Σオービス(LBX)

登録日:2012/09/04 Tue 22:46:36
更新日:2024/04/03 Wed 01:00:00
所要時間:約 4 分で読めます






ドッキングシークエンス

開始!!


Σオービスとは、メディアミックス作品「ダンボール戦機W」に登場する小型人型ロボット“LBX”の一体。
従来のLBXを凌駕する『スーパーLBX』であり、オメガダインの新兵器「キラードロイド」に(現時点で)唯一対抗できる存在である。


■機体概要

この機体は、エルシオン、ペルセウス、ミネルバの三体がコアスケルトンごと分離した後、『変異結合型電磁石』という物質の力で機能的に結合(要は合体)したものである。

操縦者である山野バン・大空ヒロ・花咲ランの三名は、それぞれ機体制御、攻撃、防御を担当し、操作する。
その為、3体分のパワーを発揮できる反面少しの連携の乱れが敗北につながるという弱点を持つ。


■合体シークエンス

三人がそれぞれのCCMを操作すると特殊モード発動時と同様空中にモニターが出現(この時、CCMは変形しない)
そして項目冒頭の電子音声とともに合体開始。

エルシオン・ミネルバのパーツが分離し、ペルセウスとともに合体体制に入るプロセス1、
三体のパーツが変形・合体するプロセス2
を経て完成する。

この合体シーンはやたら演出に気合いが入っているので、一見の価値あり。


■スペック

そのスペックは破格の一言

LBXが三体合体しているにもかかわらず機動力は全く落ちていないうえ、
バックパックのブースターでキラードロイドの全高よりも高く飛翔することが可能。

防御面でも、近距離攻撃に対してはミネルバの上半身が変形した盾『Σガーター』で、
遠距離攻撃に対してはミネルバの腕が変形したビットから放たれるエネルギー弾で対応と抜かりが無い。

特に優れているのが攻撃面で、ミネルバの下半身が変形したビームガン『Σツインブラスター』から繰り出される光線は、ジャンヌDやトリトーン、リュウビが一撃喰らっただけでブレイクオーバーしたことから、通常のLBXの必殺ファンクションと同等か、それ以上の威力を持つと思われる。

このスペックの高さこそ、この機体が「スーパーLBX」と呼ばれる所以であろう。

なお、ゲームではツインブラスターの豆鉄砲と必殺ファンクションしか使えない大分アレな仕様だが見逃しておこう…


■主な必殺ファンクション


ヒロ「必殺ファンクション!!」

\Attack Function! Σ DRIVE SWORD!!/

『Σドライブソード』

ツインブラスターの先端にエネルギーを集め、エメラルドグリーンに輝く光の刃を形成。
それを懐に構え突進し、横一文字に切り裂く大技。

その一撃はキラードロイドの装甲をも一刀両断し、打ち砕くほどの威力を持つ。


■本編での活躍

第22話にて、バンの父淳一郎がディテクターから身を隠し、イギリスのビルニッジ天文台にて客員研究員をしている最中発見した変異結合型電磁石の技術を使い、エルシオンら三体を改造するためにバン達を呼ぶも、そこでLBXの反乱が起こった為お流れに。

続く23話で反乱は止まったものの、ハカイオー・キリトカスタム及びキラードロイドとの戦いで機体が半壊したため、そのオーバーホールを兼ねて改造が施されることになった。
しかし、ビルニッジ天文台をディテクターの本拠地と勘違いしたオメガダインがブレインジャックした多数のLBXとキラードロイドを投入。

24話では絶体絶命のピンチの中、バン達は天文台にあったLBXを使って何とか持ちこたえ、改造を完了させる。
そしてぶっつけ本番で合体させ、見事キラードロイドを撃破した。

しかしその次の回では、バンとヒロの連携の乱れが原因でリュウビらに敗北してしまう。
それにより二人は大喧嘩を始めてしまうも後に和解し、心を“三位一体”にしてリベンジに成功した。

その後しばらく出番が無かったが、32話で久々に登場。
仲間達のサポートを受け合体し、Σドライブソードでキラードロイドを再び撃破した。

そんなΣオービスだが、新たな主人公機の情報が既に出回っているので、「いつリストラされるのか」といつもヒヤヒヤされている。
そうしてイカロス・フォースとイカロス・ゼロが登場すると、ミネルバも宇宙戦対応の「ミネルバ改」に改修され、今後の再登場も絶望的になってしまった……

と思われたが、ミゼル編でバーチャルLBXとしてミゼルに召喚される形で再登場し、三体分のパワーでバンたちを圧倒。
しかし「攻撃から防御への移行時に一瞬隙が生まれる」というコンビネーションまでは再現できなかったが故の弱点をランに見抜かれ、イカロス・フォースのコスモスラッシュで撃破された。


■立体化

現在、バンダイからプラモデルと完成済みモデルの「Zモード」が発売されている。

プラモデルは、膝にLBXプラモでは初となる二重関節を採用しているので、良好な可動を確保している。
(値段は普通のLBXプラモの約二倍)

Zモードはダイキャストによる重量感のあるボディーはもちろん、エルシオン・ペルセウス・ミネルバへの分離、合体を再現可能。
さらに、合体前のLBXの武器や布製マント、合体時に余るパーツをしまっておける便利なスタンドもついてくる超豪華仕様となっている。
(メーカー希望小売価格10500円)

塗装やギミックの方面ではZモードに、値段や動かしやすさについてはプラモデルの方に軍配があがる。


主役の座が新たなる翼達に引き継がれる前に、追記・修正お願いします

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最終更新:2024年04月03日 01:00