登録日:2012/03/25(日) 21:00:27
更新日:2025/03/03 Mon 19:47:09
所要時間:約 3 分で読めます
■「地獄星レミナ」は2004年ビッグコミックスピリッツ増刊号に短期集中連載されていた伊藤潤二の怪奇
漫画。
伊藤氏の作品では珍しい近未来を舞台とした
SF作品であり、訪れる災厄も宇宙レベルである。
まぁ予想の斜め上を行く壮大なグロ展開と投げっぱなしのオチはいつも通りの伊藤漫画なんだけど!
併録の「億万ぼっち」は痛々しくもやるせない厭世的な短編。
行き過ぎたグロ描写や極端なキャラクター達がギャグすれすれにも映る「レミナ」より、こちらの雰囲気の方が好きという方も多いだろう。
■「地獄星レミナ」
西暦20××年。
車が空を飛んでる位の未来社会。
天文学者の大黒博士はワームホールから出現した未知なる惑星を発見。
博士の愛娘・麗美奈の名を採り、レミナ星と名付けられた惑星は人々の大きな関心を呼び、同時に麗美奈の陰のある美貌は人々を惹きつけ、麗美奈は一躍トップアイドルとしてもてはやされる。
異次元から現れたその正体は、周辺の惑星を文字通り喰らい尽くす、恐るべき地獄星だった!
パニックに陥った群集は集団ヒステリーを起こし、大黒親子を全ての災厄の元凶とみなし、襲いかかる!
太陽系の惑星を次々に食べ尽くし、遂には
月、そして地球へと舌を延ばすレミナ星。
目前で父を処刑され、最期まで庇ってくれた初恋の男性までもが命を落とし、追い詰められる麗美奈。
世界中の人間達から命を狙われるも、偶然巻き込んでしまった謎のホームレスさんに助けられ、地球を一周して、逃げ回る!(いや、本当に。)
果たして地球の、そして薄幸の美少女・麗美奈の運命は如何に!?
■「億万ぼっち」
……集まろう………集まろう……ひとりぼっちはつまらない……、みんな一緒に集まって、みんな仲良く手をつなごう……、みんな友達、億万ぼっち、億万ぼっち………
引きこもりの青年・道夫はある夜、
ラジオで「億万ぼっちの会」という不可解な放送を耳にする。
それと時を同じくして相次ぐ集団失踪事件。
そして失踪した人々はからだとからだを糸で執拗に縫い合わされた、“集団遺体”として発見される。
道夫を同窓会に誘った中学の同級生達も一斉に一瞬で姿を消し、数日後には全員が集団遺体と化してしまう。
やがて人々は集団遺体になる事を怖れ、次第に互いに集まる事を避けるようになり、ひとりひとりが個室に引きこもる様になる。
そんな中、道夫は意を決し、恋する女性に一目会う為に、部屋を飛び出す……が、
■追記・修正はみんな繋がっちゃってからお願いします。
- 峰石邦弘が最低のクズだと思った。麗美奈をレイプしようとした挙句、家族にバレそうになった途端に麗美奈に誘惑されたとシラを切る有様。最期は一家揃って「ざまあw」な報いを受けたけど -- 名無しさん (2014-06-18 00:54:09)
- 「億万ぼっち」の方が怖かった。特に目を離した間に成人式の会場が無人になるところは伊藤潤二作品でも一、二を争うレベルの恐怖を覚えた。 -- 名無しさん (2015-02-06 21:27:43)
- 地獄星は地獄星の舌でなめる→地球の自転がぐーんと上がった→地上の人々の空中戦で不覚にも笑った -- 名無しさん (2015-11-30 17:10:09)
- 地獄星は設定がすごい好き、星そのものが他の星を食べる生き物でさらにその表面にも地獄が拡 -- 名無しさん (2021-01-04 23:35:48)
- 「億万ぼっち」の黒幕が…もうね… -- 名無しさん (2021-12-31 15:52:09)
最終更新:2025年03月03日 19:47