通にあり、両手でやっと持てる片手で扱ってる描写もある。凄ェ!ような形状である。たぶん吸血鬼を殺すにはそれくらいの重量が必要なんだろう。*1

しかし、それを多くの島民が武器として持っている。充分な力があるなら、無理してでも持っていくようだ。
丸太を担いで移動し、振り回し、吸血鬼に叩きつけるという、普通の作品なら「そんな武器を持って歩くな」と言われそうな光景が、彼岸島では日常風景として成立している。

そして薙刀だが、宮本明兄貴である篤の最強の武器である。

薙刀を持った篤は完全無敵かつ縦横無尽で、長いリーチを活かして敵を寄せ付けず、圧倒的な戦闘力を発揮する。混血種(アマルガム)の師匠でも全く歯が立たないという、まさに「薙刀を持った篤=無敵」と言っても過言ではないほどの強さを見せる。

しかし、篤は対吸血鬼の決戦でも薙刀を持っていくことはなかった。

理由は前述の通り持ち運びにくいから
丸太の方がよっぽど持ち運びにくいだろ!!と思ったら負けです

彼岸島では丸太があまりにも当たり前の武器として認識されているため、「丸太より薙刀の方が持ち運びに不便」という発言を聞いても、なぜか読者側はそれほど疑問を持たない。

よく考えれば、数メートル級の丸太を担いで移動する方が圧倒的に大変そうなのだが、彼岸島を読み続けていると感覚が麻痺してくるのである。


やはり彼岸島読者は丸太信者なのだろうか…。

丸太って凄ェ!

とはいえ、篤にとって薙刀が単なるお気に入りの武器というわけではないのも重要なところ。
実際に薙刀を手にした篤は凄まじい強さを発揮しており、その長いリーチと技量を合わせれば、正面から戦う相手にとっては非常に厄介な武器となる。

そして、明との勝負になったことで、ここで篤はついに薙刀を持参した。

無敵と言われた薙刀装備の篤は、宮本明の想像力の前に敗北した……。

篤は勝負の前に「攻撃のリーチの長さで明は圧倒的不利なんだ」と語っていたりする。しかもご丁寧に目盛りで測られている。

このあたりは、単純に「薙刀はリーチが長いから強い」というだけではなく、彼岸島らしい妙に理屈っぽい戦闘描写になっている。実際、武器の間合いは戦闘において重要な要素であり、相手より長い武器を持っていれば、それだけで大きなアドバンテージになる。

しかし、いくらリーチで有利でも、相手がそれを上回る発想をしてくるなら話は別。
やはり無敵と言われていたり、リーチが長いからこっちが有利と思っているだけでは、簡単に勝利を収められないものである。

かといって、あの時丸太を持っていったとしても、負けは免れなかっただろう。

結局のところ、彼岸島においては薙刀も丸太も非常に強力な武器なのだが、その強さを決めるのは武器そのものだけではなく、それを扱う人間の技量や発想力なのである。

……まあ、そんな理屈を全部吹き飛ばしてしまうくらい、彼岸島では今日も丸太が大活躍している。

やっぱり丸太って凄ェ!




「兄貴! 薙刀で追記・修正してくれ!」

「ダメだ! 薙刀は持ち運びに不便だから置いてきた! だが丸太がある!」

「でかした!」

この項目が面白かったなら……\凄ェ!/

最終更新:2026年09月15日 00:30

*1 ちなみに空想科学研究所によると丸太の重さは約30kgであると仮定して、それを片手でバットみたいに振る明の腕力は推定403kgだそうな。