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ベトベトン

登録日:2009/11/22 Sun 21:00:13
更新日:2026/08/23 Sun 12:38:23
所要時間:約 5 分で読めます







出典:ポケットモンスター サン&ムーン、42話『カントーでアローラ!タケシとカスミ!!』、
16年11月17日~19年11月3日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

ベトベトンとはポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


■データ


  • 通常
とっても臭い!気絶するほど強烈だがベトベトンは鼻が退化して臭いを感じない。

全国図鑑No.089
分類:ヘドロポケモン
英語名:Muk
高さ:1.2m
重さ:30.0kg

タイプ:どく


特性:ねんちゃく(持っている道具を取られない)
  /あくしゅう(攻撃すると10%の確率で相手をひるませる。手持ちの先頭にすると野生のポケモンの出現率が半減する)
隠れ特性:どくしゅ(接触技で攻撃すると30%の確率で相手をどく状態にする)

種族値
HP:105
攻撃:105
防御:75
特攻:65
特防:100(初代のみ65)
素早さ:50
合計:500

体内にある毒の種類は100以上。毒と毒の化学反応が命の源。

全国図鑑No.089
アローラ図鑑No.51/メレメレ図鑑No.51
高さ:1.0m
重さ:52.0kg

タイプ:どく/あく

弱点:じめん
半減:くさ/どく/ゴースト/あく
無効:エスパー

特性:どくしゅ(接触技で攻撃すると30%の確率で相手をどく状態にする)
  /くいしんぼう(通常HPが1/4以下になった時に食べるきのみをHPが1/2以下になった時点で食べる)
隠れ特性:かがくのちから(ひんしになった味方の特性をコピーする)

種族値は全く同じ。

努力値:HP+1、攻撃+1

タマゴグループ:ふていけい
性別比率:♂50♀50


■概要


マタドガスと双璧を成す代表的などくタイプのポケモン
ベトベターの進化形で、レベル38で進化する。

名前の通りヘドロがそのまま生き物になったような姿。
普段は地面に混ざって擬態しており、ぱっと見ではわからない。
片腕が大きくなり、もう片方の腕を出していないことも多い。
ただし、ポケモンスタジアムバトレボを見ればわかるように、ちゃんと両腕が存在する。
身長が伸びたにもかかわらず、何故か体重は変化していない。まぁ、ポケモンはそういう世界なので仕方ない。

体のヘドロは猛毒で、
  • 足跡に触れただけで毒に侵される
  • 軽く触っただけで高熱と共に三日は寝込む
  • 触れた草木があっという間に枯れる
  • 体液1滴でプールの水が濁って挙句臭くなる
  • 歩いた後には最低でも三年は雑草すら生えない
等の武勇伝を持つ。
だが、サンでのカビゴンの図鑑説明によると、そんな毒を口にしてもスパイス程度にしか感じないらしい。カビゴンまじパねぇ。

体内の毒素の種類は100を超えており、それらの毒素の化学反応こそがベトベトンの命の源らしい。
身体からは生ゴミの腐ったような強烈な悪臭が出ているため、もしかしたら、いや間違いなく世界一臭い物質「トリクロロアニソール」も含まれているのだろう。

また、汚いゴミが大好物なのでポイ捨てをする人がいる町にはベトベトン達が集まってくるという。
そんなベトベトン'sが大量にいるタマムシシティゲームコーナーの隣の池は……
一方で、SMでは病原体を撒き散らすことから駆除され続け、おまけに環境問題が解決しつつある近年では個体数が減少。
絶滅するのも遠くないと語られている。
現在では人工的にヘドロ池を作ってまで保護しているのだとか。

理論上、生物体には存在しないはずの物質が体内から検出されたという。

ピカチュウver.とBW2の図鑑説明で「とっても くさい!」と書かれてしまっている。


また、SMではアローラ地方に適応した新形態「リージョンフォーム」が追加。
種族値は原種と同じだが、大きさが若干小さくなり、重さは20キロほど増えた。
ゲーム内グラフィックでも原種と並べると微妙に小さい。
体色がレインボーなケミカル色に変化し、あくタイプが加わったことでドラピオンスカタンクと同じタイプに。
アローラのゴミ問題の解決のために持ち込まれたベトベターがいつの間にか変化していたらしい。
いずれアローラにいる全てのベトベトンがこっちの姿に変わっていくだろうと推測されている。
同時期に大量発生していたダストダスが激減したそうだが……。

