Mr.ガッツィー

登録日:2011/10/30(日) 18:18:11
更新日:2025/07/07 Mon 20:15:58
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Falloutに登場するロボット。ゼネラル・アトミックス・インターナショナル社製。
お手伝いロボットのMr.ハンディーの軍用バリエーションモデル。
タコを彷彿させる見た目をしている。

Mr.ハンディーとは?

Falloutの世界で19世紀頃に発達したロボットの普及品モデルで、ほぼ全ての個体がゼネラル・アトミック・インターナショナル社製である。
Fallout4、及びFallout76によればMrハンディ、及びガッツィーにはコズワースの解説によれば、標準装備として集積液体冷却器なる機構を搭載しており、これを使用すれば汚水や空気中の湿度を抽出し周りの空気を零点以下まで冷やす事で、3日間の間にきれいな水をボトル5つ分、生成することが可能。加えて収納モジュールにより雑多な雑貨や日用品も格納できるため買い物も任せられる。コズワースの場合、主人が戦前に残して行った貴重な戦前の食料品シュガーボムをここに格納していた。ただし汚染から食料を守る機能なんてものは付いて無いので汚染されている。

加えて人格サブルーチン書き換えにより、Mr.ハンディからMr.ガッツィーへの切り替え、及び武装の付け替えも効く。
基本人格は子供好きに設定されており、Mr.ハンディからMr.ガッツィーに書き換えられても子供好きな性質はなのは基本変更できない。
基本的には善良に作られており主人にのみは忠実、ひとたび危害を加えられたと感じると相手が主人だろうが割りと簡単にブチ切れる。
基本ルーチンは職務にどこまでも忠実かつ、草木と善良さを信じる事を旨としている。
暴走しているようにも見えるが(実際そっちの方が多い)実は戦前に与えられた職務に忠実なだけである。
Fallout4のコズワースいわく『ゼネラルアトミック社の最高級ロボットは核や放射能程度で壊れたりは致しません!』
コズワースが特別モデルなのかは解らないが、ある程度まではそういうものにも耐えられるように作ってあるとのこと。

丸っこい胴体からカタツムリの如く3つのカメラを生やし、下部にはホバー移動用のスラスターと作業用のアームを3本搭載している。
なお、この作業用アームは用途により戦闘用モジュールにも付け替えが可能。

動力源は胴体内部の小型の反応炉での原子力発電で賄っており、自己メンテナンスプログラムにより各燃料を調達したり破損部位を自力で修繕したりと、タコみたいな見た目に反して割とハイスペック。
作業用(とは建前の自衛武器)として丸ノコと小型の発火装置(という名の火炎放射器)をアーム先端に装備しており、一定の戦闘行為も行える。

医療用モデルであるMr.オーダリーの他、内部AIとボイスを女性にしたMs.ナニーモデルも存在する。
Ms.ナニーの場合も子供が好きなのは変らないが(設計意図に反して)子供の世話を面倒がったりする個体も存在したりする。


ガッツィー概要

Mr.ハンディの人格サブルーチンをベースとし3本の付け替え可能型マニュピレーターを主装備とする。
割と序盤から登場する。基本はMr.ハンディのはずなのだが、結構強い。
プラズマピストルと火炎放射器で武装しておりMr.ハンディから装甲も強化されているため結構堅い。
ロボット系の敵の中ではロブコ社製の警戒ロボットこと、セントリーボットに次いで厄介な相手。
回り込んで近距離からショットガンをぶち込んで一気に倒すのが望ましい。

制御装置であるコンバット・インヒビターを破壊すれば無差別に攻撃するようになるがかなり小さいので難しい。
普通に撃破するほうが楽だろう。

バーニアで浮いているので近くにいると音ですぐわかる。
音がしたらとりあえず隠れておこう。
ぶっちゃけMr.ハンディと見分け付きにくいので、野良で見掛けたら纏めて破壊するプレイヤーが大半。


さて、このMr.ガッツィー、プレイヤーたちからは軍曹の愛称で呼ばれている。

その理由は某軍曹さながらの素敵な台詞の数々。

前述したようにMr.ガッツィーは軍用モデル。Falloutの世界での2070年代、アメリカと中国の戦争で主に運用されていた。
前線の兵士の士気高揚のためか、「勇敢なアメリカ兵」の見本のような台詞がプログラムされているらしい。
以下に一部を記す。


「本日も、我が軍に栄光あれ!」
敵対していない場合に聞ける。
平時からでも軍に尽くす軍人の鑑である。

「アメリカからの贈り物だ!」
敵にプラズマ弾をプレゼントしながら。

「隠れても無駄なんだよ!」
「早く出てこい!お前をブチのめしたくてウズウズしてるんだ!」
逃げ隠れする敵なぞ恐るるに足らず。
臆病者共を蹴散らしてやろうという気概に溢れた言葉。

「皆殺しにしろ!神も許してくださる!」
唯一の神は常に我らと共に。神の、我らの敵を滅ぼすのに何の躊躇が要るだろうか。

「ママに伝えてくれ、立派に戦ったと」
国の為に、家族の為に、自分は最善を尽くした。
だからどうか悲しまないで。先に逝くことを許して下さい――


…などなど。
DLCのオペレーション・アンカレッジで軍曹と進軍するとこっちの心も奮い立ってくる。
まあウェイストランドの廃墟で聞くとシュールなことこの上ないが。
一部の台詞の元ネタは恐らくフルメタル・ジャケット。


アンダーワールドではケルベロスと名前が付いたMr.ガッツィーが警備をしている。
グール達を指して「人間と同じように愛され、敬意を受ける権利があるのだ。それを忘れてはならない」とここでも素晴らしい台詞を言う。
直後にウジ虫だらけの腐ったゾンビ呼ばわりするけど。
Robotics Expertを習得した状態で彼に話しかけると…

FO4だと3の士気高揚に寄与する模範的兵士的性格ではなく、ガラの悪いチンピラみたいなセリフを吐いて襲ってくる。
運用しているのがタロンシャダー枠のガンナーという傭兵集団なので、そこでなんかAIをいじられたのだろうか?


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最終更新:2025年07月07日 20:15