登録日:2009/10/07 Wed 21:17:07
更新日:2025/04/16 Wed 23:55:20
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ベトネベートは、皮膚の炎症やかゆみをとる薬の製品名。
主成分のステロイド剤「吉草酸ベタメタゾン」のほか、抗生物質フラジオマイシンなどが配合されている。
その効能は、アトピーや乾癬などの皮膚炎を筆頭に、湿疹、虫さされなど様々。
果てはオトコの股間の悩みにも対応可能で、皮膚症状全般の治療薬として広く用いられている。
ベトネベートはステロイド剤の例に漏れず脂溶性で、白色ワセリンなどの基剤に溶かした軟膏として売られている。
そのため、名前の響き通り本当にベトベトする。
かなりベトベトする。
軟膏以外に、流動性パラフィンなどを加えてクリーム状にした製品もあり、こちらは伸びが良くベトつきも抑えられている。
使用感を気にする人はこちらをどうぞ。
ステロイド外用薬としての強さは、5群分類の第3群。
この分類は数が小さいほど強力で、
1群:最強(strongest)
2群:かなり強力(very strong)
3群:強力(strong)
4群:中程度(mild または medium)
5群:弱い(weak)
となっており、
ベトネベートは、1群のデルモベートや2群のフルメタなどより弱く、4群のアルメタや5群のデクタンなどより強いとされる(全て製品名)。
副作用も、過敏症などの皮膚症状から、副腎機能の変化まで様々。
(現れるかどうか、その度合いは人による)
使用の際には医師の指示・アドバイスが求められ、いきなり薬局へ行っても売ってもらえなかったりする。
売ってくれるとしても、誰が使うのか、どんな症状なのか、副作用を理解しているか等の同意書を書かされる場合がある。
とはいえ、効能は確かで汎用性も高いので、有用な薬であることは間違いない。
生活環境の変化によりアトピー患者の数が増えている昨今。
アニヲタ諸氏の中で、この薬のお世話になっている人もいるのではないだろうか。
塗り過ぎ使い過ぎにはくれぐれも注意。
医師の指示に従って正しく使用しよう。
……くだらねえ。
余談。
薬局の店員が素人だった場合、
「ベトネベートください」
「ベト…ベト……? えっ?」
となることがあるので、『ベトネベート』と、はっきり言おう。
また、冒頭でベトベトンとは無関係と書いたが、
「ベトベトンとか何かそんな名前のステロイドください」
「ベト…ああ、ベトネベートですね」
となることもあるので、一概に無関係とは言えないのかもしれない。
無関係だけど。
追記・修正をお願いします。
最終更新:2025年04月16日 23:55