口元や手に牙や爪の様なものが生えているが、これは毒素が圧縮され結晶化したもの。
原種とは異なり体内に毒素を凝縮しているため臭いは発していないが、 結晶には死に至るほどの猛毒が含まれ、分解も不可能と非常に危険。
しかも体から落ちると、圧縮が解けるのか毒素が漏れ出すと言うデンジャラス物質。
ケミカルな体色は食ったゴミが常に体内で化学反応を起こしていることが原因のようだ。
原種よりも危険度が増したと感じるのは気のせいだろうか。

そんな生態に反し意外と大人しく人間にも懐くらしいが、長期間空腹のままだと家具を破壊し食べ始めるため家計的にも危険な存在。
清掃業者には、彼らの食欲を上手くコントロールする手腕が求められている。
とはいえ愛嬌もあり、どうにも懐いた場合は相手が嫌がる匂いを出さなくなるとの事。
ある意味では人間のエゴから生まれたポケモンでもある為に、人間のことを理解しているポケモンなのかもしれない。

■ゲームでのベトベトン


初代ではグレンタウンにあるポケモンやしきで野生のベトベターが出現する。
緑・リーフグリーンの方が出現しやすい(逆に赤・ファイアレッドではドガースの方が出現しやすい)。
最強のどく技「ヘドロこうげき」や長期戦向きの「ちいさくなる」を覚えるが、どくタイプ自体が弱いので使い勝手は悪い。
ピカチュウ版では無人発電所にもベトベターが現れるほか、ポケモン研究所でガルーラをベトベトンと交換できる。

グレンタウンが壊滅した金銀時代ではタマムシシティの池や周辺の16〜18番道路に生息地を移した。
特にタマムシシティの池の水上はベトベターとベトベトンしか出なくなっており、環境汚染の加速を想起させる。

マタドガス同様、主にロケット団が使用する。以降ベトベター系統が登場する作品では悪の組織に好んで使用される傾向がある。
マタドガス同様雑魚の印象が強いが、油断すると「かなしばり」「とける」「ちいさくなる」「どくどく」「ヘドロばくだん」等で意外な苦戦を強いられる。

キョウが初代ジムリーダー、金銀四天王、どちらの際にも使用する。
HGSSの強化版ではくろいヘドロまで所持しており、ちいさくなる戦法とかみ合ってなかなかにウザい。
ちなみに娘のアンズはお気に召さなかったようでパーティに入れていない。

RSEのリメイクであるORASでは、主にアクア団が使用する。
アクア団リーダー・アオギリも海底洞窟戦で使用する。

ポケモンXDではベトベターがダークポケモンとして登場。XD限定の「てだすけ」を覚えている。他に「ヘドロばくだん」もあるので一致技には困らず、さらに本来タマゴ技である先制技「シャドーパンチ」も覚えておりエスパータイプ相手にも一矢報いる可能性を秘めている。はがねタイプ対策としてわざマシンで「かえんほうしゃ」か「だいもんじ」を覚えさせるのもいい。

SMではレベルアップで覚える一致技も充実し、本編ではトップクラスに使い勝手が良い。
また、フィールド上でもしばしば見かける上、ショッピングモールではベトベターに関するイベントが存在する。
ライドポケモン達の アレ や ソレ を拾っては運びベトベターに食べさせるという内容……
当人は幸せそうなのだが……

USUMでもショッピングモールのイベントは変わらないが、イベントをクリアすると、ロトムから「手を洗ったほうがいい」と言われる。

またエピソードRRでは、レインボーロケット団で1番のベトベトン好きを自称する女性したっぱが登場。アローラベトベトンを見る為に作戦に託けてわざわざアローラまで来ているあたりかなりの筋金入りである。
バトルでももちろんベトベトンを使ってくるが、三色パンチとダストシュートというフルアタ構成をしており中々強め。
余談だが、彼女のベトベトンはレベルこそやや劣るもののアオギリのベトベトンと全く同じ技構成をしている。

SVではアカデミーの美術室でモブ生徒がベトベトンを連れており、ポケモンウォッシュを嫌がっているとのこと。そりゃあね。

因みに「ヘドロばくだん」をレベルで覚えるポケモンは第三世代まではこの系統とマルノーム系統しかおらず、特にわざマシンとマルノーム系統が殿堂入り前には手に入らない、かつどくタイプがカントーにそこそこ多いFRLGでは結構貴重な人材である。
第四世代以降はレベルで覚えるポケモンも増えていったが…。

