バルバトス・ゲーティア

登録日:2009/05/27(水) 18:33:00
更新日:2025/02/01 Sat 11:37:25
所要時間:約 7 分で読めます


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今日の俺は紳士的だ、運が良かったな……







天地戦争時代の人間。
地上軍の将官でディムロスと互角の実力を持ち天上軍と戦っていたが、さらなる戦いを求め天上側に寝返りディムロスに処刑された。
その後、エルレインの手により復活、一応彼女の下で動いている。
軍属時代には「暴斧のバルバトス」と言う二つ名も付けられており、実力もソーディアンチームのリーダーで地上軍最強と名高いディムロスと互角以上だったが、その残虐な戦法は敵にも味方にも恐れられていたらしい。
戦闘中はまさしく比類なき狂戦士と化し、言葉遣いも粗暴になるが戦闘時以外は実は結構落ち着いている。言動や態度こそ威圧的なものの声色もしっとりしており、喋り方も厳格。その佇まいは本人の宣言通り紳士的ですらある。戦闘になるとスイッチが入ってしまうタイプなのだろう。

カイル達の時代「現代」では各地で「英雄」と呼ばれし者を襲撃。先の争乱の四英雄(前作のメインキャラ4人)も全員襲われ、スタンに至っては殺害されてしまった。
高い実力を誇るが正々堂々とした戦いはあまりせず、人質を取ったり罠を仕掛けたり勝つ為には手段を選ばない。
またスタンとルーティを狙う時、フィリアとウッドロウを狙う時とで時期に年単位の差がある理由は不明。
スタン夫妻以外の2人は国王や司祭といった要職についており、バルバトスには時空すら自在に移動する能力があるので捜索に時間がかかった、などとは考え難いが。
強引に考えるならフィリア、ウッドロウにある程度神団や国としての基礎を作ってもらう必要があったとも考えられる
実際、エルレインは一度ハイデルベルク城に貯蓄しているレンズの提供を求めウッドロウに謁見しており、後の台詞から断られた報復にバルバトスを差し向けた模様。

天地戦争の勝敗がエルレインの介入によって改変された現代では聖女エルレインにならぶ英雄とされ、人々から崇められている。

本編では自分の目の前で堂々と英雄を自称したカイルに目をつけ彼らの前に幾度も姿を現し、因縁の強敵として対峙する事となる。
最後は18年前のダイクロフトでの決戦で敗北し、「敵に倒されるくらいなら自分の手で死を選ぶ」と暴発寸前の神の眼に飛び込んでその超エネルギーを受けて消滅したが、裏ダンジョンであるアクアラビリンスで精神体として復活。
外に出られないことに絶望するがカイルへの憎しみを糧に無限の迷宮をさまよっており、カイル達が訪れた際はどんなに倒されても無限の復讐の機会に歓喜する。
その後文字通り無限に、幾度となくカイルの前に立ち塞がる。(PSP版のみ)

名前の由来は魔術書「ゴエティア」とその中に記されている悪魔「バルバトス」。
元は天使で悪魔に堕ちたという説があり、寝返りを図ったこいつとは似通った面がある。地上→天上なので上下は逆だが。
D2のボスモンスターは同様にゴエティアから引用されているものが多く、それ自体の名を冠し出番も多いこいつはD2ボス代表格と言える。

後に英雄と称えられるディムロスと実力伯仲でありながらも自身が英雄になれなかったことで、「英雄」への強烈な憧れと敵意、元来の残虐な性格がミックスされ、その凶悪で複雑な人格を形成している。
演じた若本氏は彼のことを「けったいなドン・キホーテ」「スーパーピカレスク(物凄い悪漢)」と評しているが、概ねその通りだろう。
妄信的に英雄を目指す主人公カイルのアンチテーゼ的なキャラクターとも言える。



戦闘面では、圧倒的な攻撃力や厄介な特性を持つ攻撃の数々のほか、下に記す各種カウンターを駆使してこちらの行動を制限してくるシリーズ屈指の強敵。
初戦闘の時点で序盤にあるまじき強さを誇り、必敗戦闘だと思ったプレイヤーを呆気ないゲームオーバー画面にて微塵に砕く。
本編だけでも3回戦う事になり、PSP版では裏ダンで何度でも待ち構えてくる。

