ミニ四駆シャイニングスコーピオン 〜レッツ&ゴー〜

登録日:2012/05/05(土) 23:10:00
更新日:2024/09/22 Sun 12:04:32
所要時間:約 5 分で読めます




『ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!』とはスーパーファミコンミニ四駆ゲーム。アスキーより発売された。


本作は爆走兄弟レッツ&ゴー!!の国内編を舞台としており、オリジナル主人公が原作のキャラと関わり、レースを繰り返し切磋琢磨しながらストーリーを進めていくというミニ四駆ゲーのテンプレ的作品といえる。

当初は「ミニ四駆スタリオン」の仮題で発表され、幾度もの延期を経て発売されたためか、途中で仕様変更されたと思しき箇所も多い。
当時のゲーム雑誌に載っていたプレイ画面のスクショは実物と異なる箇所が多く、製品版では影も形もないようなプレイ画面が紹介されていたこともあった。

レースを省略できなかったり先頭しか画面に映らない等の粗い作りの部分こそあれど、
本物のようにセッティング・改造できる自由さや先の分からない熱いレース展開等がうけ今尚人気があり、
ミニ四駆ゲームといったらこのゲームが挙がることも多い。

パーツも細かく、シャフトベアリングをローラーにしているほか、電池などの全パーツに消耗度-性能曲線が設定してある。
モーターも少し使ってからのほうが性能が上がる。
ただ、実は新品ならノーマルパーツより導電率が劣るゴールドターミナルが上位互換品だったりと当時の情報に従ってしまっているところがある。

隠しパラメータとして熟練度というものがあり、パーツをいじったり特定のイベントを経ることで少しずつ上昇していき、
ある程度上がると肉抜きや適性が異なるシャーシをつけられるようにしたりといった改造が行えるようになる。


□登場人物

  • 主人公
タミヤマークが刺繍された白い帽子が特徴な初心者の少年。
彼が朝日町に訪れるところから物語が始まる。
始めたばかりだというのにチート兄弟に初心者狩りされたり黒沢にからまれたりと不運だが順調に勝ち進んでいく…?
愛機はセイバー600だったがシャイニングスコーピオンが渡されてからはこちらが愛機となる。
プレイヤー次第で地区予選で精一杯の平凡なレーサーにも、初心者から僅か数ヶ月で最強クラスのレーサーをぶっちぎる天才にもなれる男。

兄弟の兄の方。烈兄貴。
初心者ながら順調に勝ち進む主人公に興味を抱いてアプローチを掛け、豪と共に勝負を挑んでくる…のだが、原典作品で主役を張っている兄弟の実力は半端なものではなく、さも当たり前のように圧倒的な実力差で主人公を完膚なきまでにボコボコにするという場面がしばしばネタにされる。初心者狩りじゃないのかそれは。
マシンはコーナー向け。

弟の方。ご存知原作主人公。
スピード重視なセッティングが災いしてか、原典では主人公のくせに公式大会以外ではよく吹っ飛ぶという憂き目に遭う。
そのぶん公式大会では直進・カーブ共に相当の速さなので結構強敵。

ゲスゲス。
あっちこっちでマシンを潰される。
コブラは超の付く空気抵抗の悪さなのでさほど恐ろしくない。
シナリオが進むにつれて徐々に強力なライバルが増えていくためか、終盤ではいつしか空気化。

ホームレス。
トライダガーは全機体の中でも最高の速さだがその分カーブで吹っ飛ぶ。
ただセッティングの問題上マグナムよりやや遅い。
このゲームではマシン名は10文字が限度のため、リョウのマシンは本作ではネオを省略した「トライダガーZMC」の表記。
弟の次郎丸もモブレーサーのひとりとして登場しており、対決するのが比較的終盤ということもあってかナメてかかると思わぬ苦戦を強いられることもあるので注意が必要。

  • 黒沢 太:ブラックセイバー…という名のセイバー600
いわゆる序盤ボス。相変わらずの噛ませ。
一応決勝の前まで進めることができたみたいだが、その後彼を見た者はいない…
製作時期的にアニメで会心する前の状態なので、原作通りの傲慢な性格。
ただし、バトルレースは仕掛けてこない。

