稗田 阿求

登録日:2009/09/30 Wed 01:24:24
更新日:2024/11/03 Sun 09:06:57
所要時間:約 4 分で読めます




ひえだの あきゅう
種族:人間
能力:一度見聞きした事を忘れない程度の能力
登場作品・東方求聞史紀・幺樂団の歴史シリーズ
テーマ曲・阿礼の子供

東方Projectの登場キャラ。

ゲーム内には一切登場していない。
書籍『東方求聞史紀』『東方求聞口授』で執筆・監修として、他には幺樂団の歴史シリーズでパッケージイラストに登場しているのみ。

概要

幻想郷であった出来事を綴った『幻想郷縁起』を編纂している。
一度見聞きした事を全て覚えることができる『稗田阿礼』の転生者で、阿求はその九代目。
正絹の着物を身に纏っており、その姿はさながら立派な昔の女学生とも言うべきもの。

稗田家の歴史は長く、稗田阿礼の生まれ変わりである御阿礼の子(阿礼乙女、阿礼男)は千年に渡って、幻想郷縁起を編纂している。
御阿礼の子の名前は阿礼(0)を基準に、阿一(1)〜阿求(9)と「阿」+「代を表す数字と同じ読みを持つ漢字」となっている。
稗田家は幻想郷に知れ渡る名家で、屋根付きの門を持つ塀に囲まれた大きな屋敷となっており、高級旅館にあるような庭園や時代劇などで見るような大広間、米俵の蔵などを備えている。
『東方鈴奈庵』で登場した本居小鈴は公私を問わず稗田家に訪れることが多く、「相変わらず仰々しいお屋敷」と言うほどである。

御阿礼の子は転生の術を会得していて、自身が死亡しても、百数年後に生まれ変わる。
御阿礼の子が生まれてくる事を御阿礼神事と呼び、百数年に一度のお祭り騒ぎが起こる。
転生する為に、転生前の百数年間は地獄で働いているらしい。

御阿礼の子は幻想郷縁起の編纂の為だけに生まれる為、頭脳明晰で博識。
だが体は弱く、妖怪が跋扈する幻想郷で比較的短命な人間としても特に短命で、20〜30年程しか生きられないという。
その代わり、歴代御阿礼の子全員の記憶を持っている。
とはいえはっきり残ってはおらず、幻想郷縁起に関する記憶が断片的にあるのみである。

阿求になってから人間や妖怪の友人が増えたり、新しく紅茶が好きになったりと短い人生を楽しんでいる様子。
『東方鈴奈庵』では小鈴と一緒にいる場面が多く、仲が良い模様。
幻想郷縁起の製本は鈴奈庵で行っていることが明らかとなった。
以前は転生しても妖怪の知り合いであれば生きていて再会出来る為、短い生も気にしていないと記述されていたものの、鈴奈庵での描写から今の生にはやはり未練と執着があるもよう。

山田小町とは知り合いだろうか。
生きているうちから閻魔様に許しを請うようで、少なくとも幻想郷の閻魔様とは知り合いだろう。

小説家としてのもう1つの姿

『東方鈴奈庵』では、阿求の新たな一面が明らかとなった。
幻想郷の人々に本を読む習慣をもっとつけてほしい意図があり、小説を書くようになった。
その際に名前を「アガサクリスQ」(Q)というペンネームにしており、元の阿求の姿にファー付の装飾品を身に付けた姿となっている。
しかし、Qの姿・正体を知る者はほんのわずかに過ぎない
Qは瞬く間に正体不明の売れっ子作家となり、手掛けている作品は大ヒットしているという。

このペンネームを使っている理由としては、「幻想郷縁起などノンフィクション本を手掛ける稗田家」という体裁を守る旨が阿求から語られている。
また、「小説などを作って利益を稼いでいる」といった変なイメージが付かないようにすることも兼ねているようだ。

二次設定

ゲームに一切登場しない故に知名度は低いのだがコアなファンが多く、稗田阿求専門の合同同人誌もいくつか存在する。

登場した当時の彼女は幼さを感じさせる容姿であった事から、長らくロリキャラ…貧乳(つるぺったん)として描かれることが多かった。
「た…平らな方が着物は似合うんです」と頬を赤らめるくらい。可愛い。
後年では東方鈴奈庵などの影響もあり年頃の少女としての阿求が描かれる事も増えてきている。可愛い。
ロリっ子な阿求と少女な阿求……どちらも違ってどちらも良いぞ。

阿求を題材にした同人誌の多くはシリアス系などの涙腺を刺激するものであり、
阿求と紫などの友情もの、短い寿命による別れを描いたもの、稗田家代々の恋慕を綴ったものなど多々ある。
代々続くお役目や短命という不遇な立場故に、彼女を愛するファンも少なくない。

その一方でギャグキャラとしての阿求は全く描かれない…なんて事はなく、
ギャグ路線に振り切った阿求は「寿命?体が弱い設定?なにそれおいしいの?」的なアクティブキャラになりがち。
東方鈴奈庵で親友の本居小鈴が登場した事でギャグ展開がしやすくなり、2人揃って人里内で馬鹿をやったりしている事も。
この場合の主犯は大体が小鈴であり、阿求はそれに巻き込まれるか口車に乗せられるという形式が多い。

求聞史紀の記述から、妖精に対してドSであることが多い。
「妖精を捕まえて、鬱憤張らしをしましょう。」

中には阿求本人が同人誌を書いていることもあったり、同人誌とまではいかずとも何かいかがわしいモノを執筆していたりも。
同人誌を手掛けている場合は絵柄を複数使い分けて同人ゴロ化することもある。

元ネタが同じ繋がりで諸星大二郎の絵柄で描かれる。

阿求自身は人間であるため、人里から外へ出る事は殆どなく
本人は妖怪と戦えるような力を持っていない事から、冒険やバトル中心の作品に彼女が登場する事はあまりない。
それでも彼女にバトルさせたい事情がある時は、誰かから何らかの力を借りるなどの方法で参戦している。
戦う阿求は実に可憐である。

東方キャラの中でもマイナーな扱いを受けていたが、
クソゲーと戦う動画の主役に抜擢されて知名度が上がる。
もう一人の主役であり・・・早苗さんと組んでる姿に全ユーザーが泣いた





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最終更新:2024年11月03日 09:06