初対面時
ロニ「ヤバいぜカイル、手強い…と言うより勝ち目は無いぞ!?」
カイル「だからって引き下がれるか!オレの全てをぶつけてやる!」

「覚悟だけは褒めてやろう、小僧。俺の前で英雄と口にしたこと、死の淵で悔やむがいい…!」

まさか本当に全力をぶつけないと話が進まないと思ってなかったよ。
初戦時は10000有るHPの内5000削れば戦闘終了して退いてくれるが
強さにパニクりそのままボコられたユーザーは多い。
逆に冷静になればカウンターを逆手に取ったりで比較的御しやすい相手ではある。

戦闘難易度UNKNOWNの二戦目は、このゲーム最強との呼び声が高い。
さらに三戦目は攻撃力5000以上と、裏ボスのマグナ様よりも高い。
あまりに強すぎる為に、バルバトス(三戦目)の次のボスであるガープが「あれ?ボスってこんなに弱かったっけ…?」と思うほど弱く感じる事もしばしば…(実際はバルバトス以上に厄介かつ対策が難しいが)

敵でありながらその濃過ぎるキャラクター性で熱狂的な人気を獲得しており、度々ゲストキャラとしてD2以降もシリーズに顔を出している。
  • デスティニー(PS2版)
  • バーサス
  • なりきりダンジョン3
  • レディアントマイソロジー2、3
  • ヴェスペリア
etc.


長所
  • 英雄キラー。彼の前で「英雄」はNGワードであり、殺害される
  • 強力なカウンター
  • 凶悪な攻撃力
  • 紳士的な態度
  • 脅威的な威力、広範囲をカバーするジェノサイドブレイバー
  • 反撃ボディーブロー
  • 漢らしいプロポーズ(オレの女になれ)
  • 禁呪晶術まで操る(知性の関係上、威力は低い)
  • 声が素敵
  • ぶぅるぁあああああああああああああああああああ!!! 

短所
  • 詠唱キャンセルやガードストライク、ウェポンスパーク、回れロンドで最高の玩具にされる
  • しつこい
  • とにかくしつこい
  • アトワイトが「俺の女」になる事を拒否→拉致監禁
  • 躊躇なく数々の卑劣な手段を講じ、それで勝利しても一切の遠慮なく自分が最強だと勝ち誇る
  • 死力を尽くせれば負けても納得……なんてことはもちろんない。ピンチになったら人質を取ったり普通に逃げたりする
  • 自分が最強という自負がある上に実際強いため正面から戦ったりもする。そのため態度は一貫しているが戦い方は全く一貫していない


【使用カウンター】

「アイテムなぞ使ってんじゃねえ!」
  • アイテム使用時(D2:3戦目以外の全て&リメD)
シャドウエッジ→ブラッディクロス
バルバトスが伝説と呼ばれた由縁のカウンター。今でこそ即死級のカウンターの代名詞だが当初は比較的穏便なお仕置きであった。
初見では必ずと言っていいほどデータ採取しようとするハロルドが被害に遭う。*1
アイテム使用後の硬直中を狙って発動してくるので、事前にのけ反らせるなりしない限り回避はほぼ不可能。
とはいえ威力はUNKNWONでも比較的低めなので、ターゲットにされたキャラのHPが十分あるならゴリ押しでアイテムを使い続けるのもあり。
因みに原作の三戦目では使用しないが、代わりにあらゆる晶術へのカウンターを行う。
高難度では回復晶術に対しシャドウエッジの代わりに断罪のエクセキューションを使用するようになる。
もちろんルナシェイドまで繋がるので注意。1戦目でも流石にここまで連携されるとカス知性であっても結構なダメージを受ける。

なんとリメDではオーバーキル級の威力を誇るBC*2に。アイテムを使用した直後「生かして帰さん!!!」と超速タックルをかまして即発動、
ア イ テ ム な ぞ 使 っ て ん じ ゃ ね ぇ ! ! 
という技名で複数人を次々とオーバーキルしていき、これ一発で全滅もザラ。ただし、攻撃を喰らい怯んでる時、攻撃中の時などはアイテムを使っても秘奥義を回避できる。
一応「サイレント」で封じる事が出来るが、HPを減らすと状態異常にかからなくなるのでその手も使えなくなる。
以降のゲスト作品でもこれが秘奥義として採用されることが多い。