やっぱりおかしい博士。
大神とは大人のミニ四駆論争を繰り広げる。
おい、盗んだ愛機のセイバー返せよ

  • ミニ四ファイター
実況担当。
実況台詞の語彙力が低すぎる気がするが気のせい。

  • 沖田 カイ:ビークスパイダー
登場も少なければ弱いったら弱い。
黒沢の次くらいに強い。
リョウにボロ負けして、メカニックマンの改造権を巡って主人公と対立したぐらい。
一応、ゲンと共にスピンコブラを破壊したらしい。

  • 近藤 ゲン:ブロッケンギガント
ぐふふ。
アップダウンに強い(笑)という幻想を背負ったシャーシを使う。。
余談だがスピンコブラを2度破壊している。
特に2回目は決勝戦前だったので、マシンを失った藤吉は出られなかった。
彼を含む大神軍団はイベントのみバトルレースを仕掛け、それ以外は普通にレースに勤むのでご安心を。

  • 土方 レイ:レイスティンガー
大神側では唯一決勝に進み、強さも中々。
鍾乳洞で主人公のスコーピオンを破壊したが、あまり因縁を感じさせるシーンはなかった。
一応、決勝戦で争うのだが、その時も特に会話イベントもなし。
レイスティンガーの出自を考えると、もうちょい掛け合いあってもいい気もするが……。
決勝ではレブチューン装備のリアリスト。

ミニ四駆に熱中するいい歳した大人。

  • 伝説のメカニックマン
おまいら


□シャイニングスコーピオン

鉄心先生がフルカウルマシンを研究していた時に試作したミニ四駆
その後何だかんだで土屋博士が手にし主人公に渡った。
熟練度・パーツ構成によりにボディが変色し、最高の赤はチート兄弟も真っ青の速さ。
色が変わると速くなると思われがちだが、実は速いから色が変わるので実際はモーターピークや他のマシンが途中から失速する演出である
通常時の空気抵抗もマグナムに次ぐ良さ。
優勝すると最軽量のゴールドスコーピオンが手に入る。
カウルの改造ができないので使えない子になるのは黙っておこう…


アニメ版基準なら通算で3台目のスコーピオンである(他の2台はファイター、ホァンが所有)。

初回限定版には乳白色のシャイニングスコーピオンのボディが付属しており、これ欲しさに限定版を購入した当時のミニ四駆ファンも多いはず。
「なんで色が青から変わらねえんだよ」と本気で思っていた子ども達も一定数いたのではないだろうか。

勿論、色合いの若干異なる通常ボディ版も発売されており、更に変色後の特別ステッカー版や、スーパーⅡシャーシに進化したプレミアム版というのもある。
普通のカラーなら現在でも買えるので、昔ながらのスーパーⅠが良ければ通常版を、新型のスーパーⅡが良ければプレミアム版を探してみよう。

なお、ゲーム序盤での負け試合で戦う烈&豪兄弟にチートを使ってレースに勝っても主人公が負けたときと同じ会話が流れる。
二人とも負けを認めたくないのか……
汚いさすがチート兄弟汚い




わははは!!

究極の項目とは!

追記と修正!

そしてバランスを持った最高の項目の事をいうのだ!



そんなものは

もう項目とは呼べない!

ただの凶器だ!



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • SFC
  • ミニ四駆
  • 始まって早々の初心者狩り
  • 名作
  • ミニ四駆を真面目に語る博士達
  • ワイドワンウェイ無双
  • メンテとセッティングを嫌というほど解らせてくれるゲーム
  • 序盤はナローワンウェイ無双
  • 裏技入力出来ると人気者
  • はぶられたJ
  • 摩耗したギアも修復するグリス
  • ゲーム
  • アスキー
  • 爆走兄弟レッツ&ゴー!!
  • シャイニングスコーピオン
  • キッド
  • スーパーファミコン
最終更新:2024年09月22日 12:04