黒装・御門院(ぬらりひょんの孫)

登録日:2013/10/22 Tue 19:39:45
更新日:2022/08/04 Thu 13:42:11
所要時間:約 3 分で読めます




黒装・御門院とは漫画『ぬらりひょんの孫』に登場する用語。

元ネタは安倍晴明の末裔・土御門家から。




【概要】

もともと、安倍有行の息子・泰長が、安倍晴明復活のために生きる一族の方針に疑問を抱き、
彼らから決別するために新たに創った一族。
しかし晴明復活の心を抱く一族の考えを変えることは出来ず、一人失意のうちに一族を離れた。
その後、現代にいたるまで安倍一族の当主は御門院の姓を名乗っている。
四代目までと区別をつけるため、安倍の姓を名乗る四代目までは白装束、御門院の姓を名乗る六代目以降は黒装束を纏っている。



【構成員】

  • 御門院泰長(ごかどいん やすなが)
五代目当主。在位期間は1393年~1477年で、南北朝統一後から応仁の乱終結までを統治する。
一族のやり方についていけず、彼らのもとを離れ、半永久的な命を消すためにとある里に隠居する。
いつしかその里には泰長と同じ思いを持つ半妖たちが訪れるようになり、「半妖の里」と呼ばれるようになった。
本編には登場しない。


六代目当主。在位期間は1477年~1568年で、応仁の乱終結から織田信長の台頭までを統治する。
ゴスロリ服に身を包んだプッツン系女子。「形代」を利用し、周囲の妖怪たちを互いに殺し合わせる。


七代目当主。在位期間は1569年~1643年で、織田信長の上洛から江戸幕府の鎖国完成まで統治する。
素顔不明のイカレ野郎で、蟲たちを利用した結界術を得意とする。
天海僧正その人であり、羽衣狐が淀殿の体を借りていた時代でも名前のみが登場している。


  • 御門院泰忠(ごかどいん やすただ)
八代目当主。在位期間は1644年~1852年で、江戸の太平の期間全てを統治する。
「モアイ」とあだ名されるほどのでっかい顔が特徴。どのくらいでかいかというと、森林から首の上が出るくらいでかい。
方角の禁忌「方違」を操り、妖怪を滅する。
統治期間は一族の中で最も長いが、平和な世の中であったため強力な妖怪を相手にした経験はない。
黒と青のコンビを相手に善戦するが敗北。フォローが描かれた有弘と違い、戦闘シーンはわずか一コマで、敗北シーンも描かれなかった。


九代目当主。在位期間は1853年~1867年で、黒船来航から大政奉還までの期間を統治する。
少年の姿のまま泰山府君祭を終えた天才児で、御門院家最強の陰陽師。


  • 御門院有弘(ごかどいん ありひろ)
十代目当主。在位期間は1868年~1926年で、明治時代の始まりから大正時代の終わりまでを統治する。
口髭が似合うダンディなオジサマ。永遠に出現する鳥の式神「飛びながら盛える鷹の末裔」を召喚する多重式神使い。
もう少しヒネればいいのに、名前。
才能はあったが所詮は雄呂血の劣化版であり、また妖の闇が浅かった時代を統治していたこともあって実力は低め。
水蛭子の援護に駆けつけ獺祭と対決し、彼の炎に式神もろとも焼き尽くされて死亡。
単行本にて獺祭の反撃シーン及び勝利シーンが補完された。


  • 御門院長親(ごかどいん ながちか)
十一代目当主。在位期間は1927年~1945年で、昭和の始まりから第二次大戦の終わりまでを統治する。
長髪を束ねた、イヤらしい笑みが特徴的な三枚目の男。目があまり見えない。
自分の周囲を日本刀「仏及羅」で薙ぎ払い、その間合いに入り込んだもの全てを粉微塵にする「結界眼」を作り出す。
有弘同様、妖の闇が浅い時代を統治していたため、実力は低め。
水蛭子の援護に駆けつけ玉章と対決し、「紅葉礫」をまともに食らって瞬殺される。
さらに死んだ後も心結心結に操られるという悲惨な扱いを受けている。


  • 御門院泰世(ごかどいん たいせい)
恐山で修行する御門院家の人間。
ピンク色の髪の毛をしていて、髪型がいかにも中二病キャラである。
妖刀破壊の能力を持つ武器・歯狂鎌を持ち、恐山の亡者たちを使役する陰陽術を使う。




なお、長親以降の当主は原作では登場しない。


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最終更新:2022年08月04日 13:42