「縮こまってんじゃねえ!」
  • ガード使用時(D2:1.4戦目以降)
灼熱のバーンストライク。
こっちはすぐガードを解除をすれば回避が可能なので、慣れれば寧ろあっちの行動を制限できる。


「男に後退の二文字はねえ!」
  • 左に移動時(D2:1.4戦目以降)
絶望のシリングフォール。
少し前に動けば回避可能。慣れれば(ry


「俺の背後に立つんじゃねえ!」
  • バルバトスの右に居る時に使用(D2 2戦目、4戦目以降)
背後に立ったキャラに急接近して左に投げ飛ばす。攻撃直前にジャンプして戻れば回避可能。
寧ろ画面右端に彼を誘導できるので、特に2戦目では陣形を保つためには割と重要なテクニックとなる。
リメDでは後にバック・スナイパーと言う技名が付いた。
こっちは回避はほぼ不能&即死級の壊れ技と化した。誘導どころじゃねぇ。
「俺の背後に…立つんじゃねぇ!!!」


「術に頼るかザコどもが!」
  • 晶術を詠唱時(D2:3戦目以降)
HPを半分ほど減らすと発動してくるように。エアプレッシャー→絶望のシリングフォール
清々しいまでの棚上げStyle
しかし、慣れたプレイヤーにはカウンターを逆に利用されてTPを削られることに…
詠キャンし損ねてキャラが死ぬのもお約束。知性もだいぶ高いのでマントありでもダメージがでかい。
PSP版では低難易度時なら一定確率での発動となる。


「いつまで術に頼るか!」
  • 晶術を詠唱時(高難度時)
更にHPを減らすと発動。ネガティブゲイト→殺戮のイービルスフィア
晶術が嫌いなようだが自分は使いまくる紳士。なお消費TPが3まで激減するのでTP削りはほぼ無理ゲに。


「回復晶術だと?貧弱過ぎるわ!」
  • 回復晶術を発動時
断罪のエクセキューション→ルナシェイド
「治してあげ四日?」→「屑がァ!」→そのあと、カイル達の行方を(ryは誰もが一度は通る道。
ルナシェイドの攻撃範囲が見た目以上に広い。威力はもちろん具現結晶なのでオーバーキルである。


「軟弱者は消え失せろ!」
  • 高難易度でアイテム使用時
断罪のエクセキューション→ルナシェイド
「貴様の死に場所は…ここだぁ!ここだっ!ここだっ!ここだぁぁぁぁっ!!」
因みにこのボイスを逆再生すると
「あぁぁなご!あぁぁあぁあぁなごぉ!!あぁぁぁぁなごぉおぉぉ!!!」
穴子の声が聞こえ、プレイヤーの腹筋すらジェノサイドしてくる。


◆使用特技

  • 轟炎斬
三連殺の一殺目
「死ぬかぁ!」
リメD「今死ね!」

  • 斬空断
三連殺の二殺目
「消えるかぁ!」
リメD「すぐ死ね!」

  • 裂砕断

これぞ我が奥義、三連殺よ

三連殺の三殺目
「土下座してでも生き延びるのかぁ!」
リメD「骨まで砕けろぉ!」
三連殺自体は3戦目のみ使用。D2では致死量のダメージを受けてもHPが1残る紳士的コンボ。
ただしリメDでは容赦なく殺しに来る。威力も相応に下がるが。


  • ジェノサイドブレイバー
超射程、超威力のごんぶとビーム。
泣かされた人は数知れず。ジャンプ+空中特技で回避出来るが余程の慣れが必要。
「微塵に砕けろぉ!」
「皆殺しだ!ジェノサイドブレイバァァァァァッ!!」


  • グランヴァニッシュ

一瞬で終わる。耐えぬ方が身の為だ…

1戦目では地属性の上級晶術を開幕からいきなりブッ放してくる。最低難易度でもお構いなし。
だが1戦目のバルバトスは知性2*3なので、フルヒットしても余裕で耐えられる。
最初の1発目を軽く後退、その後すぐダッシュすれば回避は可能。
PSP版の4戦目では「破滅のグランヴァニッシュ!!」として普通に使用してくる。こっちは致命傷になりうるのでちゃんと回避。最悪魔法ガードでしのごう。


  • クレイジーコメット

貴様の死に場所は…ッ!

