スピリット・オブ・マザーウィル(ACfA)

登録日:2011/02/19(土) 14:50:54
更新日:2025/02/15 Sat 18:29:36
所要時間:約 4 分で読めます






BFFを支える女王の盾








ARMORED CORE for Answerに登場するBFF保有のアームズ・フォート。

OPに登場するホワイト・グリントがVOB初運用で戦う相手でもある(首輪付きの初陣以前かと思われる)。

愛称は、カーチャン、姉歯、まさおビル
テーマ曲は「Sprit of MotherWill

【スペック】

  • 全高 600m
  • 全長 2.4km
  • 移動手段 6脚歩行
  • 武装
ー 長射程大口径実体弾砲×6
ー 多連装ミサイルランチャー×24
ー 近接防御用機関砲×33
ー 中近距離砲×16
  • その他
ー 多数のノーマルAC積載可能
ー カタパルト付き滑走路 ×6



二機*1製造されており、恐らくはアームズフォートの中でも最古参に類する老兵で、BFFはこれで10年以上戦っていた。
6脚歩行のメリットには、6脚ゆえの地形走破性と常に水平維持が可能であることが挙げられる。また、重量も並大抵のそれに収まらず、踏みつけた場合は大抵の兵器は地形ごと一瞬で大破する(土踏まずはあるが)

AC軍事評論家の岡部いさく氏曰く、『射程は100km〜200km』とされ((ただし、ACfAの世界のAC軍事評論家の岡部氏であって、現実の軍事評論家としての岡部氏は、最初からミサイルを撃つべきと評している)、開発スタッフのB氏も『100km以内は完全な守備範囲』にあると語る。

また、ACfAのお披露目の時点では多連装ミサイルのどさくさに紛れてコジマミサイルが飛来する仕様で対戦した猛者をことごとく焼き払った化け物……だったが、それでもクリアしたリアル首輪付きも存在する。


そして珍しく、便器や蟹、箱やミニスカ、果ては傘といった他のAFに比べて装甲が桁外れに高く弱点部位を破壊されない限りビクともしない。

本編で最初の壁として現れ、数多くのリンクスを絶望の縁に貶めた。
正に、『アームズ・フォート』と呼ぶに相応しい兵器である。

………が、問題はその弱点部位である。

上記のミサイルランチャーや砲台を破壊されると、その弾薬が誘爆。ダメージがフレーム部位に及び、内部から自壊する、カタパルトやヘリポート等を破壊されると真っ二つに割れる、もしくは折れる。というダメージコントロールに致命的な欠陥を抱えている。
また、慣れれば後者の方が早いという首輪付きもいるとか。
最初からスクラップ呼ばわりとはいえその辺どうなのよBFF…
え、なに?トーラスに頼む?やめて!!


弱点部位を破壊するとあっさり崩れるが、初心者は吐き出される雨霰のミサイルを前に膝を屈してしまうのが普通。
対策としては、フレア撒き散らしてミサイルランチャー破壊の優先が最適か。

その姉歯建築、加えてフレアが有れば最早置物という事から、とっつき1発でスクラップになる傘なんか作ったオーメルの仲介人からも「まあ、彼らなど所詮そんなものです」と嘲笑され、慣れたリンクスには新アセンの練習台という不遇な扱いを受ける。




しかしVOBによる強襲を想定していないことを抜きにしても、いち支配企業の戦略の要とも呼べるモノをそんな弱点を抱えたまま戦場に送り出したはずが無い。

この欠陥の理由には一つの仮説が有る。

そう、OPでホワイト・グリントと戦った事だ。

あるフロム脳によれば、この戦闘によって致命的な傷を受け、今に至ったのではとの説が有る。

まあ、ホワイト・グリントはそこまで万能ではない*2ため、カーチャンは元から文字通り設計ミスな類の欠陥持ちで、それが露呈しただけである。



とにもかくにも、その数多くの愛称は多くのリンクスから愛されてるアームズ・フォートであることに違いはない。



作中でのカーチャン


チャプター1の締めにオーメル(笑)の依頼で、VOBで吶喊、急速接近してパージ、後、自己判断でのプランで進む。
二周目以降はアルゼブラのミニスカも追加。

弱点部位を破壊していくと、乗員達の焦りまくりな叫び声がする。しかも全てみんな大好きなヘタレの声で。

ハード時にはコジマ兵装にでも付け替えたのかミサイルの威力が大幅強化されている。
ただし追尾能力は変わってないので対処の仕方は同じ、落ち着いて料理すべし。
さらに掃除屋としてかーちゃんの進路を均していたのか我らがチャンピオン・チャンプスがおり、滅茶苦茶ウザい。こっちは無視するとグレネードが飛んで来たりするので、カーチャンのミサイルが及ばない地点で撃破しよう。









スピリット・オブ・マザーウィル

全てのアームズ・フォートの源流になったであろう最古参にして最高傑作。
それが姉歯建築でさえ無ければ、間違いなく大仏やらの仲間入りを果たしたであろう。



追記修正お願いします。






















「母なる意思」は再び来たれり










時系列的に4シリーズの延長線上とも囁かれるACVD

その舞台の一つNEW FRONTIER(旧アフリカ大陸)DOZER DESERTにて、本機と酷似した巨大な残骸が2機(3機の可能性あり)、そしてエクストラミッションに再生された1機が登場する。
その名も

「SPRIT CLASS MOVING FORTRESS」

スピリット級移動要塞と言う名称だが、脚部に相当する部分は修復中で移動は不可能。全長約1.8㎞とやや小さく、甲板の数も減少している。

が、それをカバーする強力無比な砲台を多数設置し、近付く敵に対しては超大型ミサイルの嵐、それをかいくぐって接近されても、当たれば確実に被弾硬直を取る凶悪なレーザーキャノン。また懐に潜り込まれれば高耐久かつ弱点属性がバラバラな迎撃設備によって削り殺す。
ネクストより遥かにスペックが劣るV系ACにとってあまりにも強大な存在。

大きさ等差異があるが、これについてはACVD-LINKアーカイブにて「(このスピリット級移動要塞の原型となった)『オリジナルのオリジナル』」との言及があり、fA時の“スピリット・オブ・マザーウィル”そのものではない可能性が示唆されている。そもそも世界観が繋がってる訳じゃないから単なるセルフオマージュの可能性が高いのだが

しかしながら構造的欠陥は改善されてないので*3、かつて首輪付きが行った方法通り、砲台を破壊することでダメージが要塞全体に伝播し、崩落する(但しこの崩落に巻き込まれると大ダメージを食らう)。


テーマBGMは「The MotherWill Comes Again

マザーウィルのテーマ曲「Sprit of MotherWill」のアレンジであり、より壮大さが増し所々に挟まれる「何か」を解析しているかのような電子音、そして「遠距離から砲火をかいくぐり距離を詰める」と言う、人によっては何処か懐かしいステージ演出も相まって「強大過ぎる相手に挑む」と言う感じが良く表されている。




追記・修正はスピリット級を単機で撃破した黒い鳥がお願いします。

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最終更新:2025年02月15日 18:29

*1 うち一機は影もカタチも見当たらないが……(資料集より

*2 この時は弾切れでWGが退却して引き分け

*3 或いは老朽化し過ぎで不可能か