登録日:2011/01/06 Thu 22:29:55
更新日:2025/02/23 Sun 16:20:28
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ジュディケイターとはDS用ゲームソフト『
メトロイドプライムハンターズ』に登場する兵器の一つ。
使用ハンターはノクサスだが、オンラインでは全ハンターが使用可能。
●特徴
青紫色のレーザーのようなプラズマ低温弾を撃ち出すサブウェポン。
連射性能は低く、単発で撃つライフルのような扱い方となる。
弾速は早めで弾丸は壁にあたると跳弾する性質があり、閉所では四方八方から弾丸に襲われることとなる。
チャージした場合は一度に3発発射でき、割と固まって飛んでいくのでこちらの使用感覚はショットガンに近い。
チャージショットをヘッドショットとして叩き込めば中々なダメージを与えられる。
ただし、跳弾した時点でHS判定が消えるという地味な難点もある。
本編の使い手であるノクサスが使用した場合、チャージショットの性能が変化する。
具体的には弾が飛ばなくなり、代わりにノクサスの正面に凍結フィールドが発生する。
射程距離が非常に短いため扱いが難しいが、これをくらうと瞬時に凍結され3秒ほど身動きが取れなくなる。
この間にジュディケイター単発撃ちやパワービームでHSしまくるもよし。
素早く
インペリアリストに切り換えズームからのHSを決めるもよし。
逆に追われている時にはこの隙に逃げるもよしと、何でもありである。
このように追加効果の中では特に強力な性能を持っている分、通常のチャージショットが使えなくなり、射程が短く凍結そのもののダメージも低いという制約も与えられている……のだが。
●バグ
実はこの凍結範囲には仕様上の穴がある。
発射時の凍結エフェクトはノクサスの目の前にだけ広がっているのだが、実際の凍結範囲はノクサスの正面縦方向へと柱状に、なおかつ無限に広がっている。
このため、視点を落として頭上を相手に向けながら撃てば遠距離の相手でも凍結することが可能となり、射程が短いという最大の弱点を補えてしまうのだ。
当時の対戦でも有名なバグであり、「シャドウフリーズ」という通称で広まっていた。
このせいでノクサスそのものがプレイヤー間で嫌われるといったとばっちりを受けていたりする。
一方で、地形を無視して凍結させられることから対戦における害悪バグの一つである「壁抜けバグ」への対策として機能する側面もあったという。
また、海外ではむしろ戦術の一種として容認する空気が強かったそうな。
●余談
メトロイドシリーズでは恒例の凍結効果付きのウェポンであるが、アイスビームとの関連性は特に描写されていない。
また、本作にはメトロイド系のクリーチャーは一切登場しないので、残念ながら本家のような
メトロイド対策として活躍することもない。
そもそもサムスでは凍結効果が発生しないという都合もあるが、ジュディケイターに限らず本作では凍結や跳弾といったサブウェポン固有の特性を活かしたギミックはほとんど存在していなかったりする。
対戦ルールの一つである「オクトリス」ではこの凍結効果が特に脅威となる。
本編での重要アイテムでもあるオクトリスを特定地点まで運搬するとポイントが得られるというルールなのだが、オプションでオクトリスのリセットをオンにしなければ
ゴール地点付近で待ち構えて凍結→インペHSでオクトリスを強奪し、すぐさまポイントを得る
という戦法が出来上がってしまうのである。
オクトリスのリセットがオンの場合でも、ノクサス自身がオクトリスを運搬している際に追っ手を氷漬けにして逃走できるため、その優位性は揺るがない。
ちなみにジュディケイターとは「裁判官」を意味する。
インペリアリスト同様、ノクサスとその種族の精神性を意識した命名となっている。
同時に、本作のハンターでは数少ない善人寄りのキャラでありながら、上述したバグの凶悪性によりその名前や精神性に反してマイナスイメージを持たれやすいという皮肉な事態になっている。
追記・修正はジュディケイター→インペリアリストのコンボを極めたハンターにお願いします。
最終更新:2025年02月23日 16:20