難易度MANIA以上の1戦目のみ、何と禁呪まで使用して来る。
が、前述の通り1戦目のバルバトスは知性が非常に低いので大したダメージにはならず余裕で耐えられる。
何故か発動中はその場から動かないダッシュモーションをとる。


  • チープエリミネイト(リメD)

貴様らに俺と戦う資格はねぇぇぇぇええい!!!

お前がねぇよ
簡潔に表すならタメ時間のないジェノサイドブレイバー
SIMPLE(最低難易度)で戦うと開幕に撃ってくる。凄まじく範囲が広いがちょっとでもカスれば即死。ふざけんな。
フラッシュ宝石や空中特技での滞空で避けれなくもないが、容赦なく連発してくる。挙句なぜか撃つ毎に威力が上がり、こちらのBCにもカウンターとして使用して来る。
この技の為、リメDバルバトスはCHAOSよりSIMPLEの方がより強いという意味の分からんことに…。*4
更にヒットすると10秒間防御力を99%減少させると言うオマケ付き。上記の通り当たれば即死なので、悪い意味で「だからどうした」って話だが。
絶望感満載の技だがSIMPLEバルバトスの技の中では比較的対処がしやすいので、もし勝ちたいのなら最低でもこの技くらいは余裕で躱せなければ話にならない。
実は10発で撃ち止め。

  • イビルチャージ(リメD)
ダッシュからぶちかましてくるタックル。
D2でも麻痺効果付きのタックルを使用してくる。
「クズがっ!!」
「どりぃぃぃやっ!!」

  • ジアースクラッシャー(リメD)
地面を叩き割って岩を引っ張り出し、相手ごとぶち抜く技。
石化効果がある上に防御不能
「クズが!くたばりやがれ!!」

  • デス・アビス(リメD)
防御不能の掴み技。
相手を掲げた後地面に叩き付けて寝かせる。
似たような掴み技はD2でも使ってくるが、技名はなかった。
「ハッハァー!」
「虫けらが!這い蹲れ!!」

  • トランプル(リメD)
なぜか雷が落ちる踏み付け。修行の成果で雷が出せるようになったのだろうか
いわゆるダウン追撃技で、主にデス・アビスから連携してくる。
「いつまで寝てんだ!!」

  • 殺・魔神剣(リメDDC)
射程無限かつ連続ヒットする衝撃波を放つ。
当たると打ち上げられてしまうので延々とお手玉されることに。
なおこっちの飛び道具はほぼ全て無力化してくる。ひどい。
「引き裂いてやろうか!!」

  • ヘルヒート(リメDDC)
斧からホーミングする炎を出す。喰らうと封印状態になる。
「余裕かましてんじゃねえ!!」

  • ヴァイオレントペイン(リメD)
自分の攻撃力を2倍にする強化技。代わりに防御力半減。
実は「オールディバイド使用」に対するカウンターとして設定されていて、
「アイテムなぞ~」を使った上でそれでも生き残る奴がいた場合、
これでオールディバイドの効果を打ち消してくる。慈悲などない。
「もっと楽しもうぜ!この"痛み"をよぉ!!」


  • ワールドデストロイヤー(リメD)

一発で沈めてやるよ! 覚悟は出来たかァ!?


ワアァァァルドデストロイィヤァァァァァ!!!


斧を振り下ろしほぼ画面全体に凄まじい衝撃波を放つ。
長い溜め時間を要するが相手は死ぬ。マジで。条件が揃った時の被ダメージ量はなんと…

2,147,483,647

たとえHPがカンストしていても単純計算で214,749回沈められることになる。
一応安全地帯は存在するが、頑張って予備動作のうちにコンボを重ねて阻止する方が確実。

なお、上述した通り最大ダメージは21億ほどになるのだが、有志の調査によると…リメDのダメージ計算式に基いた実際のダメージは32億に及ぶというらしい。
上記のダメージは16進数にすると「7FFFFFFF」となるが、オーバーフローせずにカウントストップしてしまう理由は不明。