レンタルポケモン

【ポケモンスタジアム2】
97:ヘドロこうげき/10まんボルト/メガドレイン/じばく
99・城:ヘドロこうげき/10まんボルト/メガドレイン/はたく
ウルトラ:ヘドロこうげき/だいもんじ/とける/いやなおと

97カップと99カップ&ジムリーダーのしろの型は殆ど似ているが、最後の枠が高威力の自爆技*1の「じばく」か低威力の基本技の「はたく」であり、かなり極端な差である。したがって97カップの型の方が強めである。
ウルトラカップの型は相手には「いやなおと」で防御を下げ、自分は「とける」で防御を上げる戦法がとれる。

【ポケモンスタジアム金銀】
共通:ヘドロこうげき/ばくれつパンチ/とける/かなしばり

「ヘドロこうげき」で攻撃しつつ、はがねタイプ相手には「ばくれつパンチ」で弱点を突こう。
「ヘドロこうげき」でどく状態にできたら、はがね相手じゃくても「ばくれつパンチ」を使ってこんらん状態にさせ、相手を弱らせにかかる戦法でもよい。いざとなったら「とける」で防御を上げよう。

【エメラルド】
型1:どくバリ:いじっぱりHA:ヘドロばくだん/のしかかり/ちいさくなる/いやなおと
型2:カゴのみ:がんばりやAB:ヘドロばくだん/ばくれつパンチ/のろい/ねむる
型3:ラムのみ:れいせいBC:ヘドロばくだん/かえんほうしゃ/10まんボルト/れいとうパンチ
型4:せんせいのツメ:ゆうかんAB:ヘドロばくだん/かわらわり/ギガドレイン/だいばくはつ

型2はのろい型。ねむカゴが使えるので寝てもすぐにリカバリー可能。
型3はどくともうどく以外の状態異常にも一度だけならリカバリーできるフルアタ型で、技範囲も広い。型4もフルアタ型だがこちらは一致技より「せんせいのツメ」で先制させた「だいばくはつ」が強力。但しバトルフロンティアの判定上ラス1では使わないように。

【バトレボ】
ねんちゃく:くろいヘドロ:ヘドロこうげき/シャドーパンチ/かわらわり/のろい

カイルのバトルパスに入っている。「のろい」で素早さと引き換えに攻撃と防御を上げつつ、「シャドーパンチ」で確実に攻撃するのが得策か。かくとう弱点の相手には「かわらわり」を使おう。一致技が物理技ではない点に注意。

【プラチナ・HGSS】
型1:くろいヘドロ:いじっぱりHA:どくづき/かげうち/とける/ちいさくなる
型2:たつじんのおび:いじっぱりHA:どくづき/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ
型3:フォーカスレンズ:ゆうかんHA:ダストシュート/しっぺがえし/かげうち/のろい
型4:せんせいのツメ:いじっぱりHA:ダストシュート/かわらわり/かげうち/だいばくはつ

型1は4周目にしては強力な耐久型。銀ネジキに回したら凶悪だが、自分が使う分にはかなり心強い存在になる。当時の「ちいさくなる」は「かげぶんしん」と同じ効果である事には注意したい。型2は一致技と3色パンチの組み合わせ。「たつじんのおび」を巻いているので効果抜群のダメージを相手に与えればかなりのダメージ量となる。
型3はのろい型で、攻撃技も先制技の「かげうち」、後攻で撃ったほうが有利の「しっぺがえし」そして一致技かつ「フォーカスレンズ」の効果で後攻ほど当たりやすい「ダストシュート」と全く隙が無い。

【BW2】
型1:くろいヘドロ:ゆうかんAB:どくづき/のみこむ/たくわえる/おきみやげ
型2:もうどくプレート:さみしがりACD:どくづき/かえんほうしゃ/かげうち/とける
型3:フォーカスレンズ:ゆうかんH:ダストシュート/しっぺがえし/かげうち/のろい
型4:せんせいのツメ:いじっぱりHA:ダストシュート/かわらわり/かげうち/だいばくはつ

