スピン系(爆走兄弟)

登録日:2009/06/08(月) 21:06:33
更新日:2018/03/31 Sat 17:35:12
所要時間:約 6 分で読めます




アニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー』に登場するキャラ「三国藤吉」が使用したマシン。

テクニカルコースを得意としており、連続コーナーや小回りの良さは群を抜いている。

スピン系の進化は『自ら伝承させる』


アニメでの扱いの悪さには定評があり、大半の人には「藤吉=スピン系=噛ませ」と思われているだろう。
…が、原作では全くそんな事がない。て言うか、アニメでも無印まではそこそこやれていたのに、一体何があったのか…。


  • スピンアックス
ゲームセンターにて星馬兄弟と初対決。
まずは「テクニカルコース」で「コーナーが苦手な」マグナムセイバーを負かし、本命であった烈とコーナリング勝負をする。

原作、アニメ、どちらもアックスの能力が通用しなくなったので、次のコブラに進化させる事になる。
原作は豪や烈、全線で戦うものに敗北した事による不甲斐なさから、アニメはビークスパイダーとの対戦に向け、アックスでは太刀打ち出来ないと悟ったため。

必殺技はノンブレーキでコーナーをパスする『サンダードリフト』走法。

ちなみに、ブーム当時放映されていたTVチャンピオンの第一回プロモデラー選手権で5人中4人がこのマシンを選んだり(後の1人はブラックセイバー)、
第一回ミニ四駆王選手権の小学生の部で、最後の最後まで激闘を繰り広げた帯刀選手がこのマシンを愛用しており
「大好きなスピンアックスで勝負に挑む~」とナレーションされたりと、
やたらスピンアックスとTVチャンピオンは縁深かったりした。

GUPパーツとしてポリカーボネート製のクリアボディも販売されていた。
が、大量に生産したのか現在も個人経営の模型店等では見かける事もある。
このクリアボディ、ボディに貼るシールが非常に貼りづらいので入手した際には注意が必要なのだが、
加工が簡単、軽くて丈夫、その上塗装も楽々と4拍子揃った優良ボディなのでレースに最適である。
前述の通り、非常に数も出回ったが故に、今でも比較的安価で手に入るので
スピン系を使ってガチレースで入賞を目指すならこれを買うのが一番かもしれない。


  • スピンコブラ
二代目のスピン。ある意味設定に最も違いがあるマシンと言える。

  • 原作
大神軍団に立ち向う為に土屋博士が総力を上げて作りあげた。左右別々に伸縮するサイドウイングにボディ埋め込み式の5連ローラーを装備している……あれ?
デビュー戦ではVマグナムを破壊された豪を逃がす為にブロッケンGとビークスパイダーの相手をする事になったが、全く相手にならなかった。…どちらが?大神軍団の方です。コブラさんはそこまで優秀なのです。
とは言え、レイスティンガーには刺されてしまう。

WGPではきちんとしたレースを描かれる事は無かった。
ロッソストラーダ戦で甲冑の肩の刺に突き刺るというとんでもないアクシデントによって大破した。
予選タイムはハリケーンソニック以上、というのはあったが。

  • アニメ
自分の会社が経営するゲーセンを荒らしていた沖田カイ・ビークスパイダーと勝負する事になった藤吉だったが、アックスでは歯が立たないと解っていた。三国コンチェルンの総力をあげたマシン―それがコブラである。

ボディーはカーボンとアルミハニカムの超薄型素材を使用しており、空気の刃も効かない。ビークスパイダーに初めて黒星を付けたのはコブラである。
ちなみにこのコブラ初登場の回は、相当にかっこい
その後もSGJPまで、かなり活躍している。明らかにJよりもしている。比にならない。
…が、WGP編に入ると何故か扱いがおかしくなる。

マグナムに巻き込まれ故障
勝手に故障
あっさり抜かれてしまう
甲冑の肩に突き刺さる
排水管の出口に引っ掛かる
あーっと!スピンコブラがスピン!!

無印の活躍はどうした?原作の速さはどうした?と悲しくなるほど酷い扱いになる。

アニメ版ではフロントモーターという後付け設定になったが、原作のコブラは完全なメカなのである意味チートと言える。

必殺技はアックスから受け継いだ『サンダードリフト』、更に進化させた『ライトニングドリフト』がある。

  • ミニ四駆でのスピンコブラ
何故か、通常のフルカウルミニ四駆ではなく、ディスプレイ専用のリアルミニ四駆の第1弾で発売された。
クリア成型のボディーと、コミック、アニメ版そのままにリアルに再現されたシャーシが売りだったが…

走行することができない

とにかくそのままでは走らないため、走行用シャーシを何処からか流用しなくてはならない。
本体に地味に線が引かれており、説明書にS1、TZ、SFMシャーシに載せるには
どこを切り取ればいいのか書いてあるため改造は簡単である。 

…が、タミヤは2次ブーム以降、リアルミニ四駆を殆ど再販しておらず、
例によってこのスピンコブラも一度も再版されていない。
その為、結構なプレミアが付いているので、オークション等で手に入れようとする人はある程度覚悟するように。