また、有志のさらなる調査により…多段ヒット技であったことが発覚。

多段ヒット技であったことが(ry

大事なことなので(ry
しかも、耐えた場合は最大HPが減少するというオマケ付き。
…まぁ、普通なら耐えられるわけがないので、だからどうしたという話なんだが。




使用FOE
  • ポイゾニック・フィールド-
毒効果。
記念すべき最初のFOE使用者。この中に入ると毒になっちまうみたいだ。
リメDでは喰らうとダメージと共に毒を受ける衝撃波を周囲に放つポイゾニックヴォイドを使用。
「死ぬかぁ!!」
「貴様に朝日は拝ませねぇぇえっ!!」



なりダン3ではスタン+血塗られた斧+金という嫌な組み合わせで服が作れる。
A…振り下ろし
↓+A…「屑がッ!」(麻痺効果)
↑+A…「俺の背後に立つんじゃねえ!」
通常攻撃が強力な分特技はジェノサイドブレイバーしか使えなくなっている
その代わり晶術が豊富で、バーンストライク、ブラッディクロス、ネガティブゲイトを使える。
戦闘BGMは勿論あの曲。
決め台詞は「貴様らはぁ、俺の最高の玩具だったぜぇ!」という全キャラの中でぶっちぎりに長い台詞を喋る。
D2プレイヤーには何度も聞いた台詞なのだが、雑魚戦で止めを刺す度に口走るので喋り終える前に閉じるプレイヤーも少なくはない。


リメイクDでオートレベル上げの裏技*5をしていると突然現れる。それが飛行竜の中でも。


貴様らぁ…、こんなところで長々と何をしているぅ…?
鼠のように逃げおおせるか、この場で死ぬか!!
どぉちらか選べぇぇぇぇぇぇぇい!!

どう見てもなまはげです。本当にありがとうございました。
誰が呼んだか「野生の穴子」
ちなみに体力が????なので絶対に倒せない(0にならない=死なない)。本当に逃げるか死ぬかしか選択肢が存在しない。
事前に言ってくれるだけ親切かもしれない…が、オートレベル上げである以上、彼と戦うのはコンピュータなので結局死ぬしかない(コンピュータは戦闘から逃げない為)。運よく気づいてプレイヤー操作に切り替えられれば話は別だが。
それとは別に隠しダンジョン「アルカナルイン」の最深部で戦う事ができる。こちらは倒す事ができる(と言うか倒さないと出られない)ので存分に最高の玩具にしてやろう。



PSP版では上記の通りアクアラビリンスで復活。
最初は1人だけだが次からはお供にサブノック&ダンタリオンを連れて登場。

サブノックのSP減少効果のある晶術潰し(詠唱開始したキャラにワープして攻撃)、ダンタリオンの晶術の援護もありかなり強い。
初戦のお遊びのような知性値はどこへやら。知性が大幅に強化され晶術のダメージも増加、グランヴァニッシュにより一瞬で終わらせてくれる。
「破滅のグランヴァニッシュ!!」
さらにこの戦闘限定でカットインがリメDのバーサーカー穴子になる。
穴子は2名を倒すまで動かずカウンターか紳士アピールしかしてこないので、まず2名を倒そう。サブノックは回復を怠らなければなんか勝手にこっちに突っ込んで死ぬ。
しかしこんな連中をUNKNOWNでたった1人の操作キャラで、なおかつHP回復なしで撃破した狂人がいるらしい。

マイソロ2ではリメD基準で、アイテム使用時に秘奥義を発動してくる。
彼はどんなアイテム使用も見逃さない。
攻撃を喰らって怯んでいる時であろうとも
ジェノサイドブレイバー溜め時であろうとも
こちらの秘奥義で割り込みをしようとも


問 答 無 用

相手は死ぬ


全員同時にアイテムを使うと律儀に全員に秘奥義を発動させてくる。

アイテム使用後に秘奥義以外で死亡しても復活後に発動。
実に律儀。

ダウンしない為大剣士等でのけぞらせると軽く400Hitしたりする。

更に『テイルズ オブ バーサス』では拾っただけでも発動。
ア イ テ ム な ぞ 拾 っ て ん じ ゃ ね ぇ ! ! 
拾い食いはいけないと全力指導してくれる。
勿論本人は拾わないが、リミッツボールは回収しに行く珍妙なお人。


テイルズ オブ ヴェスペリア』でも闘技場にゲストとして参戦。ただし、こちらでは本名ではなく「英雄を殺めし者*6名義。
技名も「投げ」「漢の振り上げ」「ガイアクラッシャー」等、シンプルな名称に変更。
さらにパティの秘奥義で召喚される事もある。


テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー3』では異世界からカイル達と共に召喚されてくる。(召喚された場所は違う)
漫画版ではアルディがグミを使ってしまうという、テイルズ新参者らしいミスで断罪されてしまった


挙句の果てにプロ野球ファミスタクライマックスにてベルセリアのベルベット、ファンタジアのダオスらとテイルズを代表するキャラクターとして野球界に参戦。
ナムコのライバルキャラクターが集うライバルーズにダオスと共に所属し、3番サードの主軸選手としてスタメン出場している。
選手説明では真正面からの戦いを挑む気性激しい選手で、ベンチから「変化球使ってんじゃねぇ!」などと野次で相手投手を揺さぶる。
様々なライバルキャラクターを押しのけてスタメン出場しているだけに能力は満遍なく高く、特に打撃面と走塁が非常に優れている。
ただでさえ高い打撃力は自身の選手コストを上昇する「クラッチヒッター」と相手投手とコストがある程度の差があると能力が大きく上昇する「風格」のスキルを持つ。
これ以前にバルバトスの選手コストは最大数値に近く、大半の投手を限界まで成長させてもバルバトスの強化を止められない。
更に塁に出せば持ち前の俊足に加えて「盗塁」のスキルが発動、並みの捕手では盗塁を阻止出来なくなってしまう。
守備面も高い数値なために交代させる必要も全くないため、打撃でも走塁でも守備でも圧倒的な存在感を放つ。

画像出展:プロ野球ファミスタクライマックス ゲーム内スクリーンショットより
販売、開発元:バンダイナムコエンターテインメント
発売日:2017年4月20日

テイルズ オブ ザ レイズ』ではとうとうバルバトスを操作できるようになった。
ちなみに、「バルバトスを無理なく味方サイドとして参戦させる」という難題はシナリオライターを相当困らせたらしい。
具現化された時系列は天地戦争から。
その卑劣さ、外道さに一つの英雄性を見出した救世軍の一部のメンバー達に英雄として祭り上げられており、英雄への憧れが存分に満たされている為か割と丸くなっている。
宿敵カイルに対しても、マークから救世軍の英雄としてバルバトスを紹介された際にまさかバルバトスが英雄になっているとは夢にも思わず条件反射で戦闘態勢に入ってしまった彼を「面白い!将来が楽しみだ!!」と豪快に笑って許し、「俺のような英雄になってみせろ」と檄を飛ばすなど好意的。
その様は後に具現化されたエルレインも「あれも一種の救いか」と評するほどである。


このように或る種カルト的な人気を誇る御仁ではあるが、その濃いキャラと若本氏が演じているというだけに、にわかファンを増やしている原因として古参ファンから疎まれる事も。
より正確に書くと、後の作品の制作者が彼のキャラクター像を歪めてしまい、彼の最大の特徴である卑劣っぷりなどが大抵描かれていないためである。単なるネタ要因だったり、純粋に戦いを求めて武人然としていたり、ゲスト出演のバルバトスはどうにもコレジャナイ感が拭えない。
特にひと昔前の「ぶるぁぁぁぁぁ!」と叫ばせておけばいい、「アイテムなぞry」と言わせておけばいい、と言う舞台装置・ギャグキャラような扱いに関しては演者である若本氏本人からも遠回しに苦言を呈される程だった*7
繰り返しになるが、元来の彼の性格は執念深く最強を追い求めているが、それでいて勝利の愉悦の為ならば卑劣な手段も辞さず悪逆非道…と、数多の暴力的要素が歪に同居したカオスな人格である。
本当の彼のキャラを忘れたらD2をプレイし直してみよう。

とは言えどんな作品でも「自分が『最強の英雄』でなければいけない」という芯の底だけは決してブレていない。
最強と勝利を渇望しその為なら何でもするという「悪役」としての魅力は十分であるが、その悪辣さをどこまで表現できるかがシナリオライターの腕の見せ所なのである。

