イカボード先生と首なし騎士

登録日:2012/06/30 Sat 10:47:44
更新日:2024/12/24 Tue 09:28:39
所要時間:約 4 分で読めます





『イカボード先生と首なし騎士(原題:The Legend of Sleepy Hollow)』とはディズニーの短編作品である。
同じく短編作品の『トード氏』と併せて『イカボードとトード氏』のタイトルで1949年に長編映画として公開された。
ナレーションとイカボード、ブロムの声は大スター、ビング・クロスビーが担当している。
なお『イカボードとトード氏』は、戦時中に公開されたオムニバスシリーズの6作目(最終作)に当たる。


日本でソフト化がなされていない『トード氏』*1とは異なり、こちらは日本語版ソフトが存在する。
ビデオ『ディズニーのこわ〜いお話』では『イカボード先生の怖い森の夜』、ビデオ『とっておきの物語-ミッキーの王子と少年』では『イカボード先生のこわい森の夜』というタイトルで収録されており、日本での知名度はこちらの方が広い。


【あらすじ】

ある日、田舎町スリーピー・ホロウに風変わりな教師のイカボード先生が赴任してきた。イカボード先生は持ち前の器量と人の良さですぐに町の人々と打ち解けるが、町の人気者ブロムはそれが面白くない。
やがてイカボード先生は町一番の美人カトリーナに一目惚れ。徐々に良い雰囲気になる二人を阻止するため、ブロムはハロウィンの夜に一計を案じるのだが……。


【登場人物】

◆イカボード・クレイン

スリーピー・ホロウにやって来た新任教師。スプーンのように長い身体、小さな頭に大きな鼻と大きな耳という特異な風貌が特徴的で、ナレーターにもトウモロコシ畑のカカシのようとまで言われる。
人が良い上に歌や踊りにも精通しており、町の奥様方とすぐに打ち解けた。
やがてカトリーナに一目惚れする……とは言え、カトリーナ自身の美貌だけではなく彼女の家の財産にも目が眩んでいたような一面もある。
痩せの大食いでかなり食べる。
迷信深い所があり、ブロムが語った「首なし騎士」の話に心底震え上がってしまうが……。

◆カトリーナ・ヴァン・タッセル

スリーピー・ホロウ一番の美人にして資産家ヴァン・タッセル家の娘というお嬢様。自分の美しさを弁えている節があり、町中の男を虜にして楽しんでいるビッチ……小悪魔。
紳士的でダンスも達者なイカボード先生に惹かれていく。

◆ブロム・ボーンズ

町一番の力持ち、若くてハンサムでイケメンでハンサムな町の人気者。若者達のリーダー格で、町一番の美女カトリーナをモノにしようとしている。
後のガストンである。
新参者の癖に人気者でカトリーナとも良い雰囲気のイカボード先生を快く思わず、彼を「首なし騎士」の話で怖がらせる事を思いつく。

◆首なし騎士

ヴァン・タッセル家で催されたハロウィンパーティーの夜、ブロムが語った伝説に登場する首のない騎士
夜の森に入った者の首を刈りに襲ってくるが、町の橋より先には入ってこられないのでそこまで逃げ切れば助かる事ができる――という伝説。





追記・修正お願いします。




















長らく行方不明だったイカボード先生だが、近年『ハウス・オブ・マウス』にてクラブの上映作品に拍手を送る元気な姿が確認された。

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最終更新:2024年12月24日 09:28

*1 現在はDisney+にて容易に視聴可能。