ベアトリクス(FF9)

登録日:2011/02/13(日) 23:40:04
更新日:2024/03/13 Wed 23:47:51
所要時間:約 4 分で読めます




「我が想いはこのセイブザクイーンと共に!!」



概要

名前:ベアトリクス(Beatrix)
種族:人間
性別:女
年齢:28歳
利き腕:右利き(配下の女性兵士は全員が左利き。隻眼なので矯正したのだろうか?)
CV:小松由佳(『ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア』以降)

「ベアトリクス」は『FINAL FANTASY Ⅸ』の登場人物の一人。
同作の代表的な凖レギュラーキャラクターである。
配下の将校たちと同じハイレグ+タイツの上から丈の長い軍服を纏った美女で、右目に大きな眼帯をしている。
栗色の髪はかなりの巻き毛で、比較的頭身が低い本作でもすぐわかるプロポーションの良さを誇る。
というかおっぱいの下でベルトを巻いてるのがイカン。
背も男性並みの長身。

ゲーム中では序盤の強大な壁として主人公ジタンらの前に立ち塞がり、
イベントとは云え幾度も敗北を喫するハメになる事からプレイヤーに強烈な印象を与えた。
そして作中、唯一倒せないボスでもある。

中盤以降は味方となってくれるが、この序盤のイメージから憎まれる面もある。
…が、立ち居振る舞いの格好良さとデザイン…。
何より中盤以降の展開から作中でも高い人気を誇るキャラクターである。

中盤には彼女をパーティメンバーとして使用する機会がある。
専用武器は騎士剣「セイブザクイーン」!!
……彼女“しか”装備出来ない魂の武器。
固有コマンドの「聖剣技」「聖白魔法」はそれぞれ「剣技」「白魔法」と同じ。


出自

「泣く子もだまる冷血女」
「100人斬りのベアトリクス」
の異名を持つ「霧の大陸」最強を謳われる天才剣士。
既に10代の頃には「アレクサンドリア」随一の剣の使い手としてその名を広く知られていた。

10年程前の御前試合にて当時17歳のベアトリクスにマグレ勝ちを収めたスタイナーが“わざわざ”褒賞を与えられている事からもその凄さが判ると云うもの。
尚、この敗戦を機に更に剣の修行に研鑽したベアトリクスは現在では「アレクサンドリア」第一の騎士(女将軍)としての地位を固めている。

元来は正道を重んずる人間であり、主君ブラネの変心に心を痛めていたが、それ“故”に疑問を感じつつも
ブラネの命を受け軍を率いて他国への侵攻に荷担していた。

しかし、剣の道に生きる彼女にとっての道理に反する「黒魔導士」や「召喚獣」の使用。
…そして、何よりもブラネが王女ガーネットの生命を危険に晒した事実を目の当たりにするに至り「アレクサンドリア」の為にも遂に主君に反旗を翻し、
以降はジタンらの協力者となるのである。


関連人物

「アレクサンドリア」女王で主君。
名君であったが、ここ数年の変心により他国への侵攻を計画…。
ベアトリクスもその命を受けて働かされていた。

「アレクサンドリア」王女で後の主君。
前述の様にガーネットの命をブラネらが危険に晒した行為により彼女は反抗を決意した。

共に「アレクサンドリア」王国に仕える騎士。
彼の率いる「プルート隊」をバカにした発言をする場面もある一方で、スタイナーの姿に自らの信念の正しさを疑う場面もある。
和解して以降は彼を立てる様になる。

  • 配下の皆さん(アレクサンドリア女兵)
言わずとしれた、ゲーム史上一番命知らずな軍服に身を包んだ女兵士たち。
幹部(将校)は茶髪に海老茶のインナー+グレーのタイツ、
兵卒は金髪に緑のインナー+生足と衣装が異なっている*1
ベアトリクスの軍服もよく見てみると茶色のハイレグインナー+グレーのタイツなのでこの意匠が取り入れられていることがわかる。
(ベアトリクスのデザインありきの女兵なんじゃないの、とか言わない)
ベアさんも入隊したてはこの姿だったのだろうか……などと考え始めるとキリがない。
剣での攻撃の他、ブリザラを使用できる。

“直接”会話をする場面は無いのだが、ベアトリクスにとっては最大の恩人。




※以下、既に知られたネタバレ












中盤以降はエーコのラブレターを間違って読んだ事を契機にスタイナーとラブコメ状態になる。
…多分、以前から意識していたのだろうが、実はベアトリクスの思い込みが発端である
※以下、やり取り。



ベアトリクス
「これは……手紙?」

「なっ!!……ラブレターではありませんか!」

「誰から誰へ……まさか、スタイナーから私へ!?」

※数時間後。

隊長
「これは……恋文では無いか!?…いったい誰が…」

ベアトリクス
「…スタイナー」

隊長
「ベアトリクス…まさか…お前が…」

ベアトリクス
「…スタイナー」

隊長
「…ベアトリクス」



…と云う感じで発端はあくまでも勘違いだったが、以降はバカップルに…。
名台詞も多くファンからの人気も高い。

ベアトリクス
「…その先はおっしゃらないで!…その言葉は二人が再び顔を合わせた時に!!」

隊長
「自分は…もう二度とお前を失いたく無いのである!!」


ローズオブメイ

植松信夫氏が「本気を見せた挙句に死にかけた」と語る名曲揃いの「FF9」の中でも人気の高いベアトリクスのテーマ曲。
繊細な旋律のピアノ曲で、後の「ピアノコレクション」でも更なるアレンジが施されている。
前半のベアトリクスは前述の様にプレイヤーから憎まれる面もある一方で、自らの意に反した行為に心を痛める悲劇の女将軍としての姿が丹念に描かれており、
それを演出しているのが同曲なのである。
聞いた人間からの評価は本当に高く、少しググれば聞ける機会も多いので気になる人は是非。

尚、タイトルの「ローズオブメイ」は「Rose of May(五月の薔薇)」とされるのが普通だが「Loss of Me(私の過ち)」と訳すファンも居り、
劇中のイメージから後者の方が合うとする意見もある。

他にも「アレクサンドリア」崩壊時のスタイナーとの共闘の際に流れる、同曲を元にした「守るべきもの」も、二人の掛け合いと演出が格好良く人気が高い。
…こうして考えると終盤に救われているからだが、本当に悲劇的なヒロインだったかベアトリクス…。
ありがとう隊長。









追記、修正はアレクサンドリアの栄光と共に!!

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最終更新:2024年03月13日 23:47

*1 男性兵はズボン+プレートアーマーでやっぱりかなりの軽装。