エルザ・オルコット

登録日:2011/11/22(火) 15:04:25
更新日:2021/02/12 Fri 22:26:32
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CVは鎌田梢

キャラクタークエストの序章、大陸から薬剤師の父アーノルド・オルコットに連れられて遺跡船にやって来た病気がちな夢みる13歳の少女

父と港から街へ向かう途中に魔物に襲われていたところをセネル達に助けられて登場する。クロエに声をかけられた時、何故か照れたり、ハートマークを浮かべたが深い意味はない

彼女は幼い頃から重い病気にかかっており、その治療の為の特効薬を求めて遺跡船にやって来た。病室を本当に必要としている病人が来たため、病院から出ていこうとするクロエを「借りてきた猫みたいにおとなしくしてますから!」と必死になって引き止めたりと会って間もないはずのクロエを強く慕っている。

病弱な子にしては珍しく、ハッキリとものが言える明るい性格で、初対面の人にも気さくに話しかけられる芯の強い子


同じ病院でクロエと一緒に過ごすようになった後はクロエを姉のように慕い、クロエの方も彼女を妹のように接したりと仲は良好な様子。基本的にクロエにべったりで、外を歩くのもクロエと一緒。

その光景を目撃したシャーリィが「散歩ですか?」と聞いたときは…

「いいえ。クロエさんと2人、デートです」

……と、ハート混じりに返したが深い意味はない。

………多分


病気がちな体の為、無理な運動をすると発作を起こす体のはずだが、行方不明になった父親を探すために一人で街から遠く離れたヴァーツラフの隠し砦まで歩いて向かう体力の持ち主

……ただでさえ、エンカウント率の高いレジェンディアのフィールドを一人で駆け抜けるとは

また、オルコットの持っていた大剣を持ち上げて構えるぐらいの腕力も持ち合わせている。お前、本当に病人か?









以下、ネタバレ










彼女は幼い頃から重い病気にかかっていた。彼女の病気を治すために彼女の父オルコットは色々な手をつくし、卓越した剣技を武器にトリプルカイツのスティングルとしてヴァーツラフ軍に所属していた。そして娘の病気の為の薬を買う金が必要になり、ある雨の夜、彼はガドリアの名門騎士ヴァレンスの首を狙い馬車を襲撃した。

その馬車には、まだ剣の道とは無縁だった幼いクロエが両親と共に乗っており、オルコットはクロエの両親を討ち見事その戦果を手にする。

結果としてヴァレンス家が取り潰される原因を作ったオルコットは、仇を探すクロエの存在を気にしながらも、娘の治療のため薬学に精通したヴァーツラフ軍を拠点に活動を続けた。
残虐な軍隊として恐れられるヴァーツラフ軍であったが、彼自身は軍人としての戦闘に妥協はしないものの、決して民間人を傷つけたり無駄な殺しをするような人物ではなく、同僚の暴挙を諌めてはその手で傷ついた民間人を介抱し治療するなどはっきり人格者として描かれている。
実際に友人や家族を助けてもらったことのあるシャーリィやモーゼスからは彼を擁護する発言も見受けられた。


キャラクタークエストのクロエ編で、オルコットの正体に気づき敵討ちに向かったクロエを追うセネル達に同行して、エルザも皆と一緒にクロエを追いかける。
セネル達がクロエに追いついた時には既に勝負は着いており、今まさにオルコットにトドメをさそうとする直前だった。

エルザは自分の父が何に加担していたのか知りつつも、愛する父を守るためにクロエに慣れない手つきで剣を向ける


もしも、エルザがこの場にいなければ、クロエは確実に敵討ちを全うしていた。

エルザが剣を構えた時、両親を殺された時のクロエのシーンが出たことから、エルザは幼き日のクロエの投影された姿とも言える。ここでオルコットを殺してしまえば、エルザも自分と同じ道を進んでしまうという意味合いにもとれる。

クロエは敵討ちをやめ、オルコットは遺跡船の医者として貢献していくことになる。「家族のため組織上の敵対はあったが、多くの仲間の恩人でもある彼が助かり本当に良かった」という声は多い
クロエの両親殺害は見過ごせないという意見はあるが、その当時の彼の発言から名門騎士ヴァレンスの名を討つのが目的だったのは明確であり、国柄としても武力で権威を誇った家である以上、同じく武力の影響でその権威が狙われるのは仕方のないこととも言える。
彼が手にした戦果は巡りめぐってヴァーツラフ軍内での権威と成り、その裁量でプレイヤーからも見える多くの民間人が救われていることの方が重要ではないだろうか。


クロエ編後、特効薬が見つかったのか一人で外を歩けるくらいに健康になり、父のような薬剤師になれるように勉強を始めるようになる。

世界が滅びるかもしれない状況の中、夢のために頑張るその姿は失意の底に落とされていたクロエに希望を与え、クロエは未来を守るという決意を固めて最終決戦に挑む。










ある意味、ネタバレ







ここまでの紹介で気づいた人も多いと思うが、この子はクロエに対して百合疑惑がある。え?見るからに明らかだって?

本人が言うにはクロエは「憧れの存在」「あんな風になりたい」と言っているだけで、本編では疑惑程度に済んでいるが、公式の設定資料集によると…



「クロエに対して友情を越える以上の感情を抱いている


……公式でガチ百合です。本当にありがとうございました


クロエへの愛は止まることを知らず、ドラマCDでラジオのリスナーとして、番組の意見を出したときは…

「司会をセネルさんとクロエさんにしたらいいと思います。クロエさんの声をもっと聴きたいです。クロエさん大好き!キャッ」

グリューネさんのお悩み相談室では…

「同じ屋根の下に住んでいる人が好きなんです。どうすればいいですか?/病気がちな夢みる13歳」

…といった意見を送るほどクロエさんが大好き。

ちなみにグー姉さんの回答は…

「そんなのぎゅーっと抱き締めちゃえばいいのよぉ」

クロエへの質問で、クロエのスリーサイズを聞いたお便りもあったが、恐らくこれも彼女だろう。


……今後の将来がとても楽しm心配な13歳である


余談だが、鎌田梢はテイルズオブエクシリアにてドロッセル・K・シャールを演じている。



お二人は閲覧ですか?

違いますよ。クロエさんと2人、追記・修正です

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最終更新:2021年02月12日 22:26