ジオ・ストリーガウ

登録日:2012/01/23(月) 20:43:32
更新日:2024/01/30 Tue 20:00:25
所要時間:約 4 分で読めます




ジオ・ストリーガウ
CV:石井康嗣


テイルズ オブ ハーツの登場人物。
マクス帝国軍特務部隊の大尉であり、かなり任務に忠実……というより忠実すぎる性格。尋問や拷問を得意としている。

本編では柱に縛り付けたコハクをいたぶりつけるも、コハクを助けに来たクンツァイトに殴り(蹴り?)飛ばされて出番終了となった。


追記・修正お願いします。





悪趣味
ママァァァッ














出番終了だったら本当によかったのに…


実はこのジオ・ストリーガウ(37歳)、かなりぶっとんだ変態嗜好の持ち主である。

……というのコイツ、作中世界の人間が体内に宿す心や感情の結晶『スピルーン』を抜き取り、眺めたり語りかけたりするのが趣味なのだ。
その没頭具合は凄まじく、好みのスピルーンを目の前にすると激しく興奮し、酷いときには赤ちゃん言葉になるほど。

やべぇコイツ

相手の選び方もアレで、無垢な幼女や結婚式前の花嫁やら自分が拷問にかけた姉妹から抜き出したスピルーン弄りを特に好む。
曰く苦痛や苦悩、憎悪や悲しみなどの負の感情に満ち満ちている程美しいらしい。

……やべぇよコイツ

スピルーンは作中世界の人間のあらゆる感情の源であり、ヒトらしく生きる為に欠かせないものである。
抜き取られれば意識不明(植物人間)に陥り、その状態は体内に戻すことで回復するものの、万一傷がついたり砕けてしまえば感情の安定を欠くようになってしまい、スピルーンを宿した状態で食われるなどして失った場合は全身が結晶になる「白化」という現象を起こし事実上死亡してしまう。
その大切なものを時に拷問の果てに奪い取る……まあなんというか分かりやすい悪役である。



ストリーガウはもともと、帝国軍の特務小隊のシルバの部下としてイネス・ローレンツと共に工作活動をしていた。
上司のシルバは中盤あたりのボスで、彼には「自分が計画開発した新兵器の暴発に巻き込まれ3年間意識不明となっている一人娘ラピスの回復」という目的があり、それを叶えるため、クリードの部下であるインカローズにリチアの情報を探らせていた。
……この時点でお察しだろうが、シルバの一人娘ラピスが意識不明になっていたのはストリーガウが彼の新兵器に細工を施しあえて自爆させた上に彼女からスピルーンを奪ったせい。それ故ラピスのスピルーンが最高傑作らしい。
軍内部の反対を押し切って強行したシルバにも非はあるが、コイツの介入が無ければ暴発など起こさず、それどころか一躍帝国軍の時の人にさえなれたかもしれないのだ。たったひとつのスピルーンの為に他人の人生を狂わせ、それを誇らしげに笑い幼女のスピルーンに赤ちゃん言葉であやす姿は最早鬼畜である。
ストリーガウは独自にインカローズと手を組み、軍やシルバには内密にインカローズの下で暗躍していたのだ。

インカローズの配下になった理由も、直訳すると「拷問し放題だから」。更には「クリードから余ったスピルーンをもらえるから」。
コハクを拷問にかけるシーンは、これがゲームの対象年齢を引き上げたのではないかと思われるほどにノリノリである。
もはや薄い本に迫るレベル……というかもう薄い本が出ている


テイルズオブシリーズにしては珍しく、この手のキャラがなぜこんな性格になったのかが描かれている。

その経緯→幼い頃、綺麗な石を集めていたら母親に「気持ち悪い趣味ね」と言われて石を全て捨てられたから
……全国の母親諸君。子供の趣味に対する発言には是非とも気をつけたまえ。たとえそれがどんなに悪趣味で受け容れられないものであっても、周囲に迷惑をかけたり犯罪行為でない限りは目を瞑ってスルーする事だって出来るのだ。