型1は「たくわえる」を用いた耐久型で攻撃技は「どくづき」一本。はがねタイプやどくタイプ、ベトベトンの弱点を突けれる相手には無理して耐えるより「おきみやげ」で弱体化させて自己退場した方がいい。型2は両刀型。
型3と型4はバトルファクトリーからの流用…といいたいが、型3は何故か攻撃に努力値が振られなくなり、HPにしか振っていない。このためステータスにおいては明らかに弱体化している。

【USUM】
通常型1:くろいヘドロ:のんきHA:どくづき/どろかけ/のみこむ/たくわえる
通常型2:せんせいのツメ:いじっぱりHA:ダストシュート/かわらわり/かげうち/だいばくはつ
リージョン型1:ふうせん:のんきHB:アシッドボム/バークアウト/ちいさくなる/ねむる
リージョン型2:チイラのみ:いじっぱりHA:ゲップ/かみくだく/かげうち/ストーンエッジ

通常ベトベトンの型はBW2の一部の型と似ており、型2はBW2の型4の流用である。型1はBW2の型1から「おきみやげ」が「どろかけ」になりはがねタイプやどくタイプ相手にも多少は足掻けるようになったが、自己退場出来なくなったのは辛く、エアームドで詰みます。
アローラベトベトンの型は型1は耐久型だが回復手段は「ねむる」のみで「カゴのみ」も無いので瞬時に起きれない。型2は比較的本気の型だが、どく技が「ゲップ」なのである程度HPが減らないと出すことができないし、何せ特殊技なので大ダメージはあまり期待できない。

■対戦でのベトベトン


どくタイプでありながら、HPと特防が高い。
そのため、特攻に振ったフーディンの「サイコキネシス」すら耐える驚異の特殊耐久を見せる。
だが、エスパー対策の技はDPt以降に登場するので、それほど目立たない。
一方、防御が少し不安だがHPは高いので並のポケモンの「じしん」なら一発は耐えてくれる。
さすがにタイプ一致は無理だが。

初代ではマタドガス共々最強のどく技「ヘドロこうげき」を備えるも、威力の低さや当時エスパータイプが最強だったことから日の目を見ることはなかった。
何気に「とける」はコイツとシャワーズしか覚えなかったが、同じ積み技なら「ドわすれ」や「かげぶんしん」等の方が強力だったため評価には繋がらず。
ミュウツーのサイキネですら急所に当たらない限り耐えられるので爆発要員としてなら使えなくはなかったのが救いか。
爆発の威力はカビゴン、ゴローニャに次ぐ。

金銀では上位技の「ヘドロばくだん」追加、「だいばくはつ」の威力向上、「くろいきり」の習得、エスパータイプの弱体化、特防上昇、カビゴンの増加*2などが追い風となり躍進。
ニンテンドウカップ2000の全国大会では決勝トーナメントに1体エントリーされる実績を作った*3
カビゴンとは異なり毒状態にならないため、ハピナスやエアームド、スイクンのように火力が低く「どくどく」に頼りがちなポケモンに対し交代で繰り出しやすく、かくとうタイプやどくタイプに対して耐性があるためエレブーやドククラゲの対策にもなった。
前述のポケモンを起点にし、最後は「だいばくはつ」で十分な被害を与えることが鉄板の戦術であった。
「だいばくはつ」を前提とするためどちらかというと低レベルで採用されることが多いが、53レベルにすると55レベルのガラガラや50レベルのナッシーやカイリキーに先手を取れるようになるため、多少レベルを割く価値はある。
技構成は「ヘドロばくだん」と「だいばくはつ」がほぼ確定、サブウェポンはノーマル・どくタイプの技が通りにくい相手に刺さる「だいもんじ」や「ばくれつパンチ」などが候補に挙がる。
VC版環境では少しずつカビゴン対策としてベトベトンである必要性が薄くなり、耐性的な観点から複合タイプの方が優先されるようになったことから、実機版当時より評価が若干下がっている。

RSE以降はマタドガスと違って特性が『ふゆう』ではないため「じしん」に弱く、初代どくタイプとしてはもっぱらマタドガスに需要を奪われている感が否めない。

DPt以降は「ヘドロばくだん」が特殊化し、イメージ的にはピッタリなのに相性が悪いという妙な事態に。
しかし、世代が進む毎に高い攻撃を活かせる強力な物理技が次々と追加されている。
どくタイプ最強技の「ダストシュート」や命中安定の「どくづき」、先制技である「かげうち」
対エスパー&ゴースト用の「しっぺがえし」「なげつける」、道連れの「だいばくはつ」、三色パンチ等。
特殊技としては「かみなり」「シャドーボール」なんかを覚えるが、特攻が低いので微妙な所。
ただ、「だいもんじ」ははがねに対する役割破壊として重宝する。

