獣剣(GOD EATER)

登録日:2013/11/13(水) 02:40:00
更新日:2024/11/13 Wed 11:07:50
所要時間:約 5 分で読めます




獣剣とはゲーム「GOD EATER」,「GOD EATER BURST」に登場する武器系統の一種である。

三種ある刀身の一つ、ショートブレードに属しており、一撃の攻撃力とリーチは控えめだがその分手数に優れている。
作成には主にシユウ系統の素材を使い、系統最初の武器名は「獣剣 陽」である。
シユウの腕翼を模した形状が特徴。



強化を進めていくと『獣剣 陽』『獣剣 陰』の二つの系統に派生していくが、特筆すべきは『獣剣 陽』系統である。

『獣剣 陽』系統には『ホールド』という敵を一定時間行動不能にする、所謂敵をマヒさせるスキルが付与されている。
この状態異常ホールドは戦闘において非常に効果的であり、発動すれば約7秒程度アラガミの動きが止まり無防備状態になる。
(アラガミの種類によって持続時間は多少上下するが)

この間にプレイヤーが取れる選択肢として
  • このまま連続攻撃を仕掛ける
  • ピンポイントで結合崩壊を狙う
  • 捕食を行う
  • 距離をとって回復する
  • 仲間のリンクエイドに向かう
などがあり、ホールドによって取れるアドバンテージは果てしなく大きい。

他にホールドが付与されている武器としてバスターブレードに属するハンマー系統の武器がある。
しかし、ホールドは攻撃して状態異常値を蓄積させ、アラガミの耐性値を超えた時に発動される。
ダメージが与えられなくても状態異常値は軽減無しで蓄積されるのもポイント。
ようするに攻撃を当て続けることによって発動するため、手数が多ければ多いほど有利なのである。

ショートブレードとバスターブレードでは手数と速度の差は歴然であり、ホールド武器としては『獣剣 陽』系統の方が優秀と言える。

が、残念なことに幾つか問題はある。

『ホールド』というスキルは ホールド小・ホールド中・ホールド大の三種類あり、当然小・中・大の順番で効果が大きい。
『獣剣 陽』系統は最終段階まで強化してもホールド中までしか到達出来ないのである。
(先述のハンマー系統はホールド大まで到達する)

更に問題なことに
  • 銃形態におけるオラクルポイント消費量が増加する『浪費』
  • スタミナ切れの時間が長くなる『息切れ』
という所謂マイナススキルが付いてしまっている。
(ついでにハンマー系統にも移動速度が遅くなる『鈍足』と『貫通攻撃力↓大』いうマイナススキルが付く)

特にアドバンスドステップ・ジャンプでスタミナを多く消費するショートブレードにとって息切れがあるのは非常に厳しい。


一方でもう一つの派生形である『獣剣 陰』系統にはホールドが付かず、代わりにコンボ二段目以降の攻撃倍率が上昇する『コンボマスター』が付与されている。
こちらもコンボマスター中までしか強化されないが、マイナススキルは付かない。
また前系統が無属性なのに対し、こちらは雷属性(強化されていくと神属性に変化する)が付いている。

多少のデメリットを許容してホールド付きの『獣剣 陽』系統を使うか、デメリット無く安定した成果を上げられる『獣剣 陰』系統を使うか、それはプレイヤーの好み次第である。


ホールドという強大な力を秘め、その力故に弱体化措置を取られてしまった悲しき運命を背負う武器である。


















 ・・・・・・・・・・・ま、無印の時の話なんですがね















GOD EATER BURSTの時代、新規武器が多く投入された影響か
『獣剣 陽』『獣剣 陰』の他に『獣剣 小陽』という新たな派生先が作られた。

しかしそれは瑣末事。肝心の『獣剣 陽』系統はというと・・・

強くなった

否、強くなりすぎた


無印ではホールド中止まりであったが、最終段階まで強化することにより最高位であるホールド大が付与される。
そして浪費・息切れのマイナススキルが綺麗サッパリなくなり、無印の『獣剣 陰』系統が持っていた唯一のメリットのコンボマスターまで追加された。
コンボマスターは大中小に分かれなくなったので、他の獣剣と同等。『獣剣 陰』系統は泣いてもいい。
バーストすると状態異常付与値にボーナスがつくというショートブレードの特性も見逃せない。
ホールド強化にデメリット削除、ダメ押しとばかりに攻撃力まで強化された。


この剣を装備しショートブレード故の手数を活かして切って切って切りまくっていると面白いくらいにホールドが発動する。
その数多い時で一体のアラガミに対し大体4、5回ぐらい。(発動しすぎて完全耐性がつくところまでいく)
ホールドが全く効かないカリギュラなどの例外を除き、ほぼ全てのアラガミに効果がある。


単純な攻撃力で他の武器と比較するとこの武器は最強ではないかもしれない。
しかし強敵との戦闘に、鬼畜DLCミッション踏破に、素材集めのお供に、相手を選ばずとりあえず担いでいけるこの武器は


初心者から玄人までおすすめのほぼ全てのアラガミに対し安定した成果を上げることができる最高の汎用武器なのである。

ぶっちゃけこれ一つで全制覇余裕。

ただし、アラガミは状態異常になる度にその耐性が上昇し、一定以上になると完全耐性を得てその状態異常にならなくなる。
アラガミによって異なるが、ホールドの場合は多くて5回、少なくて3回で完全耐性を得てしまう。
獣剣はホールド性能が高いため、体力を削りきる前にホールドが効かなくなることもざらにある。
またDLCで追加されたカリギュラに至ってはホールド無効。(ヴェノムは有効)


ちなみに『獣剣 陰』・『獣剣 小陽』系統にはコンボマスターと
体力が上限の20%以下の時に剣の攻撃倍率を増加させる『生存本能』または『生存本能全開』が付与されている。

どの系統を使うか・・・・・・・・・まあプレイヤー次第である。
あ、『獣剣 陰』には神属性、『獣剣 小陽』系統には雷属性が付きます。
但しDLCのVer.1.6で追加されたRank:★まで強化しても、陰と小陽より、『獣剣 陽』系統最終進化形態の『獣剣 老陽』のほうが物理攻撃力が高いので、特にスキルに拘らない神機使いでも『老陽』の方を選ぶことが多い。
派生系二系統はやっぱり泣いてもいい。

最終段階 切断 貫通 非物理 スキル
★獣剣 老陽 226 325 ホールド大 コンボマスター
★獣剣 小陽 182 303 雷110 生存本能全開 コンボマスター
★獣剣 老陰 182 303 神110 生存本能全開 コンボマスター

最後に関係がない話だが、
配信装備のロングブレードのイー・アンガムにもホールド小までだがとりあえずホールドが付く。
ハンマー系統ではホールド大は健在で、貫通攻撃力↓大が削除された。鈍足は残ったがな。


GOD EATER 2
GE2でも獣剣は三系統共に健在。
ただし、陽系統にホールドがつくのはRank5からと少し遅くなった。(GEBではRank3から)

実質無限コンボのできるブラッドアーツの血煙乱舞ととても相性がいい。

また前作のカリギュラに加え零號神機兵やDLCのみのハンニバル神速種などがホールド無効のアラガミとなっている。

今作ではオンラインマルチvita版で解禁されたがホールド武器はただ斬り続けてホールド中にボコるという単調な作業になることもありあまりこの武器(というかホールド全般)を嫌うプレイヤーもいることに留意しよう。


追記・修正はこの系統一つで全ミッション制覇した方お願いします。

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最終更新:2024年11月13日 11:07