登録日:2011/05/08(日) 17:46:40
更新日:2024/09/19 Thu 15:31:27
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「さあてお集まりの皆様!」
「今宵、我らが語る物語は、はるか遠いむかしの物語でございます」
「物語の主人公であるコーネリア姫は、恋人マーカスとの仲を引き裂かれそうになり……」
「一度は城を出ようと決心するのですが、父親であるレア王に連れ戻されてしまいます」
「今宵のお話は、それを聞いた恋人のマーカスがコーネリア姫の父親に刃を向けるところから始まります」
「そして貴族の方々も、屋根の上からご覧の方々も、wiki篭りの方々も」
「手にはどうぞ厚手のハンカチをご用意くださいませ」
「手にはどうぞ厚手のハンカチをご用意くださいませ」は古くから使われている演劇の前説の一つである。
あらかじめ、
「ハンカチをご用意ください」
と言うのはそれほど泣かせる内容だということを言い回しており、
それほど脚本や内容に自信があるという現れなのかもしれない。
現代では演劇を見る機会が少なくなっているので、映画等の予告に使われる……かもしれない。
某動画サイトでもいわゆる「涙腺破壊動画」関係にも使われたりする。
類義語は、
「涙無しには語れない」
「話題の感動作!」
「ちょー感動しました!」
等といったところか。
さて本題。
この口上をアニヲタ的に語るにはやはり、
だろう。
タンタラスも『君の小鳥になりたい』も作中では非常に人気のようで、
ニセモノのチケットが出回ったり、屋根の上からタダ見する客がいたり、
チャンバラでアンコールが起こったり、果てはわざわざ国外から見に来たりとその熱気はすさまじい。
このセリフが流れるのは2回あり、それがなんとオープニングイベントとエンディングである。
なかなかニクい演出である。
まさにこの劇に始まり、この劇に終わる、といったところか。
劇でやる場面の違いや登場人物の関係によって若干前説のセリフに違いが見られる。
オープニングでもエンディングでも団長のバクーが前説を言う。
●オープニング
ガーネットの16歳の誕生日にタンタラスは誘拐を決行。
その時のオトリ? として『君の小鳥になりたい』を上演する。
演じる場面は恋人マーカスとリア王が切り合う場面である。
なお、この後にブランクとジダンによるチャンバラが行われ、おひねりがいただける。
●エンディング
もう一度『君の小鳥になりたい』を上演。
この時の場面はコーネリア姫と恋人マーカスが駆け落ちの決心をする所。
その結末はどうなるのか?
それは是非本編をクリアして確認してください――
なお、このエンディングで多くのプレイヤーが実際に厚手のハンカチを用意するハメになったとか。
手にはどうぞ厚手のハンカチをご用意して追記・修正なさってください。
「さあてお集まりの皆様!」
「今宵、我らが語る物語は、はるか遠いむかしの物語でございます」
「物語の主人公であるコーネリア姫は、恋人マーカスとの仲を引き裂かれそうになり……」
「一度は城を出ようと決心するのですが、父親であるレア王に連れ戻されてしまいます」
「今宵のお話は、マーカスとコーネリア姫が駆け落ちの決心をするところから始まります」
「それでは、ロイヤルシートにおられますガーネット様もスタイナー様もベアトリクス様も……」
「そして貴族の方々も、屋根の上からご覧の方々も、wiki篭りの方々も」
「手にはどうぞ厚手のハンカチをご用意くださいませ」
- 全米が泣いた -- 名無しさん (2016-08-30 12:45:41)
- これで 涙を お拭きください -- 名無しさん (2017-06-27 11:48:40)
- OP「あーそういう感じのお芝居するのねーなるほど」ED「ハンカチ……ハンカチはどこだ(泣)」 -- 名無しさん (2021-04-05 07:23:03)
- どっちかというと「ハンカチを二枚ご用意ください」の方が馴染みがある -- 名無しさん (2024-09-19 15:31:27)
最終更新:2024年09月19日 15:31