革命家チョー=マノ/Cho-Manno,Revolutionary(MTG)

登録日:2010/11/10 Wed 05:07:25
更新日:2025/05/13 Tue 13:42:06
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もはやメルカディアの仮面が真実を覆い隠すことはできぬ。ついに我らの時代がやってきたのだ。


概要

《革命家チョー=マノ/Cho-Manno,Revolutionary》は、マジック・ザ・ギャザリングの登場人物/クリーチャー。初出は「メルカディアン・マスクス」。

革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human)・レベル(Rebel)
革命家チョー=マノに与えられるすべてのダメージを軽減する。
2/2


もう一度言おう…すべてのダメージを軽減する

ダメージでは死なない…つまりは環境を変えた問題児、火炎舌のカヴー(4/2で出した時にクリーチャーに4点のダメージを与える)を一方的に殴り殺せたり、マスティコアを目の前にしても平然とつっ立ってられるのだ。なんという対キラー。こんな平凡そうなオヤジがカヴーとかを薙ぎ倒す様を想像できるだろうか?少なくとも自分にはできない。


しかし、恐怖/Terrorとかがある黒には無力である。

同じ白のカードである、崇拝/Worship〔エンチャント〕(貴方がクリーチャーを1体でもコントロールしている場合、貴方のライフを1以下に削るダメージは、代わりにあなたのライフが1になるまで減少させる)と組み合わせれば、チョー=マノだけじゃなくて自分もムテキングになれる。赤単涙目である

しかしながら、伝説のクリーチャーではあるし、コストが4かかるのでホイホイ出せないのが難点。でも単色だから色縛りは特に無い。

むしろ、チョー=マノはクリーチャータイプ「レベル」を利用し、当時多くのレベルクリーチャが所持していた、ライブラリーからレベルを直接場に出すリクルーティング能力で召喚するのがほとんどだったので、マナ拘束はほとんど気にされなかった。上記のクリーチャーを中心に組まれた部族デッキ「レベル」にも当初メインに採用されていた。

クリーチャー戦では鉄壁の壁ともなり得るが、ビッグブルーやミルのようなクリーチャーがほとんど入っていないデッキに対しては能力が意味を為さずにただの重い熊(熊=2/2クリーチャー)に成り下がってしまう。
壁にしてもタフネスが高くないので、トランプルを持ったクリーチャーには壁として機能しづらい。特に当時はプラス修正とトランプルを与え、何度でも使える凶悪なオーラ「怨恨」があったので尚更だ。

また、クリーチャーが中心になりやすい赤や緑に対しても、レベルには2白2/1飛行プロテクション(赤)を持つ「熱風の滑空者」が存在しており、そちらが優先された。緑に対しても後に登場したダメージを与えたクリーチャーを破壊する能力を持ち、リクルーティング能力も備えた「果敢な先兵」の方が使い勝手がよく、結局チョ=マノはレベルデッキではサイドボード行きとなった。

それでも既述の崇拝とのコンボは強力であるし、好きな色のプロテクションを与える事ができる「ルーンの母」と並ぶとまさに鉄壁と化すのでメタによってはメインにもたまに顔を出していた。


関連カード・相性のいいカード

最下層民/Pariah (2)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)
あなたに与えられるすべてのダメージは、代わりにエンチャントされているクリーチャーに与えられる。

自分へのダメージを付与されたクリーチャーへ移し替える倫理も道義もないエンチャント(クリーチャー)(当時)
チョー=マノにつければ自分もダメージを受けなくなるというワケ。
革命家=最下層民というフレーバーも噛み合いがいい

崇拝/Worship (3)(白)
エンチャント(Enchantment)
あなたがクリーチャーを1体でもコントロールしている場合、あなたのライフの総量を1点未満に減少させるダメージは、代わりにあなたのライフの総量が1点になるまで減少させる。

上述の通り、相手のダメージによる勝利を封殺するエンチャント(場)
クリーチャーかこのカード、どちらかを失うだけで途端にライフ1の大ピンチに陥るスリルも醍醐味だった
革命家と崇拝というイメージ相性もよく、彼もまたチョーの泉を信仰していた者の一人である。

不可侵/Indestructibility (1)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャントされているクリーチャーに与えられるすべてのダメージを軽減する。

チョー=マノの能力をクリーチャーに付与する。
2マナ2/2のクリーチャーに不可侵を付与してると計算すれば、カード消費を1枚に抑えている分アドバンテージに優れていると言えよう。

絡め武具/Web (3)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャントされているクリーチャーは、好きな数のクリーチャーをブロックできる。

例えスリヴァートークン100体に攻撃されても全部一人で受け止めきってみせる!
残念ながらコストが不相応に重いクソカード。1マナ、せめて2マナなら…。

泉の見張り番/Fountain Watch (3)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human)・クレリック(Cleric)
あなたがコントロールするアーティファクトとエンチャントは被覆を持つ。(それらは呪文や能力の対象にならない。)
2/2

真の木立ち / True Grove ()()
エンチャント(Enchantment)
あなたがコントロールする他のエンチャントは被覆を持つ。(それらは呪文や能力の対象にならない。)
(1), 真の木立ちを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、それを公開する。その後、ライブラリーを切り直し、そのカードを一番上に置く。
上記のエンチャント群を守るカード。
これらのカードを並べてガッチガチに場を固めることで相手を詰みに追い込む。
木立は後に禁止カードになるほど活躍したのに、見張り番はクソレアと言われ、肝心のチョーの泉(土地)を守れないことを笑われていた。


ストーリー上のチョー=マノ

メルカディア市の近郊の森で独自の宗教文化と共に暮すヒューマノイド種族チョー=アリム人のリーダー。コインをつないだ頭飾りが印象的。
ラースから脱出してきたウェザーライト号の墜落のドサクサに関わり、最終的にメルカディア市の闇の勢力を打倒するまでを指揮した。
MtGじゃ珍しい真っ当に恋愛が成就した人物で、ウェザーライトのクルー・オアリムと恋仲になり、インベイジョンでのファイレクシア侵攻を生き延びたオアリムと結ばれて後に女の子を授かっている。やりおる。
長らく沈黙を続けていたが、伝説のクリーチャーが初めて基本セットに入った第10版で新規イラストがあてがわれ再録。モテ設定からか大分イケメン化している。
ちなみにチョー=アリム人は設定上でも見かけ以上にしぶとい、死ににくい種族であるとされている。それもそのはず、彼らは過去、安住の地を探す旅の途中、あのファイレクシアを生身で突破してきた種族なのだ。

もはやWiki篭りの仮面が我らを覆い隠すことはできぬ。ついに我らの追記・修正の時代がやってきたのだ

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最終更新:2025年05月13日 13:42