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修哲トリオ(キャプテン翼)

登録日:2011/07/22 Fri 15:14:27
更新日:2026/03/06 Fri 03:52:52
所要時間:約 3 分で読めます





修哲(しゅうてつ)トリオとは漫画『キャプテン翼』に登場する、来生哲兵滝一井沢守の3人組である。
大体同じ概念である修哲カルテットと、カルテット扱いの場合に追加される高杉真吾についても詳しく説明する。


【概要】

若林源三率いる名門・修哲小学校サッカー部の攻撃的ポジションのレギュラーであり、その後の南葛SC及び南葛中サッカー部においてもレギュラーを務める3人組。

最初の試合である南葛対修哲の対抗戦からちゃんと名前付きで登場している最古参キャラである。
各自ともタイプの異なる選手であり、中学生編までは主力を張っておりそこそこ活躍するが、特別にスポットライトが当たることはなく明確に脇役。
日本代表にも毎回のように選ばれているが、基本的にベンチ要員で、来生と滝は本当に数えるほど、かつ重要性の低い試合に出ている描写しかない。
それでいて何故か毎回のように揃って代表に選ばれるのはキャプテン翼七不思議のひとつ。無印時代はともかく、後年だとちょくちょくネームドも増えてるので余計に……。
ただし井沢だけはこの2人に比べると1,2段扱いが良く、地味ながらストーリー上のメインの試合にも何度も出ている。

同級生ながら、チームのキャプテンで地元の名士の息子である若林に対して「若林さん」と呼ぶ忠誠っぷりを示す。
このへんは後年になって短編で「元々は若林だけがレギュラーで、自分たちの成長のためのサポートもしてくれた恩義から敬語を使い、それに慣れてしまったのでそのままにしている」と後付けされた。
中学は修哲中へ進学し若林と共に打倒翼に取り組むつもりだったが、ドイツ留学を決めた若林の提案で、翼と同じチームで腕を磨くことにしたため南葛中に進学する。
その後は南葛高校に進学し、全員がJリーグのクラブに入団。
日本代表では不発なものの、サッカー選手としては十分なキャリアを形成できてはいる。

ゲーム作品では中学生編が描かれる場合も多く、テクモ版では2以降でも限られた戦力しか使えないエピソードがあるため、原作よりかは出番に恵まれやすい。
ジュニアユース以降や、メンバーが揃った終盤とかではやっぱり基本的にベンチ要員である。

修哲カルテット

南葛のレギュラーには同じく修哲小出身の高杉と、恐らく後から修哲小出身の設定になった森崎がいるが、高杉はポジションがDFでプレーエリアが被らないせいなのかハブかれている。作中でも修哲トリオの名が出た時に「オレも一応修哲なんだけどなァ…」と高杉がボヤくシーンが存在する。

だが近年では高杉も含めた「修哲カルテット」という括られ方もされるようになっており、2018年のアニメ版第4作では修哲カルテットが主な呼び名として使われるように変更された。
この4人に森崎も加えた「南葛5人衆」という括りもあるが、こちらはあまり使われない。
森崎はこの4人とは良くも悪くもカテゴリーが違うキャラなので、一緒くたにする必要性が乏しいせいか。



【構成人員】

来生(きすぎ)哲兵(てっぺい)

誕生日:5月15日
身長・体重:172cm/64kg
ポジション:FW
所属:修哲小学校→南葛SC→南葛中学校→南葛高校→セレッソ大阪

担当声優は
  • 伊倉一恵(昭和アニメ版)
  • 新山志保(J少年期)
  • 上田祐司(J青年期)
  • 亀井芳子(2001年版少年期)
  • 阪口周平(2001年版中学生以降)
  • 酒井広大(2018年版)
天然パーマが特徴。「哲平」と誤植されがち。名字もキャプ翼では珍しくパッと見では読みづらい類(さほど特殊な名字ではないが)。
修哲小のセンターフォワードであり、自称点取り屋。南葛SCでは翼がCFなのでサイドに配置されていた。
南葛中では翼がMFに下がったので再びCFとしてプレーできるようになる。

