底根アンダーワールド

登録日:2012/09/27(木) 15:54:26
更新日:2024/01/09 Tue 19:51:14
所要時間:約 5 分で読めます




底根(ソコツネ)アンダーワールドとは、mobageで配信していたソーシャルゲーム。開発はスクウェア・エニックス
2012年2月15日から9月27日まで配信していた。



◆あらすじ
怪異が多いと言われる底根市。
ある日大学のグループである主人公達は、底根市の遺跡やそこにまつわる怪異と立ち向かう事になる……。

クトゥルフ神話をモチーフにしており、敵もショゴス等。普通の動物も多いが。


◆システム
行動力を使うポチゲー。
マップが表示されるのでどの方角に向かうかを決めて移動する。移動すると金であるシドや特殊な通貨と言えるエルムが入手出来たり、体力や行動力が回復したり。

シドは所持上限がないがエルムには上限があり、ショップで高いシドを払って購入するエルムストーンを所持する事で増やせる。


移動時にランダムで敵にエンカウント。敵とのバトルは3ターン2セットで行われ、2セットで勝てなかった場合は引き分けでも敗北扱いとなり、移動する事は出来ない。

勝てば経験値やシドが手に入る。


戦闘は他プレイヤーを最大3人までパーティーとして入れる事が出来る。
一方的に入れるだけなので相手のプレイヤーにはメリットもデメリットも何も無し、パーティーとして使われている事すら気付かない。分身を使うようなもので、複数のプレイヤーが同じプレイヤーを使う事も出来る。

バトルの行動は味方1→敵1→味方2→……と交互に行われる。既に倒れていたり人数が足りない場合はスキップされる。


マップ毎に次のマップの手前のマスにフロアボスがおり、倒さないと次のマップに進めない。
数マップ毎にエリアキーパーと呼ばれる更に強力なボスがおり、エリアキーパーを倒すと次からその階層から探索する事が可能。
エリアキーパーは高い基準でクリアした他プレイヤーのバトルを見る事が可能で、攻略の参考になる。

それとは別にトライアルバトルという特殊な敵がいる。進行上必ずしも倒す必要はないが、倒すとカードが手に入る。

特定のマスを踏む事でシナリオの文が追加される。


武器は軽撃、重撃、射撃、魔法の4種類。武器によってどのパラメーターが高いかが違う他、射撃と魔法は遠距離攻撃に強い。
武器によっては盾を同時に装備出来ない。

武器の種類毎にスキルが存在し、これはエルムを消費して習得する。これも武器の種類毎に与える追加効果や攻撃範囲が違う。炎、水、雷、無属性の4種類がある。スキルの属性をパーティーで揃えたり特定の順番で揃えると連続で行動出来る。
しかし、スキルをいくら習得していようとも、1セットにつき3ターンのうち1回だけしか使えない。

戦闘設定にはスキル以外にも状態異常を与えたり味方を回復するアイテムの使用や、カードを使ったアクションも可能。
カードは初期のガチャやトライアルバトルで勝利する事で入手可能。
初期は使用回数に制限がついていたが、アップデートにより無制限になった(ただしアップデート前に比べて効力ダウン)。絵師はスクエニの様々な人物が担当している。


そもそもの設定が現代なので防具もファンタジーな品は皆無で、基本的にジャケットやスーツといった身近な服である。
ファンタジーな鎧等はエルアークとのタイアップや紹介キャンペーン等ごく僅か。


武器と防具と盾はアーティファクトと呼ばれる特殊な力を秘めたガラクタをシドとエルムを消費する事で得られる。
それ以外にもアクセサリーが存在し、主に発掘品と呼ばれるシリーズアイテムのコンプリート報酬として得られる。


とってつけた様に対人戦も用意されているが、特に発掘品を取り合ったりという事もなく、勝敗で得られるスコアを競うのみ。バトル可能な相手は自分に近い魅力値のプレイヤーのみ。
バトルにはB攻撃を消費、防御には自動的にB防御を消費。レベルアップ時に3ポイントをどちらかに割り振れる。

勝つと少額のシドを入手出来たりたまに相手プレイヤーのシドを奪えたり。また、探索しているエリアに応じた発掘品が手に入る事も。
毎週月曜日にスコアリセットされ、スコア上位者には賞品が配布された。



……と色々紹介してきたがこのゲーム、何かとストレスを感じさせる仕様で、プレイヤーからの人気はあまり高くなかった。例えば

  • 初期は武器や防具が一定回数使うと使い物にならなくなる
  • 初期はカードが課金限定であったにもかかわらず、かなり少ない使用可能回数
  • 攻略に必須な消費アイテムが手に入りづらい
  • 1マス進む為に使う行動力がかなり早いスピードで上がっていくので、ダンジョンの探索が数マスずつしか出来なくなる。
  • スキルがデフォルトでたったの5つしか習得不可。スキル習得数の拡張や捨てたスキルの再習得も課金のみ。
  • エルムストーンがアイテム欄を大幅に潰す。これは後にメンテで改善された。
  • プレイヤー間のアイテムやり取り機能も初期はなかった

etc...


そんな感じだったせいか、ストーリーも半ばで打ち切り配信停止となった。
解放されていた最後の章の第四章から敵も急激に強くなり、最後のボスを倒せたプレイヤーも一握りであった。
もっとも、それまでの力技でクリア出来た敵から、持ちうる手段を全て理解出来ていないとクリア出来なくなったという話になったわけだが。


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最終更新:2024年01月09日 19:51