また、やたらめったら強いことは原作設定通りだが、原作ではソーディアン無しのスタン相手に 戦わずしていきなり人質をとって武器を捨てさせ一方的に殺している
よく「スタンと戦うも圧倒され、人質をとってようやく勝てた」と言われているが、これは小説版やドラマCDなどのメディア版であり、原作ではもう一度言うが彼と直接交戦すらしていない。こんな体たらくで「これが神の眼を砕いた英雄か。ハンッ、もろすぎる…」なんて勝ち誇っちゃうのだからある意味驚きの情けなさである。
戦闘時期がいつ頃の彼なのかは不明なことや、成長し続けていると思われるので、ゲーム中で再会した時やゲーム途中で追い越していてもおかしいことではないが。


ちなみに小説版(SD文庫)も後発のゲームと同様に態度が異なっており、
スタン相手にヘタレてはいるが、強者との死合を常に求める傾向にあり、スタンとの激戦で一度は劣勢に追い込まれ、彼が人質を取ったのもエルレインが身体を操ったのではないかと思えるような描写になっており、エルレインにすさまじい憤慨を見せている。
アトワイトを人質にしたのもディムロスに本気を出させる為となっている。

ドラマCD版では まさかの剣士として 登場。英雄への絶対的な妄執やカイルへの執念が深掘りされ、更に自分を縛るエルレインとの確執という独自のテーマを引っ提げた。
残虐性もパワーアップしており、激おこ中に指図してきたサブノックを首コキャして殺害、ウッドロウをいたぶったりしていた。
ドラマCD版ではスタンに圧倒され、敗北を認めたくない一心で自分の意思でロニを人質にとっている。
「世間が何と言おうと自分こそが英雄」と豪語し、自分以外に英雄を名乗る・称される存在は許さない。「群れず、媚びず、頼らず」を彼なりの英雄観にしているが 登場時点でエルレインに頼って土俵に上がってる状態なので 自己矛盾を起こしており、アトワイトに論破されてぐぬぬしたりしていた。
しかし最終的にはエルレインの楔を断ち斬り、「自分こそが英雄」という信念は曲げずに最後までカイル達と対峙、過去の四英雄&カイル達10人を相手に大立ち回りを演じるが敗北し、最後はトチ狂ったエルレインをブッ刺してカイルに

「方法ならある…神を殺せ!!!お前が英雄なら…出来る筈だ…!」
「俺は最期の瞬間まで英雄だった……お前に出来るか?…カイル・デュナミス!!!」

と、壮絶な遺言を残しエルレイン共々爆散した。

『ア イ テ ム な ぞ 使 っ て ん じ ゃ ね ぇ ぇ !』





貴様らぁ…、そんなところで長々と何をしているぅ…?
俺の記事を追記修正するか、この場で死ぬか!!
どぉちらか選べぇぇぇぇぇぇぇい!!



その後、wiki籠りたちの行方を知る者は誰もいなかった…




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最終更新:2025年02月01日 11:37

*1 「勝手にスペクタクルズ」と言うスキルで、初見の相手に対してオートでスペクタクルズを使用する為

*2 ブラストキャリバー。要するに秘奥義

*3 難易度NORMAL時。UNKNWONで4。

*4 加えて難易度SIMPLEは鋼体が解除されるまでの残りヒット数が表示されなくなるので、余計にそう感じさせられる。

*5 戦闘キャラ4人をオートで戦うよう設定し、フィールドでコントローラー上を押しっぱなしにするなどして、雑魚敵とのランダムエンカウントを発生させ、出現する雑魚キャラを延々と自動で狩り続ける行為。当時のRPGではよく使われる片手間にレベル上げできる裏技。(Rボタンと右ボタンをフィールドで押しっぱなしにするのが最適とされている)。方向キーかアナログスティックが入力された状態のまま、普通のプレイではまずあり得ない時間15~30分が経過するといきなりこいつとの戦闘が始まる。通常プレイではコントローラーをこまめに操作するためまず出現しないのだが、押しっぱなしとオート戦闘を知っている人は人力操作でも狙って出現させることができる。

*6 TOVでは他にもダオスが「時を駆ける男」、シゼルが「哀しき闇の女王」、クラトスが「天上に反逆せし戦士」名義で登場する。

*7 「リバース」の主人公ヴェイグも同様にキャラクター像を歪められ、演者である檜山氏から苦言を呈されている。2000年代前半はテイルズシリーズのお祭りゲーやキャラのゲスト出演が多発していた時期であり、原作そのままの性格だと他キャラに埋もれてしまう・動かしにくいと言う事情もあるのだろうが…