なのだが、翼とチームメイトになってからは点取り屋はもっぱら翼の役割となり、
フリーでシュートを放っても相手キーパーにナイスキャッチされるかませ役が来生の主な役割となる。
ただし、翼がアシストに回ったり、翼が作ったチャンスでトドメを刺すなどの形で得点を奪う場面もぼちぼちあるため、「中学生編までは」、点取り屋を名乗れるに値するかはともかくFWとして一定の働きはしていた。
名誉挽回のため守備に走る場面もあるなど、点取り屋を自称してても得点関与しか考えていないわけではない献身性もある。

だが日本代表ではレギュラーの日向新田を脅かすことが全くできず、かませの役割すらなくなる
マトモに試合に出られていたのは、「ほとんど二軍メンバー状態」という建て付けだったワールドユース編のアジア一次予選くらい。
他のメンバーと違って「点取り屋」というFWとして至って普通の個性しかなく、他の選手を差し置いて使う場面が考えにくい。
個性の薄さでは似た者同士な東邦のイケメンFW反町一樹にも一歩遅れを取っていて、ものすごいテコ入れでも入らない限り現状を覆すのは難しいだろう……

同じくFWの滝とのコンビプレイを得意にしており、中学生編では「翼と岬の黄金コンビには敵わなくても、銀ぐらいの輝きは持っているつもりだぜ」と語り「シルバーコンビ」という名が生まれている。
この台詞が出た比良戸戦では翼の消耗をカバーして2人のコンビプレイで決勝点を挙げており、東邦戦でも若島津を完全に出し抜くヘディング連携を見せたのだが手刀ディフェンスで凌がれている。

テクモ版では原作相応の存在感で、3までは必殺技が一切ないため確実にベンチ要員。一応、デフォルトで控えの選手の中ではシュートとドリブルが得意。
4ではついに必殺技が追加されたのだが、修哲トリオ3人が連携しての必殺タックル「トライアングルアタック」とまさかの守備技であった。なお発動できるは来生からのみで他の2人からは不可という謎仕様。
4ではスタメンをベンチ入りさせ、控え選手を起用する事で敵チームのレベルアップを抑制する事ができるというテクニックがあり、次藤・早田・立花兄弟らがベンチにして、滝と井沢を起用して来生をDFとして出場させるという起用方法がある。シリーズ中唯一、修哲トリオが輝く瞬間である。だが、そのおかげでますます高杉の立場が無い。
5ではトライアングルアタックを失い、敵のレベル抑制という裏技も消え、再び活躍の場を失うが、チームメイトとなったナポレオンに「ヘタクソ」呼ばわりされ場面がある。実力が違いすぎるんだから比較してくれるな……。
VSではダイビングヘッドと必殺ワンツーの修哲トリオを習得していたのだが、続く3には残念ながら採用されなかった。
MCD版ではパス回し技の修哲トリオを習得し、中学生編以降は滝とのコンビワンツーのシルバーコンビも習得する。しかしパスの基礎能力値は修哲トリオの3人の中では最も低いため、他のメンバーを起点にして発動するのが望ましかったり。

(たき)(はじめ)

誕生日:8月8日
身長・体重:172cm/61kg
ポジション:FW
所属:(略)→東京ヴェルディ1969

担当声優は
  • 坂本千夏(昭和アニメ版少年期)
  • 堀内賢雄(昭和アニメ版中学生以降)
  • 鈴木明子(J版)
  • 竹内順子(2001年版少年期)
  • 中村俊洋(2001年版中学生以降)
  • 吉野裕行(2018年版)
出っ歯と片目を隠す前髪が特徴のウイング。名前の短さは折り紙付き。

俊足でライン際をドリブルで駆け上がりゴール前にセンタリング(今で言うクロス)を上げるのを得意とする、当時の「典型的なウイング」像という感じの選手。
修哲小では来生とのコンビでアシスト王と呼ばれていた。
一方でそれ以外の持ち味に欠ける単調なプレースタイルで、「しかし何年経ってもやることが変わらんな俺は」と自虐したり、翼にも指摘されている。
主に右サイドから攻撃の起点となる動きがメインとなるため自身が得点を挙げることは少ないものの、県大会決勝戦でダメ押しのゴールを決めるなど少ないながら印象に残るゴールを決めているシーンもある。

