SUPREAM読切

登録日:2012/07/29 Sun 00:35:59
更新日:2023/08/22 Tue 17:15:33
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ジャンプSQ.に掲載されている一度でも連載経験を持った事がある漫画家達による読切シリーズ。
反対に新人作家の読切作品はExplosive読切として掲載される。

掲載数は一月2〜3作の場合もあれば1つも掲載されない場合もある。

掲載する漫画家は大御所の時もあればデビュー作が半年打ち切りを喰らったばかりの作家、集英社や少年誌の雑誌に初めて作品を掲載した漫画家など月刊少年ジャンプではまずあり得なかったかなり幅広い人選になっている。
また、少年誌でありながら青年誌と変わらない規制の緩さから連載作と同様にかなりハードな描写や題材の作品も少なくない。

他誌の好きな作家の読切を見れる、読切を切っ掛けに今まで知らなかった作家のファンになった、過去の作品の続編が見れる、プロばかりなので安定したクオリティ等評判は良い。
一方で作家からしてみれば連載作の執筆と同時に読切を出さないとならず、当然ながらスケジュールを厳しくしてしまう。
その結果読切を掲載した作家の連載作のページ数が減少したり休載してしまう事も。

SQ.創刊当初は小畑健と森田まさのりの合作、荒木飛呂彦岸辺露伴の合作、秋本治、空知英秋、鳥山明と桂正和の合作と週刊少年ジャンプの編集長を兼任していた当時の編集長の茨木の人脈でWJでの連載経験がある人気漫画家を呼びながら鬼頭莫宏や内藤泰弘といった意外な作家も読切を出しており、SQの質と売上に大きく貢献していた。

現在は流石に毎月は呼び込めなかったり、青の祓魔師貧乏神が!等のSQ発の人気作が増えてきたために頼る必要性が薄くなってきたためか掲載数は少なくなった。

掲載した作品の一部は後の作品に繋がる事もあり内藤泰弘の血界戦線はSQ.19で連載を開始し鳥山明と桂正和のさちえちゃんグー!!は週刊ヤングジャンプ創刊30周年記念作品のJIYAを同じタッグで作る切っ掛けになった。

2009年にはジャンプSQ.マスターピースとしてSUPREAM読切の一部をまとめた総集編をVOL.001とVOL.002の2冊を発売。各10作品の読切とインタビューの再録、書き下ろしイラスト&コメントと充実した内容だが単行本ではなく雑誌媒体なので現在の入手は難しい。
また、充分なストックがあるにもかかわらずVOL.003以降の発売の目処はたってない。




追記・修正はSQ.で好きな漫画家の読切を見たい人や見れて嬉しかった人もお願いします。

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最終更新:2023年08月22日 17:15