のろい」や「いやなおと」で火力や防御力を補強したりも出来る。
地味に「にほんばれ」や「あまごい」なんかも覚えるので天候を変えて自主退場で一匹相打ちに持ち込むこともできる。
純粋なアタッカーとしてならマタドガスより上。

しかし、素早さが遅い事もあり、「じしん」で意外な奴にやられる事もあるのがかなり痛い。

上記の通りマタドガスに劣る感はあるものの、種族値のバランスは優秀で特殊耐久が高いため物理受けのマタドガスに対してこちらは特殊受けとして運用可能。
特殊受け対策に使われやすいかくとう技が半減でプラチナより使い手が増えた受けポケの天敵「トリック」を特性『ねんちゃく』で無効にできるのはかなり評価出来る。
とつげきチョッキ」との相性も良好。
ただし回復技は「ねむる」と「いたみわけ」のみ。HPが高いので「いたみわけ」は微妙、「ねむる」は持ち物がほぼ固定されるので使いにくい。

その特殊耐久のおかげでタイプ的に苦手なフーディンを「しっぺがえし」→「かげうち」で返り討ちに出来る。
サーナイトも以前は同様の方法で狩れたが、XYからはタイプ相性が変わったため「ダストシュート」1発で落とせるようになった。
ベトベトンを舐めてかかってくるエスパー使いに一泡吹かせてやろう。ヘドロだけにね。
なお、メガシンカして「サイコショック」を打たれた場合は流石に無理なので諦めよう。

BWで『あくしゅう』に攻撃時怯み効果が追加されたが、素早さが低いので「かげうち」撃って怯んだらラッキー程度に考えたい。
また、「ちいさくなる」が回避率二段階上昇に変更されたので避けまくるベトベトンも可能。

XYでは新タイプのフェアリータイプが登場。
どくタイプが弱点のため、以前よりも地位が向上した。

アローラ版はあくタイプが追加されたこと使い勝手が向上。
等倍ダメージを与えやすく弱点もじめんのみと攻守共に優秀で、『ふうせん』を持てば弱点がなくなる。
エスパー無効かつフェアリーに強いためエスパー/フェアリー複合のサーナイトやカプ・テテフに有利。
強力な「はたきおとす」を新たに、しかもレベルアップで覚えられるようになり、これをタイプ一致で使える。
さらに範囲の優秀な「ストーンエッジ」も習得可能に。
積み技も「クリアスモッグ」の存在で無意味……だが、はがねタイプにはそもそも「クリアスモッグ」が効果無し。
タイプの関係で相手から「はたきおとす」を食らうことはほぼなくなったが、特性『ねんちゃく』を失ったので「トリック」「すりかえ」には注意が必要。
原種と違ってかくとうが等倍になっている点にも注意。

サン・ムーン環境では強力なフェアリーであるカプ一族が猛威を奮っていたが、Aベトベトンはそんなフェアリーに屈さない悪タイプをいう個性から中々に高い採用率を叩き出していた。
流石に全国環境になると数値の不足から採用率は落ちたが、それでも後述する専用特性のおかげでダブルでは地雷構築の要として活躍を続けた。

また、『くいしんぼう』を手に入れたことにより、こんらん実を体力半分で使えるようになったため、「リサイクル」とあわせて疑似自己再生ができるようになった。

また、ダブルバトル専用の新特性『かがくのちから』を獲得。
この世代の新ポケモンであるナゲツケサルの『レシーバー』と同様、ひんしになった味方の特性をコピーする。
ステータスを底上げする『かそく』『ちからもち』『ヨガパワー』『ムラっけ』
耐久力を強化する『いかく』『マルチスケイル』『ファーコート』『もふもふ』
特定のタイプへの耐性を得られる『ふゆう』『ちょすい』『ひらいしん』『そうしょく
その他『いたずらごころ』『おやこあい』等、様々な可能性が考えられる。
かがくのちからってすげー!
特にサポート特化かつムラっけ持ちののドーブルと組んだ構築は、ドブベトンというあんまりにもあんまりな構築名に反して地雷構築として有名。まあちいさくなるでひたすら耐久しつつムラっけの試行回数を稼ぐという嫌われがちな戦法の為、ある意味構築名通りと評されることもあったのだが。
前述した通りAベトベトン自体が地方環境では活躍していたこともあり、相手からしてみれば通常採用なのかコンボ特化なのかの区別がつきにくいのも嫌らしい。