ジュニアユース以降の活躍は来生と大体同じ
来生とは逆に、キャプ翼世界では珍しいウイング特化という差別化ポイントを持ってはいるが、南葛は滝が主力だったからか3トップ(FWがCF1人WG2人)だったが代表は原則2トップ(CF2人)を採用しているので、そもそも普段は置きどころがなく差別化を活かせない。
しかも稀に3トップになった時も反町が出場してるので、差別化を加味しても反町以下であるらしい……

テクモ版の4ではCOM時に限り、ライン際の移動スピードがコインブラ様以上の超絶速度になる。
……が、その何かキメてるんじゃねえのかという異常な速度が活かされる事は無い。
というのも、センタリングを上げてもFWが来生では期待できないし、そもそも滝があまりにも早すぎて他の選手が追いつけずに前線で孤立し、結局後ろにいる味方にパスすることになって意味無しという展開になってしまう事も……。
味方の時にこの速さを使わせてくれれば1点リードした後は滝が逃げ回って勝てる能力値はともかくスピードで貢献できたはずなのだが、残念ながら味方陣営にいる時は平凡な速さになってしまう。

フランス版キャプ翼のDVD1巻のジャケットではコイツのおかげでカオスなことになっている。

井沢(いざわ)(まもる)

誕生日:12月20日
身長・体重:178cm/66kg
ポジション:MF→DF
所属:(略)→横浜F・マリノス

担当声優は
  • 中原茂(昭和アニメ版)
  • 嶋村薫(J版少年期)
  • 関智一(J版中学生以降)
  • 水間真紀(2001年版少年期)
  • うすいたかやす(2001年版中学生以降)
  • 岩中睦樹(2018年版)
長髪(肩にかかる程度)のイケメン系。作画によっては若島津と被る。
修哲小時代は司令塔。南葛SCでは岬、南葛中では翼に押されるものの二番手として中盤を支える。
MFらしいテクニックの一方で高めの身長にジャンプ力があり空中戦を得意としているという一面が初期から描かれており、競り合いで翼と引き分けたのを初めとして作中でほとんど競り負けたシーンがないほど。

垢抜けない他のカルテットと違ってわかりやすくイケメンのおかげなのか扱いは比較的良く、人気もそこそこ高い。
二番手ポジションとはいえMFゆえに攻守で細かく出番を貰いやすく、攻撃面ではハイボールでの競り合いが攻撃の起点になったり、5メートルダイビングヘッドで大事な得点を挙げることもあった。
なんなら横どころか縦に5m飛んでそうな描写がいっぱいあるのに、5mって言われるとちょっと無理ではと思ってしまうのは何故だろうか。
特にジュニアユース編では、他のカルテットが1試合も出してもらえなかった国際Jr.ユース大会本戦で4戦中スタメン1回、途中出場2回とコンスタントに出番を獲得。
空中戦の強さによる守備面が期待されたのか、決勝の(西)ドイツ戦では石崎の負傷交代で高杉を差し置いてDFとして出場している。
「鋭い出足でのパスカット」などなかなかの活躍。
ちなみに、アニメ3作目だとドイツ戦で出場停止という扱いに修正された早田に代わりスタメンで出場したためさらに出番が増えている。
何気に背番号は「8」と、本来ならレギュラークラスになるような良い番号をキープしている。

ワールドユース編ではカルテット皆で同列扱いだったが、オリンピックアジア予選では負傷離脱した次藤に代わりDFとしてコンスタントに出場。
本戦ではMF登録に戻った。
また、短編にて描かれたシュナイダー、サンターナ、ディアス、ピエールらが勢揃いした「日本代表VS世界選抜」でもレギュラークラスが並ぶ中で石崎を押しのけSBとしてなぜか堂々のスタメン起用。