しかし、2017年、プロトセイバーEVO.に続いて満を持してのプレミアム化が決定。
スーパー2シャーシの強化ホワイトを標準装備しており、最初から走行モデルとなっている。
ボディはクリヤーカラーからメタリックブルーへと変更されており、塗装の手間が省けるのも嬉しいポイント。
しかも通常生産である為、今後はいつでも好きな時にコブラが手に入るようになる。


  • スピンバイパー
ロッソストラーダ戦にて、あまりに酷すぎる最後を迎えたスピンコブラに代わり藤吉の愛車になった第三のスピン。
(そのシーンだけはアニメも原作をきちんと再現している。制作者は藤吉に恨みでもあったのか?)
当然の様に、双方には違いが生じている。

  • 原作
ロッソにやられ、それぞれのマシンの修復に取り掛かるビクトリーズ。
藤吉は皆に声をかけるのだが、メンバーは自分自身の事で精一杯で相手にする者はいなかった。
シカトされたと思い込んだ藤吉は引きこもり、自身の力で未完成のスピンバイパーを制作する。
自己満足に浸ってしまい、藤吉に会いに来たメンバーと独りだけ敵対。

しかし同じく未完成のビートマグナムにすら敗れ、激しく落ち込む。
メンバーが藤吉の事まで考え、スピンバイパーの設計を練っていてくれていた事を知り、仲直りする。

ちなみに、その時Jが持ち込んだホイールは「大径と小径に変化する」というレツゴ史上トップレベルのチートアイテム。
要するにストレートは大径ホイールに、コーナー直前からコーナーの立ち上がりまでは小径に変化させる事が出来るのだ!!…ぉぃw


  • アニメ
烈が怪我で戦列を離れ、次は絶対に勝たなければならない試合にも関わらず、コースはコブラの苦手な高速オフロード。
しかし烈が戻ってきた時に終戦していた、という事態になんてする訳にはいかない…!

藤吉はリョウと共に特訓する為に山籠りをする。
リョウと今まで以上に友情を深めた藤吉は、アドバイスを受け、スピンバイパーを完成させた。
しかし完成は試合ギリギリになりGPチップの学習が出来ないまま。

そこで藤吉は、試合にコブラとバイパーの二台をエントリーさせる。コブラについていかせる事で、バイパーに学習させたのだ。
前半力を温存させていたバイパーの活躍で、ビクトリーズは土壇場で大逆転。望みを繋げた。


…ちなみにこの後、すぐに烈のバスターソニックが登場した事もあり活躍はこの初登場のみという、あまりに悲しい扱いを受けた。

  • ミニ四駆でのスピンバイパー
やはりコブラと同様、リアルミニ四駆で発売されたが
後に成型色をクリアから青に変え、VSシャーシに搭載してフルカウルミニ四駆で発売…つまり走行モデルに昇格(?)された。
しかしなぜか中途半端にしかVS用の改修がされておらず、
ボディとシャーシが一部干渉してしまう有様である。
そんな有様なのにシャーシは貴重な黒の強化VSで、ガチレーサーからの人気が非常に高い。
長年絶版であり、再販が望まれていたモデルであったが、
2017年にようやく再販が決定した。限定品なのでお早めに。

リアルミニ四駆版は、それぞれ指定されたメッキパーツを取り外すだけで
S1、TZ、SFMの三種類のシャーシに無改造で搭載できる(無論、最近出たS2にも無改造で載せられる)画期的なモデルであった。
更にクリアカラーのため、コクピットのみを避けて色を塗れば透明なコクピットからメカパーツが見えたり
クリアレッドやクリアブルーといったカラーでより鮮やかに塗装できるので
塗装にこだわりのある人からは今でもVS版の走行モデルよりも
走らないリアルミニ四駆版の方が人気である。


  • スピンアックス Mk.2

MSシャーシを引っ提げて蘇ったスピンアックス。
素での戦闘力は非常に高く、大径よりも小径の方が有利に働くコースでは
キットのままのこのマシンをきっちり組み上げてコースに合わせてセッティングするだけで
かなり優秀な成績が期待できる程である。

その上、小径が有利に働くコースは低速コーナーが多いため、
まさにスピンアックスのイメージにぴったり。
小径の方が有利なコースで戦う時の為に、一台きっちり組んでおくのも決して悪くはない。


  • スピンアックスゼロ
本編の20年後を描いた『ReturnRacers』に登場。
ミニ四駆への情熱と初心を取り戻した藤吉が、自身の原点たるスピンアックスを極限まで薄く軽量化して誕生した。
基本的なシルエットは変わらないものの精密に磨き落とされたボディは羽毛のように軽く、クリアボディのごとくうっすらと透けており前輪横カバーもオミットされた。
重いパーツをほとんどつけていないがためにコーナーでよけいなGがかからず、スムーズに曲がる事が可能。
このマシンでのレースで初心を取り戻すとともに自身の初恋に決着をつけた。

前回のトライダガーWX以上に商品化が困難と思われるマシン。スピンアックスのクリアーボディを半透明塗装して再現しよう。


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