シングルでも混乱きのみ+「リサイクル」耐久型や「とつげきチョッキ」「どくしゅ」ビートコントロール型が使われた。
変わったところでは「イーブイバトン」における「おきみやげ」軸の先鋒サポーターが存在する。弱点僅少の高耐久ポケモンだからこそ、居座りに適した自身のスペックを「おきみやげ」という自主退場が必然となる起点作り技の確実な発動に活かせる。何よりAベトベトンは「イーブイバトン」を抜きにしても「ちいさくなる」耐久型として利用でき、相手視点でも単体での「ちいさくなる」型運用を警戒することが多いため、「おきみやげ」は読まれにくい。

ただしフォルムチェンジに関わる特性や、一部特別な特性はコピーできない。
効果が判明した当時はヌケニンと『ふうせん』を持ったベトベトンを組ませて、ヌケニンに「いのちがけ」を使わせるorベトベトンが「かげうち」でヌケニンを倒すなどで「ふしぎなまもり+ふうせんで弱点無し=全攻撃技無効」の最強ベトベトンが出来上がるのではないかと多くのトレーナーがワクワクした。
しかし、やはりというべきか『かがくのちから』で『ふしぎなまもり』はコピーできなかった。科学はヌケニンに敗北したのである。

第八世代では剣盾での出場をマタドガスに譲るもBDSPで復帰…
したのはいいのだが、なんとよりにもよってまさかの「どくどく」没収と相成った。
全身毒みたいなポケモンなのに毒ひねり出せないってどういうことなの…。

が、第九世代で無事どくどくを覚えられるように。
まぁあの見た目で覚えない方がおかしいもんね。

また、新たな相方として専用特性でこちらがムラっけで上げまくった能力をコピーできるカラミンゴが新登場。
こちらが苦手なじめんを無効化でき、相性補完も良好。
マブダチのドーブルもAベトベトンに遅れて復帰しており、ドーブル解禁直後のシーズンではドブベトン+カラミンゴの構築がダブルで一定の結果を出している。

ヘドロポケモンだが、何故か特性『ヘドロえき』は現在まで追加されず。
もっとも、今の特性がそれ以上にぴったりすぎるというのもあるのだが(とくに『あくしゅう』)

ちなみに、第9世代ではアローラベトベトンはこいつら同様遺伝技を全没収されていた。原種は残っているのになぜ。
しかし、DLC「碧の仮面」配信と同時に無事に修正された。

Pokémon Trading Card Game Pocketでのベトベトン


通常フォーム

第一弾パック「最強の遺伝子」から登場している悪タイプポケモン。
後に「紅蓮ブレイズ」でも別性能版がリリースされた。

最強の遺伝子版

たねのベトベター、1進化のベトベトン共に逃げエネ3の重量級。
ベトベターが毒付与の「どくガス」を使い、ベトベトンは相手がどく状態の時に威力ボーナスが乗る「ベノムショック」を使用する。
シンプルなコンボだが強力。ベトベターで毒にし損ねた場合も、後にリリースされた「どくバリ」などでボーナスを得るチャンスもできた。
「キョウ」の対象で、いつでも手札に戻すことができるので、重量級という弱点をある程度カバーできるのが強み。

紅蓮ブレイズ版

こちらもベトベター、ベトベトン共に逃げエネ3。
最強の遺伝子版とは逆に、ベトベターは追加効果なしのダメージ技「ヘドロばくだん」を使い、ベトベトンは毒付与の「ダストシュート」を使う。
もちろんこちらも「キョウ」で手札に戻せるので、低リスクで毒コンボの起点にできるポケモン。ただ、毒付与は他にも優秀なポケモンがたくさんいるので、すこし影が薄いかも。

リージョンフォーム

アローラポケモンがテーマの「双天の守護者」から登場、その後「夢幻パレード」でも別性能版がリリースされた。また、どちらとも性能の異なるプロモ版アローラベトベターのカードもある。
「アローラベトベター」「アローラベトベトン」で原種とは別カード扱い。そのため「キョウ」の対象外である点に注意。