名前が名前なので守備面で台頭するのは運命だったのかもしれない。

テクモ版でも高いボールが得意に設定されておりそこでのみ1軍クラスの能力値を見せる。主力が出場しない場面では、来生や滝が当てにならない中でヘディングを武器にFWとして起用することも有。
技がないのは共通だが、翼くんのガッツ消費を抑えるために、井沢ポジションの選手は結構重宝される。*1
名前がつくような技としては、5メートルダイビングヘッドの他に東邦戦で普通の曲がるシュートであるところの「バナナシュート」を放った場面があるが、普通の域を出ないと判断されたのか技として採用してもらえなかった。

高杉(たかすぎ)真吾(しんご)

誕生日:10月10日
身長・体重:181cm/80kg(ワールドユース編時点。最新時点のデータは無い模様)
ポジション:DF
所属:(略)→サンフレッチェ広島

担当声優は
  • 拡森信吾(昭和アニメ版)
  • 高木渉(J)
  • 増田ゆき(2001年版)
  • 木内太郎(2018年版)
センターバック(スイーパー)。糸目でいかにも気は優しくて力持ちなビジュアルと性格。ロングスローが得意技。
よく見ると身長は井沢と大差ないくらいの設定だが、作画上は小学生編の頃から目に見えて周囲より一回りデカいので絶対そんなサイズ感ではない。

修哲小時代は若林と共に鉄壁の守りを築き、無失点で全国制覇を成し遂げる偉業を果たした。
しかしチームが南葛SCとなり、若林の負傷でキーパーが森崎になると失点が増え、相手エースの攻撃を止める場面も描かれない不遇の時代を迎える。
それでも小学生時代は他にDFのキャラが登場しないため、優秀選手にも選ばれる日本最高のDFとして君臨していた。
中学生編でもレギュラーであり、後ろから見ているので翼の不調に気がつくというイケメンの一面を見せて株を上げる。
キャラ被りしている次藤とのマッチアップでは敗れたりしたが(まあ作劇的に勝たせるわけにもいかないが)、決勝では日向とパワーでは互角に渡り合い、対タイガーショットの肉壁になり続けるなど重要な役割を担った。

ジュニアユース編でも当初はレギュラーとして扱われており国内での試合からハンブルグとの親善試合までは出ていたのだが、そこで松山がDFにコンバートされたためスタメン落ち。
石崎はメタ的に保護されているのもあるが、松山はより正確に言うとスイーパーとしてコンバートされたため、SBの石崎ではなく明確に被る高杉が割りを食ったという構図か。
……ただよく見ると三杉が松山のコンバートを見上監督に提案した時のイメージ図では石崎と置き換えられていた。後で「これバランス悪いな」と思ったのだろうか。

それでもDFはスタメン4人に対して松山含めて5人とギリギリだったにもかかわらず、前述のように井沢が優先されたりして結局は無出場で大会を終えることになった*2
その後も不遇の時代は続き、ワールドユース編では同じく一次予選のみの活躍に留まり(あと命名由来があるとはいえ名前が被ってる新キャラが登場してしまった)、オリンピックでは新キャラの井川や曽我に押し出され代表落選してしまう*3という一番の不遇枠に。

テクモ版でも技がなく不遇の扱いが多いが、DFの層が薄いのでガッツ切れした石崎あたりと替える余地はあり、MCD版では石崎とのコンビブロック技であるダブルブロックを習得し、中学生編では単独でも扱えるブロック技のパワーブロックも習得するため意外と活躍の場は多い。
また、GB版のVSは小学生編が舞台のため次藤も早田もおらず、必然的に全日本のレギュラーになる。



来生「俺は修哲の追記・修正屋だぁ!」

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最終更新:2026年03月06日 03:52

*1 他国で言うとサンパウロFCのバビントン、USレッチェのマンチーニ。共にナショナルチーム代表に選ばれるレベルの好選手

*2 大会前のハンブルグとの試合が確認できる唯一の出場。

*3 ちなみに、オリンピックドイツ戦で「おれたちの盟友、修哲カルテットの一角高杉がこのオリンピック代表メンバーから漏れてしまったのもこれなら納得できるぜ」というセリフが原作で修哲カルテットの初出である。