サラッと書いたが、これはストリーガウ自身にとっては非常に根深いトラウマらしい。
彼にとって母親の話題と「悪趣味」という言葉はタブーであり、口に出そうものなら赤ちゃん言葉でキレる。37歳のオッサンが、だ。勘弁してほしい。

それに対するメンバーの反応もやはりというかドン引き一色で、
いつもかしましい燃えキャラなベリルにさえ「…何でコイツ、こんな事を嬉しそうに喋れるの?」と絶句され、機械人であるクンツァイトも「理解不能。自分の中の何かが、この男を理解する事を拒絶している。」と本能レベルでの嫌悪感を露わにしている*1
シルバに想いを寄せていたイネスに至っては憎悪を露にし、初戦でメンバーに加えているとかなり過激な台詞を連発しベリルをビビらせている。
リメイク版では自分の妻や子供をデスピル病で亡くしているガラドからも憎悪を向けられ「ウジ虫野郎」とまで言われた。


本編では2度戦うが、戦闘ではドリルを武器(ソーマ)に用いる。
ドリルな理由は、やっぱりシングやコハクが関係しているからだろうか……?

戦闘中に「愛しのスピルゥゥゥン!」「ドリドリドリィッ!!」などと叫んだりするのが実にアレである。
そのくせ無茶苦茶強く
  • 物理攻撃力がラスボスより上(2戦目はラスボスと同じになるが、他のステータスが上昇)
  • なかなか重く空中コンボに持ち込みにくい
  • のけ反らせるまでに5回攻撃をしなくてはならない鋼体持ち(2戦目では7回にアップ)
  • その癖のけ反った瞬間 無敵判定で強制回避した上で 穴を掘る攻撃で地面に潜り、プレイヤーかその仲間の足元に出現し、同時にダメージを与えるのでコンボが全く繋がらない。
  • 1戦目ではゆっくり歩くだけだったが2戦目ではそこそこ素早いダッシュオンリーになる。
などなど、厄介な性質でもってプレイヤーの前に立ちふさがってくる。

他のテイルズオブシリーズで言えばネタ具合、戦闘面の強さからしてバルバトスを彷彿とさせるかもしれない。

ちなみに盗めるアイテムは吸精の腕輪(1戦目)、ドレインリング(2戦目)
スピルーンを奪う用途にでも使っていたのだろうか(実際はソーマで奪っていた訳だが)?


1戦目の後はシルバを慕っていたイネスに討たれる……と思いきや、止めを刺したのはなぜかクリード。
その際クリードは彼をメタクソ罵っており、ファンからは「やっぱりクリードもストリーガウが気持ち悪かったんじゃないか」と声が挙がったり挙がらなかったり。
そして2度目では自らの体に寄生させていたすさまじい量のゼロムの力によりソーマをパワーアップ、より狂気的な姿で襲いかかるも敗北。
寄生させていた膨大なゼロムを撒き散らし例の赤ちゃん言葉で上記のトラウマを語るが、直後に完全に発動したガルデニアにスピリアを完全に吸い取られて「白化」するという無残な最期を遂げる。

このような色々強烈なネタキャラであるが、ハーツの売上がそこまで良くないせいかあまり話題に上がらないのがネックか……。


リメイク版では流石にマズいと思われたのかこれらの変態的な一面が徹底的に削られた。だがその結果あまり目立たない地味キャラになってしまった。




さァァァ~~~!
どいつのツイキ・しゅうせいが
イチバンきれいカナアア?

ヘンシュウりれキと一緒に、えぐり出シテ
よォォォォ~~く
比べてミヨォォ~~ッと!!


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最終更新:2024年01月30日 20:00

*1 この2人のコメントに対し、ヒスイは『安心しろ。ソレはお前らが正常ってことだ』と彼にしては珍しく落ち着いた様子でフォローを入れた。