双天の守護者版

アローラベトベターは追加効果のない技「ヘドロなげ」を持つ、特筆すべきことのないたねポケモン。HP70とたねにしては丈夫なほう。逃げエネも原種と違い2で済む。

アローラベトベトンはexポケモンとして実装された。HP160で逃げエネ3の重量級。
技「ケミカルパニック」は80ダメージに加え、どくやけどマヒこんらんのランダムでどれか1つの状態が付与される。(既になっている状態が選ばれることはない)
ランダムということでかなりユニークだが強力。とくにマヒを引けると相手の行動を大きく制限できるので強力なアドバンテージになる。それ以外でも、ダメージ期待値は80以上と標準以上の火力。これを毎ターン放てるので、「ポケモンセンターのお姉さん」を用意しているくらいではとても防ぎきれないだろう。
近い性能のポケモンだとマヒこんらんの二択であるランターンexなど。

夢幻パレード版

華やかなパレードがモチーフのパックにも登場。見た目がサイケデリックだから? それともゴミが出るから? よくわからないが原種と共にレギュレーションB進出である。

アローラベトベターは無エネ2で発動できる追加効果なしの技「はたく」。HP80はなかなか頼もしい。

アローラベトベトンは非exの1進化ポケモンとしてリリースされた。
技は悪1無2で発動する威力70の「ヘドロばくだん」。特筆すべきは特性の「かがくのちから」で、アローラベトベトンが場かベンチにいる限り、おたがいのたねポケモンの特性が無効になる。もちろんベンチも対象。
一見「そういえばレギュレーションAでは、特性無効はありそうでなかったな。特性ありのポケモンがいれば大アドバンテージだから、相手次第ではかなり使える」で済みそうな性能だが……

一部のトレーナー達はアローラベトベトンという天から降り注ぐともいえる救済に打ち震え、悶え、七色のヘドロを浴びながら歓喜に咽び泣いたという。

なんのことやら……というと。
つまりアローラベトベトンがベンチにいれば、exポケモンの不倶戴天の仇オドリドリの特性「しんぴのまもり」を無効化できるのである。
アクジキングexのように猛火力主軸の悪デッキはもちろんのこと、どうしてもexワンマンデッキにしたい場合にアローラベトベトンを置物でベンチに控えさせておくだけで、頭痛のタネであるオドリドリを突破できるようになるのだ。
肝心のアローラベトベトンがかなり鈍重であるため運用にはデッキ構築の工夫が必要だが、それでも今までオドリドリに苦汁を飲まされてきたex使いたちにとっては革命的といってもいい新たなる可能性を生み出したのである。

どうやらこの恩恵を大きく受けているのは、奇しくも同じくアローラ出身でオドリドリと同時リリースされたソルガレオexである模様。
ソルガレオexは火力・機動力共に頭一つ抜けている優秀なポケモンで、正直リリース直後はオドリドリさえ来なければ(・・・・・・・・・・・・)まずもって事故らず戦いに赴ける強ポケの筆頭であった。その特性もアローラベトベトンの低機動力と相性は抜群であり、これまで「オドリドリさえいなければ…オドリドリさえいなければ…オドリドリさえいなければ! オドリドリさえいなければ!」と溜りに溜まった鬱憤を爆発させるのにぴったりの相棒となったのである。

オドリドリに対する積年の恨みを解消することばかり考えてしまう人もいるかもしれないが、それを除いても環境での有効範囲はかなり広い。
ミミッキュex(1回ダメージ無効)やイエッサンex(毎ターン場のポケモンHP20回復)、イーブイex(ブイズへの進化)、ギラティナex(技の代わりに超エネ付与)、テッカグヤ(ウルトラビーストをエネ消費なしで入れ替え)など、特性に依存している戦略を根こそぎ破壊することができるので、案外侮れない。
後続のアップデートでも、悪名高いダクププのダクの部分を機能停止できることや、たねかつ特性への依存が強いパラドックスポケモンの戦略を狂わせることができる。「たねポケモンの特性を停止させる」力はなかなか侮れない。
特にひとりモードのNPCデッキはアローラベトベトンがいるだけでまんまと機能停止するパターンもある。
対象が「たねポケモン」であるため、ゲッコウガの「みずしゅりけん」などのように進化ポケモンの特性は封じることが出来ないのはあしからず。(そここそ封じさせろよと突っ込むプレイヤー多数)

ちなみに悪デッキを組む場合、自分が使うダークライexの特性も使えなくなる点は忘れないように。

プロモ版

アローラベトベターのプロモ版は、悪エネ1で相手に毒を付与する「どくガス」を使える。
逃げエネも2と軽い方なので、お好みで選ぼう。


■アニメでのベトベトン


グンジョシティに生息しているベトベター達の親玉として登場。サトシがゲットする。
モンスターボールに入ってもニオイが遮断されない為すぐさまオーキド研究所に預けられた。

「臭い」という理由で基本的に使われず空気。
だが無印77話におけるポケモンリーグでのカオルコ戦で、
合気道を使いこなしフシギダネに続いてピカチュウまであっさり倒してのけた強敵マダツボミにのしかかって見事破ってみせた。
この突如の大活躍で視聴者に強烈な印象を与えた。

ポケモンリーグ シロガネ大会のシゲル戦では久しぶりに登場。
しかしケンタロスともども、殆ど何もさせてもらえずハッサムに倒されてしまった。

ベトベトンの試合はこの2試合のみで、圧勝と完敗と対照的なものになっている。
マダツボミ戦の印象が強いとはいえ、あっさり負けてるのも事実であり、またそもそもの試合数が極端に少ないため、人によって強さの評価が分かれるポケモン。

人懐っこい性格なのか、やたらサトシやオーキド博士に抱き付くが、何故か何ともない(オーキド曰く「結構キツい」)。
トレーナーに懐いたベトベトンはニオイを発しないらしい。


■漫画でのベトベトン


電ピカでのポケモンリーグが特に有名。
アニメと同じく、フシギダネ、ピカチュウを潰した格闘術に優れるマダツボミの打撃を吸収し、「のしかかり」で一発KOした。

四コマ劇場では夢を食べるスリープがベトベターの夢を食べようとしたら
「生ゴミや下水汚泥を腹いっぱい食べる夢」を食べてしまい、死にかけるという話もあった。
他にも石鹸工場の廃液を飲んでピカピカになってしまう話なんかもあったな。

ポケスペでは、キョウの忍者装束*4に擬態してトレーナーを守るという、とんでもない姿で登場。
グリーンの口元を塞いで窒息させようとするなど、「ヘドロポケモン」であることを考えると、なかなかキツい活躍を見せていた。
スオウ島の決戦では「ベトベとんの術」というキョウを守りながらその場から逃走する術を披露。

■ポケモンカードでのベトベトン


ポケモンカードでのベトベトンといえば何と言っても

かがくへんかガス

であろう。

この特殊能力およびポケボディーは「かがくへんかガス」以外の特殊能力を全て防いでしまうのである。
かの「エナジーバーン」のリザードンも「あまごい」のカメックスも動きを封じることができてしまうのである。
ポケモンカードGBでサイエンスクラブに挑んだ初心者は特殊能力に頼らずゴリ押しするから苦戦する要素がないのは内緒だ。
アローラベトベトンは「かがくのちから」という名前の特性でたねポケモン限定になったものの、手札やトラッシュでも特性を封じることができてしまう。
かがくのちからってすげー!

そして、この「かがくへんかガス」は25年の時を隔てて同様の効果で本家ゲームに逆輸入されることとなったのである。

マタドガスの第2特性として。

そりゃまぁガスだしなぁ……。

ポケモンカードでもガラルマタドガスの特性として「かがくへんかガス」は再登場している。


トレーナー「アニメのベトベトン、オーキド博士やサトシに抱きつき過ぎだろ(笑)」

ベトベトン『……………』

トレーナー「どんだけ好きなんだよ(笑)」

ベトベトン『――近くに寄ったり、触ったりしても嫌いにならないでくれるからじゃないですか?』

トレーナー「…………………」



…追記・修正はベトベトンに抱き着かれてもいい人にお願いします。

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最終更新:2026年08月23日 12:38

*1 当時の「じばく」の威力は今の200ではなく130である。因みに「だいばくはつ」の威力は250ではなく170。

*2 レベル差が最大でも先手が取れ「ヘドロばくだん」と「だいばくはつ」で相打ちにできる。

*3 試合では「だいばくはつ」でレベル55のカビゴンを道連れにするという大戦果を上げ、レベル55ケンタロスの活躍につなげて勝利に貢献した。

*4 肩の額当てと飾り布+肩のプロテクター